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会計英語コミュの資産計上と費用計上

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支出項目でも資産計上する場合と費用計上する場合があります。

この違いは(最近は変わりつつあるようですが、それでもなお)
税法上の基準によることも多く、海外スタッフとのやり取りにおいて
上手に説明しなければならない場面も少なくありません。



でですね。



「資産計上する」のことを、capitalize といいます。

この単語、直訳すると、「資本化する」なのですが、
これで「資産計上する」という意味になるのです。


けだし、「資本」とは「資本の部」に計上される、
いわゆる「自己資本」のみによって構成されるのではなく、
いわゆる「他人資本」である負債も含めた会社の総資産であり、
企業の経営資源として活用すべきものだということですね。

(「EQUITY」トピご参照。
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=4934383&comm_id=594746


例文をあげておきます。

Per current Japanese tax law, "telephone rights" are capitalized
and may not be amortized.
(日本の現行税法上、「電話加入権」は資産計上され、償却できません。)



一方、「費用計上される」は正式には recognize as expenses 等と
表現しますが、インフォーマルな表現として、"expense" を
「費用計上する」という動詞として用いる例があります。

例文。

Basically, cheap computer equipment may be expensed.
(基本的に、安価なコンピュータ機器は費用計上できる。)


この用法は辞書には載っていません。
私も米国人とのやり取りで何度か耳にしたぐらいです。

ですが、英語はこのように、名詞や形容詞をインフォーマルに
動詞として使ってしまうことがあり、これもその一例です。

(もっともそのような言語活用は英語に限らず、日本語でも
しばしば行われるもので、私たちがあまり意識しないだけです。)

ただし、これはあくまでインフォーマルな用法ですので、
正式なビジネス文書等では recognize as expenses 等とすることを
オススメします。



なお、先ほどの「電話加入権」の例への補足ついでに、
「損失とする」という表現もご紹介すると次のようになります。

However, it is argued that the tax law might change and
we might need to take the costs of existing telephone rights
as losses in the near future.
(しかしながら、近い将来に税法が改正され、保有している
電話加入権の原価を損失として計上しなければならないかもしれないと
議論されている。)


この take 〜 as losses もわりとこなれた表現ですので、
おぼえておかれると使いやすいのではないかと思います。


「償却する」については、下のトピをご参照ください。
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=4267346&comm_id=594746


以上、ご参考になれば幸いです。


私の解説に不十分な点や認識不足がありましたらご指摘ください。

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