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宙俳句会コミュの12月宙ネット句会 選句一覧

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予定より早く集まりましたのでアップします。
選評を20日くらいまでにお願いします。

1 改札に祝ふ合格弥生尽 [りりな] 理恵子
2 冬の鳥穴居の模型に借住ひ [莉子]
3 白梅を抱えて渡す墓前かな [橙香]
4 甲高き巡査の声や冬館 [莉子] 朋子/比呂美
5 初日さす一ッ葉神社友来る [りりな]
6 遡上待ち眠る羆の親子かな [順子]
7 虎落笛樹上に眠る杜の矮鶏(ちゃぼ) [比呂美] 香海/たまま/莉子
8 回廊を急ぐ尼僧の息白し [莉子] 橙香
9 眉の根の皺の伸びたる柚子湯かな [朋子] 香海/たまま/比呂美
10 古の視力検査や寒昴 [順子] 朋子
11 結び目の堅き風呂敷年詰まる [比呂美] 香海/橙香/たまま/理恵子/莉子
12 幸あれと七草を摘む冷たき手 [橙香]
13 他人のため使う一日や石蕗の花 [比呂美] 理恵子
14 今どきの厚底ブーツ水ひかる [理恵子]
15 探査機も星となりたる冬銀河 [比呂美] 朋子/りりな/順子
16 でも、だけど夢の構築鍋焼饂飩 [莉子]
17 隣人の作る干し柿予約せり [順子] 橙香
18 想いはせ願いを乗せる宝船 [香海]
19 小夜時雨歌舞伎役者の逝きにけり [順子]
20 天に地に改心あるや除夜の鐘 [たまま]
21 冬霧も穴を開けたる月あかり [香海] りりな
22 胸元に穴あき袋柚子湯かな [りりな]
23 心音の頭に響く柚子湯かな [比呂美]
24 ラグビーの前半終へぬ恋開始 [莉子]
25 夫剥きて我結ぶなり吊るし柿 [理恵子] 朋子/橙香/比呂美
26 イルミネーション聖樹の枝のしなりをり [たまま]
27 ペチカ燃ゆロールキャベツの爪楊枝 [比呂美] りりな/順子/理恵子/莉子
28 熱燗やいつもの店の同じ席 [朋子]
29 除夜の鐘無心に撞きて憂いなし [橙香]
30 ポスト前跳ねの気になる賀状かな [朋子] たまま/順子/理恵子
31 子どもらの小枝集めて焚き火かな [理恵子]
32 水餅や洗濯ものを入れにけり [橙香]
33 行く年や目を閉じ正座観想す [りりな]
34 目配せの届かぬ席の冬日向 [莉子] 朋子/たまま
35 咳にギャーと鸚鵡の応えけり [比呂美] 朋子
36 改むる旅行鞄や小晦日 [莉子]
37 寒灯の無人改札降りにけり [橙香] りりな/比呂美
38 冬枯や脛に傷などなかりけり [たまま]
39 マラソンの枯葉蹴飛ばす強き足 [りりな]
40 元旦や繋ぎし犬を嬲る(なぶる)鳩 [比呂美]
41 新年や心機一転大掃除 [りりな]
42 厳寒の回覧板の訃報かな [理恵子] 莉子
43 凍星やワインを選ぶ龍馬の忌 [順子] 香海
44 クリスマスツリーの前の影ふたつ [香海] りりな
45 頭突きして乳のむ仔牛冬日向 [比呂美] 橙香/たまま/順子
46 日脚伸ぶ照葉樹林まだ静か [莉子]
47 短日や毛色の同じ猫だんご [順子] 香海/橙香
48 回り道して三人のクリスマス [りりな] 順子
49 心ごとマスクで隠す銀行員 [香海] 比呂美
50 クリスマス明日は夫の検査の日 [たまま] 莉子
51 木犀の香辿って迷子かな [順子] 理恵子
52 青木の実機関車のごと心音す [莉子] りりな
53 耳当をとれば脳まで続く穴 [たまま] 順子/比呂美
54 注連張って京より湯葉の届きけり [たまま]
55 恋を詠む札に目のいく歌がるた [香海] 朋子
56 今朝は手の冷た今夜は足冷た [たまま]
57 赤き服あちらこちらの忘年会 [朋子]
58 拗者の脛齧なり冬の雷 [莉子] 香海
59 かざす手の輪郭包む焚き火かな [朋子] 香海/理恵子/莉子
60 交番の赤き電灯冬北斗 [順子] 橙香/比呂美
61 牡丹鍋突く吾ホモサピエンス [比呂美] たまま/りりな
62 助手席のポインセチアの鉢二つ [朋子] 順子/莉子

