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孫崎亨・広原盛明・色平哲郎達見コミュのイスラム国、コバニの奪取意図。成功すれば米国内に空爆だけでは駄目の議論を招く。恐怖拡大

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孫崎享のつぶやき
イスラム国、コバニの奪取意図。成功すれば米国内に空爆だけでは駄目の議論を招く。恐怖拡大
2014-10-11 06:364



今、トルコと国境を接するシリア北部の要衝コバニ(クルド名。アラブ名ではアインアルアラブAin al-Arab)で激しい攻防戦が続いている。この地を誰が支配するかは今後の「イスラム国」対有志連合の戦いに大きい影響を与える。

仮に、「イスラム国」側が掌握すると次の動きが出る。

米国において、空爆だけでは不十分、地上軍をだすべきという声が出る、

「イスラム国」の力を見せることによって、サウジ等湾岸国の協力が怯む。自分達の国内への影響を畏れる。

打倒「イスラム国」に消極的であったトルコと米国の間に緊張関係が出る。

現状:(1)激しい戦い続行中。コバニでは、3週間にわたるイスラム国の進撃により約20万人が国境を越えてトルコに流入。住民らによると、イスラム国の戦闘員らが初めてコバニに侵入してから2日後の今もなお、約1000人が町に残っている。

(2) 10日WSJの報道

「イスラム国は、トルコとの国境沿いにあるシリアのアインアルアラブ(クルド語でコバニ)とその周辺地で3週間を超える戦闘を繰り広げ、9日にはシリアのクルド人部隊から同地域を奪取することにさらに一歩近づいた。またアインアルアラブの当局者によると、同日夜までにイスラム国の部隊は、2日間で19回に及ぶ米国主導の空爆があったにもかかわらず、アインアルアラブの約4分の1を掌握したという」

この攻防は「イスラム国」、米国、トルコ等に極めて重要な意味合いを持つことを指摘したCSMの「What's at stake as Kurds, Islamic State, and US fight over Kobane? A lot.」の主要論点。

・イスラム国はクルドの主要都市エルビルを攻撃したが米軍空爆などでこれを阻止。イスラム国にとっては後退。6月のモスル奪取以降の、イスラム国の不戦、イスラム国影響拡大は不可避の神話を壊すことに。

・コバニ奪取はこの後退を取り戻すことに。

更に周辺に恐怖感を与える。「イスラム国」の貴重な武器。捕虜殺戮も同種の効果を狙う。

・シリアのクルド軍事組織YPGはトルコにおけるクルド軍事組織PKK(米国、トルコ政府からテロ組織の認定)と連帯。

・「イスラム国」がコバニを掌握すると、トルコ・シリアの500マイルの国境の半分を支配することになる。戦闘員確保の重要ルートとなる。

・YPGが勝利すればユーフラテスの東岸を支配することになり、水資源の確保となる。

・米国国防省スポークスンマン・ケリーは昨日、空爆だけでは町を救えないと述べた。

・「イスラム国」にとっては米国の空爆だけでは負けないことを示すことは極めて重要。

・トルコが障害。

 トルコはPKKの戦闘員がシリアに入って戦うのを阻止。

トルコの優先順位は「イスラム国」の破壊ではない。トルコはPKKが強力になる事を阻止しようとしている・

 10日WSJは米・トルコ緊張を報じている。

「オバマ政権の対イスラム国問題の特使として海兵隊のジョン・アレン退役大将が9日、トルコを訪問し政府高官らと協議した。

しかし、シリアのアサド大統領を失脚させることで自身の国際的地位を確立することを狙うトルコのエルドアン大統領は、イスラム国台頭の根本原因はアサド体制の残酷さにあると考えている。このため米国とその同盟国に、イスラム国との戦いと同程度の気迫をもってアサド体制と戦うよう迫っている。

トルコはアインアルアラブで攻撃されているシリアのクルド人部隊にもほとんど親近感を持っていない。これらの部隊は、米国がテロ組織として分類するクルド労働者党(PKK)と連携している。」

コメント(2)

ますます、事態は複雑化してますね。
NATOの一員である、トルコの立場が微妙ですね。
いずれにしても、空爆だけで、イスラム国をつぶすことは、無理があるようですね。
>>[1]

泥沼化しそうで子どもや年寄り、婦人たちの災害が増えそうですね。

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