孫崎亨・広原盛明・色平哲郎達見コミュのジャパン・タイムズ記事。出だし下村大臣とやくざ。最後は安倍首相とやくざを論じた！

孫崎享のつぶやき
ジャパン・タイムズ記事。出だし下村大臣とやくざ。最後は安倍首相とやくざを論じた！
2015-04-06 05:371


４月４日付「JAPN　TIMES」は「やくざ」と自民党（文部大臣）について、ｼﾞｪｲｸ・アデルスタイン（y Jake Adelstein）の論評「Learning valuable lessons from the yakuza?」を掲げている。主要点次の通り。

・「彼はやくざと人的関係を持っていた。それなのになぜ彼が閣僚に任命されようとしているのだ。こうした人物を閣僚にしようとする首相の責任はとてつもなく大きい」

　この怒りの言葉は２０１２年公明党の国会議員によって発せられた。問題となった閣僚は田中慶秋法務大臣（民主党）である。

これと対照的なのは下村博文文部大臣に関するやくざとのぎわくについて、公明党と自民党は驚くほど沈黙している。

自公民が２０１２年政権をとった時には下村氏はポストを得るために激しく動いた。彼は学校教育に「道徳教育」を持ち込むための安倍プログラムの先頭を切った。

・多くの人はやくざから金を受けとるのは問題であると知っている。

・スキャンダルは一月に始まった。この時、赤旗が、山口組のフロント企業が下村氏が長である自民党東京第１１区支部に２年間にわたり１８万円寄付していたと報じた。会社は大阪では警察によってやくざ、特に山口組弘道会が運営するものとみなされ公共授業の受注を禁じられていた。

・しかしスキャンダルはさしたる関心をあつめず、消えていった。

・しかし、２月週刊文春が下村は山口組弘道会と関係のある別の人物からの献金を得ていると報じた。彼はすぐにこれを否定した。

・週刊文春と産経新聞は下村氏のために行動している地域支援団体が政治団体として登録されず、 下村氏のために不適切に多分かつ非合法的に資金調達を行ったと報じた。これら支援団体は博友会と呼ばれる地域組織で、私立学校、塾から構成されている。利害の抵触のおそれがある。

政治資金規正法は政治家ないし立候補者を支援する団体は政治グループとして登録し収支を報告することとしている。下村氏の地域博友会はこれを怠っていた。

２月２６日予算委員会で下村氏はこれら団体から資金やタクシー代や旅費をも得ていないと証言した。そしてこれらは有志団体であると説明した

最初下村氏は雑誌の報道に抗議する姿勢を見せた。彼はさらにやくざの構成員豊川まさひろから２００９年１０万円得たことを否定した。警察のソースは、豊川は山口組特に弘道会の準会員で下村と豊川は数年間の付き合いであり、かつ塾経営を行っているとみている。豊川はマッサージチェイン店に６００万ドル貸し付けたと言われている。豊川は中部博友会を作った中心人物である。

下村は彼の説明を幾度かかえている。かつ前回の説明を翻し、豊川から１０万円受領したことを認めている。

先月博友会執行メンバーが記者会見を開き、１０万円の講演料を支払ったこと、金が豊川氏から来たことを認めた。下村氏はこれを否認した。

安倍氏の祖父、岸信介元首相もやくざ、特に山口組には敬意を払っていた。１９７１年岸は後殺人で有罪となった山口組リーダーの保釈金を払った。

安倍氏自身も２００８年山口組系永本壹柱と写真に写っているが安倍氏はこの人物は知らないとしている。

しかし、永本氏はやくざの連中に、彼が２００６年自民党首班に選ばれるのに地方の票獲得に動いたこと、そしてそれによって』安倍氏が首相になるのを助けたことを語っている。やくざの言葉は額面通り受け取れないと言っている。

法は反社会勢力から資金を得たり、政治支援団体を作ることを禁じている。

山谷えり子国家公安委員会委員長も在特会との関係の歴史がある。

　安倍は任命責任の謝罪はしていない。

彼は何も言っていない。私（記者）彼がは安倍氏がやくざを非難した記録はもっていない。沈黙は言葉より強く物語る。

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