ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

矢武 久実【ピアノ弾き語り】コミュのライブ@四谷天窓.comfort (2014年7月10日)

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
台風が近づいてくると言われる中、今年後半最初のライブが
高田馬場の四谷天窓.comfort で行われました。
「風鈴草の音」と題されたライブで、男性2人、女性2人という構成のライブです。
矢武さんは、最後の登場でした。

このライブは、「Silver Lining 祭」とも言えるような内容でした。
矢武さんは最後の登場でしたが、その前に意外な形で登場します。

実は、男性2人のうちのおひとりは相原邦弘さんという矢武さんが
時々共演されている方です。
矢武さんの公式ブログにもよく登場するのでご存知の方も多いと思います。
最近は、お互いの曲を演奏しあうことも、しばしばありますが、
この日は、2番手に登場した相原さんが、矢武さんの歌を
カヴァーされていました。
曲は、「Silver Lining」です。
相原さんの歌うこの曲を聞きながら、相原さんが解釈した
矢武さんの心を感じてしまいました。
そのようなわけで、矢武さんのライブはここから始まりです(笑)。

さて、お一人別の方が演奏された後、4人目の矢武さんが登場しました。
曲目(セットリスト)は、以下のとおりです。

  1. 最古の図書館(Librarium)
  2. Loireag-水の精-
  3. Yu sontie〜輪廻〜
  4. オルガニート『Silver Lining』〜【映像】Silver Lining
  5. 夕陽(Song of Kunihiro Aihara)
  6. はじまりの唄

公式ブログにも書かれていますが、この曲の並び方は、新しい曲から
古い曲へと並んでいて、矢武さんの歴史を辿る演奏会とでも言えそうな構成でした。
そのためか、いつものライブのようにベスト・アルバム的な雰囲気でなく、
最初から最後までがひとつの音楽のように感じました。

また、歌声とピアノのバランスも良くて、歌声とピアノの音がひとつに
なっているような印象を持ちました。
ライブはどうしても建物の構造(音響)や機材の影響を受けてしまう
ものだと思いますが、今回はCDを聞いているのかと思うくらい
しっくりくる音だったと思います。

曲については、何度か書いているので、過去のライブ紹介をご参考に
していただければと思いますが、今回特徴的だったものを少しだけ
紹介します。

先ほど「Silver Lining 祭」と表現したように、今回は「Silver Lining」を
オルガニートと朗読、続いてピアノと歌で演奏されました。
同じ曲ですが、オルガニートの時の詩と歌では内容が異なるので、
ある意味で変奏曲みたいな感じを受けました。

ところで、オルガニートですが、曲が終わり、音を出すための紙が
おしまいまで来ると、カタンっという音がするのです。
この音がどことなく味わいがあって好きです。
ライブに来られた時は、ぜひ聴いていただきたいと思います。
・・・ちょっと脱線しました(苦笑)。

もうひとつ特徴的だったのは、カヴァー曲です。
先ほど相原さんが矢武さんの曲をカヴァーしたことを書きましたが、
矢武さんも相原さんの曲をカヴァーしました。
曲は「夕陽」というタイトルで、高いような低いような音程で
夕陽が沈んでいくゆっくりした時間を歌いあげた作品です。
どんな歌かは、YouTubeに載っているので、ご興味があれば、
お聴きになってみてください。
「相原邦弘 夕陽」で検索すると出てきます。

では、この曲を矢武さんが演奏するとどうなるか・・・
相原さんとも、矢武さんとも言えるような不思議な音楽になります。
これは矢武さんの曲をカヴァーする相原さんの歌にも
言えることですが、曲や歌い手の新たな魅力が出てきます。
1+1=2ではなく、1+1=Aといった新たなものになります。
あくまで骨格は作曲した人のものなのですが、歌っている人の
解釈が入って来て、そして、歌っている人のリズムが干渉して、
新たな音楽になるのです。
まるで化学反応のようだと思います。

さて、矢武さんのカヴァーしたこの曲、いつかCDにしてほしいと
思うくらい見事なカヴァーでした。
メロディーは相原さんのものなのですが、どことなく矢武節が
入っているのです。
この曲を聞いただけで、台風を恐れずライブに行った甲斐が
あったと思いました。ちなみに、ライブの帰り道でも余韻があり、
相原さんのCD版でもう一度聴き直してしまいました(笑)。


そして、もうひとつ、このライブで素敵な出来事が・・・。
矢武さんは以前、ライブの予約特典でミニCDを出されたことが
あったのですが、今回その第2弾を出されました。
「Prelude 2」というタイトルがついたアルバムです。
これについても、公式ブログで紹介されていますが、
ピアノの低音とその残響音がとても素敵な4曲の前奏曲からなるアルバムです。

曲は、映画やテレビのドラマに流れていそうな感じのものでした。
トレンディードラマではなく、病気の画家が、病と闘いつつ、
大作を描きあげようとしているような心に響くストーリーで流れている・・・。
(注: あくまで個人的な印象です(苦笑)。)


今月は、あと1回、ライブがあります。
次回も、相原さんと共演とのことで、何かが起こるのかも・・・。
どんな化学反応が起こるのか、楽しみです。



※写真は、当日の出演者リスト。 今回は、写真ひとつだけで。

コメント(6)

ライブレポート、ありがとうございます(^^)
カヴァー、聞いてみたかったです!
同じ曲でも、違う味わいが出そうですね。
原曲の良さを損なわず、尚且つ自分の良さを出すというのはなかなか難しいことだと思います。
でも、矢武さんの場合、そのバランスを上手く取れそうな気がします。

天候の悪い中、レポートありがとうございました!
>>[2]
私もタイトルがすごく気になりまーす!
タイトルだけで、雰囲気が伝わって来る気が(^^)
>>[1]
私もそう思います!
カヴァーって、オリジナルがあって成り立つから難しいなと思います。
オリジナルの良さを大事にすると、オリジナルに近くなっていき、カヴァーの良さがなくなる。
かといって、オリジナルから離れ過ぎるとカヴァーではなくなる。
オリジナルが残っていて、それでいて違うものであるというバランスが難しいと思います。

矢武さんのカヴァーは、相原さんの音楽を残しつつも、それを矢武さんの優しさで
包む込んだような素敵な音楽でした。


>>[2]
オルガニートの終わりの音好きの仲間がいて良かったです。
言われてみて、なるほどでしたが、確かにあの音が現実に戻るきっかけになっていますね。
オルガニートの音と矢武さんの幻想的な詩の世界にどっぷり漬かっていたのが、
あの音をきっかけにライブ会場に戻ってきているような気がします。

「最古の図書館」を聴くと、私は大学にあるような図書館を思い起こします。
設備は整っていないけれど、貴重な初版本が当たり前のように並んでいて、
ネットの本屋でも見つからないような研究書がいっぱい置いてあるような、
そして、歩いていると、本の紙の匂いが溢れていて、心が落ち着く・・・そんな図書館です。

ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

矢武 久実【ピアノ弾き語り】 更新情報

矢武 久実【ピアノ弾き語り】のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。