音読厨毒コミュのちいさな地球の子守唄

東北・福島支援コンサートなど、精力的に活動をしているシンガーのミネハハさんのCD「nano voice」に収録されている『ちいさな地球の子守唄』を自由に表現してほしいとのことで使用許可をいただきました！
http://www.facebook.com/minehaha.nanovoice#!/photo.php?v=362446497169753

■使用してもよいもの■
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・音源
・歌詞の朗読
・ものがたりの朗読
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↑これらを、自由に表現してみてください。
作品ができましたら、このトピのコメント欄に投稿してください。

■作品を使用する際の注意■
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タイトル：nano voice「ちいさな地球の子守唄」
原曲：マクダウェル野ばらに寄す
作詞/文：岩城安宏
編曲：飯田俊明
歌：ミネハハ
URL：http://www.minehaha.com
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必ず、↑の情報を作品内に明記してください。

作品をアプリ化する場合もあります。
その際は利用させていただきますのでご了承ください。

ものがたり

私のてのひらの中に小さな地球くんがいる ―。

ある朝、坂道の上からポーンポーンと跳ねながら、小さなボールが私に向かってきた ―。
青いスーパーボールが私のてのひらにスポッと納まった。
「ボクは地球くん、、」
てのひらの中でか細い声がした。
地球くんは震えていた。地球くんは怯えていた。地球くんはグッタリしていた。
私は、思わず地球くんをそっと両手で抱きしめ胸に押し当てた。
… 愛おしい。

私はその日から地球くんの母親になった。
私のてのひらを地球くんのベッドにして一緒に添い寝した。

やがて地球くんは、元気になっていった。

一緒にご飯を食べた。
一緒に散歩して、一緒にお買いものをして、一緒に泣いて、笑って、そして怒った。
人間の我儘と傲慢と残酷に、無性に肚が立って一緒に怒った。
そして、その一人が私であることに気付いた。
「ごめんね！ごめんね！ごめんなさい、本当にごめんなさい、、」
くり返しくりかえし何度も謝った―　心から詫びた。

「うん！ボクはあなたと知り合えてよかった。
人間が本当はこんなに優しいって分かったから、
今日からまた元気に、あなたたちを守るよ！ありがとう、、」

地球くんがそう言った途端、
青いスーパーボールから透明な何かがすーっと抜けていった。
それから青いスーパーボールは、動かなくなった。
しゃべることもなく、泣くことも、笑うことも、軽い寝息を立てることもなくなった、、。

でも私は今も、てのひらをベッドにして地球くんと添い寝する。
地球くんと一緒に、いつも夢の中で遊んでる。
日毎に、元気に逞しくなっていく地球くんを感じることが、この上無く嬉しい！

今日も私のてのひらの中には小さな地球くんがいる ―。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　文／岩城安宏

<<ミネハハからのメッセージ>>

この広い宇宙で、たったひとつしかない地球が
人的破壊、そして自然災害によって
危機的状況にあります。
水と緑の美しい星を、どうやって
後世に残してゆくのでしょう…
人の心はどこにいったの？
自分さえよければそれでいいの？
沈黙している日本人…
「長いものに巻かれろ！」的な生き方に、
もう終止符を打たなければいけないのです。
今！日本から発信しなければ世界は変わらない、止まらない！
何世代後（なんせだいのち）の“命”のことを考えて日々暮らそう！
つながろう、伝えよう、そう、今！
あなたから！！