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孫崎亨・広原盛明・色平哲郎達見コミュの政府の巡航ミサイル迎撃検討の問題点は?陸上イージス利用は敵国がどこに着弾させるか軌道計算出来ず撃墜不可能。中国は日本攻撃可能ミサイル1200以上保有。北ノドン300発、幾つ撃ってくると政府は想定?

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【孫崎享のつぶやき】

政府 巡航ミサイル迎撃を検討 陸上イージス利用といってるが敵国がどこに着弾させるか分からない以上軌道計算は出来ない。だから撃墜は出来ない。中国は日本攻撃可能のミサイル1200以上保有。北ノドン300発、敵は幾つ撃ってくると想定?

2018-01-12 09:3951



A:事実関係:

毎日:「政府巡航ミサイル迎撃を検討 陸上イージス利用」

政府は陸上配備型迎撃システム「イージス・アショア」の導入に当たり、北朝鮮からの弾道ミサイルに加え、他国から日本を狙う巡航ミサイルを迎撃対象とする検討に入った。弾道ミサイルと巡航ミサイルのどちらにも対応可能な次期迎撃ミサイル「SM6」の導入を念頭に置く。

イージス・アショアの視察のため米ハワイ州カウアイ島を訪れた小野寺五典防衛相は10日(日本時間11日)、「弾道ミサイル防衛ということで考えているが、いずれ日本に来る巡航ミサイルを含め、総合的に役立つ基礎的なインフラに発展させていきたい」と記者団に語り、巡航ミサイル対応が視野にあることを明らかにした。

海上自衛隊のイージス艦に搭載されている現在の迎撃ミサイル「SM3」は、弾道ミサイルにのみ対応。弾道ミサイルは、燃焼を終えた後、弾頭部分が大気圏外で放物線を描いて落下する。SM3は、この大気圏外にある弾頭を撃ち落とす仕組みだ。一方、巡航ミサイルは、レーダーが捕捉しにくい低空を飛び、発射した後に飛行経路を変更することが可能で、状況によっては探知は難しい。

米海軍のSM6はすでに運用可能な段階に達したとされる。政府は、新たな「防衛計画の大綱」を年内に策定する予定で、ミサイル防衛の対象拡大の必要性などについて議論する方向だ。

B:評価

・このブログで幾度となく指摘しているが、中国、北朝鮮のミサイルを防衛することは理論上無理である。

私達が防衛しなければならないケースは、仮想敵国が日本の政治・経済・社会の中心地に撃ってきた時であるが、最終着弾地点が不明な時には軌道計算は出来ない。軌道計算が出来ないミサイルを撃墜出来ない。

・。中国は日本攻撃可能のミサイル1200以上保有。北ノドン300発、敵が何発撃ってくると思っているのか。これらの量に対応できる迎撃ミサイルは配備できない。

・意味のないショーウインドー的迎撃ミサイルを配備しても実質防衛には寄与しない。

・PAC3の射程は15−20キロ、
 陸上配備のイージス射程は500キロ、
 500キロ上空のミサイルを打ち落とすことを考えて見よう。
 PAC3の速度はマッハ5秒速1800メートルである。
 他方弾道ミサイルが500キロ上空の時には秒速2000キロから3000キロである。
基本的に迎撃ミサイルは弾道ミサイルより速度が遅い。だが速度が同じであると想定しよう。

 A地点にいる弾道ミサイルを打ち落とす決断をしたとしよう。迎撃ミサイルが500キロ上空に到達する際には弾道ミサイルは当然別の地点に移動している。弾道ミサイルの方が速度が速いから少なくとも500キロ以上離れた所Bにいる。このBを高さ、緯度経度で予測できることはありえない。A地点にいるのを見て500キロ先のどこかにめがけて撃って撃墜する、そんなことはありえない。

コメント(2)

役立たない、高いミサイルを買う税金の無駄遣い。軍備とは、そんなもんでしょう。
>>[1]

「イイネ」に厚くお礼申し上げます。

軍事費が社会的再生産を疎外し阻碍する、典型的な戦争準備予算と思います。

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