ミルコ・クロコップ
アノ敗北から二月が経ちました。
王者の首を刈る筈だった左足は
鞘から抜くことすら許されませんでした。
伝家の宝刀の柄に手をかけたまま
敗北のゴングを聞かされた二ヶ月前
しかし、見ておけ！
この艱難（カンナン）、汝(なんじ)を玉(たま)にす。（※）
その戦いは疑いなくミルコの完敗でした。
やっと捕まえた筈の王者の背中は想像以上に厚く険しいものでした。
戦に破れ、生きて返され、自害することすら許されず、
いっそこの命ごととってくれたのなら、どれ程楽になれたのだろう
悔しさに打ちひしがれ、
涙を流す事さえ忘れ、
静まり返った戦いの後のロッカールームで
シャワーで洗い流した筈の屈辱の記憶が、
時が過ぎて尚、
己の胸に深く刻まれていく。
しかし、俺はこのままでは倒れん。
奴を。ヒョードルを仕留めるまで、
俺は絶対に倒れません。
ミルコ・クロコップ、復活をかけたリングへ上りました。
（※）苦労や困難を堪えてこそ立派な人間になれる
〔西洋の諺(ことわざ)「逆境は人を賢くする」の意訳という〕
夏の男祭り、ＰＲＩＤＥグランプリ。
世界最強を謳う男達の宴に、今、世界で最も怒る男。
逆襲のターミネーター、怒れる超人、ミルコ・クロコップ選手の入場です。
今夜、あの屈辱の日から数えて、七つ目の首を取れば
次は、次こそは、ヒョードルよ！お前だぁ！
言葉に出来ないこの憤懣。爆発寸前の怒りの炎。
全て、全て、このリングの上で語ってみせる。
全てを、この左足に込めて、蹴り上げて見せる。
ミルコ・クロコップ、怒りのリングイン。
皇帝よ、俺の戦いしかと見届けよ。
アントニオ・ホドリコ・ノゲイラ
輝き続けるリオの太陽
心まで凍てつかせる氷の帝
およそ交じり合うことの無いこの二つの星
27年前、同じ年に生を受けしこの二人はこうなる運命だったのか？
巡る因果の糸車が三度二人を引き寄せる
最強のベルトは一つでいい！
沈む筈の無い太陽でした 。
その格闘歴に一点の曇りも許さないつもりでした。
その汚りなき戦績にたった一つの傷を付けられた男。
あれから一年九ケ月 今度こそ因縁に決着を付けよう。
ヒョードルと戦うのは私の運命
だからこそ神はその為のエネルギーを、パワーを、
私に与えてくれる。
追い詰められた天才マジシャン。
その真の力を今見せ付けよう。
今日はこれまでで最もハイレベルで最も厳しい戦いになる。
沈まぬ太陽など存在しない。
しかし再び昇らぬ太陽もまた存在しない！
見るがいい。平伏すがいい。
今 雪の埼玉に燃ゆる太陽が昇り行く。
リベンジなるか リオの太陽
柔術マジシャン
アントニオ・ホドリコ・ノゲイラ！
田村潔司
吉田英彦が 柔道の世界で頂点にたった９０年代
時を 同じくして プロレス伝説の団体 UWF で
リアルファイトを追求した 男がいました。
真剣勝負がしたくて 最強に憧れて
今だ U の理想を有言化 させようとする
孤高の天才 田村潔司の入場です。
U の理想を胸に 己の生き方だけを信じ
走り続けた 男の背中に漂う 独特の存在感
総合格闘技会を 牽引してきた独りの天才が
アマチュアからの 新参者を向かえ打ちます。
柔道で金メダルを獲っても
この総合で 金メダルを獲れるとは限らない
格闘技を愛し１５年間 リングで戦い続けた男が
四角いジャングルの 怖さを柔道王に見せ付けようと
悠然と 歩を 進めます。
共に３３歳 くしくも 同じ年に生まれながら
かたや UWF を知らず 柔道一筋だった吉田英彦
かたや リングにしか 興味が無かった田村潔司
二人の天才が追い求めた それぞれの棘道
２つの別々の道が 今プライドのリングで
交わろうと しています。
