ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

elevation / elvt.jpコミュの日米のクラブイベントのノリの違い

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
MC EIGHTさんからのリクエストに答えたいと思います

長いので読みたくない人はスキップしてください。

「ノリ」に根本的な違いは明確にあります。

ですが、これはやっぱり感じてみないとわからないことです。
言葉で説明すると語弊が生じてしまいがちですが
率直な意見を申し上げたいと思います。

ホントに理屈的なことが多いので
時間があれば読んでみて下さい。

明らかな違いはあるんです。
別に日本のクラブイベントが悪いと
いっているわけではないのですが、、、

また以下の回答は自分の見て、感じて、
そして学んできた事をもとに話を進めています。

なので「これは違う」と思う人もいると思いますが、
これはあくまで自分の解釈の仕方です。

1.年齢層の違いによる「ノリ」の違い

日本のクラブイベント自体今では
アメリカと同じくIDチェックも厳しくなり
チョッと年齢層も上がってますね。

とはいってもある程度大人になると
クラブに行く事自体が一般的に少なくなる。

そして大半のクラブイベント
は高校生や大学生の社交の場といっても
過言ではないと思います。
これはアメリカでももちろん似ていると思いますが、
若者と大人のノリの違いがまずあります。

ある程度年齢が言っている人も
ヒップホップを聞く機会があるアメリカでは、
こういったコアなイベントに結構大人が居ます。

2.リズム感の違い

日本人と黒人やヒスパニックの
リズムの取り方には違いがあると思います。
アメリカ現地でヒップホップを文化的に別に意識しなくても
ラジオでガンガンかかっていて、
それを聞いて普通に触れて育ってきた人達の
グルーヴの出し方は明らかに違います。

それは曲を流す人たちと聴いている人たちが
その文化圏で育っているからという事。

そして元々民族的なリズムの取り方という物が違うからです。まずヒップホップ自体日本人が作り出した音楽ではなく
文化圏的には西洋文化なのは皆さんお分かりだと思います。

更に言うならば根本的に西洋のリズムの取り方は
基本的に4拍子などの拍子で説明がつきます。
それが完璧に出来上がる前のグレゴリアンチャント。
そこから派生したといわれるクラシック音楽にまで
さかのぼります。

日本の伝統音楽には特に4拍子などのリズムの取り方は
もともとないわけです。

その民族的違いは「ノリ」が自然に作りあがる
要素の一つではないかと思います。

「そんな事は生まれてから感じた事がない」という人も
日本人ならではのリズム感という物がどこか潜在意識の中に
あるんじゃないかと俺は思います。

音楽用語のシンコペーションと
頭からリズムを取理がちな
日本人のリズム感の違いなんかもある。

3.歴史的背景からの違い

クラシック音楽が出来上がった
西洋音楽にアフリカの民族音楽が
奴隷貿易などの影響により融合があったわけです。
カリブ海やアメリカ南部に広がり、
そこで西洋の白人音楽キリスト教宗教音楽と
結びつきがあったりいろいろな時代背景と共に融合します。

20世紀に入り黒人音楽がリズムアンドブルース(R&B)
としてアメリカで音楽のジャンルとして認められたのは、
まだ今からたった半世紀程前の事
(アメリカ公民権運動の時期を前後して)
そこからソウルミュージック、
そして時が経ってシンセやドラムマシーンを使ってできた
80年代の音楽、代表的な作品として
ハービーハンコックの「Rock It」のヒットなどによりヒップホップというムーヴメントが急激な勢いで
音楽のジャンルとして広がった行きました。

今のヒップホップのプロデューサーが、
ここまで考えて音作りをしているとは思いませんし
さほど重要な事ではありませんが、
わからなくとも黒人やヒスパニックの家庭に生まれ
小さい頃聞いていた70年代や80年代の音楽から影響を受けて
音楽を作っている人が多いと思います。

なので脈々と受け継がれてきた
DNAと音楽環境が作り出す
アメリカのクラブイベント、
特に黒人の集まるイベント空間は、
80年代前後にアメリカ最先端の音楽として
日本に入ってきたヒップホップのイベントとは
どうしても「ノリ」が違うと俺の目線からはそうも見えます。

極端な例ですが黒人が日本舞踊を踊ると
日本人とは違うリズムの取り方がでてくると予想できます。
簡単に言えばそういったことになるのでしょうか?

