孫崎亨・広原盛明・色平哲郎達見コミュの有権者の方が賢い。自民は盛んに「民共合作」と共産党の協力煽るも不発。統一候補への勢い続く。なんと民主党長島昭久議員も「民共合作」使用。

【孫崎享のつぶやき】

有権者の方が賢い。自民は盛んに「民共合作」と共産党の協力煽るも不発。統一候補への勢い続く。なんと民主党長島昭久議員も「民共合作」使用。

2016-05-04 06:204

　参議院選挙一人区、衆議院補選での野党統一候補の動きを、「民共合作」という時代がかった表現で、その勢力を削ぐ動きが見られた。
　ウィキペディアを見てみよう。
「2016年2月28日、自民党の茂木敏充選挙対策委員長が岐阜市で講演し“野党統一候補と言うが、実質的には民主党と共産党が組んでやるということ。『民共合作』の革新勢力にこの国をゆだねるのか”、批判的なニュアンスでこの用語を使用した。」
　おまけにウィキペディアは次を記載している。
「民主党内でも共産党との協力に消極的だった長島昭久衆議院議員は、衆院北海道5区補選で自民党が新党大地の選挙協力を取り付けたことについて、2016年1月10日のツイートで「民共合作ポーズがもたらした手痛い誤算」と評している」
　（参考：長島昭久認証済みアカウント @nagashima21
これも、民共合作ポーズがもたらした手痛い誤算だと思う。大地の協力があれば、引っ繰り返せた可能性は高いと言われていただけに、痛い。北海道補選は野党の反転攻勢の重要な足がかりだった。もちろん、勝負はこれからだ。―新党大地自民支持の報をうけてー）
　この長島昭久衆議院議員の説明は如何に事実と反しているかを見ると、「民共合作」批判が如何にいい加減な説明であるかが解る。
　池田まき候補が①鈴木宗男氏等が自民党候補応援に回ったことで失った票はどれくらいか。②共産党との令閨で得た票はどれくらいか。①と②を比較すれば簡単に結論が出る。
　そもそも連携は共通の政策目標があってのことである。
　共闘協定は、(1)戦争法廃止をめざす(2)立憲主義、民主主義の回復をめざす(3)その姿勢を最後まで貫く―の３項目であった。共闘を評価しようとすれば、この目標で共闘する意義があるかをまず、論ずるべきであろう。
　しかしながら、「民共合作」という批判的言動は、盛んに使われた北海道5区では何の影響もなかった、かつ北海道5区の戦いによって、野党統一候補の動きが加速されているとの報道を東京新聞が行っている。
Ａ．事実関係　東京新聞（2016年5月3日）報道
　夏の参院選に向けた野党候補一本化の動きが、三十二ある改選一の選挙区のうち、六割超の二十一選挙区まで進展した。四月二十四日の衆院北海道５区補欠選挙では、落選したとはいえ野党統一候補が、自民党候補と接戦を繰り広げた。野党間の合意発表は補選前後に相次いでいる。安倍晋三首相が目指す改憲発議が可能な三分の二勢力の獲得を阻止することになるのか。
　改選一の選挙区では、四月十四日時点の本紙の集計で、十六選挙区で野党が統一候補の擁立で実質的に合意していた。その後群馬、新潟、秋田など少なくとも五選挙区で、共産党が候補擁立を取り下げるなどして、野党統一候補で臨む態勢が固まった。調整中の選挙区もあり、統一候補が増える可能性がある。
　野党共闘は、北海道５区補選で一定の効果が見て取れた。民進、共産、社民、生活の野党四党が推薦した無所属候補の得票は、二〇一四年十二月の前回衆院選で民主（当時）、共産両党がそれぞれ擁立した候補者の合計得票と、ほぼ同じだった。補選での共同通信社の出口調査では、民進、共産両党の支持層のほとんどが野党統一候補に投票しており「共産党と組むと保守層が逃げてかえってマイナスだ」との懸念はあたらず、共闘に弾みがついた形だ。
　北海道５区補選のように、票を積み上げることができた場合、野党共闘は夏の参院選にどんな影響を与えるか。
　一三年の前回参院選を基にした本紙の試算では、改選一人区で非自民勢力が候補者を一本化した場合、勝利する選挙区は二から九選挙区に増える。
　与党の自民、公明両党と、改憲に前向きなおおさか維新の会、日本のこころを大切にする党で、三分の二の勢力を確保するには、参院選で七十八議席の獲得が必要。四党の改選議席から十六上乗せする必要がある。もともとハードルが高い上、野党共闘により一人区で接戦になれば、三分の二を占めるのはさらに難しくなる。

