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孫崎亨・広原盛明・色平哲郎達見コミュの米国は何故「イスラム国」攻撃をするか―軍産複合体には利益を得る一大機会(アフガン終わる)

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孫崎享のつぶやき
米国は何故「イスラム国」攻撃をするか―軍産複合体には利益を得る一大機会(アフガン終わる)
2014-09-29 07:34


米国の軍事行動をみる際、常に考えなければならない要因は、戦争は軍需産業にとって利益を得る最大の機会になるという事である。

このことを一番明確に述べたのは米国大統領アイゼンハワーである。

一九六一年一月一七日、アイゼンハワー大統領は離任を三日後に控え、国民に演説をする。そこで彼は一つの警告を国民にする。彼は何を言ったか。

「われわれは軍産共同体が不当な影響力を持つことに警戒しなければならない。不当な力が拡大する悲劇の危険性は現在存在し、将来も存続し続けるであろう。産軍共同体が自由と民主的動向を危険にさらすようにさせてはならない」(筆者訳)

 アイゼンハワー大統領は巨大な力をもった産軍共同体が米国全体の利益に反して戦争に突入する危険を警告した。第二次大戦の軍事的英雄が米国大統領の座を去るにあたり、国民に残した警告である。

今日、産軍共同体はアイゼンハワーの時代よりはるかに巨大となった。さらに具合の悪いことに以前より悪質になった。徴兵制度をなくした米軍は戦闘能力を維持するため、補給部門を大幅に民営化した。かつての産軍共同体は、武器が旧式になった、新しい技術が出たとして、古い兵器体系を捨て、兵器産業を拡充していく道があった。しかし、補給部門を民営化した後の、産軍共同体には戦争が必要となる。イラク戦争の強力な推進者であったチェニー副大統領は補給を主体とした企業と深い関係を有していた。こうして、あらたな危険性が出た。

それで「イスラム国」との戦いを見てみよう。

米国、イスラム国との戦いで、また巨額の戦費一日約7600万ドルとペンタゴン・スポークスマン発表。

9月27日付時事は次のように報じている。

「ヘーゲル米国防長官は26日の記者会見で、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」に対する空爆に“1日700万〜1000万ドル(約7億6000万〜10億9000万円)を費やしており、議会に追加予算の支出を求める”と明らかにした。」

 更に27日付AFPは「空爆コストは一か月10億ドル( $1 billion)との記事(Dan De Luce)を紹介した。

********************************

「専門家は空爆費用は一か月19億ドルに上ると予測した。

ペンタゴンは8月一日750万ドル($7.5 million)と予測している。しかし、国防省高官もこの見積もりは低すぎであり、オバマ大統領がシリア空爆命令する前である。

シリアへの各種作戦を考慮すると、予算専門家及び元高官は年間費用は100億ドル($10 billion)に達する可能性があるとしている。専門家Jim Haslikは「億単位ではなく10億単位の数字になろうとしている」と述べている。

シリア攻撃の一日目、47のトマホークを発射し、F22を運用した。1トマホークは150万ドル( $1.5 million)かかり、 F-22飛行には一時間当たり約7万ドル($68,000)かかる。

アフガニスタン戦争では一週間10億ドル(a billion dollars )である。

2003年のイラク戦争からの費用は3兆ドルと推定されている。

オバマ大統領は陸上部隊を送らないとしているが、すでにイラク軍助言など1600名が入っている。戦争介入で費用、人員の投入は増すとみられている。

7か月にわたるリビア攻撃では約10億ドル($1 billion.)要した。

Gordon Adams,教授は一か月12.5億ドルから17.5億ドル($1.25 and $1.75 billion)かかると見積もりしている。偵察飛行も必要となる。イラクでは日60飛行である。

これら費用はthe Overseas Contingency Operations fundで一般国防予算の別枠である。地上軍が1万人規模にならないかぎり費用は巨大にならないとの見方がある。

*****************************

コメント(16)


イスラム国を空爆してどうできるのか?、分からないです。

しかし、新聞等の報道からはイスラム国は極めて危険てあると思われます。

孫崎氏は、どのように対処したら良いと考えているんでしょうか知りたいです。
>>[1]
私も学習して自らの問いを自らが解決したいと考えています。野口さんのコメントは、孫崎さんが上のつぶやきで述べたことにはあまり触れていないようですね。
>>[2]

孫崎さんの言ってることは正しいのでしょう。
しかし、何もしないとイスラム国はますます拡大し、対処はより困難になるのではないかと思います。
私は他人の質問には応えず一方的に自分の意見を開陳したり自己顕示でしかないようなコメントには、不快感をおぼえるので、何度も応答はしません。一般論としてです。

