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孫崎亨・広原盛明・色平哲郎達見コミュのもんじゅ廃炉へ調整、使用済み燃料の「有効的利用」の手段が現実的になくなることを示し、使用済み燃料の処理問題が深刻化(詭弁上の逃げ道亡くなった)。

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【孫崎享のつぶやき】

もんじゅ廃炉へ調整、使用済み燃料の「有効的利用」の手段が現実的になくなることを示し、使用済み燃料の処理問題が深刻化(詭弁上の逃げ道亡くなった)。技術的、財政的に有効手段ない。再稼働して出てくる使用済み燃料どう処理するのかに答えがない。

2016-09-15 08:123




A事実関係「もんじゅ廃炉へ調整」(読売新聞)

日本原子力研究開発機構の高速増殖炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)のあり方について、政府は廃炉も視野に月内にも判断する方向で最終調整に入った。

 もんじゅの再稼働には巨額の追加支出が必要なため、政府は国民の理解が得られないと判断した。核燃料資源を有効利用する「核燃料サイクル政策」は堅持し、研究開発は続ける。1兆円超の事業費が投じられたもんじゅは、1995年にナトリウム漏れ事故が起きて以降、ほとんど運転していない。トラブルはその後も続き、原子力規制委員会は昨年11月、所管の文部科学省に対し、機構に代わる組織を探すよう勧告したが、受け皿探しは難航している




B:原発には様々な問題があるが、最も重要な問題は使用済燃料の処理だ。

 使用済核燃料をどのように処理するかは重要な問題であるが、これを再利用できる(原子炉から出た使用済み核燃料を、再処理して、核燃料として再使用できるようにすること)をうたい、使用済み燃料は負の遺産であるのに、あたかもプラス遺産のように印象付けるのが「核燃料サイクル政策」であるが、それを具体的政策として実現を試みたのが「もんじゅ」である。


 その実質的破たんは、「核燃料サイクル」構想の破たんでもある。そのことは、あらためて、使用済み燃料の処理に直面せざるをえず、現実的に技術的、財政的に解決のめどがほぼないことを示していく。原発再稼働を行うべき問題には様々な論点があるが、今回「もんじゅ」の廃炉は一段と原発再稼働の間違いを示すものとなる。

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私見

 原爆水爆などの核兵器の開発のころ。「第3の火」として原子力研究所は、当時の小学校国語教科書に掲載された。

しかし、原発事故がスリーマイル島、チェルノブイリ、福島原発と続く中で、進歩派科学者の原子力礼賛を加藤哲郎氏は『日本の社会主義 原爆反対・原発推進の論理』(2013年 岩波書店)で歴史的に追及している。岩波発のアカデミックな研究書だが、私には今は読む気がおきない。なぜか?あまりにも学問的にスマートに構築している。福島で苦しむ民衆の息苦しさが伝わってこない。原発に起ち上がった大江健三郎、鎌田慧、佐高信、佐藤学、堀尾輝久、中野晃一、澤地久枝、瀬戸内寂聴、などの作家、学者、ジャナーナリストらの人々のように、福島原発そのものにどう関わってきたのか。それは右翼左翼問わず、日本の知識人の行動の様式そのものが問われている。

 福島も沖縄も、評論や論文の一領域に加えるに過ぎず、福島で沖縄で苦闘する現地のひとびとと時代の破滅的退廃と立ち向かう姿勢のない研究知識人。それでは日本の政治は変わらない。高速もんじゅを開発してきた原子力科学者・技術者を氷山の一角とする日本型知識人の体質である。たとえ同時代で格闘して、それが後世から誤謬を指弾されても、同時代であたうる限り、よりよき方向をめざし挑戦する限りはその都度修正し自己を批判しつつ真理にむかう最短距離にあるのではないか。

 加藤哲郎氏は、日本共産党にいて共産党から処分を受けた。そのことを私は価値論議はしない。その学問的研鑽と予断を捨てすべてを疑うことから始める研究は、まさに科学者の根本的要件である。鵜呑みにはしないけれど、豊かな研究の成果には謙虚に学んでいきたい。
(櫻井智志)

コメント(3)

なるほど、こういう、血の通わない学者が多いことよ。
>>[1]

「イイネ」とコメントをありがとうございます。
「エラい」学者というのは、有名学歴や世間的名声だけではいえないことですよね。
きゃめるさん

はじめまして。
「イイネ」に深く感謝申し上げます。

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