ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

石原莞爾平和思想研究会コミュの協和会創立の理念とその曲折

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

新しくスタートした満州国の建設スローガンは「五族協和」と「王道楽土」でした。この理念は「建国宣言」と共に「満州国協和会創立の理念」によく書かれています。

一、 満州国の目標
満州国の目標は太平洋を中心とする最後の世界的争覇戦に備うるに在り。すなわち露国の極東攻勢を断念せしめ、大陸資源の技術開発をはかるのみならず、東亜諸民族を統合してこの大事業に当たるの抱負経まるはいたずらに眼前の勝利のみに走ることなく、東亜各国家親善の基礎たるべき民族協和に根本着眼を置かざるべからず。

二、 民族協和の根本精神
満州国における生存のため協和を絶対必要とする東亜諸民族共同の敵たる支那軍閥は撃滅せられたり。今日以後、日本が政治的権力支持の下に満州国において漢民族と争わんとするごときは自ら支那軍閥を模するものにして、断じて東亜の王者として白人との決勝戦に立ちえる気字ありと称する能わず。

東亜諸民族親善の根本障害を打破せ、公正なる競争により、人類の理想を先ず満州国に実現をせしめ、以て東亜諸民族親善、世界統一の第一歩をここに築く要す。日本人は裸一貫となりて奮闘すべきものにして、日本国家の政治的擁護により、勁勢的社会活動をなさんとする絶対に不可なり。

三、 国家の根本国策決定機構
君主専制政治及び議会専制政治は満州国に適せず、結局、満州国内に堅実なる唯一政治団体を結成して民主の支持を獲得し、国家の根本国策を決定せしむる最も適切なりと信ず。満州国協和会はこの目的のために、創立せられたるものなる事を明確にし、その順調堅実なる発展に力を尽し、各会が三千万大衆の支持を獲得し得るに至らば、国家の根本国策を決定せしむべし。

満州国の実情より見て指導宜しきを得ば、長年月を要せざるべしと判断す。志ある日本人は進んで満州協和会の事業に参ずべし。かくて満州国は日本国家の政治的支配によらずして、日本の参加する民族協和の独立国家となり、東亜諸民族親善の見本、やがては世界文化の向う指針たるに至るべし。

真に気字広大にして明治維新における「王政復古の大号令」「五箇条の御誓文」をしのぐものがある。だがその現実はどうであったろうか。確かに笠木良明の大雄峯会や満州青年連盟の系統をひいた自治指導部の人々は純粋に「民族協和」の理想に燃えて献身奉仕したことは事実である。

しかし本庄司令官や板垣征四郎、石原莞爾参媒らがいなくなってからの満州国は関東軍の内面指導が強化され、建国当初に協力した満人側の幹部らを失望させてしまった。その失望は具体的に黒滝江省庁の馬占山、北西ハイラルにいた蘇 炳文将軍らの反乱となって現れたのです。

コメント(0)

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

石原莞爾平和思想研究会 更新情報

石原莞爾平和思想研究会のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。