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メトロン星人の本棚コミュのウルトラマンメビウス 赤い結晶体の恐怖

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「ウルトラマンメビウス 赤い結晶体の恐怖」                                           
 1

 事件は突然に起こった。
 そう何の前触れもなく。
 さわやかな秋晴れのその日、世界中の注目を集めて某国の大統領が日本にやってきた。
 大統領専用機から降り立ち、にこやかに首相と挨拶を交わす姿は世界中に放送された。
 もちろん首都は厳戒態勢、警視庁、防衛庁、そしてなぜかCREW GUYSにも警備への参加要請があった。
 CREW GUYSからはサコミズ隊長とトリヤマ補佐官が出席、首相官邸での首脳会談の間、警備本部で待機していた。
 昼食後行われた共同記者会見の最中、それは起こった。
 それまでにこやかだった両首脳が、突然つかみ合いの乱闘を始めたのだ。
 なにが起きているのか、居合わせた記者も警備のSPもわからなかった。
 まるで悪夢のようだ。
 世界を代表する2カ国の首脳が、目を剥き、大声を出しながら相手の胸ぐらをつかみ、もみ合っている。
 ほんの数秒前までは、なごやかな雰囲気だったのに。
 気がついた報道陣がカメラを向ける。激しくフラッシュが焚かれる。
TVカメラがその光景を世界中に放送する。
 会場は大混乱に陥った。
 大統領のSPと日本のSPが、慌てふためき駆け寄って両首脳を引き離す。
 報道陣が殺到したが、両首脳はSPに囲まれて会場から退場。
 会場は封鎖され、記者達は官邸から追い出された。
 あらゆるメディアがこの事件を報道し、両国の開戦論から、個人的な遺恨の存在、両国の株価の暴落まで、その日の午後は、まるで戦争が始まったかのような騒ぎが続いた。
 ところが、夕方になって事態は一変する。
 再度、首相官邸で共同記者会見が行われると発表されたのだ。
 そこで報道陣が見たものは、さらに信じられない光景だった。
 まるで何事もなかったかのような両首脳、互いの非礼を詫び、抱き合って笑いながら固い握手をかわす姿。
 その後の日程も、ほぼ予定通り。まるで何事もなかったかのような。
 公式な日程の継続は大統領が自ら望んだ事だと発表された。日本の首相もあれは一種のパフォーマンスで、あらかじめ大統領と打ち合わせをしてあり、みなさんを驚かせようとしたジョークだと発表した。
 そんな事が信じられるか?
 マスコミも国民も、開いた口がふさがらなかった。

 大統領が無事帰国して、さらに数日後。
 トリヤマ補佐官は都内の高級ホテルに呼び出された。
 政界の大物と噂される国会議員からの連絡である。
 
「いったい何の用件だ?突然に呼び出すなんて。CREW GUYSの予算でも削ろうというのか?」
 トリヤマ補佐官はマル補佐官秘書に問いただした。
「それが、わからないんです。調べてもさっぱり意図がつかめません」
 二人は最上階のスイートルームに案内された。
 豪華なソファーに二人の男が座っていた。
 ひとりはTVでもよく見かける有名な国会議員、そしてもうひとりはどこかのっぺりとした顔つきの見慣れない中年男性。
 高価なスーツに身を包んだその男は、立ち上がってトリヤマ補佐官に握手を求めた。
「ようこそ、トリヤマ補佐官。お待ちしていました。そちらは秘書の方ですね。申し訳ないが私はトリヤマ補佐官とふたりで話がしたいのです。秘書の方は彼がお相手をします」
 呼び出した本人のはずの国会議員が立ち上がり、笑顔をふりまきながらマル補佐官秘書を部屋の外に連れ出した。
「お二人でゆっくりとお茶でもどうぞ」
 男がそう言うと、マル補佐官秘書を、その国会議員が引きずるように部屋から出て行った。
 この男は大物議員を自分の秘書がわりに使っているのか。
 あっけにとられているトリヤマ補佐官。
「どうぞ、かけてください」
 男はゆっくりとソファーに腰をおろした。