コメント(16)

朋子選評

4  甲高き巡査の声や冬館 [莉子] 朋子/比呂美
若い警察官でしょうか。地区内には高齢の1人暮らしや2人暮らしの一戸建ても多いことでしょう。
冬のたたずまいを見せる家の、しんと静まっている空気を一瞬だけ明るく破り、そしてすぐに寒さを感じさせる家の空気に戻りそう。

10 古の視力検査や寒昴 [順子] 朋子
冴え冴えと空に輝く星は、視界に入ってしまったら、すぐには目を離す事ができません。ついつい見入ってしまいます。視力検査のスケールが大きくて、寒いんですが、何だか元気が出てくる句です。

15 探査機も星となりたる冬銀河 [比呂美] 朋子/りりな/順子
流れ星とはまったく違うけれど、宇宙を確かに飛んでいる探査機。それを星としてとらえて鮮やか。

25 夫剥きて我結ぶなり吊るし柿 [理恵子] 朋子/橙香/比呂美
「こういう夫婦になりたい」と素直に思える句です。何のてらいもなく淡々としている詠み方が好みです。

34 目配せの届かぬ席の冬日向 [莉子] 朋子/たまま
多くの人が集う席の幹事は大変。声の大きな、面倒を起こす人たちの世話で手いっぱい。おとなしく端っこで座ってらっしゃる方に目が行き届かぬ事を詫びながら、温かい場所でゆっくり笑みをこぼしていらっしゃる…きっと、この方は冬日向のような気持ちの持ち主。

35 咳にギャーと鸚鵡の応えけり [比呂美] 朋子
大きな咳やくしゃみは、はた迷惑。でも鸚鵡まで鳴き出したら、つい笑ってしまいます。

55 恋を詠む札に目のいく歌がるた [香海] 朋子
「瀬を早み…」。私も百人一首で好きな歌はやはり恋の歌でした。百人一首を習った高校時代の恋まで思い出したり。何歳になってもじんわりします。
頑張って全句評いきます!

比呂美選評

1 改札に祝ふ合格弥生尽 [りりな] 理恵子
きちんと出来ていると思います。季語は違うかなと。

2 冬の鳥穴居の模型に借住ひ [莉子]
中八になっています。 穴居の模型というのがあるのですね。視点は面白いと思います。

3 白梅を抱えて渡す墓前かな [橙香]
出来ていますが、誰に渡すの?

○4 甲高き巡査の声や冬館 [莉子] 朋子/比呂美
冬館でいいのかどうか。。や切れになっているので、冬館は背景ですね。
巡査の声に焦点を持ってきたのは面白いと思います。