こういったことをかんがえても
黒人のリズム感が生み出すノリは
やはり日本人に真似しろといっても
そう簡単にできるものではないです。
できたとしてもまれな事だと思っていいと思います。
また日本人特有のリズムに融合した物が
いまのJ−POPだったり
日本のラップという事なのではと思います。

こうした歴史的事実や音楽の変わり方からしても
日米のクラブイベントのノリの違いがあっても
おかしくないし当然な事だと思います。

アメリカのイベントといっても
民族によって楽しみ方が違うから
一まとめににアメリカだからとは言い切れません。
これはあくまで黒人がおりなす音楽のイベントのノリと
黒人音楽を使った日本人イベントのノリについてです。

日本の現在の日本の歌謡曲やポップスといわれる物は
元をただせば西洋にクラシックを勉強しに行き
日本の音楽に影響を与えた滝廉太郎氏や
その時代の作曲家、またそういった西洋の音楽文化に
強い影響を受けた古賀政男氏の古賀メロディ等の流れで
演歌や歌謡曲という物があると思います。

さらにビートルズの登場で
団塊の世代の作曲家が
さらに日本の大衆音楽を変え、
現代まで引き継がれているのではないかと思われます。
日本的な解釈の楽曲にもすばらしさはあります。

4.所見

上記以外のことで所見を申しますと、

俺も年に1度や2度は海外アーティストのツアーで
日本に行くチャンスがあるし、
日本人アーティストのすばらしさも実感してます。

日本でヒップホップがこれだけ浸透していて
日本人に受け入れやすいイベントがすでに成立してます。
それは日本に居た当時を振り返って思いますが
それはそれで楽しかった。

日本とアメリカのDJの大雑把な違いで言えば
選曲と技術の差だとおもいます。
そしてそれもノリの違いの一つではないかと思います。

俺はDJに関しては素人ですが
客観的に見て日本人のDJの方が
比較的きれいに曲調を運んでるとおもいます。

アメリカ特にニューヨークのDJは
力強さと勢いがあってそういうのを求める
アメリカ現地のお客さんたちにとってはそれがいいわけです。そしてチョッとのミスもヒップホップだからといって
割り切れるのが現状だと思います。

そして車産業と類似してファッションに関しては
アメリカのものが日本流に解釈されて
逆にアメリカに入ってきたヒップホップファッション、
例えばAPEとかSWAGGARなどは
流行り物好きなアメリカ人には受けています。
そんな日本が作り出した新しいヒップホップの解釈の仕方も
少しずつアメリカに浸透しているともいえるでしょう。

日本での一般的なラップの受け入れられ方や
ヒップホップというもの自体がちがう。
でもそれはそれで大いに結構なことだと思います。

もう日本のイベントに日本のノリ以外で
イベントしても逆にうけないんですよね。
というのも来てくれるお客さんのニーズに
こたえて盛り上げないと集客できないわけだし。

元々アメリカで生まれたアーバンカルチャーだから
日本に全く同じ物を作れというのは無理があります。
人種も違うし大衆が求めるエンターテイメント性も
違うわけですから。

ゲトーの話をしているラップの曲を聴いても
ゲトーの生活スタイルやマイノリティ文化的なことを聴いて
想像がつかなければ、それは生活レベルではなく
どうしても表面的な音の楽しみ方です。

日本では仕方のないことだと思います。
またそれでいいと思います。
日本流に確立されたわけだし。

自分は実際に銃声をしょっちゅう聞くような
地域に住んでいた事もあるし、
マイノリティーとしてのアメリカという物が
ヒップホップには凝縮されている事を
肌で感じているから、その「違い」について書いた次第です。
実際に黒人と住んでいた事もあるし。

ただ自分が黒人と違う事はよーくわかってます。

またそういったことは日本では感じる必要は
ないわけですから、
文化的違いがノリの違いであると言うのが
結論ではないかと思います。

俺も日本で生まれ16歳でアメリカに来て
もうすぐ11年目に突入するので
その違いがようやく分かってきました。

以上長々語って失礼しました。

コメント(3)

すごく興味深い内容でした。
違うとは分かっていたもののやはり違いは実際に住んでみて肌でひしひしと感じました。

私はヒップホップが好きですがそうでない友達に聞いてみても同じようなことを感じるそうです。例えば「言葉」。

日本でヒップホップの好きな人のなかでこっちでは黒人に対して絶対使えないような言葉を普通に使ってる人がたまにいますよね。それこっちで言ったら殺されるかもよ。みたいな言葉です。そういうのを見たらなんか違うんじゃないかなぁって思ってしまいます。同時に日本はすごく安全な国ですばらしいなとも思います。

あと私がこっちに来て最初の方は違いがあまりにもありすぎてヒップホップはやはり彼らの音楽な感じがして私が好きになってよいのかな。って自問自答したことがあります。でも好きなものは好きだし良いものは良いなって思えるようになりました。

人種的な問題はあまりに多様すぎて簡単に話せることではありませんが魂さんはヒップホップ音楽の仕事に長く関わってらっしゃるので感じることはすごく沢山あるのではと思います。

ブラックの人になんでアジア人なのにブラックの地域に住んでるのかと問われてうまく答えられなかったり、逆に同じアジア系の人にだいたいのブラックの男性は女を動物のようにしか思っていないから気をつけろと言われて頷くもののうまく答えがでない自分に腹立たしく感じます。自分も含めて「人種差別反対」と言いつつ日常生活のなかで「〜人は。。」というフレーズを多くの人が使っているなと思います。
なんか話がズレてきましたね。

私の今の段階での結論は違いを認めてそれぞれの見解で楽しめばいいのではないかということです。

みなさんはどう思われますか??

ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

elevation / elvt.jp 更新情報

elevation / elvt.jpのメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング