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超人池田大作コミュの杉田かおるの「杉田」を読む

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「 ★創価学会告発本・杉田かおる著 「杉田」を読む 投稿者:tvmania 2005/03/12 13:10

★「松雪泰子・… ★グッチ裕三所…

(小学館刊)。



11日発売、杉田かおる著「杉田」

構成・文は由井りょう子。杉田の前作「すれっか

(1999年、小学館刊)も手がけ、女性誌の タレントインタビューや、ドラマのノベライズ本 の構成などを担当しているフリーライター、58

杉田の父、八造(70歳、不動産業、神奈川県小田 原市在住)に対する恨みと、杉田が入信した、創 価学会での活動を反省する書、である。

杉田の両親は、杉田が6歳のときに離婚していた が、父・八造は離婚前から何人もの愛人がおり、 離婚後も杉田家に出入りし、母にお金を渡してい た。創価学会員でもある八造は、人妻を騙して土 地を巻き上げるという、詐欺行為を繰り返してい

杉田が16、17歳ぐらいの頃。神奈川県・厚木にあ る寺の土地を狙っていた八造。八造の車に同乗し ていた杉田、八造が自分がいかに人のためを思っ て仕事をしているか、などと「詐欺師の妄言」を 語る姿に逆上。

八造が持っていた、土地買収用の「見せ金」30万 円を、車内から外に投げ捨てた杉田。すると八造 が豹変、走行中の車から杉田を突き落とそうとす るが未遂に終わる。しかしその後も八造は、度々 杉田家を訪れ、馬鹿な母を騙して杉田の実印を持 ち出し、杉田名義の借金を増やし続けた。

杉田が26歳の頃、悪徳弁護士とグルになって、杉 田に1億円もの負債を肩代わりさせた八造。実の親 がこんなひどいことをするのか、と疑いを持った 杉田。母に、八造は本当の父なのか、と問いただ すと母は「あのお父さんは、本当のお父さんじゃ ないのよ。本当のお父さんは、全然別の人」と。

杉田が生まれたとき、父と母は結婚していたもの の、杉田は、母が不倫相手の男との間に生まれた 子だった。八造は子供が作れない体で、愛人は子 持ちの人妻ばかりだが、子供はひとりも産ませて

(※八造は「女性自身」の取材に「杉田かおるは 私の実の娘」と反論している)

著書中盤からは、創価学会への入会から脱会まで が、詳細に綴られている。 1980年11月、杉田16歳。映画「青春の門」出演が 決まった頃。父が愛人と住んでいた、神奈川県・ 大井松田の家で学会の「座談会」が開かれ、杉田 は入会をはっきり決めた。

芸能人が「広告塔」として活動する「芸術部」に 所属し、当時住んでいた東京・品川地区の「高等 部女子部」にも所属。同じ年代の仲間に囲まれ、 心を許す場所になっていった。

芸術部の重要な行事は、年1回の総会。杉田が初め て参加したのは、1982年、横浜にある学会の会館 で開催された総会。総会後の会食は、横浜港に入 港していたクイーンエリザベス2世号を見ながら。 司会は歌手のK。

会食の席で、学会の最高実力者・池田大作と初対 面し感激する杉田に、池田が会食中突然、杉田に 「『月の砂漠』を歌いなさい」と指名。フォーク 歌手のTがピアノの伴奏をするが、緊張して声が上

「へたくそだねぇ」と何度も歌いなお

ずる杉田。

しを命ずる池田。しかし、池田に傾倒していた杉 田は「息苦しいまでに幸せだった」と。

「転教(てんきょう)」という、全国で学会の布 教活動にいそしむグループに入った杉田。全国各 地での講演が生活の中心に。16歳のときに買わさ れた土地が、バブル景気で高騰し、24歳の時には 「長者番付」に載るほどまでに。

「悲惨な生い立ちだったが信仰で成功者に」とい う、学会本部が作った台本に違和感を覚えながら も、全国の学会員が待っていてくれる、と思い布 教活動に深入りする杉田。女優としての仕事は激 減したが、忙しい毎日だった。

地方への交通費や宿泊代は、学会が出してくれた が、日当などはなく、すべて自分の持ち出しだっ た。芸術部所属ということで、一般の会員より丁 重に扱われていたが、本部の上層部の人間は違っ

広報機関紙の記者が取材にかこつけて「今から会 いませんか」と誘ってきたり、酒席でセクハラま がいのことを強要されたり。酒席でハメを外して いる、最高幹部に疑問や不信感をいだいた。

1984年1月、成人式を迎え芸術部幹部から「いよい よ戦えるね」と言われた杉田。選挙権を持ち、選 挙で戦う、という意味。杉田が生まれた年、1964 年に旗揚げした「公明党」の選挙活動。