5 初日さす一ッ葉神社友来る [りりな]
事柄になっています。おやびんに「だからどうした」と言われそう。

6 遡上待ち眠る羆の親子かな [順子]
鮭の遡上まで言わないと。。

△8 回廊を急ぐ尼僧の息白し [莉子] 橙香
予選。
採れます。

○9 眉の根の皺の伸びたる柚子湯かな [朋子] 香海/たまま/比呂美
柚子湯のほっかり感がでています。

10 古の視力検査や寒昴 [順子] 朋子
古を具体的なものをもってきた方がいいのでは? やで切っているので、寒昴を見ることで視力検査をしているとはとれません。

12 幸あれと七草を摘む冷たき手 [橙香]
幸あれとを変えたい。七草は無病息災を願うものなので含まれています。

14 今どきの厚底ブーツ水ひかる [理恵子]
今どきは使えないかな。具体的な形容詞の方がいいのでは? 水ひかるも唐突かも。

16 でも、だけど夢の構築鍋焼饂飩 [莉子]
面白いとは思いました。ただ夢の構築が曖昧。
でも、だけどは自分が言ってるのでしょうか?

17 隣人の作る干し柿予約せり [順子] 橙香
出来ています。予約せりがのめるかどうか。

18 想いはせ願いを乗せる宝船 [香海]
宝船の説明になっています。

19 小夜時雨歌舞伎役者の逝きにけり [順子]
中七下五は勘三郎さんだとわかりますが、小夜時雨じゃあまりにじとっとしすぎます。 勘三郎さんを彷彿とさせる物の季語を。

20 天に地に改心あるや除夜の鐘 [たまま]
除夜の鐘ではつきすぎじゃないでしょうか。

21 冬霧も穴を開けたる月あかり [香海] りりな
冬霧もにすると、あと何か穴を開けたものがあるのかなと思います。冬霧にじゃないでしょうか。ちょっと曖昧かもです。

22 胸元に穴あき袋柚子湯かな [りりな]
穴あき袋がわかりませんでした。

△24 ラグビーの前半終へぬ恋開始 [莉子]
予選。
面白いと思いました。終へぬかな。。終はるの方が恋開始に合うような気がします。

○25 夫剥きて我結ぶなり吊るし柿 [理恵子] 朋子/橙香/比呂美
いいですね。仲良しさんなんだ。。ふ〜ん。。

26 イルミネーション聖樹の枝のしなりをり [たまま]
イルミネーションと持ってきて枝のしなりをりじゃ原因結果になってしまうので、別のものがいいのでは? それとも背景としてのイルミネーション?

28 熱燗やいつもの店の同じ席 [朋子]
季語が当然すぐるかな。

29 除夜の鐘無心に撞きて憂いなし [橙香]
無心と憂いなしが重複してます。除夜の鐘とはそんなもの。。 

△30 ポスト前跳ねの気になる賀状かな [朋子] たまま/順子/理恵子
予選。
上六になるけど、ポスト前にとした方がしっくりいくような。
はがきの隅が曲がっていることだったら反りの方がいいような。 字の跳ねでしょうか。

つづき。。

31 子どもらの小枝集めて焚き火かな [理恵子]
ちょっと幼いし、事柄かな。

32 水餅や洗濯ものを入れにけり [橙香]
季語とあまりに離れていませんか。

33 行く年や目を閉じ正座観想す [りりな]
大晦日ってそんなものでしょう。

34 目配せの届かぬ席の冬日向 [莉子] 朋子/たまま
朋子さんの鑑賞は目配りだと思います。私は何か企んでる目配せだとおもいましたが。。 眴だと分かりやすいですね。
連れと目配せしたくても席が離れているのか届かない。でも冬日向の席だから離れたくない。。

