田舎館中学校コミュの高校合格率１００％

先日、回覧板の「館中だより」の内容が気になりトピックを立てます。
高校に全員合格した事が大きめに載っていました。
全員合格し揃って卒業とは本当におめでたい事です。
しかし、これが本当に良いことなのか少々疑問に感じました。
本当に浪人が一人も出なかったのは良いことなのでしょうか？

私の時代では数人の浪人が出ました。私はそれがごく自然な事だと思います。
教師はそれまでの偏差値が多少のぎりぎりラインでも、
本人の強い意思を尊重し授業後希望者のみ参加型補修講座を開いたりして
受験の後押しをしてくれました。
だからこそ皆頑張ったし、浪人してでも本当に行きたい学校、
又は、自分の実力に納得し私立に行き頑張った人など様々ありました。
今の現状を知りませんが
この小さい村の中学の私の同級生だけで、東大こそいませんでしたが、
早稲田、慶応義塾、青山学院、一橋、東北薬科etcの
大学に進学した人がいました。（因みに早稲田は二名です）

私は私立の高校出身ですが同級生で弘大医学部、大学院と進み
大学病院の准教授指導医までやっている知り合いがおります。
久しぶりに会い、話をする機会がありました。
その人は公立高校に進学しなくて逆に良かったと話していました。
「某公立高校に進んだ友人が話していたが、公立の学校の教師は合格率が何かしらの査定に影響するようで偏差値がやばいと本人の希望ではない別の大学を
進められたそうだ。
自分は実は医学部の偏差値ぎりぎりのラインだったけど
当日うまく行って合格できた。結果医師になれたし研究する事が仕事になれた。
進路指導の時　教師は大した反対はせずに
『ちょっとギリギリだけど・・・頑張ってみたら？』
って言ってくれてチャレンジさせてくれた。
私立の高校で本当良かったって思った。」
という話をしました。

高校合格率１００％＝本当に本人が納得して進学する学校に行けた率だったのでしょうか？