「あの・・・呼び出したのは、あの先生じゃないんですか?」
「いや、私が頼んだのです。あなたと二人きりでお会いしたくてね」
 男は首をかしげて、楽しげに笑った。
 
 2

 CREW GUYSの外部組織、GUYS対怪獣研究所では、サコミズ隊長と黒木所長がモニターを見つめていた。
 この研究所は、あらゆる怪獣、星人の生体組織を分析、外見や行動、組織サンプルから、速やかにその生命体の種類を分析、弱点を探し出して作戦行動のバックアップをするための組織である。
 ここには過去に蓄積された怪獣事件のすべての情報(アーカイブ・ドキュメント)が収められ、歴代チーム(ドキュメントSSSP・ドキュメントUG・ドキュメントMATなど)の1000種類を超える怪獣、星人の情報管理を行っている。
 しかし二人が見つめているモニターには、怪獣の組織ではなく、人間の脳をスキャンした立体映像が映し出されていた。
「まったく信じられない事です」
 黒木所長が操作すると、画像の一部が拡大された。
「ここを見てください、この脳の中心部分(海馬)と呼ばれている部分に小さな腫瘍が発生しています。しかもこれは単なる腫瘍ではありません。いわば脳のミニチュア、ほんの数センチの大きさですが、脳の機能をすべて備えています」
 モニターが切り替わり、脳の内部を切り取った映像が現れた。
「もともと脳には脳細胞を再生する機能があります。壊れた部分を修復し、切れた神経を復元するためですが、なんらかの影響で、脳の中にそっくりそのままミニチュアの脳が出来てしまったと考えられます。この組織がどういう機能をもっているのか?非常に興味深いですね」
 サコミズ隊長が、キーボードを操作するともう一枚の画像が現れた。
 こちらも別の人間の脳だが、やはり同じような腫瘍が見られる。
「黒木所長、この画像は別々の人間、しかも一方は外国人、そしてもう一方は日本人です」
「というと、もしかして・・・・」
 サコミズ隊長がうなずいた。
「そうです、先日来日した大統領と我が国の首相の脳内部のMRI画像です。
あの事件の後ふたりは、いったん病院に運ばれそこで検査をうけました。あの乱闘はあきらかに本人の意志ではない。何者かに操られているような気配を感じた。そこで某国側からも要請を受けて急遽精密検査が行われたのです」
「そうでしたか。私の推測ですが、この腫瘍は一種の受信機のような役目を果たしているのではないでしょうか?何者かの指令をうけて本人の意思とはかかわりなく、その人間の行動や意識の自由を奪ってしまう」
 黒木所長はため息をついた。
「この腫瘍を手術で取り除く事は不可能です。こんな脳の深部にあっては、たとえ手術に成功したとしても、脳には大きな後遺症が残ります。どうするんですか、ふたりとも現役の国家の最高指導者なんですよ」
 サコミズ隊長の表情も暗い。
「事態はさらに深刻です。この検査のあと、我が国の政府要人の脳検査が極秘裏に行われました。その結果、かなりの数の要人に同じような腫瘍が発見されたのです。検査は続けられていますが、さらに腫瘍をもつ関係者は増えるでしょう。これは明らかに何者かの侵略です。国家の上層部にいる政治家の自由意志を奪い、思うがままに操ろうとする悪質な挑戦です」
「これが侵略とは・・・大統領のあの乱闘も偶然ではありませんね」
「今回の事件は、いわば一種のパフォーマンスでしょう。その何者かが演出した筋書き通りに大統領は乱闘を始めた。その結果は明らかです。いつでも我々はこの世界を支配出来る、そう宣言したのも同じです」
 黒木所長が、小さなパレットを取り出した。
 密封されたガラスのケースの中には、赤い砂状の粒がいくつか入っている。
「これは腫瘍の発生原因だと考えられる薬物です。大統領が来日してから摂取したすべての食べ物、飲み物のサンプルから抽出しました。原因は食べ物の中にありました」
 モニターにその赤い砂粒の成分分析のグラフが現れた。
「ドキュメントアーカイブに、よく似たデータが発見されました。ドキュメントUG(Urtra-Guardウルトラ警備隊)宇宙ケシで精製された赤い結晶体です。今回の侵略者はメトロン星人と断定しても良いかと思われます」


 メトロン星人はウルトラセブンと戦った狡猾な宇宙人である。
 煙草の中に人を発狂させる赤い結晶体を仕込み、これを吸引した人間同士が殺しあい、最終的には人類が絶滅したあと地球を征服しようとしたが、ウルトラ警備隊とウルトラセブンによって阻止された。
 特異なフォルムと原色に彩られた宇宙人で、そのアジトに踏み込んだモロボシダンとアパートの一室でちゃぶ台を挟んで語り合ったことはよく知られている。
 
 3

 東京の下町には夕焼けが似合う。
 大通りにはビルが並び、商店やコンビニやファミリーレストランもあるが、一歩裏道に踏み込めばごちゃごちゃと肩を寄せあうようにして建っている民家がある。
 玄関先には植木鉢が並んでいる。板塀に囲まれた小さな庭、垣根越しに見える洗濯物、ピアノの音、赤ちゃんの泣声、夕食のカレーや煮物の匂いもただよってくる。
 そこにはささやかだが、暖かい人々の暮らしがあった。