真剣勝負の 異種格闘技戦 柔道王と孤高の天才が
プライドのリングで果し合い。
この場所では意地でも負けられない
田村潔司 男の誇りをかけたリングイン
純白の道着を 真っ赤に染めてみせる
赤き天才・・・。
・・・田村潔司。
プロ格闘技、一筋２０年。
マット界の過激派集団ＵＷＦのなかで、天才と称されながら
師匠に噛み付くその言動から、異端児と目されてきた。
孤高の天才が見せた涙。
因縁深き師匠高田延彦の引退試合。
流した涙は己が信じた道。
プロレスリングへの想いと誇りの表れ
エリート柔道家、金メダリスト吉田英彦に対しては、
敵意剥き出しのファイトを展開。
パンチ、キックを容赦無く浴びせ、最後まで吉田を苦しめた。
孤高の天才。
この男もまた、自分の信じた道にこだわる。
異端児、天才、頑固者。
・・・異種格闘。
以下は 三宅さんではないですが好きなので
総合格闘技が 日のあたらない メジャーとは言えない 競技だったとき
この男は カリスマと呼ばれ 世界中のファイターが恐れを生し
天才と謳われ 若き日本の男たちの 憧れの存在でした
後数年 遅く生まれていれば いや 後数年 時代が早く巡っていれば
日の丸を背負い 世界と戦えるこの男は 強く逞しい 日本が世界に誇れる
男に成っていたはず。
この決戦に向け １ヶ月の シアトル合宿 言葉の通じない アメリカの
地でただ 練習だけに 明け暮れた日 ３０歳の体をもって 厳しい トレーニングに 苦しき減量を 全ては プライド 初代王者 の為。
流した 涙と汗 は ただひとつ 再び時代を 摑む為
世界の 格闘技会の誰もが認めた 世界のトップの集いし ライト級グランプリ
７３キロ以下 人類最強の男が決する戦いの舞台で 今夜蘇る野生のカリスマ
桜井マッハ速人 リングイン
アノ敗北から二月が経ちました。
王者の首を刈る筈だった左足は
鞘から抜くことすら許されませんでした。
伝家の宝刀の柄に手をかけたまま
敗北のゴングを聞かされた二ヶ月前
しかし、見ておけ！
この艱難（カンナン）、汝(なんじ)を玉(たま)にす。（※）
その戦いは疑いなくミルコの完敗でした。
やっと捕まえた筈の王者の背中は想像以上に厚く険しいものでした。
戦に破れ、生きて返され、自害することすら許されず、
いっそこの命ごととってくれたのなら、どれ程楽になれたのだろう
悔しさに打ちひしがれ、
涙を流す事さえ忘れ、
静まり返った戦いの後のロッカールームで
シャワーで洗い流した筈の屈辱の記憶が、
時が過ぎて尚、
己の胸に深く刻まれていく。
しかし、俺はこのままでは倒れん。
奴を。ヒョードルを仕留めるまで、
俺は絶対に倒れません。
ミルコ・クロコップ、復活をかけたリングへ上りました。
（※）苦労や困難を堪えてこそ立派な人間になれる
〔西洋の諺(ことわざ)「逆境は人を賢くする」の意訳という〕
夏の男祭り、ＰＲＩＤＥグランプリ。
世界最強を謳う男達の宴に、今、世界で最も怒る男。
逆襲のターミネーター、怒れる超人、ミルコ・クロコップ選手の入場です。
今夜、あの屈辱の日から数えて、七つ目の首を取れば
次は、次こそは、ヒョードルよ！お前だぁ！
言葉に出来ないこの憤懣。爆発寸前の怒りの炎。
全て、全て、このリングの上で語ってみせる。
全てを、この左足に込めて、蹴り上げて見せる。
ミルコ・クロコップ、怒りのリングイン。
皇帝よ、俺の戦いしかと見届けよ。
アントニオ・ホドリコ・ノゲイラ
輝き続けるリオの太陽
心まで凍てつかせる氷の帝
およそ交じり合うことの無いこの二つの星
27年前、同じ年に生を受けしこの二人はこうなる運命だったのか？
巡る因果の糸車が三度二人を引き寄せる