翌年6月に行われた東京都議会議員選挙では、女優 のKとともに、応援演説で都内を走り回った。立派 な学会の「広告塔」になり、普段でも勧誘に励む ようになった。劇場やテレビ局の楽屋に芸能人を 訪ね、粘り強く勧誘した。

1985年。教団機関紙(聖教新聞)発行元を、アメ リカ大使館の一行が親善訪問する、というイベン トに駆り出された杉田。

最高指導者・池田大作を囲む食事会の席で、デ ザートにメロンが出た。 「このメロンは天皇陛下と私しか食べられない」 という池田。ひとさじすくって口に入れたあと 「みんなにも食べさせてあげたい」と言い、食べ かけのメロンを隣の席の人に。同じスプーンです くって食べ、また隣の人に。

気持ち悪さが襲ったが、ついにメロンが杉田の前 へ。ほとんど食べ尽くされていたが、覚悟を決め てメロンを飲み込んだ。「お下げ渡し」と称した 最高指導者の行為に、不信感をいだいた。

学会には、年に一度の「献金の日」というのがあ るが、年金生活者や生活保護を受けている人から も集金する、という行為に疑問を持った。杉田自 身は、集金活動には参加せず済んだ。

杉田が生まれる前から学会信者の父は、教団を利 用して、信者から金や土地を騙し取っていた。そ んな父を見て、信仰を見直したい、と思った杉田 は、学会から物理的に距離を置くべきだと思い、 24歳の時、思い出のしみついた品川を離れ、東 京・多摩市の聖蹟桜ヶ丘に転居。 その後30歳になった時、東京・八王子に移った。

1991年に起こった、創価学会の宗門(日蓮正宗大 石寺)に対する誹謗中傷事件。宗門は11月、学会 に対し「破門」を申し付けた。学会ではなく日蓮 正宗の思想に共感していた杉田は、学会を脱会す ることにした。

ある女優からは「あんたが熱心に家までやってき て誘ったから、私は入ったのよ。なのに自分はや めちゃって。どうしてくれるのよ、この裏切り 者」と言われ、芸術部員の女優Kや、歌手のYが自 宅に押しかけてきた。

母に「御本尊を見せてください」と迫り、来客中 だったので母が断ると、それまでのにこやかな態 度が一変して、力づくで玄関のドアを開けて、中 に入ろうとする女性たち。鍵を閉めても、彼女ら はなかなか帰ろうとしなかった。

彼女らが見せてほしいと言った「本尊」とは、 「日蓮大聖人の御本尊」だが、日蓮正宗から破門 されて使えなくなった。苦肉の策として学会は、 約280年ほど前の26世日寛上人が書写した御本尊を 印刷して配布。どちらの御本尊を祀っているか、 チェックしに来たのだ。

杉田より少し前に学会を脱会していた、杉田と年 齢が近い女優のK・Uも、日本から離れてアメリ カ・ロサンゼルスに滞在していたら、学会の海外 支部の人たちに軟禁状態にされ「なんで教団をや めたんだ」「戻ってこい」と説得され、とても怖 かったと教えてくれた、とのこと。

杉田は結果として、すんなり学会から離れること ができたのは、学会の「黒幕」と懇意にしていた から、という記述も。

「黒幕」とは、以前から家族ぐるみのつきあい。

(横浜の廃

1989年、横浜で起こった「金庫事件」

棄物処理場で、2億円近いカネが入った古金庫が廃 棄されていたが、所有者は教団幹部だった)のシ ナリオを書いた、ともいわれる人物。その「黒

「杉田の家族を守るように」という通達 を出してくれていたから、だそうだ。

その後「黒幕」とも訣別し、テレビの仕事を増や す。テレビに姿を晒す、ということは人目につ く、ということ。人目につくのは、身を守る最上 の方法だと思う、と。

締めは、昨年8月に杉田が挑戦した日本テレビ「24 時間マラソン」の裏話と、結婚生活について。 「幸せに包まれて、この魂の記録を書きついだ」

「宗教に限らず、さまざまな思想や教えにマイン ドコントロールされて、本来の自分を取り戻すた めに苦しんでいる人たちに、なんらかの参考にし ていただければと思っている。」と結ぶ。

学会に「洗脳」されてから「脱会」を決めるまで の記述が生々しい。「創価学会」という実名は一 度も登場しないのだが、巨大宗教団体の「暗部」 が垣間見えて興味深く読んだ。 この本に対し、学会からのアクションがあるかど うか分からないが、末端の信者や、入会を考えて いる人にはぜひ読んでもらいたいような気がす



★「松雪泰子・… ★グッチ裕三所… 」

http://tvmania.livedoor.biz/lite/archives/16170564.htmlより

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