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孫崎亨・広原盛明・色平哲郎達見コミュの福田元首相の習近平国家主席との会談を歓迎する

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孫崎享のつぶやき
福田元首相の習近平国家主席との会談を歓迎する
2014-10-30 07:4731




1:事実関係

(1)福田氏と習主席の会談を報道 中国国営テレビ、友好的雰囲気を強調
中国の国営中央テレビは29日夜のニュース番組で、同日の習近平国家主席と福田康夫元首相との会談を報じた。同テレビは、福田氏と笑顔で握手する習氏の様子を放映。また世界の企業家や政治家が経済問題を話し合う「博鰲アジアフォーラム」の理事長を務める福田氏が、習氏を来年の同フォーラムの会合に招待し、習氏が「快く応じた」と伝えるなど、友好的な雰囲気だったことを強調した。
 映像から、会談の場に楊潔●国務委員、王毅外相が同席していたことが確認された。(共同)

(2)中国を訪問している福田康夫元首相は29日、北京の人民大会堂で、理事長を務める中国政府主導の国際会議「ボアオ(博鰲)アジアフォーラム」の理事らとともに、習近平国家主席と会った。習氏の国家主席就任後、両者の面会は昨年4月、今年7月に続き3回目。
 中国メディアによると、習氏は「中国はこれからも改革開放と平和発展の道を歩み続ける」などと発言した。福田氏は面会後に記者団に「日中の2国間についての話は一切していない。もう少し大局的な見地から話をした。いい会談だった」と話した。

2:評価

・ハイレベルでの対話が継続していることを歓迎する。
・日本の多くの人も、福田元首相を堅実な政治家として位置づけているとみられるが、「両者の面会は昨年4月、今年7月に続き3回目」は冷え切っている日中関係の中で重要である。
・ 残念ながら安倍首相は中国との緊張を高めることにより、集団的自衛権、防衛費像、普天間の辺野古移転推進に役立てたいとする米国の軍関係の指示に従って行動し、緊張を高めてきた。その中で、福田氏が補完的役割を果たしてきたことは極めて重要であると思う。
・今日日本の対中感は厳しい。しかし、この認識は世界の共通認識ではない。
 先ずかつてのソ連と異なり、中国の体制自体が世界に脅威を与えているという認識はない。
 米国においては軍関係でも。軍事紛争を行わないための「新大国間関係」を模索している。
・勿論国境問題に関し、近隣国との問題はある。
 重要なことは、紛争にしないことだ。

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私見
 孫崎氏の著作で、元総理福田赳夫氏について書いた文章がある。おおむね私はそれに共感をもった。福田赳夫も息子の元総理福田康夫氏も、保守政治家だが、その言動には一貫したものがある。よく角福戦争とか上州戦争とかよばれる田中角栄氏や中曽根康弘氏との確執が世間でもさかんに言われたが、軍国主義という建前とは別に金権政治家ともずっと言われてきたのが中曽根康弘氏だった。田中角栄氏はロッキード事件で逮捕され、政権の座を降ろされたが、田中氏について孫崎氏はもっと別の視点から見ている。日中国交回復は、アメリカ政府の頭越しだったから、時のアメリカ政府は田中角栄史に激怒したという。田中氏も福田赳夫氏も、対米従属ではなくアジアとの等距離外交を理念としていたようだ。
 今回福田康夫元総理が、中国に行き、安倍総理の「残念ながら安倍首相は中国との緊張を高めることにより、集団的自衛権、防衛費像、普天間の辺野古移転推進に役立てたいとする米国の軍関係の指示に従って行動し、緊張を高めてきた。その中で、福田氏が補完的役割を果たしてきたことは極めて重要であると思う」という問題修復に動いたことは、評価できる。それにしても、歴代の保守政治家のなかで、なぜ安倍総理はこれほどの外交音痴なのか、疑問よりも軽率に多くの海外視察を続けており、それはかつての記録的な小泉総理の外交海外視察回数を軽く超えている。残念ながら、そこに重要な外交哲学があまり見えないことだ。

コメント(8)

安倍さんの隣の重要な2国をさしおいて、世界の各地を訪問して、笑顔と援助を振りまく外交にはうんざりします。
たんなる、物見遊山やビジネスを総理のやる外交だと、勘違いしているのでしょうか?
>>[1]

ときどき大企業の担当者を連れて、経済セールスや莫大な融資など経済的観点から世界中をまわっているようですね。日刊ゲンダイの政治・社会面の記事がよく紹介しています。
安倍首相は、米中と「対等」に張り合いたいのでしょうが、「戦前の軍国主義への回帰」では、米中をともに敵にまわすことになりますね。
>>[3]

私もそう思います。
国内螺論は操縦できても、国際世論は到底無理ですね。もっと国際社会は高度の政治的成熟をそなえていると思います。
「大日本帝国」の復活を夢見る首相は、国際社会からは「ネオナチ」とみられるでしょうね。
>>[5]

ええ。私もはじめて外交面国際面に関して、安倍自公政権はどのように認識されているかを知って、驚きと意外な印象を受けました。国内の認識と外国人の認識はそうとう異なっています。
「靖国参拝」「河野談話見直し」などが、中国・韓国のみならず、欧米にも悪い印象を与えていますね。
戦後の「過去を反省し、新しい日本をつくってきた日本国民の努力」を無に帰す、軽率な言動には、これが日本のリーダーなのかと情けなくなります。
>>[7]

ええ。国際的には、安倍晋三は「政治家」ではなぐ「政治屋ないしはセールスマン」とみなされていると思います。政党政治史上最低最悪の総理です。

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