さて、野口さん、「イスラム国」がなぜ拡大するか理由を考えましたか。彼らは、アフガニスタンやイラクでかれらの同志は殺され続けた、フランス人が流血するのには非難するが、彼らが大量に殺戮されるのにはなんの非難もなかったのだ、と。どうかんがえますか?この質問にどう対応するかで今後の応答を決めます。

質問の件について、わたしは歴史的経過をあまり知らないので、回答したいが、できません。

私は、イスラム教の過激派の人達のいわゆる「聖戦」を傍迷惑極まる考えだと考えています。「来世」の存在など証明されていませんから。

イスラム国は、クルド人も攻撃していると伝えられています。クルド人はイラクでイスラム国の同志の殺戮に加担したでしょうか?
そうでないと、クルド人を攻撃する理由にはなりません。

イランなど、欧米以外の国もイスラム国への攻撃に賛成していることは、イスラム国に正当性がない理由になると思います。

うろ覚えですが、欧州のアラブ系移民のなかでイスラム国に参加する人は、欧州での平穏な生活を望む人達にとって迷惑がられているとの、はなしも読みました。
>>[5]

実に理知的で、感情におぼれずよく思慮に富んだ返信にまずお礼を申します。

私も「イスラム国」のテロリズムを批判する考え方です。
子どものころ、アラーの神やイスラム教は、私にはひとつのロマンでした。
マホメットやコーランの存在にも好意的に感じていました。

最近のイスラム圏の動きは正直にいって、簡潔に結論を述べられません。
ただ、思考の材料に日本の大手マスコミの報道は20%しか信じていません。
80%は事実とはずれていると考えています。

野口さん、
いま福島知事選のことで猛烈に忙しいです。しかし、これからもどうぞよろしくお願いします。
ありがとうございます。
>>[6]

いえいえ、貧弱な知識で、どうにかこうにかのレスをしました。
お忙しい中で、有難うございました。
>>[7]

こちらこそ、ありがとうございました。これからもよろしくお願い申しあげます。m(_ _)m
私も、孫崎さんの分析に同感です。
アメリカの戦争は、まさしく「軍産複合体」を維持し、反映させるためでもあります。
日本も、軍需産業を復活し、武器を製造することを推進しようとする動きがありますが、この点でも、アメリカを追随するのでしょか?かっての軍部と財閥がしかけた戦争を思い出します。
非情に、危険な水域に入ってきました。
すーちゃんさん

的確なご理解にもとづいた的を射たコメントにお礼もうしあげます。
>>[9]、>>[10] 櫻井 智志さん

私は孫崎氏の有料のブログを購読してないので、孫崎氏がイスラム国の行動をどのように考えているか分かりません。

主な新聞、テレビでは、イスラム国の行動は極めて危険であり放置できないと報道していると思います。

イスラム国と停戦の交渉が可能ならすべきだと思いますが、できないなら放置できないと欧米とイラクの周辺の国は考えているのではないですか?
>>[11]

孫崎氏本人に即して直接論じているところを調べてみます。私の理解があさくすみません。見あたらないときもそのむねをここで返答します。今拝読したので、これから取り組みます。m(_ _)m
野口さん

いま孫崎氏の関連すると思われる評論をいくつかまとめてこのコミュニテイに新たにトピックをたてました。
「孫崎享氏は「イスラム国」をどうとらえているか」
というタイトルです。ご覧いただければ幸いです。

森田実という政治評論家が、イスラム国への空爆に反対の意見を書いている。
考え方は孫崎氏と近いようである。なお、軍産複合体については書いてない。
http://moritasouken.com/sC3642.HTML
>>[14]

森田実氏については東大時代に反共産党の全学連指導部だったころからのお名前は聞いています。その後リベラリストの立場で森田塾など青年への啓蒙などや表面もまっとうですね。
ご紹介をありがとうございます。参考になります。いまは内容についての意見は書きません。金沢市の市長選、県議補選、市議補選の開票を追ってFbで展開しているさいちゅうです。
>>[15]

どうぞ、選挙の方に集中して下さい。

いい加減ですが、ちょっと検索して見つかったものを紹介します。

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
国際法的にグレーでも 他に手段がなかったシリア空爆 オバマとイスラム国の戦争(その1)
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/41822

なぜ米軍はシリアに空爆拡大? 「イスラム国」の特殊性
http://thepage.jp/detail/20141003-00000027-wordleaf

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