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MTG専門店 『夢屋』コミュの【結果】第4回 夢屋杯 MTGラウンド編

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いつも夢屋をご愛顧いただき誠にありがとうございます!
夢屋杯主催者の夢屋店員ダンと申します。

4回目を数えます夢屋杯の結果をご報告させて頂きます。

夢屋杯についてのご説明

夢屋杯は2ヵ月間に渡るYPR=夢屋ポイントランキング大会の上位7名+前回王者によるインビテーショナル形式の大会です。
8名でのMTGスイスラウンド3回戦の後、各人が指定したMTG以外の競技でプレイオフを行う形式となっております。


YPR歴代最高得点が更新された今回の第4期YPRではヴィンテージ勢の参入を受け上位の順位争いが激化していたのが印象的でした。

今期の出場者はこちら↓

前回王者 111点 ミハラ ケント様
1位 109点 コクマイ ヒロカズ様
2位 81点 ヤマモト ショウタ様
3位 78点 クワハラ コウタロウ様
4位 72点 オオクラ ケンイチロウ様
5位 55点 ニシカワ ユウジ様
6位 46点 サイトウ アツシ様(※繰上り出場)
7位 44点 ハセガ ワガク様(※繰上り出場)

今回は残念ながら日程が合わず
54点 ササキ ユウキ様
50点 ウエキ ヨシノリ様
50点 オオヒラ シンイチ様
の3名が欠場となってしまいました。

繰上りで9位 サイトウ様、10位 ハセガワ様が出場権を獲得しています。(以下敬称略)


さて、それでは夢屋杯本戦の内容に移ります。

夢屋杯スイスラウンドはMTG構築戦で行います。
スタンダード・モダン・レガシー・ヴィンテージの中からYPR上位のプレイヤーが好きなフォーマットを選択する変則ルールです。(※構築戦変則ルールはこちらを→http://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=5980317&id=77916567&comment_count=1

ここから夢屋杯の本戦となります。

MTGラウンド1回戦

第1卓は3位クワハラvs7位ハセガワの対戦。
フォーマットはランキング上位のクワハラが最近やり込みを見せているレガシーを選択。ハセガワは今回「色々あった」らしく用意出来たデッキはスタンダードのみだったのでレガシーvsスタンダード、異なるフォーマットでの激突となった。
夢屋杯変則ルールに則りレガシー3勝、スタンダード1勝で決着の着く戦い。デッキパワーでは間違いなくレガシー有利、しかし1ゲームも落とせないルールの為偶発的な事故が致命傷になりかねない。

レガシーを選択したクワハラのデッキは《罰する火》+《燃え柳の木立ち》コンボを有する黒赤緑「ジャンドミッドレンジ」。
対するハセガワは《精霊龍、ウギン》《絶え間ない飢餓、ウラモグ》というエターナル環境でも通用する高コスト・高パワーのカードを擁し、スタンダード環境を代表する強デッキの一角、赤緑「エルドラージ・ランプ」。

クワハラのジャンドミッドレンジは長期戦に強く軽量のクリーチャーであれば無限に焼き払える《罰する火》コンボはあるが《精霊龍、ウギン》《絶え間ない飢餓、ウラモグ》が戦場に舞い降りてしまえば場は崩壊し命の危機を近くに感じる事になる、《不毛の大地》や《Hymn to Tourach》で出足を挫きフィニッシャーに辿り着かれる前に勝負を着けたい所。

対するハセガワは《思考囲い》《Hymn to Tourach》《ヴェールのリリアナ》といった超強力手札破壊を掻い潜りつつマナを増やし《搭載歩行機械》で生き長らえながらフィニッシャーのプレイを目論む形になるだろう。
レガシー用サイドボードの中にスタンダードのカードプールでは数が少ない墓地対策(《罰する火》対策)を用意出来ているかが勝敗の鍵になりそうだ。

