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石原莞爾平和思想研究会コミュの栗田中将に同情したチャーチル

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第二次世界大戦でイギリスや連合国を勝利に導いた方と言えばウィンストン・チャーチルでしょうか。その理由は、歴史観や国家観が明晰で、ものを考える座標軸に揺るぎがない点です。ルーズベルトが、スターリンや共産主義の本質を見抜く知識や洞察力を欠いて、大幅な譲歩を重ねてしまった誤りと対照的です。この辺りは石原莞爾も指摘していました。

極東軍事裁判酒田法廷の時、記者たちにこのように語っています。「ルーズベルトもトルーマンもソ連と手を結べば、世界平和が来ると思っていたろう。ところがソ連の真意がわからず、ヤルタ協定などを結んだから、今日のような東欧、西欧、中共、国府、南北朝鮮のように、不幸な対立が生じ、全世界のいたるところで、共産主義との間に、民族的国家的なトラブルが起きた。」と。

その結果、東ヨーロッパの国々をスターリン政治体制にゆだねる歪みをもたらしてしまった。そうした動きに批判的だったチャーチルには未来を予見する力があったと言えます。これはリーダーに求められる最低の資質ではないでしょうか。なぜチャーチルにはそうした洞察力が備わっていたのか。それは歴史や文学の教養があったからだと思うのです。

チャーチルは自ら著した『第二次世界大戦回顧録』で、ノーベル文学賞を受賞しているほどです。チャーチルはこの本で、敵国日本についても非常にフェアな書き方をしています。たとえばレイテ沖海戦で栗田健男中将が艦隊を反転させてレイテ湾に突入しなかった。

いわゆる「謎の反転」については、「同じ試練を耐え抜いた者だけが彼を審判することができるだろう」と、栗田の疲労や心労を思いやって苦しい決断に共感しています。ここにチャーチルの鋭い洞察力と、歴史や文学に触れる中で知的余裕や教養を感じました。こうした総合力はルーズベルトには感じません。

もちろんスターリンやヒトラーにはなかったでしょう。東条英機にいたっては、文学を読んだことなどなかったのではないでしょうか。石原莞爾の未来を見据えた著書などまったく読もうとはしなかったのですから、おそらく東条は感心そのものがなかったでしょう。

リーダーに必要な資質とは、自分の仕事に直接関係ないものに触れないというのではなく、リーダーとして成長するのに役立つのであれば、何であれ手にするという姿勢です。知見を広げ、感覚を磨く機会は、なにも読書に限りません。

賢い人に会って刺激を受けるのでもいいのです。誰に会うのかを決めるのが政治家のセンスです。食事やゴルフは賢人から受ける刺激の場所でもあるのです。

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