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孫崎亨・広原盛明・色平哲郎達見コミュの争点明確の一人区で予想以上野党連合が頑張る。ここに未来の明るさに期待。安倍氏の考えるような自衛隊米軍隷属体制の確保は容易ではない

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前説
 この言葉の重み。「決して野党連合が敗北したのではない。一人区の状況は将来に希望を与えるもの。」
32一人区の内、10選挙区で野党統一共闘は、勝利を収めた。孫崎享氏は、野党共闘にこれからの有効な方法として高く評価している。(櫻井智志)


【孫崎享のつぶやき】

《改憲勢力3分の2獲得。最大の責任は徹底した争点隠しの朝日などの大手マスコミ。騙される選択をした国民。しかし、争点明確の一人区で予想以上野党連合が頑張る。ここに未来の明るさに期待。安倍氏の考えるような自衛隊米軍隷属体制の確保は容易ではない。》

2016-07-11 06:396




参議院選挙は与党の勝利に終わった。

 本来の最大争点であった憲法発議に必要な3分の2を超えた。

「参院選の結果、非改選も含め、改憲に前向きな自民党(追加公認1人を含む)、おおさか維新の会、日本のこころを大切にする党の3党と無所属、「加憲」を掲げる公明党の合計議席が、憲法改正発議に必要な3分の2(162)に達した。」(読売)

 朝日新聞は「首相“野党含めて3分の2を”」 改憲議論に巻き込む考え」と報じた。

 そして社説で「安倍首相が今回、憲法改正への意欲を積極的に語らなかったのはなぜか。

 “2010年に憲法改正案の発議をめざす”。公約にこう掲げながら惨敗し、退陣につながった07年参院選の苦い教訓があったのは想像に難くない。憲法改正を具体的に語れば語るほど、世論の反発が大きくなるとの判断もあっただろう。」とリベラルな雰囲気を持っているような社説を書いた。

 今回の選挙結果は、3分の2で改憲の動きが出るにも関わらず、自公が徹底して、争点を隠し、それに大手マスコミが同調したことにある。

 それは憲法が問題になれば当選の可能性が高い小林節氏が敗れたことに象徴的である。

 最大の責任は国民にある。

 自ら考えれば、今次参議院選の選挙の最大課題は自公などが3分の2をとれるか、そしてその際憲法改正問題がどのようになるかを分かったはずなのに、それを行わなかった。

 私は「日本を悲劇に導く根幹は、今日本の報道の自由度は世界で72番目と異常な状態なのに、国民はそのマスコミに大幅信頼よせている。」と書いた。

そこで、『国際NGO「国境なき記者団」は4月20日、2016年の「報道の自由度ランキング」を発表。日本は、対象の180カ国・地域のうち、前年より順位が11下がって72位。』という状況にあるにもかかわらず、総務省が2015年5月19日に情報通信政策研究所の調査結果として発表した「平成26年 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」の公開値信頼度を テレビ67.3%、 新聞70.6%、インターネット31.5%、雑誌 17,1%と書いた。

そして、代表的報道機関とされる朝日新聞について、具体例を検証しつつ「朝日新聞、参院選挙報道精査すれば、もう「新聞」(重要出来事・論点を報ずる)ではない。「新聞」のふりをした政府隷属機関だ。国民は朝日新聞の現状を知る必要がある。」と書いた。

そして選挙直前に 伊丹万作著「戦争責任者の問題」を引用した。

戦前に活躍した映画監督伊丹万作氏が、1946年9月に亡くなる直前46年8月に発表したものです。やはり映画監督として活躍した伊丹十三さんの父親です。(抜粋)

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多くの人が、今度の戦争でだまされていたという。おれがだましたのだといつた人間はまだ一人もいない。

日本人全体が互にだましたりだまされたりしていた。(略)

、新聞報道の愚劣さや、町会、隣組、警防団、婦人会といつたような民間の組織がいかに熱心にかつ自発的にだます側に協力していたか

専横と圧制を支配者に許した国民の奴隷根性とも密接に繋がる

我々は、いま政治的には一応解放された。しかしいままで、奴隷状態を存続せしめた責任を軍や警察や官僚にのみ負担させて、彼らの跳梁を許した自分たちの罪を真剣に反省しなかつたならば、日本の国民というものは永久に救われるときはないであろう。

「だまされていた」といつて平気でいられる国民なら、おそらく今後も何度でもだまされるだろう。」

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そして騙される選択をした。

今度の選挙で明るい材料は、争点が明確な一人区などでの健闘は当初の予測を大きく上回るものである。

注目される選挙区を見てみよう。

北海道3人区:自民1長谷川岳に対して民進2徳永エリ、鉢呂吉雄
青森:田名部 匡代(民進)

岩手:木戸口 英司

山形:舟山 康江

新潟:森 ゆうこ

宮城:桜井 充

福島:増子 輝彦

長野: 杉尾 秀哉

山梨:宮沢 由佳

三重:芝 博一

大分:足立 信也

沖縄:伊波 洋一

 こうした選挙区で、野党連合獲得の可能性は4−5との見積もりもあった。

 激戦で争点が明確なところでは野党連合が勝利した意義は大きい。

 私はここに希望を見出す。

 今後憲法改正には様々な過程がある。

1:国会内での審議、公明党がこのまま埋没するのか、

2:正式に国民投票になったときに、危険な条項改正に国民は本当に騙され続けるのか、

3:強引な憲法改正の動きがあれば、次の参議院選挙に影響する。

4:野党協力が一人区で勝利した。この流れは多分、衆議院の小選挙区に反映される。

 自民党の独裁的体制が崩れ、自衛隊海外派兵などの現実路線に影響を与える。

 決して野党連合が敗北したのではない。一人区の状況は将来に希望を与えるもの。




コメント(3)

民進党は、原点に戻って、党勢を立て直す必要がありますね。
>>[1]

同感です。現在のメンバーでは岡田代表はよくとり組んでいると想います。
「連合」が最大のがんです。
>>[2]

たしかに、昔のような単純労働が減ったのは事実でしょうが、それにしても、労働組合の組織率、劣化、御用組合化が激しすぎます。
連合は、もはや、労働者の代表ではありませんね。

私は、資本主義社会であるかぎり、労使の対立、そして、労働者の主権確立、権利擁護は最も大事なことだと思っているのですが・・・もちろん、先進、資本主義国は、それが、できています。

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