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孫崎亨・広原盛明・色平哲郎達見コミュの【孫崎享のつぶやき】2018-05-04 08:29

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【孫崎享のつぶやき】2018-05-04 08:29
今日、政治報道では、朝日は決してリベラル紙でない。5月3日の憲法記念日は驚きの「高揚する若者首相と共鳴」を一面報道。4日、賛成、反対報道公平装いつつ、一面では、首相メッセージ報道なども加わり、結局、改憲側に51行、反対側に16行。


 
私達は、朝日新聞はリベラルの代表紙というイメージを持つ。
 社会部系報道では、リベラル志向、ないし政権批判が色濃く出る時がある。
 しかし、政治報道は異なる。リベラル志向、政権擁護がほぼ半々のスタイルが基本、しかしやや政権擁護が中心と言えよう。
 今、安倍政権にとって、改憲は最重要案件である。この中、5月3日の憲法記念日に如何なる報道するかを、私は注目していた。
 驚きの報道だった。
 見出しは「改憲、国家の物語を」「高揚する若者 首相と共鳴」である。(14版)
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「70年以上変えることのできなかった憲法を、ついに変えるときがきた――。そんな高揚感とともに語られる改憲論議。これから新しい国家の「物語」が始まるような感覚とつながっているように見える。その正体は何なのだろうか。
 1日、東京・永田町の憲政記念館であった新憲法制定議員同盟(会長・中曽根康弘元首相)の大会で、中東を歴訪中の安倍晋三首相が託したメッセージが読み上げられた。「いよいよ私たちが憲法改正に取り組むときがきた」
 安倍首相が「自民党立党以来の党是で、結党者の悲願」と述べ、2020年の改正憲法施行という目標を掲げたのは昨年5月3日。それから1年、自民党は9条への自衛隊明記をはじめ四つの改憲項目をまとめ、動きを加速させてきた。
 4月14日、東京・渋谷のハチ公前広場では、若者グループ「にっぽん憲法プロジェクト」のメンバーが人の波に呼びかけていた。
 「憲法を変えて、日本の未来にわくわくしよう」
 メンバーの会社員、近藤大介さん(31)は「自分たちの手で自分たちに合ったものに変え、新しいストーリーを作りたい」。
 「未来」「理想」という言葉とセットで語られる安倍首相のメッセージは、改憲を求める人たちの高揚感と共鳴する。憲法を変えることに、特別な意味が込められているのだろう。
 自民党の誕生前、安倍首相の祖父、岸信介元首相(故人)は、後援会誌の1954年1月号でこう訴えた。「民族的自信と独立の気魄(きはく)を取り戻す為(た)めには吾々(われわれ)の手に依(よ)つて作られた憲法を持たねばならぬ」
 連合国軍総司令部(GHQ)による押しつけではない、「長い歴史と固有の文化」(自民党憲法改正草案)を持ち、「日本らしい日本の姿」(同党の10年綱領)を示す憲法を自分たちの手でつくる――。独立回復から今に至る改憲論の底流にある感覚だ。
 「日本らしい」憲法を作る第一歩。「文化の日」を「明治の日」にする動きも広がる。しかし、国家が独自の「物語」を作り始めると何が起こるのか。近代日本の歩みが示している。
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 この一面記事は、「しかし、国家が独自の「物語」を作り始めると何が起こるのか。近代日本の歩みが示している。」として一応こうした動きに疑問を投げるポーズをしめしているが ,延々、改憲側の論理を紹介しているのである。
 さて5月4日憲法記念日の翌日、4日の報道はどうなっているか。
 一面での扱いを見てみる。
「 改憲派「自衛隊明記を」
 反対派「署名1350万筆超」
 憲法記念日、各地で集会」
 つまり、 改憲派、反対派を平等に扱う姿勢を出している。
 しかし、記事の字数を見ると反対派に割く行数は16行、改憲派に割く行数は30行である。
 これに加えて、首相メッセージを21行掲載している。
 5月14日朝日新聞一面は改憲側に51行、反対派側に16行である。

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