 CREW GUYSのヒビノ・ミライとクゼ・テッペイは非番だった。
 独身寮でひとり暮らしをしているミライは、テッペイに誘われてそんな下町に中華料理を食べに来た。
「ここです。ミライさん」
「いらっしゃいませ!」
 テッペイに案内されて店内に入ると、料理のいい匂いと共に、従業員の女の子の元気のよいかけ声が二人を迎えた。
 赤いカウンターと4人掛けのテープル席がいくつか。小さいが清潔で居心地の良さそうな店だ。店内は家族連れや独身の男達で満席、皆楽しそうに食事をしている。
 カウンターの空いた席に座ると、すぐに女性店主がやってきた。顔立ちのくっきりとした美人だ。
「テッペイくん、ひさしぶりね」
「あ、アンヌさんお久しぶりです。こちら同僚のミライ君、CREW GUYSのメンバーです」
「ふふっ、知ってるわよ。活躍は聞いてるわ。よくきてくれたわね。今日はゆっくりしていってね」
 お冷のグラスを目の前に置きながら、アンヌは微笑んだ。
「アンヌさんは、もとUG、ウルトラ警備隊の隊員だった方です。いわば我々の大先輩です。今は結婚されてこのお店の経営者、僕の母がアンヌさんの友人で、このお店の常連なんです」
「いやだ!テッペイくん、そんな昔の事はいいのよ。私はとっくに退職したんだから。ねぇ今日は何にするの?」
 アンヌは手早く注文を聞くと、忙しそうに厨房の中に入っていった。
 あっけに取られているミライをテッペイが小突いた。
「なっ、美人だろう!あこがれてたんだよなぁ、ウルトラ警備隊のアンヌ隊員。まさかこんな所で中華料理店やってるとはなぁ」
 テッペイがカウンター越しに厨房で働いているアンヌをぼーっと見つめている。
「でも元ウルトラ警備隊の方が飲食店やってるなんて意外だなぁ・・」
「うん、ウルトラ警備隊を退職してからは病院に勤めていたって聞いたな、そこでうちの母と知り合って、その病院に入院してきた男性と恋愛、結婚、その方が中華料理のコックさんだったんだって。ほらあそこで料理している方がご主人だよ」
 カウンターの中では、頭にタオルを巻いた40代の男性が、一生懸命中華鍋をふっていた。
 アンヌは調理しているご主人と楽しそうにやりとりしている。お店もかなり繁盛しているようだ。
 二人はおすすめの腸詰めや麻婆豆腐、ラーメン、炒飯などをたっぷり食べ、ビールも飲んで楽しく過ごした。
 帰り際、会計をすませているとアンヌがやってきた。
「どう、美味しかった?今日はありがとうね」
「ええ、とっても美味しかったです。なんかとても自然な味ですね」
「あら、ミライ君わかった?うちは化学調味料をいっさい使ってないのよ。自然の素材だけを使って料理しているの、主人のこだわりでね。今の時代、無化調にするのは大変だけど、お客さんがよろこんでくれるの」
「そういえば、子供連れのお客さんが多いですよね。このお店」テッペイが回りを見渡して言う。
「そうよ、アレルギーのある子供さんには、事前に教えてもらうの。お母さんが安心して注文出来るでしょ。こんなところに看護婦の経験が役に立ってるわね。でも大変よ、大手メーカーの作っている食材って何が入ってるか分からないし。電話で聞いて確かめたり、でもその分やりがいもあるのよ」
「そうだったんですか。何度も来てるのに知らなかった」テッペイもうなずく。
「私は今の仕事がとても楽しいの、地球を守る事も大切だけど、安心して食べられる美味しいものを提供して、お客さんに喜んでもらう仕事も大切だわ。お客さんはみんな、うちの店の料理を食べて笑顔をくれる。
それはうちを信頼してくれてるってこと、平凡かもしれないけど、人の命は食べ物が守っているのよ」
 そう微笑むアンヌの笑顔は、輝いて見えた。
 アンヌさんはしあわせなんだ。
ミライは思った。セブンにいさんは、この事をしっているのだろうか?
 
 二人は店を出た。タクシーを探そうと大通りを歩いている時、ミライはふと自分に向けられる視線を感じた。
 振り返ると通りを挟んだ向こう側に、ひとりの男がいた。
 都会の雑踏の中、そこだけが光に包まれたように浮かび上がる。
 セブン兄さん!
 それはまぎれもなくウルトラセブンの仮の姿、そうモロボシ・ダンであった。

 ミライとモロボシ・ダンは高層ビルの屋上にいた。
 テッペイと別れたあと、ダンに導かれるようにここに来たのだ。
 ここから眺める東京の夜景は光の海だ。天の星々もかすむほど多くの光に満ちあふれ、人間の生きる力を象徴している。
 ふたりは長い間じっとその輝きを見つめていた。
「ミライ、いやメビウスよ。私が来ている事はアンヌには黙っていてくれ。ウルトラの一族として人間という生命を愛する事はもちろんだが、それ以上に私はアンヌというひとりの女性を愛してしまったのだ。
 しかし彼女は今、結婚して女性としての幸せをつかんでいる。私の事は忘れて幸せに暮らして欲しいと思っているんだ」
「セブン兄さん・・・・アンヌさんは幸せそうでしたよ」
「そうか・・・・」

