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孫崎亨・広原盛明・色平哲郎達見コミュの高野孟氏の『「戦後いちばん暑い夏」が来る』(「MAG2ニュース」転載)

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孫崎享のつぶやき
高野孟氏の『「戦後いちばん暑い夏」が来る』(「MAG2ニュース」転載)
2015-07-24 05:452
A:事実関係(「MAG2ニュース」転載)
メルマガ『高野孟のTHE JOURNAL』に、先日行われた高野さんの講演録が掲載されています。曰く「戦後いちばん暑い夏が来る」、必読です。
「戦後いちばん暑い夏」が来る
安保法制だけでなく、この8月にはそれぞれに歴史に残る分岐点となる重大案件が次々に折り重なってくる。そのいずれもが、安倍政権による国権主義的な世論無視の「強行」案件であるという共通点があるので、これらに反対する声も大合流することになる。
(1) 安倍の「戦後70年談話」には、中韓だけでなく米欧の日本・アジア研究者も警告のアクションを起こしているし、日本の研究者も立ち上がっている。世界注視の中で安倍は何を言うのか。
(2) 原発再稼働。川内原発はすでに燃料搭載を終え8月に稼働か。伊方原発にも規制委がOKを出した。原発は各立地ごとに事情が異なるので、各地でそれぞれに脱原発訴訟が行われてきたが、昨年、河合弘之弁護士らの呼び掛けて全国の脱原発訴訟の連絡協議体が出来た。
(3) 翁長雄志沖縄県知事は8月にも辺野古基地の埋立に法的手段を用いてストップをかける。山場が来る。
(4) TPP は政府が7月中に決着を目指すが、7月14日付「日本農業新聞」の調査ではTPP 反対は何と94%。内閣支持36・不支持61、女性だけでは30・67とダブルスコアの逆転がすでに起きている。農協まで潰してTPPを迎え入れようとするこの安倍路線で、農村部の票は自民党から決定的に離れてしまう。TPP に関しては、山田正彦元農水相=弁護士が中心となって違憲訴訟の原告団が出来て、私も呼び掛け人となった。
(5) アベノミクス行き詰まりがいよいよ露わになる。先日の中国株暴落で、株価を吊り上げて成長しているかに錯覚させるという安倍のマジックは、化けの皮がたちまち剥がれた。日本の市場の時価総額は、ご存じかどうか、中国の半分以下でしかない。昔は米国がくしゃみをすると日本経済は肺炎になると言われたが、今は中国が風邪を引いても日本が肺炎になる。
(6) 新国立競技場計画の無謀はついに見直しとなった。安倍は「国民の声に耳を傾けて」と言ったが、そうならまずは安保法制の白紙撤回だろう。コンペ第3位の妹島和世さんの和の美しさを表現した作品が一番相応しいと、私は13年12月から主張している(これについては、YAHOO!ニュース・個人の中の高野コラムで近く連載するので参照されたい)。
(7) もう1つ、重要なのは9月6日岩手県知事選。小沢一郎が共産党の志位委員長と話して独自候補を出すのを止めて貰い、自公vs野党統一の沖縄型の図式ができそうだ。その延長で小沢は来夏参院選、次期衆院選で「オリーブの木」方式で野党が結束すれば政権交代は可能なんだと提案している。小沢さんが好きか嫌いかはいろいろあるし(会場笑)、今どれだけ力があるかということもあるが、私はこの発想に賛成だ。
それにはまず野党第一党の民主党がしっかりして、安保でも原発でも沖縄でもシャキッとした姿勢をとって野党の中で主導権を発揮してくれないとどうしようもないが(会場笑)、まあとにかくこの馬鹿げた安倍の「一強多弱」状態は強いように見えて弱く、崩れるときにはアッという間に崩れると見るべきだろう。
この戦後70年間でいちばん暑い夏、国権vs民権の全面的な闘いがいよいよ始まる。
B:評価
・安倍政権に対する支持率の急落が著しい。
・世論調査で、安倍政権不支持は支持を上回った状況下で、安倍政権側が反対勢力に攻撃を駆ける可能性は低くなった。
・日本国民は流れを見るに敏感な国民である。
 ある方向の勢いが強くなるとこれに乗る。
 最近では芸能人ですら、安倍批判を有利と判断する人々が増えてきた。
・原発再稼働やTPPはそれ自体、これまで安倍政権を揺さぶる力を持たなかったが、安保関連法案の流れの中で、複合的に安倍批判の声が増す。
 たとえば、自民党内の次の動きも安倍政権の支持率低下見ての動きだ。
「 慎重派でつくる「TPP交渉における国益を守り抜く会」は22日、安易な譲歩に反対する決議文を安倍首相に提出することを決めた。
 「合意内容によっては内閣支持率が低下する」「来夏の参院選でとんでもないしっぺ返しをくらう」
 約110人の衆参両院議員が参加した「国益を守り抜く会」の会合では、早期の交渉妥結を懸念する意見が相次いだ。当初用意された決議文では「不十分」との不満が噴出し、コメや麦など農産品の「重要5項目」の関税維持を求めた国会決議が守れなければ、脱退も辞さない覚悟で交渉に臨むよう求める旨を追記することになった。江藤拓会長らが23日にも首相に申し入れる」
・原発には従来より寝強い反対があり、安保法制と一体化すれば反対はますます強固になる。
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私見
 私は高野孟、田原総一朗、有田芳生のような諸氏の軌を見るに敏な日和見主義が大嫌いである。高野・田原両氏とは個人的関わりは皆無だが、国会議員の大先生になる前の日テレのワイドショーのゲストのようなことをやっていた頃の有田には、週刊文春やインターネットを使って名誉を毀損するようなことをされたことがあり、自分の利益や虚栄心を満たすためなら、誰をも失墜させるような言動を行ってきた権力主義の有田だけは絶対に信用しない。またこれ以上は有田について述べると、なにせ国会議員相手だけに何でもする男だから、恐怖心から筆を擱く。
 さて、高野氏の言うこともころころ変わるので、それほど重きを感じない。けれど、今回だけは、その主張にはうなづくことが多い。特に岩手県知事選である。8月9日の埼玉県知事選がおわったら、岩手に取り組むつもりでいる。