1ゲーム目、2ゲーム目共にレガシーのデッキパワーを遺憾なく発揮し連取したクワハラ、何とか食い下がりたいハセガワではあるが普通に対戦しているのでは何ともならなそうなので連続マリガンやマナスクリュー・マナフラット等の事故を期待するしかないのか。
入念なシャッフルの後3ゲーム目が始まる。

そして、現実は非情であった。
これまでのゲームをなぞるかの様なゲーム展開でクワハラの勝利。
必要勝利数こそ有利に見えるがフォーマット差を埋められる程ではなかったようだ。

3-0 クワハラ勝利


第2卓は第3回夢屋杯王者ミハラが出陣!
対するは第2回夢屋杯王者ニシカワ、1回戦で歴代王者が激突する熱い展開となった。

全対戦でフォーマット選択権を持つミハラが選んだのはスタンダード。
普段はアブザンアグロを使用して高いアベレージを残しているミハラの今回のデッキ選択は赤緑スライ「アタルカレッド」。最近のスタンダードGPで活躍も目覚ましい環境最速のアグロデッキを持ち込んできたミハラ、今大会への意気込みが見て取れる。

ニシカワのデッキはアブザンアグロ。多くのプレイヤーが環境最強にその名を挙げる、現スタンダードを代表するといっても過言ではないデッキだ。

慣れないデッキを使っている為かややキープ基準の甘いミハラを環境最強デッキが責め立てる!
《ケラル砦の修道院長》《ゴブリンの餌》で抵抗を見せるミハラを《搭載歩行機械》《先頭に立つもの、アナフェンザ》《包囲サイ》といった強力カードが圧倒していった。

2-0 ニシカワ勝利


第3卓はヴィンテージという凶器を振りかざし周囲を威圧するYPR2位ヤマモトとモダン・レガシーというエターナル環境を主戦場としながらもヴィンテージは手付かずとなっている4位オオクラの対戦。

ここは当然のヴィンテージ、かと思いきやオオクラが普段やっておらずデッキも店員謹製のアレなデッキを借りて使用する破目になってしまっているスタンダードを選択。

勝つ為ならばルールに認められる範囲でどんなことでもやるヤマモトの選択したデッキはやはり環境最強のアブザンアグロ。しかもフォーマットを被せられる可能性のあるミハラ・コクマイのデッキを激しく意識したメイン《自傷疵》×4。夢屋杯という限られたプレイヤーのみが参加する大会ならではの個人メタを張った構成が火を噴くのか!?

店員謹製のアレなデッキ「5色《撤退》全部入りデッキ」の使用を余儀なくされたオオクラに勝つ術はあるのか!?

対戦は一方的であった・・・。
《始まりの木の管理人》から始まるアブザンアグロの攻勢を3ターン目にいずれかの《撤退》を置くことしか出来ないオオクラは為す術なく轟沈したのであった。

2-0 ヤマモト勝利


第4卓はヤマモトのヴィンテージ被せを回避するべく精力的にYPR大会に参加して順位で上回った1位コクマイ。
上位プレイヤーの多数欠場により夢屋杯出場を決めた、6位サイトウ。
実力か、幸運か。興味深い対戦となりそうだ。

コクマイが選択したのはスタンダード。
自らが構築し長く調整を繰り返してきた《集合した中隊》入りアブザン戦士。アブザンアグロを更に高速化し《マルドゥの悲哀狩り》《血顎の憤怒鬼》《刃の隊長》《アラシンの先頭に立つ者》《集合した中隊》を加えた攻撃的なデッキだ。

ヴィンテージからスタンダードまで全フォーマットを網羅するMTG巧者サイトウが駆るのは《僧院の導師》を中心に据えたエスパーミッドレンジ。
白青黒の優秀な手札破壊・除去・アドバンテージカードに《僧院の導師》で勝ち切る力を追加した形だ。

