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孫崎亨・広原盛明・色平哲郎達見コミュの残業代ゼロ目指す安倍首相、タダ働きさせる発想は奴隷制度の再現だ

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残業代ゼロ目指す安倍首相、タダ働きさせる発想は奴隷制度の再現だ
2014-06-17 07:061 孫崎享のつぶやき





働いた対価に賃金を払う、それは近代社会の鉄則だ。労働時間を短縮する、それも米国を除く多くの西側社会のすう勢だ。残業は現在でも日本は英、仏、ドイツ, スウェーデンより多い。この原則を外そうとする人々は何を考えているのか。企業利潤だけを考える。安倍首相は最初1000万円以上を対象とするとしているが、早くもその枠を下げる可能性に言及し始めた。もはや広い意味の「国民のために政治をする」という根本的考えの否定だ。政治の場に選択肢がないのではない。先ず自民党政権を排除する、それが国民に求められることではないか。

 16日共同
「安倍晋三首相は16日の衆院決算行政監視委員会で、残業代支払いなどの労働時間規制の適用を除外する「ホワイトカラー・エグゼンプション」導入に重ねて意欲を示すとともに、対象者の年収要件を、検討中の「少なくとも1千万円以上」から将来的に引き下げる可能性に含みを残した。
 民主党の山井和則氏が「残業代ゼロだ」と批判したのに対し、首相は「日本人の創造性を解き放って付加価値を高めるには、残業代の概念がないような時間で働人々が成果を挙げることが大切だ」と導入の狙いを説明した。年収要件については「経済は生き物だ。将来の賃金や物価水準は分からない」と述べた。」

年間労働時間の国際比較:出典「データブック国際労働比較2013」独立行政法人 労働政策研究・研修機構は次のとおりとなっている。
2011年には日本は1,728時間。イタリアで1,774時間, アメリカで1,787時間, イギリスで1,625時間, フランスで1,476時間, ドイツで1,413時間, スウェーデンで1,644時間
日本の年間労働時間はイタリア、米国とほぼ同じであるが、フランス、ドイツ、イギリスよりも相当多い。「残業代ゼロ」の制度は確実に労働時間の増大を意味する。私は少し前のブログでこの問題を取り上げた。その一部を今また掲載する。

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今年のアカデミー受賞作は「それでも夜は明ける」である。奴隷制度時代のアメリカを描いた。綿花畑の黒人労働を描いた。所有者が一日の綿花摘み取り量を設定する。設定水準が高いからほとんどの者が達成できない。未達成者には鞭打ちだ。「成果」での賃金とは大方、こういう方向に動く。雇用者が勝手に平均的「成果」を設定する。ほとんど高水準となる。そして未達成者は残業して働けとなる。

2.我々は何故成長戦略を支持するか。
それは一般国民が成長により賃金増などの利益を享受すると推定されるからである。成長戦略を実現するために、「残業代ゼロ」と労働環境を悪化させるなら、それは本末転倒である。

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★私見★
労働者の権利を蹂躙することは、同時に日本社会に戦争準備させていることでもある。

コメント(2)

全く同感です、

日本では、すでに、名前だけ管理職として、残業代0でやっているブラック企業がいっぱいある。
しかも、この1000万以上は、あくまで能率給だから、今年1000万でも、来年は600万の成果しかでないかもしれない。労働者にとっては、非常に不安定な賃金である。

ホワイトカラーエクゼンプションは、アメリカのように、職種別にはっきりとして賃金体系と、職業別労働組合、そして、日本のようにチームとしての成果でなく、個人の成果が明確に(つまり、チームの人に迷惑がかからない)制度での適用でなければなりません。
>>[1]

おっしゃること、特に後半は大賛成です。前半も参考になりました。

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