最強のベルトは一つでいい！
沈む筈の無い太陽でした 。
その格闘歴に一点の曇りも許さないつもりでした。
その汚りなき戦績にたった一つの傷を付けられた男。
あれから一年九ケ月 今度こそ因縁に決着を付けよう。
ヒョードルと戦うのは私の運命
だからこそ神はその為のエネルギーを、パワーを、
私に与えてくれる。
追い詰められた天才マジシャン。
その真の力を今見せ付けよう。
今日はこれまでで最もハイレベルで最も厳しい戦いになる。
沈まぬ太陽など存在しない。
しかし再び昇らぬ太陽もまた存在しない！
見るがいい。平伏すがいい。
今 雪の埼玉に燃ゆる太陽が昇り行く。
リベンジなるか リオの太陽
柔術マジシャン
アントニオ・ホドリコ・ノゲイラ！
田村潔司
吉田英彦が 柔道の世界で頂点にたった９０年代
時を 同じくして プロレス伝説の団体 UWF で
リアルファイトを追求した 男がいました。
真剣勝負がしたくて 最強に憧れて
今だ U の理想を有言化 させようとする
孤高の天才 田村潔司の入場です。
U の理想を胸に 己の生き方だけを信じ
走り続けた 男の背中に漂う 独特の存在感
総合格闘技会を 牽引してきた独りの天才が
アマチュアからの 新参者を向かえ打ちます。
柔道で金メダルを獲っても
この総合で 金メダルを獲れるとは限らない
格闘技を愛し１５年間 リングで戦い続けた男が
四角いジャングルの 怖さを柔道王に見せ付けようと
悠然と 歩を 進めます。
共に３３歳 くしくも 同じ年に生まれながら
かたや UWF を知らず 柔道一筋だった吉田英彦
かたや リングにしか 興味が無かった田村潔司
二人の天才が追い求めた それぞれの棘道
２つの別々の道が 今プライドのリングで
交わろうと しています。
真剣勝負の 異種格闘技戦 柔道王と孤高の天才が
プライドのリングで果し合い。
この場所では意地でも負けられない
田村潔司 男の誇りをかけたリングイン
純白の道着を 真っ赤に染めてみせる
赤き天才・・・。
・・・田村潔司。
プロ格闘技、一筋２０年。
マット界の過激派集団ＵＷＦのなかで、天才と称されながら
師匠に噛み付くその言動から、異端児と目されてきた。
孤高の天才が見せた涙。
因縁深き師匠高田延彦の引退試合。
流した涙は己が信じた道。
プロレスリングへの想いと誇りの表れ
エリート柔道家、金メダリスト吉田英彦に対しては、
敵意剥き出しのファイトを展開。
パンチ、キックを容赦無く浴びせ、最後まで吉田を苦しめた。
孤高の天才。
この男もまた、自分の信じた道にこだわる。
異端児、天才、頑固者。
・・・異種格闘。
以下は 三宅さんではないですが好きなので
総合格闘技が 日のあたらない メジャーとは言えない 競技だったとき
この男は カリスマと呼ばれ 世界中のファイターが恐れを生し
天才と謳われ 若き日本の男たちの 憧れの存在でした
後数年 遅く生まれていれば いや 後数年 時代が早く巡っていれば
日の丸を背負い 世界と戦えるこの男は 強く逞しい 日本が世界に誇れる
男に成っていたはず。
この決戦に向け １ヶ月の シアトル合宿 言葉の通じない アメリカの
地でただ 練習だけに 明け暮れた日 ３０歳の体をもって 厳しい トレーニングに 苦しき減量を 全ては プライド 初代王者 の為。
流した 涙と汗 は ただひとつ 再び時代を 摑む為
世界の 格闘技会の誰もが認めた 世界のトップの集いし ライト級グランプリ
７３キロ以下 人類最強の男が決する戦いの舞台で 今夜蘇る野生のカリスマ
桜井マッハ速人 リングイン
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コメント(19)
