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ミサイル防衛研究会コミュのミサイル防衛の課題

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このトピックは現在の日本のミサイル防衛の課題を洗い出し、より良いミサイル防衛体制を構築するにはどうすれば良いかを考えるトピックです。

日本のミサイル防衛体制は主にイージス艦のSMー3、地上配備型のPACー3、各種のレーダー・米軍衛星からの情報等々により構成されています。

もう一度整理しますと

◆相手国の弾道ミサイルが大気圏外に向け上昇している状況=ブースト段階

◆弾道ミサイルが大気圏外を飛行している状況=ミッドコース段階(SMー3で対応)

◆弾道ミサイルが弾頭を切り離しそれが大気圏内へ突入していく状況=ターミナル段階(PACー3で対応)

以上のことを踏まえると日本のミサイル防衛には3つの問題点があります。

現時点ではブースト段階の弾道ミサイルの迎撃方法がない、これが1つ目です。

一応、航空機からレーザーを照射して弾道ミサイルを破壊する構想(ABL)がありますが、予算面と射程距離などの問題から実現は困難とされています。

2つ目の問題点は迎撃手段の少なさです。

今の日本のミサイル防衛体制はSMー3、PACー3が中核ですが、アメリカのミサイル防衛体制の場合これに加えてGBIや終末高高度防衛ミサイル(THAAD)があり、迎撃ミサイルの多様化を図っています。

実はターミナル段階の相手国の弾道ミサイル迎撃を担当するPACー3は射程距離が30km程度です。

THAADも同様にターミナル段階を担当しますがPAC3より高高度で迎撃でき、当然ながら射程もかなり長くなっています。

GBIに関してはミッドコース段階を担当しますが、専用のミサイルサイロが必要ですので導入は少々困難と思いますが、THAADなら導入できるのではないかと思っています。

ちなみにTHAAD用の一部のレーダーは青森県の車力分屯基地に配備されているそうです。

3つ目の問題点は特殊な軌道を描く相手国の弾道ミサイルへの対処能力が不鮮明なことです。

特殊な軌道とはロフト軌道とディプレスト軌道のことです。

ロフト軌道は射程距離が長い弾道ミサイルに射程をあえて犠牲にさせ高高度まで飛ばし高速で落下させる方法です。

ディプレスト軌道は弾道ミサイルをあえて低い高度を飛行させ高高度迎撃用のミサイルをすり抜ける方法です。

他に日本のミサイル防衛の課題を挙げるなら、Jアラートの高精度化、レーダーの多様化、SBIRSなど早期警戒衛星の充実、などでしょうか

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