コメント(10)

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[1] mixiユーザー 05月04日 17:58

長島さん、前原さんなどは、なぜ民進党にいるのだろうか？
はやく、自民党に移ってほしい。

[2] mixiユーザー 05月05日 00:18

>>[1]

うーん、どうしてなのでしょうか。私にもわかりません。

[3] mixiユーザー 05月05日 10:43

すーちゃんさん

「イイネ」に厚くお礼申し上げます。
北海道５区の池田まきさん宣伝カーでは、民進党の松木建公氏・前原誠司氏が日本共産党の小池晃氏、穀田恵二氏と同席して応援ているのを動画で見ました。和気藹々としていて、共産党のお二人は喜んでいます。私には前原誠司議員の本音はどう考えているのかがわからないのです。
きっと丁々発止といまの政局をにらんで、次の布石を考えているのだとは思います。
最近、政局の潮の目が変わりつつあります。けれど、権力政治はうらのうらを断行します。

例えば
６０年安保で社会党の勢いが高まると、右翼少年が浅沼稻二郎委員長を刺殺しました。たとえ鋭利なナイフをもっていても、殺害されるほどの余裕を少年に与えたのは、警備していた警察の警護に不審感をもちました。
右翼によるクーデター、戦前の革新将校の５．１５事件や２．２６事件、戦後は自衛隊市ヶ谷駐屯地に乗り込んでクーデターをよひ゛かけ自殺した三島由紀夫のこと。

それら一連のことをもろもろ考えると、民進党に日本の黒幕たちはなにを許容しなにを制止するか。しばらく見守りたいと思っております。

[4] mixiユーザー 05月05日 20:53

>>[3]

なるほど・・そうなんですか。
ちょっと、信じられない光景ですね。

ただ、今の右翼は、ネットで、サヨクをボロカスにたたいて、気炎を上げ、ガス抜きをしてるから、昔のように、テロやクーデターの可能性が、少なくなっているのではないでしょうか？

それに、右翼も賢いから、いま、国民が、たとえば憲法について、どちらについているか、よくわかっているのでは？？？

更にいえば、本当の保守・右翼は、親米でべったりの安倍政権が嫌いなのでは？？？

[5] mixiユーザー 05月08日 08:09

>>[4]

そうですかねえ・・・・・・
私はすーちゃんさんのご見解のようには思えません。
ヘイトスピーチやヘイトデモの凄まじさはを見ていると、態勢維持装置の危険性をもっとリアルにとらえています。一人一殺の結盟の行動様式団は戦後もなくなっていないように思っています。

[6] mixiユーザー 05月08日 08:50

>>[5]

たしかに、右翼の、あるいは在特会の、ヘイトスピーチや、ネットでの書き込みは、相手の人格を無視し、相手を怒らせて、暴力に持ち込むような激しいものがありますが、われわれ一般人は、この挑発にのらない冷静さが必要ですね。
彼らの人種差別は、あたかも、今アメリカやヨーロッパの難民・移民拒否に似ているようですが、もっと根深い、朝鮮人に対する蔑視がありますからね。要注意です。

[7] mixiユーザー 05月09日 18:29

>>[6]

ええ。
そうですね。
私は、一部の右翼が騒いでいるのと異なる風景を感じます。
内閣を支えているのは、「日本会議」などの幅広い右翼。

「日本会議」は「生長の家」の政治団体で、「生長の家」自体は最近はおた゜やかになってはいる、という記事を「世界｣か「創」で読みました。両方今回は買ったのであやふやで失礼。

[8] mixiユーザー 05月09日 19:42

日本会議の母体は、やはり靖国神社を中心とする神社連合で、各地の郷社の氏子までを会員にして、一千万会員を目指しているとか。田舎では、知らぬ間に、氏子が会員になっているようです。創価学会もそうですが、宗教が政治に入ってくるのは危険ですね。

[9] mixiユーザー 05月11日 00:47

日本を「民主国家」ではなく、「天皇中心の君主国家」に戻したい。
それが、「日本を取り戻す」ということです。
「日本原理主義」です。
「日本会議」と「自民党」は、天皇制を政治的に利用しているのです。
それが、つまり、「極右」ということです。
「イスラム原理主義」が「自爆テロ」を正当化するように、「日本原理主義」は「天皇のために命を捧げること」を正当化します。
日本にテロやクーデターが起きる日は近いのではないでしょうか。

[10] mixiユーザー 05月11日 09:45

>>[9]

そういうことですね。

三原じゅんことか、武藤貴也とか、いわゆるチルドレン議員たちが、洗脳されて、国会内外で、ああいう発言をするのが、怖いような気がします。

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