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セシウム137消滅処理を考えるコミュのなぜ広島長崎にはセシウム137が残っていないのか

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原子爆弾も原子力発電所も核分裂を連鎖的に発生させることによって莫大な熱エネルギーを得る手法です。

大雑把に言えば、両者の違いはその連鎖反応のスピードにあります。

特に原子爆弾は戦時中の開発当時になかなか連鎖反応が進まずに爆弾としては反応が不完全燃焼とも言えるものでした。しかし、フォン・ノイマンが32面体構造を取ることによって非常に効率的に連鎖反応が起きることを数学的に求めました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%8E%E3%82%A4%E3%83%9E%E3%83%B3#.E6.A0.B8.E5.85.B5.E5.99.A8.E9.96.8B.E7.99.BA.E3.81.B8.E3.81.AE.E5.8A.A0.E6.8B.85

原子爆弾内部の32面体構造により、その中心部には強力な高温高圧状態が作られ、核分裂の連鎖反応が効率的に進むことになります。このことから、ウランから生じるセシウム137は中性子やα線などを吸収して別の安定元素に変わったと思われます。


あと、決定的に原子爆弾と今回の福島第一原発事故との違いは、核燃料の単純な量の違いも大きいとは思います。

広島に投下された原子爆弾で核分裂反応したウラン:およそ1kg
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%88%E3%83%AB%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%82%A4

福島第一原発事故を通じてどの程度のウランが核分裂したのかは不確かですが、1〜4号機で年間に約350トンの二酸化ウラン燃料を使っていたとすると原子爆弾よりもはるかに多いウランがゆっくりと核分裂しているはずです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A6%8F%E5%B3%B6%E7%AC%AC%E4%B8%80%E5%8E%9F%E5%AD%90%E5%8A%9B%E7%99%BA%E9%9B%BB%E6%89%80

極端な推定数かもしれませんが、原爆4023個分のセシウム137が放出(つまりウランが核分裂した)というニュースもあります。
http://www.examiner.com/article/fukushima-cesium-equals-4-023-hiroshima-bombs

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