 モロボシ・ダンは、かつてウルトラ警備隊の一員として数々の侵略者と戦ってきた。
 キリヤマ隊長、フルハシ隊員、ソガ隊員、アマギ隊員、そしてアンヌ隊員。
 モロボシ・ダンはメディカルセンターに勤務するアンヌによく治療された。
 人間としての体をうまく使う事が出来ず、無理をして怪我ばかりしていたのだ。そのたびに、もっと自分の体を大切にしなさいと怒られていた。ウルトラの一族として人の心の機能は知り尽くしていたつもりが、アンヌを見るたびに心の中にわき上がる不思議な気持ちは、セブンにとっては初めての未知の感情だった。
 それが愛情、それも女性に対する愛情だと気がついたのは、最後の戦いのときだった。
 ゴース星人の大規模な侵略の前に地球は危機に陥った、ウルトラセブンも活動限界を越え、もはや最後の変身の時。
 ダンはアンヌに、自分が宇宙人である事、そしてウルトラセブンである事を告白する。
「宇宙人だろうと地球人だろうと、ダンはダンでかわらないじゃない!」
 アンヌはダンを、ウルトラセブンを受け入れてくれたのだ。その愛に応えるためセブンは戦った。
そして地球を去る事になったのだ。

「私は帰ってからも、ずっとアンヌの事が気になっていた。このアンヌへの愛をなにかの形で残したかった。その後、ベムスターに苦戦するジャックに、ウルトラブレスレットを渡しに再び地球を訪れた時、私はアンヌのもとを訪れた。と、いっても彼女は夢だと思っているだろう。眠っているアンヌの意識の中で、私たちはついに結ばれる事が出来た。そして彼女の遺伝子情報を持ち帰ったのだ。私の子供には、アンヌの遺伝子情報を組み込んである。ウルトラの一族の中で初めて人間の遺伝子情報をもつウルトラマンが生まれたのだ」
「そんなことが・・・・」
 ミライは、ダンの横顔を見つめていた。
 数あるウルトラの一族の中で、これほど人に対する愛情が深いウルトラマンは、いないのではないか。
 光の国の宇宙人と肉体を持った人間。決して結ばれる事のない愛。
セブンは人類を愛しているのではなく、もしかするとアンヌだけを愛しているのではないのか?
 ミライには、そう思えた。
「メビウスよ。油断するな。今回私が地球にやってきたのはアンヌに会うためだけではない。メトロン星人の侵略情報を手に入れたからだ。すでにメトロンは地球に潜伏している。なにか企んでいるのは間違いないが、それがどういうものなのかは私にも分からない。
 CREW GUYSのサコミズに伝えてくれ。メトロン星人は狡猾な奴だ。直接的な破壊活動ではなく、人の心の隙間をついてくる。
 奴は地球と人類を研究し尽くしているとな」
「はい、必ず伝えておきます。あれ、サコミズ隊長って・・・どうして・・・?」
 サコミズ隊長って人間だよな、ウルトラ一族じゃないのに、なぜ伝えてくれと、そんなことしていいのかな?
 ミライが首をかしげた瞬間、ダンの姿は闇の中に消えていた。

コメント(6)

4

 その数日後。再び、世界を揺るがすような事件が起こった。
 先月来日した某国の大統領、そして我が国の首相が、同時刻に記者会見を行ったのだ。
 マスコミは驚愕した。なぜ、こんなことが起こるのか?
 しかも事前にマスコミへの連絡もなく、どうやって準備をしたのか?
 まったく分からないまま、世界中の人が、ほぼ同じ内容の放送を聞く事になった。
 某国では夜の10時、日本では、昼の12時が記者会見の放送時間である。
 各局の番組はすべて報道特番に切り替わった。しかも両国同時の衛星中継である。
 首相官邸、回りを取り巻く政府の閣僚、そしてぎっしりと並んだマスコミの記者とカメラ。
 現れた首相の横には、CREW GUYSのトリヤマ補佐官の姿も見えた。
 しーんと静まり返った報道陣を前に、おもむろに首相が口を開いた。
「日本国民の皆様、私はここに重大な発表をいたします。現在地球と人類の自由はウルトラマンと呼ばれている宇宙人の一族に脅かされています。
 わが国における最近の怪獣災害、また異星人の侵略といわれている破壊行為は、ウルトラマンと呼ばれる善意の宇宙人が、人類を助けて未然に防いできた。国民のみなさんは、そう思っている事でしょう。
 しかし事実はそうではありません。
 ウルトラマンは人類を守ると称して、他の善意の宇宙人の来訪を拒んでいたのです。
 限りなく広い宇宙にはウルトラマンの他にも、人類と手を取り合い友好を結びたいと思っている異星人は多く存在します。
 しかしウルトラの一族は、それを阻害してきました。
かれらが地球にたどり着く前に攻撃し、宇宙船を破壊してきたのです。
 ウルトラマンの目的は地球資源の独占的支配、そして人間の間接的支配である事はあきらかです。
 ここ25年ほど、世界には怪獣も侵略者も現れず、怪獣災害もありませんでした。
 それが突然、また宇宙怪獣が飛来し、そして突然ウルトラマンが現れた。
 以前もそうです。怪獣が現れるとウルトラマンが現れ、防衛隊が手に負えない怪獣を見事に倒す。
地球を訪れる異星人はすべて人類の敵で、それをまたウルトラマンが倒す。
 これが本当に偶然の出来事でしょうか?あまりにも不自然な出来事だと思われませんか?
 怪獣を出現させたのが実はウルトラマンであり、善意の異星人は地球にたどり着く前に排除し、悪意をもつ異星人は地球に送り込み、破壊活動を見せつけてから、それを倒す。
 人類に取ってウルトラマンがいかに必要な存在であり、また善意の象徴であるかをこれほど印象づける手だてはありません。
 しかも地球に滞在しているにも関わらず、普段はその存在を秘密にしている。
 これはなぜか?公式に政府と対話する事もなく、ウルトラマンの未知の技術を国民に公開する事もない。
 果たしてこれが、宇宙における正しい外交の方法なのでしょうか?」