桜庭vsアローナ煽りV＆入場シーン
http://www.youtube.com/watch?v=uQjy1QrRzVU&feature=PlayList&p=921AD605CEB9781A&index=25
桜庭が自転車を降りてからの実況最高です。
この数年間はケガに苦しんで、苦しんで、苦しんで
翼をはためかせる事すらできない日々でした。
もどかしさを押し隠して、
それでも桜庭は戦い続けました。
でももう、あの苦しみは去りました。
「プロレスラーはホントは強いんです」と叫んだあの頃の
グレイシー一族を次々と沈めていったあの頃の
我々が全ての夢を託していたあの頃の桜庭に今日は戻っているはずです。
その強さをこのさいたまで、
初めてサクラをちらしたこの街で、
初めてプライドを砕かれたこの場所で、
もう一度私達に見せてほしい。
届けこの想い 決勝ラウンドへ
灼熱の空に舞う桜吹雪
もう散る事はない
もう桜は血に染まる事はない
プライドのファンタジスタ桜庭和志リングイン
もう桜庭・三宅タッグは見れないんですねぇ。。。
http://www.youtube.com/watch?v=uQjy1QrRzVU&feature=PlayList&p=921AD605CEB9781A&index=25
桜庭が自転車を降りてからの実況最高です。
この数年間はケガに苦しんで、苦しんで、苦しんで
翼をはためかせる事すらできない日々でした。
もどかしさを押し隠して、
それでも桜庭は戦い続けました。
でももう、あの苦しみは去りました。
「プロレスラーはホントは強いんです」と叫んだあの頃の
グレイシー一族を次々と沈めていったあの頃の
我々が全ての夢を託していたあの頃の桜庭に今日は戻っているはずです。
その強さをこのさいたまで、
初めてサクラをちらしたこの街で、
初めてプライドを砕かれたこの場所で、
もう一度私達に見せてほしい。
届けこの想い 決勝ラウンドへ
灼熱の空に舞う桜吹雪
もう散る事はない
もう桜は血に染まる事はない
プライドのファンタジスタ桜庭和志リングイン
もう桜庭・三宅タッグは見れないんですねぇ。。。
やっぱ、佐藤Dの煽りV、立木さんのナレーション、三宅さんの実況の三位一体こそ、PRIDEって感じですよね・・・
僕としては、長坂さんも好きですが。
テレ朝で民放復活説がありますが、古館さんとかやりそうだけど、彼、凄い上手いですけど、なんか、自分の言葉に酔いすぎてるし、福沢さんもしかり。辻さんだと、もろプロレスだし、最悪なのは、日本代表の名物（迷物）実況でおなじみの角沢さんとかがやったら、音声消すかもですね(~_~;)
ゲストが松木さんかもしれないしｗｗｗ
解説がGK金沢かな？？？（笑）
ちなみに、フジの格闘アナ軍団は、K-1よりPRIDEの方が気合入ってたように見えるのは俺だけですかね〜。。。
僕としては、長坂さんも好きですが。
テレ朝で民放復活説がありますが、古館さんとかやりそうだけど、彼、凄い上手いですけど、なんか、自分の言葉に酔いすぎてるし、福沢さんもしかり。辻さんだと、もろプロレスだし、最悪なのは、日本代表の名物（迷物）実況でおなじみの角沢さんとかがやったら、音声消すかもですね(~_~;)
ゲストが松木さんかもしれないしｗｗｗ
解説がGK金沢かな？？？（笑）
ちなみに、フジの格闘アナ軍団は、K-1よりPRIDEの方が気合入ってたように見えるのは俺だけですかね〜。。。
- mixiユーザー
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