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孫崎亨・広原盛明・色平哲郎達見コミュのノーベル賞受賞者スティグリッツ氏:購買力平価ベースで中国経済は米国を追い抜く。その対応?

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孫崎享のつぶやき
ノーベル賞受賞者スティグリッツ氏:購買力平価ベースで中国経済は米国を追い抜く。その対応?
2014-12-21 06:074




日本のメディアは中国経済の問題点を中心に報道している。だから多くの人には認識がない。しかし、中国経済は米国経済を追い抜く状況になっている。ノーベル賞受賞者スティグリッツ氏購買力経過ベースで中国は米国を抜くという前提で、どう中国に対応すべきかを論じている。はたして日本で、このような論議がなされているであろうか。

VANITY FAIR2015年1月号は、ノーベル賞受賞者スティグリッツ氏の「中国の世紀(The Chinese Century)」と題する論文を発表した。

主要点次の通り。
・2014年は米国が世界最大の経済国である最後の年となろう。2015年には中国が最大となり、長期にその座を占める。中国は世界経済最大国の座を米国から奪った。
・各国の経済力の比較は難しい。購買力平価ベースがしばしば使われる。

2014年初め、世銀の国際比較プログラム(International Comparison Program)が報告を出した。この種の報告は複雑で過去20年間に3度だけ出されている。

・この報告では中国は多くの人の予測より早く世界最大になり、2014年後半にも起こるとした。
・中国はno1になることはより多くの国際貢献を求められ、そんなにこの地位獲得に熱心なわけではない。更に中国はアメリカがNO1の座に慣れ、この座を失うと米国がどんな反応を示すかに不安を持っている。
・工業生産ではすでに中国は数年前米国を追い抜いている。特許には遅れているが接近している。
・米国は最大の軍備支出国であり続ける。これが米国の基盤である。
・英国の支配は米国が経済で上回った後も継続し、時間差がある。
・ソ連の崩壊後、米国は経済的、軍事的に唯一の大国であった。
・この過程で米国は2つの失敗を行った。
 一つは世界支配への動き。
 2つ目は世界の安定した秩序をつくるよりも、狭い経済利益を追求したことである。
・中国が1になったとしても基本的に心配することは無い。
 世界経済はゼロサム・ゲームではない。中国が急成長すれば米国からより多くを買う。
・米国モデルの優秀さが問われる。両者の比較がなされる。
・もし米国がゼロサム・ゲーム的に中国の影響力を奪う形で動けば結局はマイナスを招く。

例えば中国包囲の試みは結局失敗に終わる。米国外交は何度のこの罠にはまってきた。TPPもその一環である。中国は既存の国際機関で発言力を強めようとしているが議会などは消極的である。
・イスラム、ロシア、パレスチナ問題などを抱え、米国は中国の協力を必要としている。
・我々は中国包囲の概念から去るべきだ。

米中経済関係は交錯している。両国は安定した世界を必要としている。
 .中国は西側によって設定され、西側とその企業に利益を与えるた世界システムをそのまま受け入れることはできない。
・我々は好むと好まざるにかかわらず、協力が必要である。
・新しい経済秩序が生まれてくる。

コメント(1)

来年世界NO1の大国になる中国に対して、日本も、今までの敵対関係だけで済むわけがない。
もちろん、中国には、世界一の大国としての、ふるまいや品格を要求したいが、日本も身構えるのでなく、隣国としてよきパートナーとして付き合うことが肝要だと思う。
アメリカの属国みたいな、アメリカに踊らされて、軽はずみな行動だけはしたくないですね。

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