孫崎享のつぶやき
山本太郎と小沢一郎の一体化。情熱と策士の組み合わせ。受け皿を期待したいが、道困難。
2014-12-29 06:384時間前2
驚きである。
市民政治家を目指す山本太郎氏と小沢一郎氏が連携した。
26日産経新聞は次を報じた。
「先の衆院選で政党要件を失った生活の党は２６日、新たに無所属の山本太郎参院議員を加え５人となった。総務省に同日、政治資金規正法に基づく政治団体の届け出を行い、再び「国会議員５人以上」の政党要件を満たし、来年の政党交付金を受け取ることができるようになった。
党の正式名称は「生活の党と山本太郎となかまたち」に変更した。代表は小沢一郎氏が引き続き務める。生活は衆院選の当選者が小沢氏ら２人にとどまり、「比例代表の得票率２％以上」の条件も満たせずに政党要件を失っていた。
とりあえずの動機は政治資金規正法に基づく政治団体の資金提供をうける。
厳しい状況下にあった「生活の党」と山本太郎氏には短期的に明白な利益がある。
私は「生活の党」の国会議員（前職含む）若干名と、山本太郎氏と面識がある。
成立してみると違和感はない。
まだ、実現の可能性は低いが、山本太郎氏の原発など個々の政策に対する情熱と小沢氏の策士的な剛腕とが合体すれば、大化けする要素を持っている。
今日本は大変な曲がり角にある。
本来的には
原発の再稼働反対
集団的自衛権反対
消費税の引き上げ反対
TPP反対等は国民の望む政策である。
残念ながら、野党の最大勢力である民主党にそれは期待できない、
共産党には国民のアレルギーがある。
新しい流れは既存政党を超えた勢力に期待せざるをえない。
しかし、生活の党が選挙毎に勢力を弱めていった事実がある。
20０9年、民主党が政権を取る可能性が出てきた時に、検察、メディアが一
体となって、小沢潰しを行った。この勢力が黙って見ているとは思えない。
決してやさしい将来ではないと思う。
山本太郎氏プラス小沢一郎氏だけでは流れは作れない。
�，�ら�い泙任寮�策を必要とする人々には、この組み合わせは一つの解である、
更なる政治家がこの流れに組みし、新しい潮流が出ることを期待したい。
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
私見
「共産党には国民のアレルギーがある」という一節は、反発を招くことだろう。
しかし、孫崎氏の国民的立場に立つリベラリズムを考えると、なぜそのような文言が出るのかを冷静にうけとめたい。
総選挙で公明党以上の国民の支持を得て、２１議席を獲得した日本共産党は、孫崎氏の認識とやや異なる現状だろう。
私はこのような他者の認識を感情的に否定するのでなく、その発言の根拠を思考することが事態を前進させていくと考える。
総選挙で棄権した48%もの国民で、もし投票するとしたら日本共産党に投票したいと応えた国民はそうとうのパーセンテージにのぼる。なぜ投票しなかったか、
国民に「どうせ投票してもマスコミを通じて流された自民党圧勝３００議席超なら意味がない」とあきらめさせた謀略がそこに介在している。
日本共産党は「共産党には国民のアレルギーがある」という指摘を、国民的融合のバネとしていっそう党活動や政策に生かせばよい。そうすれば自然にアレルギーは変化する。
各地の日本共産党の現在の奮闘は、国民に対して大きなアレルギー転換の動きが進みつつある。私は「オール沖縄」を今後の国民的対抗戦略の重要な指標と考える。
小沢一郎氏を金権政治家と拒絶するままでは、いまの日本の政治を民主化する上で逆効果と思う。民主党を創立した頃から小沢氏は、自民党にとって大きな対抗勢力の柱となってきた。山本太郎氏もそうだ。二人に共闘のきっかけを探すか否かは今後の政局にひとつのキイとなると思う。もちろん彼らを過大視もできない。リアルに見つめつつ、共闘の国民的発展にロマンを感じつつ政治的リアリズムに立脚したい。
山本太郎と小沢一郎の一体化。情熱と策士の組み合わせ。受け皿を期待したいが、道困難。
2014-12-29 06:384時間前2
驚きである。
市民政治家を目指す山本太郎氏と小沢一郎氏が連携した。
26日産経新聞は次を報じた。
「先の衆院選で政党要件を失った生活の党は２６日、新たに無所属の山本太郎参院議員を加え５人となった。総務省に同日、政治資金規正法に基づく政治団体の届け出を行い、再び「国会議員５人以上」の政党要件を満たし、来年の政党交付金を受け取ることができるようになった。
党の正式名称は「生活の党と山本太郎となかまたち」に変更した。代表は小沢一郎氏が引き続き務める。生活は衆院選の当選者が小沢氏ら２人にとどまり、「比例代表の得票率２％以上」の条件も満たせずに政党要件を失っていた。
とりあえずの動機は政治資金規正法に基づく政治団体の資金提供をうける。