「そんなバカな!」TVを見ていたCREW GUYSのメンバーは叫んだ。
「ウルトラマンが、そんな事をするはずがない!そうだろうミライ!」
 リュウがミライに詰め寄る。
 彼らはミライがウルトラマンメビウスであることを知っていた。だからこそ、ミライが、そしてメビウスが首相の言う悪意の異星人であるとは、とても信じられなかった。
「まって、トリヤマ補佐官が出てきたわ」コノミ隊員がリュウを止めた。
 首相がCREW GUYSのトリヤマ補佐官をマスコミに紹介している。補佐官の表情は固く、いつもと様子が違う。

「彼は怪獣防衛隊、通称CREW GUYSのトリヤマ補佐官です。GUYS(ガイズ)の本部はニューヨークにあり、ウルトラマンと共に地球規模での防衛活動を行っています。彼の証言をお聞きください」
 トリヤマ補佐官がマイクの前に立った。
「私はGUYS(ガイズ)が「メテオール」と呼ばれる異星人の技術を独占している事実を公表します。この技術は異星人が残した宇宙船からもたらされたオーバーテクノロジーで、いまだ不明な点も多く、制御に関しては危険が伴います。したがって使用に関しては上層部の許可のもと一分間のみの使用が許可されています」
 首相が満足そうにうなずく。
「ウルトラマンの技術を、ウルトラマンと共に戦う組織だけが独占し、危険だからと他の研究機関には渡さない。もしウルトラマンとGUYS(ガイズ)が、人類を支配しようと考えたとしたら?メテオールというテクノロジーは大きな脅威になります。
 これは許される事ではありません。GUYSのあり方については、これから厳しく追求していきます。
 彼は、重大な内部告発として、これからも充分協力していただくことになっています」

 その後、興奮したマスコミと激しい質疑応答が続けられた。
 ほぼ同じ内容が、某国でも発表され、ニューヨークのGUYS(ガイズ)本部の混乱がTV画面に映しだされた。
「どうなっちまうんだ!俺たちは!!」リュウ隊員がテーブルに怒りを叩き付ける。
「これがメトロン星人のやり方だ」
 落ち着いた表情でサコミズ隊長が言った。
「ついに始まったか・・・いやもう終わっていると言った方がいいかもしれない」
「それはどういうことですか。隊長」ジョージとマリナ隊員が同時に聞き返す。
「先日の大統領の乱闘事件以来、GUYSの研究班は総力を挙げて原因の究明にあたってきた。そして遂に原因を突き止めたのだ」
 それまで黙っていたテッペイが小さなカプセルを取り出してテーブルに置いた。
「これは、本当にとんでもない代物ですね」
 全員の視線が集まる。カプセルの中には赤い結晶体が入っている。
「この赤い結晶体は、食品の中に紛れ込んで、食べた人間の脳の中に小さな腫瘍状の受信機を作るんです。人によって差がありますが、摂取してから早くて一日、遅くても一週間でその人間の全人格を乗っ取れる腫瘍が出来ます。
 もちろん体に耐性があり、腫瘍が出来ない人もいます。でもこの結晶体は、すでにかなりの規模で広まっています。都内だけではありません。日本中、いやアジアやヨーロッパ、アメリカから集めた食品サンプルからも発見されています。
 これだけの量を、いつの間にばらまいたのか・・・・スーパーやコンビニで売ってるカップ麺やスナック菓子、お弁当、ソフトドリンクにまで混入しています。世間に流通している加工食品のどれが安全で、どれが危険なのか、まったく見当がつきません。
 もしこの事がマスコミに知られたら、世界中でパニックや暴動が起きます。だれが操られているのか?自分の意志は本当に自分のものなのか?そう、人が人を信じられなくなる」
「まさしく人類の危機だな」
 サコミズがミライの方を見た。
「ミライ、メトロン星人は赤い結晶体を食品添加物に混ぜて、複数の大手食品商社から大量に販売している。この結晶体を混ぜることにより習慣性が生まれて、混入した食品の売り上げが伸びるといわれている。売り上げが欲しい会社が飛びつくわけだ。我々も製造元を調べたが、経路が複雑で多岐に渡り、まだ特定は出来ていない。
 モロボシ・ダンから、なにか聞いてないか?」
「・・・・まだ連絡はありません」
「マウスを使った実験では、赤い結晶体の摂取さえやめれば、腫瘍が縮んで消えていくことが分かっているんだが・・・」
「隊長、我々にも出来る事はありませんか?」
 隊員達が詰め寄った。
「そのメトロン星人の潜伏場所が、分かればいいんですね」
「そうだ」
 サコミズ隊長が隊員を整列させた。
「よし、我々も捜索を進める。ただし極秘任務だ!CREW GUYS、出動!!」
「GIG(ジーアイジー)!!」
 全員が私服に着替えて通用口から静かに出動した。
5