36 改むる旅行鞄や小晦日 [莉子]
出来ています。一年間使ってきた旅行鞄を仕舞うのに改めているのでしょうか。

○37 寒灯の無人改札降りにけり [橙香] りりな/比呂美
降りにけりで終わらせず、ここをぐっと我慢して何か持ってくる。

△38 冬枯や脛に傷などなかりけり [たまま]
予選。
好きな部類ではあるのですが、冬枯ではないような。

39 マラソンの枯葉蹴飛ばす強き足 [りりな]
蹴飛ばすんだから強き足は当たり前。 別な足を。。

41 新年や心機一転大掃除 [りりな]
新年に大掃除するの? 心機一転が掃除じゃ。。

42 厳寒の回覧板の訃報かな [理恵子]
出来ています。回覧板に訃報かなの方がしっくりきます。

43 凍星やワインを選ぶ龍馬の忌 [順子] 香海
出来ています。 でも詰めこみすぎかな。凍星、ワイン、龍馬の忌で3個できそう

44 クリスマスツリーの前の影ふたつ [香海] りりな
ロマンチックですね〜w

46 日脚伸ぶ照葉樹林まだ静か [莉子]
「まだ」がどうか。

47 短日や毛色の同じ猫だんご [順子] 香海/橙香
猫だんごがわかりませんでした。

48 回り道して三人のクリスマス [りりな] 順子
今度は三人。。回り道してイルミネーションでも見に行ったのでしょうか。

○49 心ごとマスクで隠す銀行員 [香海] 比呂美
マスクに隠す、ですね。

50 クリスマス明日は夫の検査の日 [たまま]
面白い。 でも妻でも子供でもいけそう。

△51 木犀の香辿って迷子かな [順子] 理恵子
予選。 秋の日のほっこり感があります。

52 青木の実機関車のごと心音す [莉子] りりな
できています。 でも怖いですね。早鐘を打つとかいいますが、心臓病には気をつけて。

○53 耳当をとれば脳まで続く穴 [たまま] 順子/比呂美
俳諧味があると思いました。

54 注連張って京より湯葉の届きけり [たまま]
注連縄やときった方がよくない?

△55 恋を詠む札に目のいく歌がるた [香海] 朋子
予選。
若いなぁ。。

56 今朝は手の冷た今夜は足冷た [たまま]
ふっ、と笑いたくなった。。両方じゃないんだ。

57 赤き服あちらこちらの忘年会 [朋子]
サンタさんの衣装?

58 拗者の脛齧なり冬の雷 [莉子] 香海
面白いと思いました。 ただ季語が違う気がします。

59 かざす手の輪郭包む焚き火かな [朋子] 香海/理恵子
出来てます。

○60 交番の赤き電灯冬北斗 [順子] 橙香/比呂美
きちんと者が出ていて遠くのものと近いもの。星の白さと電灯の赤。寒いけど赤き電灯で安心感がある。

62 助手席のポインセチアの鉢二つ [朋子] 順子
助手席にではないでしょうか。

1 改札に祝ふ合格弥生尽 [りりな] 理恵子
合格発表を見に行った子どもの帰るのを待ちきれずに、駅まで行ったのだろう。改札口に現れた我が子の表情で合格を確信し、喜び合う親子の姿。今は携帯電話やメールという手段があるので、現代の親や子どもには想像できないシーンかも。息子が自宅に帰った頃を見計らい、職場の電話を借り合格を知った記憶を鮮やかに思いだした。


11 結び目の堅き風呂敷年詰まる [比呂美] 香海/橙香/たまま/理恵子
年末の大掃除をして大方片付いた後に、捨ててはいけない今年一年の大事な物をまとめてギュっと直したのかな。


13 他人のため使う一日や石蕗の花 [比呂美] 理恵子
この歳になると一日一日があっという間に過ぎていき、有意義に過ごしたいと思ってくる。大切な友人のために今日一日を費やしたけれど、「この人のためなら一日付き合ってもどうってことない」と思える、そんな友人を持てるって幸せだ。そして信頼して頼ってくれることが嬉しい、そんな句に思える。


27 ペチカ燃ゆロールキャベツの爪楊枝 [比呂美] りりな/順子/理恵子
外は吹きっさらしの冷たく暗い夜なのに、丁寧に巻いて作ったロールキャベツを暖炉を囲んで食べている、そんな景が見えます。もちろんワインもあるような...景が見えます。

30 ポスト前跳ねの気になる賀状かな [朋子] たまま/順子/理恵子
いざポストに入れる段になると今一度、ささっと目を通してみる癖が私にはある。字の間違いはないかな?この字は跳ねてよかったのかな? と気になります。