コメント(7)

たしかに、高野孟、田原総一朗、有田芳生は、「空気」を読んで動く人たちですね。

それはさておき、安倍政権は、この夏を乗り切ることはできないでしょうね。
なぜ、自衛隊が「ホルムズ海峡」に出兵しなければならないのか、国民は誰も理解できません。
安倍は、アメリカがイランと和平することを知らされていなかったのではないか。
『集団的自衛権」の行使を「隣家の火事」にたとえられても、こどもでない国民はしらけるだけ。
この人は、ただ「戦争」がしたいだけなのではないか。
おそらく、これから日中関係・日露関係は「最悪の状況」になることでしょう。
「総辞職」は近いですね。
>>[1]

現実に総辞職に追い込まないかぎり、日本の生きる道はありません。
日本に現実に市民民主化変革がおこる剣が峰です。
跳ね上がりに「革命ごっこ」をさせないためにあえて変革と記しました。
>>[2]
日本の「民主主義」が問われますね。
>>[3]

日本には自前の民主主義は教科書とは別のルートで育ってきたと思います。
島原の乱、堺などの自治、江戸庶民の蜂起、自由民権運動・・・・

ほんとに問われますよね。
ハローさん。「イイネ」をありがとうございます。
私も、田原総一朗のような、日和見主義的なジャーナリストは一番嫌いなタイプですが、この高野さんは、なかなかいいこと言うじゃありませんか・・・
>>[6]

高野さんは変わりましたね。前よりも前進しています。

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