 メトロン星人は都内にいた。
 それも地下深くの秘密基地に潜伏しているわけではない。堂々と大通りに店を構え、だれでも入れるコンビニエンスストアーが彼の基地であった。
 もちろん店内は他の店と変わった所は特にない。大手コンビニチェーンの看板をかかげ、毎日弁当やパンや新聞、雑誌が配達される。お客も来る。バイトの学生はもちろん人間だし、近所の学生、主婦、サラリーマンが一日中出たり入ったり。
 ようするに何も変わらない、あたりまえのコンビニがメトロン星人の前線基地なのである。
 都会の夕暮れ。そのコンビニに、ふらりと現れたひとりの中年男。
 茶色の上着にラフなジーンズ姿。彼は買い物をするでもなく、店内をぐるりとひとまわりすると、客がいなくなるのを確認して、レジにいた男に声をかけた。
「君がメトロン星人だな」
 男は少しだけ意外そうな表情をしたが、にやりと笑うとレジカウンターにあるボタンを操作した。
 自動ドアがロックされる。表との境にあるガラス窓が真っ黒に変色する。一瞬にして店内は外の世界と遮断された。
「モロボシ・ダン、いやウルトラセブン。さすがだ・・・待っていたよ」
 目の前にいる男の姿が、見る見る変化してゆく。体がふくれ人間のシルエットが崩れ、特徴的なつるりとしたメトロン星人の姿へと変わっていった。
「この店は宇宙船だろう?私は君の船が放つ特定の周波を覚えていた」
「そうか、いずれ君は来るだろうと思っていたよ。どうだね、おでんでも食べていかないか?うちのは味がいいと、人間にも評判なのだよ、ふふふふ・・・」
 メトロン星人とダンがコンビニのカウンター越しに向き合っている。
「我々は個体が得た知識を種族で共有する。前回地球の侵略に失敗した個体の知識や感情も私は引き継いでいる。今回の計画も最大の障害は、メビウスではなくセブン、君の存在だった」
「同じ計画を繰り返すとは芸がないな。赤い結晶体の事はすでにCREW GUYSに知られ、対策が取られている。君の計画は失敗したんだ」
「失敗ではないよ。我々の目的は人間同士の信頼を破壊する事だ。我々が勧めた結晶体の入った添加物が、どれくらいの規模と勢いで広まったか分かるかね?まったく人間という生物はバカな生き物だ。命の源である、自らの体を構成する食物に何が含まれているのか、まったく注意を払わないのだからな。経済活動とかいう利益のためには、平気で売れるものを売ろうとする。食品会社への売り込みは、まったく簡単だったよ・・・・」
 メトロン星人の胸にある発光器官が怪しく点滅を繰り返す。
「これにより人間は人間に対する信頼を失う、そして我々が選んだ有能な独裁者に指令を出して、世界中の政治家に命令すれば、世界は簡単にひとつにまとまるだろう。
セブン、人間の理想とする戦争のない世界が実現するのだよ。人類はたやすく幸せになれる。
 個人が悩む必要などない。食料危機、地球温暖化・・・?
不必要な人間を大量に殺せば問題は解決だ。なに簡単な事だよ。
人間は、すでに家畜で同じような事をやっているではないか」
 モロボシ・ダンは身を乗り出した。怒りが全身を包み込んだ。
「人間は家畜ではない!ひとりひとりが心を持った個性の固まりだ。人間の幸せは人間が自ら選び、作り出すものだ!」
「そうかね。君は人間の女性に特別な感情をもっているから、そう思うだけだ。我々が人間を家畜だと思っていると言うなら、ウルトラ一族はどうだ。人間をかわいいペットだと思っているのではないか?」
「そんなことはない!」ダンが叫ぶ。
 メトロン星人はダンを無視して話し続けた。
「ウルトラ一族はめざわりだよ。この地球は、40億年分の生命の情報が詰まっている宝石のような惑星だ。宇宙に存在する高度な知性体は皆それを知っている。なのになぜ、ウルトラの一族だけがそれを独占しようとする!
 資源は分かち合うものだろう。君たちは地球の生命を保護し、人類が宇宙に自らの力で進出するまで見守ろうとしているらしいが、人間にそんな力はない。私はじっくり調べたよ。このコンビニというシステムは便利なものだ。POSレジスターという仕組みを使って人間の欲望を集めて、売れるもの、欲しがるものを分析できる。
私は人間の欲望を知り尽くした。愚かな人間はこのままでは、いずれ自分の欲望のために生物を絶滅に追い込むだろう。そんな人間が地球を代表する存在だとは、とても思えないがね」
「デュワ!」
 モロボシ・ダンは、上着からウルトラ・アイを取り出すと装着し、ウルトラセブンに変身した。
「なんだ、都合が悪くなると変身か。私は君と戦うつもりはない」
 軽い空気音と共にカウンターの内側、メトロン星人の足下に穴が開き、その中にメトロン星人は吸い込まれた。
「この店は、君をおびき出す罠でもある。さらばだ、ウルトラセブン。もう不毛な議論には飽きた」
 