エスパーカラー=白青黒の除去は非常に優秀だ、しかしテンポの面では若干押され気味になる傾向がある。
そしてコクマイのアブザン戦士は打ち漏らしを許さないデッキだ。
コストに対して優秀なパワーを持つクリーチャーを乱れ打ちする上に《集合した中隊》で更なる脅威を叩き付けてくる。
中でも1体でも除去し損ねると何度でも蘇る《血に染まりし勇者》がエスパーには癌となる。
この相性さを覆すには《僧院の導師》では力不足であった。

2-0 コクマイ勝利


スイスラウンド2回戦。

1回戦で敗北を喫したプレイヤーにとっては後が無いこのラウンド、各人のフォーマット・デッキの選択に注目したい。

第1卓は1位コクマイvs5位ニシカワの対戦。コクマイが選択したフォーマットはモダン。

普段はパーツを入替しつつレガシーと兼用で「感染」を使用しているコクマイだが今回は夢屋杯用に用意した白緑「呪禁オーラ」。
「感染」が苦手とする単体除去を躱せる「呪禁オーラ」はコクマイの「感染」対策を練ってきた者に対しては大きな効果を発揮するだろう。

ニシカワが今回用意したのは《ボーラスの工作員、テゼレット》入り青黒赤「親和」だ。
一世を風靡した「ハサミ・タルモ・バーン」に飽きて作り直したというオリジナリティ溢れる構成の「親和」がヴェールを脱ぐ。

メタられる可能性を考え作った構成が空振りしメタなど全く関係の無い対戦とはなったがそこは「呪禁オーラ」の地力が光る。
速度こそ速いものの相手への干渉手段が多くない親和には《夜明けの宝冠》がエンチャントされた呪禁クリーチャーには為す術がない。
しかし序盤《宝冠》を引けていなかったコクマイが戦闘中に《鋭い感覚》で引いた《宝冠》を唱えるのを次ターンに持ち越したことで天秤が大きく傾いてしまう!
《テゼレット》の能力で5/5になった《オパールのモックス》に対して2枚の族霊鎧が付いたクリーチャーではサイズ負けしてしまう。前ターンに引いていた《宝冠》がエンチャント出来ればまた天秤の傾きを戻せるがその《宝冠》は《頑固な否認》で打ち消されてしまう!《テゼレット》の前に《宝冠》をプレイしていれば・・・。
それだけでは負けではなかったがその後のドローが芳しくなく、そのままずるずると流れを引き戻され敗北。
デッキ的相性には辛いマッチアップだったが流れをモノにしたニシカワが上位プレイオフに一番乗りを果たした。

2-1 ニシカワ勝利


第2卓は「夢屋杯のデッキ分布はリサーチ済み」と豪語する2位ヤマモトと、そのヤマモトに3点差と迫りながらも順位を逆転出来なかった事を悔やんでいた3位クワハラの対戦。
ヤマモトのフォーマット選択はとうとうヴィンテージ!かと思いきやスタンダード。リサーチ結果を分析しクワハラに対してはスタンダードが与し易いとみたか。

ヤマモトは1回戦で店員謹製のアレなデッキを一蹴した環境最強デッキアブザンアグロ。
クワハラはアブザンアグロに対して《先頭に立つもの、アナフェンザ》さえいなければ有利という白黒緑アブザン《先祖の結集》を用意してきた。

第1ゲームではクワハラが《アナフェンザ》のいない隙間を見計らって《先祖の結集》+《ナントゥーコの鞘虫》+《ズーラポートの殺し屋》で勝利を掴む。

「ここまでは想定通り」と余裕の姿勢を崩さないヤマモト。アブザンラリーに対して秘策を持っているのか?