厳しい状況下にあった「生活の党」と山本太郎氏には短期的に明白な利益がある。
私は「生活の党」の国会議員（前職含む）若干名と、山本太郎氏と面識がある。
成立してみると違和感はない。
まだ、実現の可能性は低いが、山本太郎氏の原発など個々の政策に対する情熱と小沢氏の策士的な剛腕とが合体すれば、大化けする要素を持っている。
今日本は大変な曲がり角にある。
本来的には
原発の再稼働反対
集団的自衛権反対
消費税の引き上げ反対
TPP反対等は国民の望む政策である。
残念ながら、野党の最大勢力である民主党にそれは期待できない、
共産党には国民のアレルギーがある。
新しい流れは既存政党を超えた勢力に期待せざるをえない。
しかし、生活の党が選挙毎に勢力を弱めていった事実がある。
20０9年、民主党が政権を取る可能性が出てきた時に、検察、メディアが一
体となって、小沢潰しを行った。この勢力が黙って見ているとは思えない。
決してやさしい将来ではないと思う。
山本太郎氏プラス小沢一郎氏だけでは流れは作れない。
�，�ら�い泙任寮�策を必要とする人々には、この組み合わせは一つの解である、
更なる政治家がこの流れに組みし、新しい潮流が出ることを期待したい。
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私見
「共産党には国民のアレルギーがある」という一節は、反発を招くことだろう。
しかし、孫崎氏の国民的立場に立つリベラリズムを考えると、なぜそのような文言が出るのかを冷静にうけとめたい。
総選挙で公明党以上の国民の支持を得て、２１議席を獲得した日本共産党は、孫崎氏の認識とやや異なる現状だろう。
私はこのような他者の認識を感情的に否定するのでなく、その発言の根拠を思考することが事態を前進させていくと考える。
総選挙で棄権した48%もの国民で、もし投票するとしたら日本共産党に投票したいと応えた国民はそうとうのパーセンテージにのぼる。なぜ投票しなかったか、
国民に「どうせ投票してもマスコミを通じて流された自民党圧勝３００議席超なら意味がない」とあきらめさせた謀略がそこに介在している。
日本共産党は「共産党には国民のアレルギーがある」という指摘を、国民的融合のバネとしていっそう党活動や政策に生かせばよい。そうすれば自然にアレルギーは変化する。
各地の日本共産党の現在の奮闘は、国民に対して大きなアレルギー転換の動きが進みつつある。私は「オール沖縄」を今後の国民的対抗戦略の重要な指標と考える。
小沢一郎氏を金権政治家と拒絶するままでは、いまの日本の政治を民主化する上で逆効果と思う。民主党を創立した頃から小沢氏は、自民党にとって大きな対抗勢力の柱となってきた。山本太郎氏もそうだ。二人に共闘のきっかけを探すか否かは今後の政局にひとつのキイとなると思う。もちろん彼らを過大視もできない。リアルに見つめつつ、共闘の国民的発展にロマンを感じつつ政治的リアリズムに立脚したい。
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コメント(6)
すーちゃんさん、ハローさん
小沢一郎には日本共産党も含めてかなり批判者が多いです。私は小沢氏の共闘路線に共感するので、小沢一郎と日本共産党とを併存して支持してきました。「生活の党」の候補者に投票したことさえあります。
ただ良識派の天木さんが、最近総選挙には白票や棄権をよびかけるなどして、政治雀のあいだで天木さんに疑問がおこっています。心身共に疲労困憊していることを親身に心配しているかたもいます。
ハローさんのいうようら、「オール沖縄」の小政党は沖縄て゛の実績がありますから、本土での共闘に近いです。日本共産党、社民党、生活の党、社会大衆党、新社会党、緑の党、生活クラブ。これらの政党です。民主党は私は反対です。自民党野田派とさえ酷評された新自由主義派が実質支配しています。
小沢一郎には日本共産党も含めてかなり批判者が多いです。私は小沢氏の共闘路線に共感するので、小沢一郎と日本共産党とを併存して支持してきました。「生活の党」の候補者に投票したことさえあります。
ただ良識派の天木さんが、最近総選挙には白票や棄権をよびかけるなどして、政治雀のあいだで天木さんに疑問がおこっています。心身共に疲労困憊していることを親身に心配しているかたもいます。
ハローさんのいうようら、「オール沖縄」の小政党は沖縄て゛の実績がありますから、本土での共闘に近いです。日本共産党、社民党、生活の党、社会大衆党、新社会党、緑の党、生活クラブ。これらの政党です。民主党は私は反対です。自民党野田派とさえ酷評された新自由主義派が実質支配しています。
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