 セブンを閉じ込めたまま、コンビニ全体が震え始めた。
 ブゥーンという細かい振動を発しながら、見慣れたコンビニがそのまま地面からすっぽりと抜けて浮かび上がる。
 地面の下にあった部分には黒い半円の球体が見える。これがメトロン星人の宇宙船の本体であった。
 コンビニは看板や照明をつけたまま、高度をあげてゆく。通行人が呆然と見上げている。
 目撃者からの通報が入り、ただちにCREW GUYSに出動の要請があった。
 連絡をうけたコノミ隊員から、各隊員に指令が出た。
 CREW GUYSのメンバーも呼び戻され、ただちにガンフェニックスが発進した。
 登場しているのは、ミライ・リュウ・マリナの3人である。
 
 本部のコノミ隊員から、ガンフェニックスに、さらに驚くべき報告が入った。
「都内にあるコンビニがお客を閉じ込めたまま、次々と空に飛び上がりました!ローソン、セブン・イレブン・ファミリーマート、サンクス・・・・とても数え切れません!」
 ガンフェニックスのレーダーに未確認物体の数が、光点で表示される。
 ひとつ、ふたつ、見る見る光点の数が増えていく。
 都内の夜空に100以上のコンビニが看板を輝かせたまま飛び回っている。
 まるで遠くから見ると街がひとつ浮かんでいるようにも見えた。ただそれはすべてメトロンが仕込んだダミーの宇宙船である。
 上部にあるコンビニの店舗はそのまま、地面の下にある部分には反重力を発生する黒い球体が取り付けられている。
 店内には閉じ込められ、助けを求める客や店員の姿が確認出来た。
「これが全部メトロン星人の宇宙船なのか?!」リュウが叫ぶ。
「店内にはお客がいます。これでは攻撃できません!」マリナが本部に指示をあおぐ。
 ガンフェニックスが接近すると、飛び回る黒い球体から一斉に破壊光線が発射された。
 多数の火線が、ガンフェニックスをかすめる。リュウが必死に回避を続ける。
「敵が攻撃してきました。このままではかわし切れねぇ!」
 