2ゲーム目はヤマモトの《アナフェンザ》が相手のデッキの機能を封殺し勝利。

そして3ゲーム目クリーチャーこそ多く引けていないものの手札の《先祖の結集》で勝ちパターンが見えているクワハラが強気な攻勢を仕掛ける!
しかし《膨れ鞘》の死亡誘発に合わせてヤマモトの対アブザンラリーへの秘策《神聖なる月光》が突き刺さる《鞘虫》で一方的に打ち取れるはずの戦闘を捌かれ動揺を隠せないクワハラ、でも次ターンの《先祖の結集》が勝ちをもたらしてくれるはず・・・。
しかし、その《先祖の結集》には無情にも2枚目の《月光》。これで勝負あり。

2-1 ヤマモト勝利


第3卓。王座へ至るにはここでは絶対に負けられない。
6位サイトウvs7位ハセガワ。
ヴィンテージここに解禁・・・!

サイトウのヴィンテージデッキは《絵描きの召使い》+《丸砥石》、《Time Vault》+《通電式キー》の殺人コンボを搭載するあまりにもヴィンテージらしいヴィンテージデッキ。

スタンダードしか用意していないハセガワに容赦のないヴィンテージ被せ、ハセガワの表情が曇る。1ラウンド、レガシーに喫した惨敗が脳裏を過ぎる。
ヴィンテージが4勝する間にスタンダードは1勝すれば良い。事故や引き弱・ガン回り、何でも良いから奇跡を願う。
この絶望的な状況をハセガワは「エルドラージ・ランプ」で切り開くことが出来るのか!?

しかし荒れ狂う竜巻の様なヴィンテージのパワー・スピードを前にスタンダードでも低速に分類されるデッキではただ茫然と暴風に飲まれるほかなかった・・・。

4-0 サイトウ勝利


第4卓。
夢屋杯では前回王者は早々に2敗し王者への道が断たれることがジンクスとなっている。
第2回夢屋杯では第1回王者ササキが、第3回では第2回王者ニシカワがたった2回戦で散って行った。
王者でありながら継続してYPR大会に出続け歴代最高となる111点という高得点を稼ぎだしたミハラもこの負の流れに飲まれてしまうのだろうか?

対戦相手は普段から友人としてモダン・レガシーで切磋琢磨しているオオクラ、ここで王者は非常に徹した選択をする。

スタンダードである。

ヴィンテージ対策をサイドボードでしっかりと立てていたが1ラウンドでその想定をしてきたヤマモトにスタンダードを被せられることで対策が無駄にされた屈辱が蘇る。
事前に店員が貸し出すデッキは「アレな内容」だと公表されていたものの本当にアレだったのでいわゆるガチデッキには分が悪い。
そしてミハラが持ってきたのは環境最速を誇るアタルカレッド。アレなデッキでは対抗は難しい。奇跡を願う他ないだろう。

そしてやはり現実は非情である。

2-0 ミハラ勝利


スイスラウンド3回戦。

第1卓は既に上位プレイオフ進出が決まっている両者の対戦。
2位ヤマモトvs5位ニシカワ、両者共に曲者として名が通っている。お互いに手の内・腹の内を探りあっているだろう。
そんな対決でヤマモトが選択したフォーマットはヴィンテージ!
同じ曲者同士ならばより強い力で捩じ伏せるという行為に出たヤマモト。今夢屋杯では未だヴィンテージ・レガシーをプレイしていないニシカワは隠し玉を持っているか!?

ヤマモトのデッキはヴィンテージでも猛威を振るい、レガシー・モダンのデッキに対しても圧倒的な相性の良さを持つ《ドルイドの誓い》デッキ。さらに《実物提示教育》+《全知》コンボも搭載した非常に対策の取りにくい形。的を絞らせないのがヴィンテージの定石であり、更に夢屋杯という環境を見据えたデッキ・カード選択といえるだろう。

ニシカワがそのヴィンテージに対して用意したのは青黒赤《秘密を掘り下げる者》デッキ、いわゆる「グリクシス デルバー」だ。
非情に対応力の高いデッキでありオーソドックスなクロックパーミッションデッキなのでヴィンテージといえども弱みを見せれば手札破壊・打ち消しにサポートされた《秘密を掘り下げる者/昆虫の逸脱者》にライフを刈り取られてしまうだろう。

