ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

孫崎亨・広原盛明・色平哲郎達見コミュの 「野坂昭如氏も危惧していた 日本の政治状況は崖っぷちにある」(日刊ゲンダイ転載)「21世紀の戦争と平和」(徳間書店)出版に際し。

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
【孫崎享のつぶやき】

「野坂昭如氏も危惧していた 日本の政治状況は崖っぷちにある」(日刊ゲンダイ転載)「21世紀の戦争と平和」(徳間書店)出版に際し。

2016-06-18 06:474


日本の政治情勢は今、危機的状況にある。そう思って最近、「21世紀の戦争と平和」(徳間書店)を上梓した。

 私以外の多くの著名人もそう感じているようだ。例えば、「元祖プレイボーイ」と呼ばれ、作家であり作詞家の野坂昭如氏は昨年12月9日に亡くなる2日前、TBSラジオでこう発言していた。

「たった1日で平和国家に生まれ変わったのだから、同じく、たった1日で、その平和とやらを守るという名目で、軍事国家、つまり、戦争をする事にだってなりかねない」

 「花の画家」の異名を持つ日本画家の堀文子さんも昨年、NHKテレビで「日本が危険な瀬戸際。物事が崩れはじめると、ガラガラと崩れちゃいます。ですから、崩れる前に、騒がないといけない」と危機感を募らせていた。

 さらに天皇陛下も昨年1月、「本年は終戦から70年。この機会に、満州事変に始まるこの戦争の歴史を十分に学び、今後の日本のあり方を考えていくことが、今、極めて大切なことだと思っています」と述べている。つまり、現在が「満州事変に始まるこの戦争」の状況と酷似している――という深刻な指摘をされたのである。

 さて今度の参院選で、安倍首相は3分の2以上の議席を確保して憲法を改正することを狙っている。1人区で野党協力が進み、与野党の選挙情勢に変化はみられるものの、自公が3分の2以上の議席を獲得する可能性は十分にある。

 そうなれば、安倍政権はいよいよ改憲に向けて具体的に動き出す。おそらく国民が疑念を待ちにくい「緊急事態条項」を提示するだろう。「緊急事態条項」とは、首相が緊急事態と宣言すれば、首相の意向で成立する「政令」が法律と同等の効力を持ち、国民は守る義務を負う。いわば、独裁国家体制を容認する極めて危険な条項である。

 安倍政権が近年、中国と北朝鮮を仮想敵国化し、危機感を煽っているのも、意図的な緊張関係を作り出すことで「緊急事態条項」を国民に認めやすくさせる狙いがある。

 だからこそ、国民は冷静に情勢判断を行う必要がある。

 中国やロシアが大量の核兵器や大陸間弾道弾を持つこの時代に、武力で国を守る手段はない。「だから米国にますます依存しなければならないのだ」との意見もあるが、報道で取り上げられる尖閣諸島周辺では、中国軍が米軍より優位に立っている。戦闘に参加する米軍機は沖縄・嘉手納基地から飛び立つが、中国が基地の滑走路をミサイルで破壊すれば動きようがない。

 第2次大戦後、欧州やASEAN(東南アジア諸国連合)は複合的相互依存関係を強め、軍事紛争の可能性を大きく軽減した。その道こそ日本の進むべき道である。

コメント(2)

アメリカに唆されて、中国と戦おうとしている状況は、大戦前とそっくり。人間は、学習効果が、70年もたつと、なくなるのか?
まさしく、危険な状況の予感がします。
「豆殻で豆を煮る」というやつです。
アジアどうし戦わせる。
どちらにもアメリカ製の武器を売る。
「アメリカは尖閣を守りたい。だが、議会が承認しない」。
日本は中国に屈する。
そうなれば、「アジア共同体」はできない。
アメリカはアジアから撤退する。

ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

孫崎亨・広原盛明・色平哲郎達見 更新情報

孫崎亨・広原盛明・色平哲郎達見のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。