 衝撃がコックピットを襲った。機体の数カ所に被弾したようだ。アラームが鳴り響く。
「これじゃダメだ!行きます!」ミライがコックピットから走り去った。
 左腕に現れたメビウスブレスのクリスタルを回転させる。ミライは瞬時に光りの巨人、ウルトラマンメビウスに変身した。
 逃げるガンフェニックス、追う無数のコンビニ宇宙船。
 その前にメビウスが立ちふさがった。
 メビウスめがけて破壊光線が一斉に発射される。
 メビウスはバリアーを張って光線をはじき返すと、広い空き地のある湾岸地区に降り立った。
「セブン兄さん!どこです!」
 メビウスはセブンの意識を探した。ウルトラマン同士は、どんなに遠く離れていても意志を伝える事ができるのだ。
 頭の中にセブンの声が響く。
「メビウスか、私はメトロン星人にとらわれた。店内には強力なバリアーがあって内部からは脱出出来ない。私の事はいい。お前は宇宙船に捕まった人を助けるんだ!」
 メビウスの上空に多数のダミー宇宙船が集まってきた。火線を乱射しつつメビウスに接近する。
 メビウスはバリアーを使って光線を防ぎながらメビュームスラッシュを放った。
 ごく弱められた光弾は、次々とコンビニの黒い半球に命中。コントロールを失ったコンビニが、ふらふらと墜落を始めた。
 落ちてくるコンビニを素早く受け止めるメビウス。もちろん店内では商品が飛び交い、棚が倒れ、お客も悲鳴をあげて転げ回る。
 それでもメビウスは出来る限りそっと受け止めると、次々と地面に降ろしていった。
 メビウスシュートを撃ち、落ちてくるコンビニを受け止める。
 かなり乱暴な方法だが、ウルトラマンの運動能力は人間とは比べ物にならない。
 見る間に広い空き地にコンビニの山が積み上げられた。
「おのれ、メビウス!」
 メトロン星人が動いた。
 巨大化して、メビウスの背後から襲いかかった。
 背後からメトロン、そして攻撃するコンビニ宇宙船。
 メビウスも苦戦し始めた。
 しかしそこにCREW GUYSが駆けつける。
「メビウスを援護するんだ!」
サコミズ隊長の指揮のもと隊員達はトライガーショットでメトロン星人を集中攻撃した。
 メトロン星人が、CREW GUYSの攻撃に気を取られた瞬間、メビウスはセブンがとらわれているコンビニ宇宙船を見つけ出した。
 迷わず両手を広げ十字に組み、メビュームシュートを放つ。
 宇宙船が爆発する!その爆発の中からウルトラセブンが現れた。
 セブンは爆発の直前、急速にミクロ化し爆発の衝撃を避けると、再び巨大化したのである。
 メビウスとセブン、二人のウルトラマンがメトロン星人と戦う。
 状況が不利と判断したメトロン星人は、残りのダミー宇宙船をセブンとメビウスにぶつけてきた。
 その隙に逃げようとしたのである。
 しかしCREW GUYSが逃がさない。
「メテオール解禁!」サコミズ隊長が叫ぶ。
 隊員達はトライガーショットのブルーチェンバーを選択、メトロン星人に向かってキャプチャーキューブを発射した。
 これは敵を閉じ込めるバリアーを発射するメテオール弾である。
 メトロン星人の動きが凍りついたように止まった。
 メビウスとウルトラセブンの必殺光線が、メトロンめがけて同時に放たれる。
 メビウスシュート、そしてセブンのワイドショット!
 光り輝く光線が命中する。
 大爆発とともに、メトロン星人は粉々に砕け散った。
 コントロールを失った残りの宇宙船は、まるで浮力を失った風船のようにゆっくりと地上に降りてきた。
 CREW GUYSが、手分けしてコンビニに閉じ込められたお客や店員達の救出に当たった。
6

 朝焼けの光の中、モロボシ・ダンとヒビノ・ミライが握手をかわす。
「セブン兄さん、ありがとうございます」
「ああ、メトロン星人は倒した。だが大変なのはこれからだぞ、ミライ。メトロン星人が作り出した世論は、人間不信を生み出した。そしてウルトラマンを否定する考え方を人間に植え付けた事になる。これを消し去る事は、いままでの戦いより数倍苦しく、長い時間がかかるだろう。
 宇宙にはさらに恐ろしい敵が地球を狙っている。我々も力を合わせないと、この地球を守る事はできないだろう」
 モロボシ・ダンは、アンヌの姿を思い浮かべた。
 アンヌの作る料理は、母親の手料理のようなものだ。自分の母が作った料理を疑う子供はいない。
なぜなら人が生まれてきて最初に口にするものは、母親の母乳なのだから。
 人の食にたずさわる人々がそれを思い出した時、信頼と愛情はきっと甦る。
 人間の素直な心を、ダンは愛していた。
 
 ダンは思う、アンヌの作った料理を食べてみたいと・・・
だが、それはもうかなわぬ願いなのかもしれない。
 ウルトラセブンは去った。
 朝焼けの空に輝く明けの明星に向かって。
 ミライは、その姿をまぶしげに見送っていた


   おわり


 あとがき
 
 この話は実は17年も前に考えたストーリーが元になっています。
 1992年に開催された横浜のSF大会「HAMACON」
 そこで行われたコスチュームショーの演出用脚本がそうです。
 その時、自分用に作った着ぐるみがメトロン星人。それがどういうわけが優勝してしまいまして。
 それ以来、私のあだ名はメトロン星人。
 その後、同人活動を始めたのですが、そういえば愛着のあるメトロン星人の話を書いた事がない。
 じゃあ今回は、メビウスにメトロン星人を登場させようと思ったのです
 ウルトラマンメビウスは、大変楽しみにしていました。
 毎回、懐かしい怪獣達やウルトラマンが登場し、友人と見て多いに盛り上がったものです。
 12月には、新作のウルトラマン映画が公開されます。
 セブンの息子が登場するということですが、母親はいったいだれだ!
 ウルトラマンは、どうやって子供を作るんだよ!
 なんて事も考えながら楽しんでいただければ幸いです。

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