51 木犀の香辿って迷子かな [順子] 理恵子
秋に結構強い香りを放つ花木。仕事柄色んな家を訪問する。広い雑木林のような庭にはよくある花木ではないだろうか。木犀の香が漂ってくると何処に植えてあるのかな?とオレンジ色の花を探してしまう。


59 かざす手の輪郭包む焚き火かな [朋子] 香海/理恵子
あまりの寒さに両手を炎にぐいっと近づけたら今にも燃えそうなくらいに炎が手の輪郭に沿って映った。そんな景が見えます。


△4 甲高き巡査の声や冬館 [莉子] 朋子/比呂美
なんやかやと慌ただしい師走に信号機が壊れて巡査の出番。甲高い声で交通整理をしているのだろうか。


△9 眉の根の皺の伸びたる柚子湯かな [朋子] 香海/たまま/比呂美
柚子湯は「融通が利くように」との願いが込められているとか。頑固な爺さんも皺が伸びるくらいの長湯で「娘の結婚を許そう」なんて気持ちになって欲しい。


△17 隣人の作る干し柿予約せり [順子] 橙香
道路にまではみ出しているたわわな柿を見つけるとつい千切ってしまいたくなる。作る手間を思うと沢山はもらえないかなぁ...でも、わぁ美味しそう食べた〜い、と言われたら作る側としては嬉しいですよね。


△34 目配せの届かぬ席の冬日向 [莉子] 朋子/たまま
退屈な会合を抜け出そうよ こんなにいい天気なのにもったいない、と目配せで合図をしようと思っても席が遠くて届かないもどかしさ。


△49 心ごとマスクで隠す銀行員 [香海] 比呂美
ボーナス時期には課せられるノルマ! このお宅が最後の頼みの綱 どうか成立させたい そんな心を表情を悟られないようマスクをしての訪問。実感のある句です。


△53 耳当をとれば脳まで続く穴 [たまま] 順子/比呂美
堤防を自転車通勤する私にとって毛糸の帽子は必需品。ちょっとでも風が耳に当たるとほんとに頭の先までキーーンとくる。
たまま選評

○7 虎落笛樹上に眠る杜の矮鶏[比呂美]
杜に棲む矮鶏の逞しさがよく詠まれていると思います。
虎落笛も生きていると思います。
少し漢字が多すぎる気はする。

○9 眉の根の皺の伸びたる柚子湯かな[朋子]
日々の生活には眉間にしわのよる事も多々あるわけで、ゆっくりと柚子湯に浸かり、手足も皺も心も癒されるわけで、入浴剤とはやはり違うわけで。

○11 結び目の堅き風呂敷年詰まる[比呂美]
ちりめんの美しい風呂敷でふんわり包まれた、という風情ではなく、藍色の少し大きめのものでたるみもなくきっちりと包まれている、というのが良いなぁ。年の瀬のヨッシャーッ!という感じがします。

○30 ポスト前跳ねの気になる賀状かな[朋子]
賀状の投函に来てはみたものの、筆書き文字の跳ねが、自分としては上手く書けていない気がして、という事だと思いました。ポスト前が少し気になる。

○34 目配せの届かぬ席の冬日向[莉子]
飛び入りするなら今だ理恵ちゃん!、と目配せするはずだったのに、離れた席になってしまったのね。
冬日向だから、屋外ステージでしょうか?