互いに手札破壊と打ち消し合戦で消耗したところで《Ancestral Recall》、《宝船の巡航》でヴィンテージ側がアドバンテージを取る展開でヤマモトが難なく勝利して見せる。

しかしニシカワも負けてはいない。ヤマモトのマナが《Mox Sapphire》と《Tropical Island》しかない場面で《不毛の大地》がマナを縛る!続けて唱えられた《虚空の杯》X=0にヤマモトのトップした《Mox Jet》が引っ掛かり思わず苦笑い。
ニシカワの《瞬唱の魔道士》がコツコツとライフを削っていく。
そしてヤマモトのライフが7になったところで《禁忌の果樹園》を引き当てる!切羽詰まった状況故目を瞑って唱えた《ドルイドの誓い》が戦場に着地する。ここではニシカワが苦しい表情。
ニシカワは《瞬唱の魔道士》と《禁忌の果樹園》から湧いたトークンで殴ってライフを4まで落とし込んでターンを返す。
ヤマモトのターン、アップキープに《ドルイドの誓い》が誘発。
「《エリシュ・ノーン》!!」
そう叫びながらライブラリーを捲っていく、出てきたのは《引き裂かれし永劫、エムラクール》。そしてドローステップのドローは《大修道士、エリシュ・ノーン》。
「そうじゃねーー!!」
思わず《エリシュ・ノーン》をテーブルに投げ捨てるヤマモト。特に出来ることもなくターン終了。
ドローを確認したニシカワは即死はないとしても危機的状況ではあるので冷静に勝ち筋を探す。ゆっくりと《瞬唱》とトークンをレッドゾーンに送り《瞬唱》は《エムラクール》に喰い殺されるもののライフ3。土地を置いてパーマネントを滅殺されきらない7つにしてターンを返す。
ヤマモトのターン。ドローステップのドローでは意味のあるカードを引けず粛々と《エムラクール》で攻撃。滅殺の効果で《果樹園》トークンのみが生き残り15点のダメージを受ける。
そして最後のターン。
「ライボ!(《稲妻》)」
しかしその願いは届かずニシカワは静かにデッキを片付けた。

ニシカワの抵抗もここまで。悠々とやりたいことをやるヤマモトに明確な回答を提示出来ぬまま苦杯を舐めた。

3-0 ヤマモト勝利


第2卓では上位プレイオフに残る為のバブルマッチとなる1位コクマイvs3位クワハラ。
互いに負けられないこの戦いではランキング上位でフォーマット選択権を持つコクマイに分がある。
たっぷりと時間をかけて選ばれたフォーマットはモダン。

コクマイのデッキは白緑「呪禁オーラ」。第2ラウンドで負けはしたものの何かを掴んだのだろうか、若しくはまだ公開されていないクワハラのデッキに相性が良いと踏んだか。

3ラウンド目にして明かされたクワハラのモダンデッキは「ジャンド」。
手札破壊と《突然の衰微》、そして《ヴェールのリリアナ》。「呪禁オーラ」からすれば悪夢のようなマッチアップだ。
レガシーでも「ジャンド」を使用していたのは同系のデッキはないとミスリードを誘う罠だったのか。

1本は呪禁クリーチャーにオーラを大量に付与してコクマイが勝利したものの手札破壊で弱点をさらけ出された後の《ヴェールのリリアナ》の前には膝を屈するしかなかった。

2-1 クワハラ勝利


第3卓。ここでも負けられない戦いが。
前回王者として何とかジンクスを払拭したいミハラ。
夢屋杯初参加で金星を狙うサイトウ。

ミハラはここでモダンを選択。
前回の夢屋杯で自らをプレイオフへと導いた赤緑「トロン」に全てを賭ける!

