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石原莞爾平和思想研究会コミュの優柔不断な総理大臣

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過去に鳩山首相が米国へ行き、オバマ大統領に相手にされずに帰ってきたように報道されたことがありました。私の地元では鳩山さんがまだ首相になる何ヶ月か前にお会いしてお話をしました。とても気さくでユーモアがあり好印象でした。だが、一国の首相がこれほど優柔不断で判断できない方だとは思いませんでした。

まるで大東亜戦争に突入する前の近衛首相のようです。当時の石原莞爾は、腹もわって見せ、赤裸々なって、お互いこの通りだ、兄弟喧嘩はやめようではないか、という処へ持ってゆこうと近衛文麿総理大臣と、蒋介石中国国民党政府首席とが、平和交渉に当るより外はないと決断していました。

近衛首相に電話をかけ、「閣下、飛行機で、南京へ私と飛んで、直接、蒋首席とお会い下されば、話は直ぐにわかります。中間の雑音を取り除くため一切秘密に中国に対して、日本は、何ら領土的野心をもっていない。中国と戦う考えは毛頭ない。陸軍も海軍も、直ちに中国から引き上げさせる。」

「日本の希望は、中国との経済提携、満州国の独立、ソ連に対して、十分な国防態勢がととのい、日本も安全だが、中国も安全であるということを強調してください」といったのだが、近衛首相の優柔不断は毎度の事だが、この機に、政治的大英断が実現しなかったことを、石原莞爾は残念がっていました。

近衛首相が、御信任もあつく、国民の信望もあって、三回も内閣を組織して、難局に当ったからには、大きな胆力がほしかったのです。恐らく鳩山総理大臣も今までの人生の中で重大な決断を下す事が無かったのでと思われます。英断を下すことができない政治家が首相になってしまうという今の日本の外交の弱さの象徴的現象でしょう。

そして今、北朝鮮問題では戦後最大の国難の時期かも知れません。過去の歴史を振り返れば、家柄の良い首相が一国を壊滅させてしまったこともあります。日本は亡国に向かってしまうのでしょうか。政治家だけでなく、人は生きる上においては毎日、意思決定の連続です。人生、決断を重ねていれば失敗する事もあるでしょう。

日本はリスクを冒して挑戦し、成功すれば嫉妬を買い、失敗すれば、道が断たれどちらにしても良いことはないようです。戦後70年のマインドコントロールされた平和ボケの中、無難な結論を出せるよう、うまく治まるのを我慢して待つ性格の人が出世をする風土になってしまいました。敵を作らず、権力者だけを見ることになっています。

日本人は危機が迫ると、決断を避ける行動をとります。危機回避は時間が解決すると考えてしまうのです。外交に疎い解決を避ける政治家はトップに立ってはいけないと思います。世界の情勢の変化に疎い首相は国を危うくします。嫌われたくないのはわかりますが、周りの全員が反対しても決断できる政治家になって欲しいと思います。

過去、石原莞爾の提案したものは許されない、日本の政治情勢であり、悲しき日本の運命であったと言えます。現に、石原莞爾自身が、左遷されているのですから国民も確りと判断を下さなければいけないでしょう。

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