○45 頭突きして乳のむ仔牛冬日向[比呂美]
仔牛が乳をのむ様子は、まさにこんな感じですよね。生命観溢れた力強さを感じます。

○61 牡丹鍋突く吾ホモサピエンス
食べられているのは猪、突くという表現でさらにワイルドさが増し、そこにホモサピエンスを持って来るなんざ、さすがです。

△1 改札に祝う合格弥生尽[りりな]
合格の知らせに改札口までお出迎えに行ってあげたのですね。
喜びが伝わってきます。

△16 でも、だけど夢の構築鍋焼饂飩[莉子]
夢の構築ならば「でも、だけど」より、肯定的な言葉を持ってきた方がいい気がします。

△19 小夜時雨歌舞伎役者の逝きにけり[りりな]
勘三郎さんの訃報は心から残念でした。やはり上五がしめっぽい。

△23 心音の頭に響く柚子湯かな[比呂美]
目を閉じてじっと動かず、いろいろなものに思いを馳せながら湯に浸かっていると・・・熱過ぎは身体に毒よ。

△25 夫剥きて我結ぶなり吊るし柿[理恵子]
仲良しですね〜。ふ〜ん。吊るし柿は吊し柿でいいはず。

△60 交番の赤き電灯冬北斗[順子]
比呂美さんの評に同じ。とても佳い句だと思います。





19は順子さんの句でした。ごめんなさ〜いあせあせ(飛び散る汗)
だーっとコピーして、貼りつけて、必要なの以外は削除すると早いよ♪
みんな選評うまいねぇ。。 感心しました。
選評って難し〜い (>_<)
こんなんでいいのかしらん??
橙香選評

8 回廊を急ぐ尼僧の息白し [莉子] 橙香
 師走の慌ただしい季節に、いつもはゆっくり歩いているだろう尼僧さんも
 足早に通りすぎる景がみえ、凛とした澄んだ空気と足音まで聞こえてきそうです。

11 結び目の堅き風呂敷年詰まる [比呂美] 香海/橙香/たまま/理恵子/莉子
 お世話になった方へのお届けものを包んでいるのでしょうか 
 1年間の感謝を込めた結び目がそこにあるように見えます。
 色んな思いと一緒に結んでいるのでしょう。

17 隣人の作る干し柿予約せり [順子] 橙香
 お付き合いが気薄になるなか、隣人の方と仲良くされているのですね。
 ほのぼのとした 気持ちになりました。
 剥きたての柿が寒風にさらされて少しずつ色が変化して
 いく様子まで浮かんできます。 
 きっと美味しい干し柿が届けられることでしょう。

25 夫剥きて我結ぶなり吊るし柿 [理恵子] 朋子/橙香/比呂美
 旦那様は器用な方なのですね。
 どんどん吊るされていく柿・・・連携プレーがいい感じで微笑ましく思った。

45 頭突きして乳のむ仔牛冬日向 [比呂美] 橙香/たまま/順子
 寒さを飛ばすように仔牛が一生懸命お乳を飲んでいる、
 頭突きがお乳を吸うリズムと重なり
 思わず頑張れって言ってしまいたくなった。

47 短日や毛色の同じ猫だんご [順子] 香海/橙香
 寒くなると暖をとりたくなりますね。毛色が同じなので兄弟・姉妹なのでしょう。
 丸まって集まって寝ている…毛のふわふわ感と重なりあう猫たちの景が見えました。
 優しい気持ちになった。

60 交番の赤き電灯冬北斗 [順子] 橙香/比呂美
 シーンと静まりかえった寒い夜に交番の赤い電灯がぼんやりと灯っている。
 赤い電灯だから闇と電灯の赤の境界線がはっきりしない。
 静かさ一段と増してきます。冬北斗と赤き電灯がいいですね。
くろちゃん お疲れ様です。
全句評ありがとうございます。

今回のネット句会 また違った感じで…あせあせ
選評は句のイメージをまとめてみたのですが…
難しいですね。言葉にするって 
勉強になりました。
遅くなりました。

順子選評

15 探査機も星となりたる冬銀河 [比呂美]

人工衛星って、本当に星が動いてるように見えるんです。
冬銀河が宮崎の澄んだ広〜い空を感じさせてくれる素敵な句です。


27 ペチカ燃ゆロールキャベツの爪楊枝 [比呂美]

ロールキャベツの爪楊枝を取る時ってワクワクしますね。
ペチカにロールキャベツ。想像するだけで暖か〜くなりました。


30 ポスト前跳ねの気になる賀状かな [朋子]

激しく同感(笑)
ポストに投函する寸前まで「もっと綺麗に書けたかも〜あせあせ(飛び散る汗)」って気になっちゃいますね。


45 頭突きして乳のむ仔牛冬日向 [比呂美]

柔らかな日差しの中に溢れんばかりの生命力。
まだまだ口蹄疫の被害が残る中での嬉しい光景ですね。お見事!