サイトウがモダンで選択したのは白青緑《聖遺の騎士》+《珊瑚兜の撤退》コンボで3ターンキルが狙える『戦乱のゼンディカー』発売で台頭してきた新しいデッキタイプだ。

サイトウが《貴族の教主》→《聖遺の騎士》で攻勢に出るが《珊瑚兜の撤退》コンボまでは行けずミハラが《忘却石》《解放された者》で処理していく展開。
1度「トロン」の流れに入ってしまえばそこから抜け出ることは容易ではない。
サイトウもこの悪い流れを止めることが出来ずにウルザトロンから供給される膨大なマナから唱えられる強大なカードに唇をかむことしか出来なかった。

ミハラは2回・3回と続いた前回王者の良くないジンクスを払拭し2期連続で上位プレイオフに駒を進めた。

2-0 ミハラ


スイスラウンド最後の対戦。
第4卓は全敗という汚名を被らない為のプライドの戦い。
お互いに準備が足りず弱点を突かれての2連敗、これ以上の失態は免れたいところだ。

4位オオクラの弱点はスタンダード。7位ハセガワの弱点はスタンダード以外。
選ばれたフォーマットはレガシー。
とうとう自分の用意したデッキを使えるオオクラのデッキは青単マーフォーク。《霊気の薬瓶》の支援を受けつつ《呪い捕らえ》《銀エラの達人》といった軽量優良クリーチャーを展開し《アトランティスの王》《真珠三叉矛の達人》《メロウの騎兵》等の【ロード】達を連打して特大の攻撃を仕掛けるデッキだ。そして勿論レガシーの青を代表するカードである《Foece of Will》による後押しも強力である。
レガシー3勝vsスタンダード1勝とリスクはあるもののデッキパワーの開きが大きい方をオオクラは選択した様だ。
ハセガワにとってはレガシー・ヴィンテージ・レガシーとスタンダードしか用意していなかった事が悔やまれるマッチアップとなってしまった。ここでもカードパワーの差を見せつけられ膝を折ることになってしまうのだろうか?

意地を賭けた第1ゲーム。
マリガンを強いられ不完全な手札をキープしたオオクラ。
ハセガワは「エルドラージ・ランプ」としては及第点なものの相手がレガシーのマーフォークであることを考えるとマナが揃うより先に昇天しそうな手札だ。
土地を並べ《銀エラの達人》で少量のクロックを用意したもののすぐにハセガワの搭載歩行機械が戦場に睨みを利かせる。
【ロード】を引けず攻勢に移れないオオクラは《ヴェンディリオン三人衆》で空からの攻撃を繰り返す。ハセガワも思ったようにマナが伸びず《ヴェンディリオン》を見上げるのみ。
待望の4土地目を引き当て《爆発的植生》で手札の《精霊龍、ウギン》まで到達したいが《Force of Will》で阻まれる。
2度目の《爆発的植生》は通り、続くターンで《ウギン》!
空を仰ぐオオクラ。
場を一掃され残された戦力は《変わり谷》、そこに追加で遅れて出した《霊気の薬瓶》から《呪い捕らえ》瞬速で《潮流の先駆け》を唱えいずれかの【ロード】を引けば勝てるクロックを作り直す。
そしてドローは・・・解答なし。
再び《ウギン》によって静寂を取り戻した戦場には《搭載歩行機械》。これを覆す手段を持たないオオクラはゆっくりとデッキを片付けた。
ハセガワが絶対的不利な状況でも諦めず見事な金星を飾った!

1-0 ハセガワ勝利


スイスMTGラウンドはこれで終了。
MTGラウンドの順位は

1位 ヤマモト ショウタ
2位 ニシカワ ユウジ
3位 クワハラ コウタロウ
4位 ミハラ ケント
5位 コクマイ ヒロカズ
6位 サイトウ アツシ
7位 ハセガワ ガク
8位 オオクラ ケンイチロウ

プレイオフ編に続く。

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