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ウルグアイ生まれのフランスの詩人ロートレアモンの言葉

「解剖台の上のミシンと蝙蝠傘の偶然の出会いのように美しい」





ダダの創始者トリスタン・ツァラの

「ダダの詩をつくるために」(塚原史・訳)


新聞を持ってこい、
ハサミを手に取れ。
新聞から記事をひとつ選べ。
君の詩にあたえたい長さの記事だ。
次に、この記事を構成する単語をひとつずつ、
念入りに切り取って袋に入れろ。
袋をやさしく振ってみろ。
切り取った単語をひとつずつ取り出して、
袋から出てきた順番に、
注意深く書き写せ。
君によく似た詩ができあがるだろう。
今や、君はかぎりなく独創的な作家なんだぞ。
俗人には理解されなくても、魅力的な感受性をもった作家というわけだ。



ムッシュー・アンチピリンの宣言―ダダ宣言集 (光文社古典新訳文庫)におさめられているhttp://p.tl/3RLP

コメント(15)

トリスタン・ツァラの詩をもうひとつ

「春 (ハンス・アルプに)」  (塚原史・訳)

真夜中の底で花瓶に子どもを入れる
そして傷口
爪の美しいきみの指でできた羅針盤
雷が鳥の羽に落ちて見えてくる
悪い水がレイヨウの脚から流れ出す

下のほうで苦しんできみたちは牡牛や鳥たちを見つけたかい?
喉の渇き 檻の中の孔雀の胆汁
亡命中の王様が井戸の光でゆっくりとミイラになる
菜園に
バラバラにされた飛蝗(ばった)をまき散らし
蟻たちの心臓を植えつける 塩入りの霧 ランプが一つ空にむかって尻尾を引く
逃走する鹿たちの腹の中にはガラス器具の細かいかけら
橋の上では短くて黒い木の枝が一つの叫びのために
シュルレアリスムのリーダー、アンドレ・ブルトンの『シュルレアリスム宣言・溶ける魚』 巖谷 國士・訳 (岩波文庫)http://p.tl/Byj5 より

「公園はその時刻、魔法の泉の上にブロンドの両手をひろげていた。意味のない城がひとつ、地表をうろついていた。」

「雨だけが神聖であり、だからこそ、嵐が頭上で大きな袖かざりをふるって財布を投げおとしてくるときに、私たちは森の木の葉のおののきにしか釣りあわないちょっとした反発の身ぶりをする。」

「バドミントンの羽根が家ほどに大きいというのに、どうして私たちに遊べというのか」

「門衛たちは娘をそのまま通してくれたが、もともと彼らは緑の植物だったわけで、カード遊びに熱中して水ぎわからはなれられなくなっていたのだ」

「ブラシにもいろんな種類があるが、そのなかでも、不充分ながら私はたとえばヘア・ブラシと艶だしブラシとを挙げよう。太陽もあるし馬毛の手袋もあるけれど、それらは本来のブラシとはいえないものである」

「街灯はその夜、郵便局へゆっくりと近づいていきながら、一瞬ごとに立ちどまって耳をすますのだった。こわかった、ということだろうか?」

「彼の太陽光線のなかには日蔭よりもたくさんの闇がふくまれていたが、彼はほんとうに真夜中の太陽でしか日焼けをしなかった」

「きみはだれ?
 ――首都のはずれでふるえている死にそうな竪琴の疼きのひとつよ。あなたを痛くさせるでしょうけれど、ゆるしてね」

「七面鳥は、この通りがかりの子どもの心をうごかすことができないようなら、自分もおしまいだと感じていた。子どもはそのシルクハットを見かけたが、お腹がすいていたので、その中身を、とくにこのばあいは蝶のくちばしをもつ美しいクラゲを、すっかり呑みこんでしまおうとかかった」

「私は千度目のスピード違反の判決をうけたところだった。このニュースは忘れられていない。くだんの自動車はある晩サン・クルー街道を全速力でつっぱしっており、乗りあわせた者はみな鎧兜を身につけていた」

「いずれにしろ、きっとあなたのもとにはやってこないはずの、きっとどこにも行かないはずの、そんな女たちを追いかけるのはよいことだ」
天沢退二郎

 創世譚 「血と野菜」より

ある日新鮮なホンダワラが
少女の死体にとんできてからみつき
ぐいぐい街路に曳いて走りだした
陽はたちまち水分をなくして
ストンとポンコツ車の上におっこちた
アカリがなくちゃ堪らないからみんな
自分の娘の首ひっこぬいて戸に挿した
新聞いっせいに花のように美しくなった
家々は笑った道がはためいて
どんどん剥げた剥げて剥げて
町ぢゅうが痛みを歌にうたった

ある日新鮮なホンダワラが
おれたちの足首にとんできてからみついた
おれたちの胸いちどきにかたくなり
扇形にひらきながら海へ舞いあがる
おれたちを繋げてるのは敵の唾液
お Help ! 死んだ少女の唇のへりから
ながながとたれている唾のひもよ!
そのひもを伝って再び血よ流れよ!
しかしホンダワラはいよいよきつく
おれたちの足首にくいこんだ
その緑の体液がみんなを養いだす
畜生! むしろ天どんをくわせよ!
おれたちは叫びながら村を通過した すると
村はなまぐさいソーセージに変り
医者たちが腐り熟してまつわっていく

ある日新鮮な少女の死体の
髪がおれの胸へとんできてからみつき
おれをいびつな台所へ曳きこんだ
床を埋めたホンダワラの糞の上で
船は不規則に揺れかえし

肉の板のつぎめに塩の粒が
不規則ににじみ出ては歌を放射した
かくて七日と七夜あとにはおれも
骨まで洗われて外へ出るだろう
食器に刻まれた手紙は暗記しつくし
食器棚の下にはいく組かの死体をのこし
おれは七日と七夜あとに
婚礼のため外へ出る
少女の髪でわずかに腰を飾ってさ

ある日初めての婚礼が空を
ひきさいておこなわれた
空の裏の生きものたちは初めて
存分に人間どもをつかみ食った
みんなは門毎に旗をふって歓迎した
だがおれは妻を背にかばい
憤激して立ちすくんだ
みわたす限りのホンダワラのはびこり
血のひとしずくもないフィルムの肉
おれは妻の手を力一ぱいつかんだ
エーッと叫んでいちもくさんに走り出した
まあ、詩、文章、美術、音楽、映像など、このコミュに合いそうな先輩たちの作品などを挙げていきましょう。
佐藤允(さとうあたる)のイラストhttp://www.art-it.asia/u/ab_satoaより


ヤッベー!!!!俺の心の師、心のふるさとであるクリスチャン・マークレイのパフォーマンス映像が残っていた!!!!!ものすごくすばらしい!


大友さん。初期。もうこの人の広範に渡る活動のすごさ、おもしろさについてはほんと、語りつくせぬほど。クリスチャン・マークレイ、大友良英、メルツバウこそ、音のジャンクアートの行き着いた果て



日本が誇る最強最大のジャンクアーティスト、すべてを飲み込むポップなカオス・大竹伸朗のドキュメンタリー。この人の膨大な量の全作品を集めた巨大な『全景展』は、人生最狂にPYCHO〜な想い出として残っている!
迷ったときは、ここにあがっているいろいろなものに触発されてみてください!

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