48 回り道して三人のクリスマス [りりな]

寒いけど、まだまだ話が尽きなくて回り道しちゃう。それともお迎えで回り道し、一人増え二人増え、な感じなのかな?
ほっこりする句です。


53 耳当をとれば脳まで続く穴 [たまま]

最初は脳の手術をされた句なのかなって思ったけど、数秒後…そうか!耳って脳と繋がってるんですよね!
痛いくらいの冷たい空気も感じられる。
普段意識していないことを、ハッと気付かせてくれる句。好きです。


62 助手席のポインセチアの鉢二つ [朋子]

倒れないよう助手席に大切に置かれたポインセチア。
飾る場所を考えながらの帰路でしょうか。
クリスマスの準備の楽しさが伝わってきます。



61 牡丹鍋突く吾ホモサピエンス [比呂美]

実は一番強烈な印象の句でした。
ホモサピエンス。面白い!
でも、突く吾を「つくわれ」と読んでしまい、中四?リズムが難しいなぁ…と思ってましたが、鍋だから「つつく」ですよね〜
読み手がおバカで戴き損なってしまいました。 反省。。。


くろちゃんさん
全句選評ありがとうございました。
とても勉強になりました。(*^^*)
ほぼネット参加の私としては、毎月やって戴きたけたら嬉しいなぁ〜〜…なんて言ったら殴られますね(笑)
いつも最後ですみません
みなさんたくさん評されてまっすが私はいつものりりな流で失礼しますあせあせ(飛び散る汗)るんるん

15 21 
月 星 銀河 に弱いりりな
すぐ選してしまいます
そしてこんな風に私も詠めたらと感心します

おきゃくさんが来たので中断しますすみません

気をとりなおして
15 広大な宇宙の世界では、夜空に輝く星やぎらぎらの太陽や真っ黒な雨雲や 大自然の中では人工的なものでも自然界に溶け込む そんな気がしました

21 障子に穴があいたように 夜霧を照らす一点の光 それが自分にせまってくるような 闇の中の静けさ
そんな気がしました

27 長男の大好きなロールキャベツ だんなは嫌いで 久しく作ってないなと
爪楊枝はさすなと言われた 見えないところにさしてたらそれが口に入ってえらく叱られて
でも爪楊枝がないと形できないし 若い頃の主婦してた私を思いだしました暖炉でなくペチカがいい感じ

37 こんな駅は一人だと心細いです 切符どこにおいていいやら 電信柱の明りか駅室か どこかに明りがあるだけで 出迎えてくれてるようで安心して駅を出れる そんな気がしました

44 クリスマスに弱いりりな もう文句なしで◎ 降誕祭よりやっぱりクリスマス 
去年鷹の忘年句会で日向の その時作った私を思い出しました かろうじてイヨコさまより こんな俳句もあっていいでしょう と○をもらいました

52 機関車にひかれました 荒れ狂っているのか 落ち着かないのか 一定の速度なのか どこまでも続く〜のか 

61 なんか不思議な句 独り言のようで 誰かに話しかけてるようで 中7が なんともいえない感じ
中7で ひきこまれていきます 動物の肉を食べる人間 生き物が生き物を食べる 同類であるのに人間は肉を食べるんだよなあというせつなさいたわりありがたみなどをうったえてるような気がしました
りりなさん。 今はね、爪楊枝の代わりにパスタを刺すんだよ。食べられるし。。

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