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原発を動かさないでコミュの脆くなる原子炉 唯一起こっていない事故、脆性破壊!

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 原子炉の経年劣化の度合いを示す「脆性遷移(ぜいせいせんい)温度」が注目を集めている。

 佐賀県の九州電力玄海原発で急速な劣化を示す変化がみられ、同県は専門家会議の設置を決めた。日本最古の商業炉、敦賀原発1号機が運転を開始して42年目。老朽化が進む県内の原発でも、顕著な変化があらわれつつある。

 金属は高温下だと粘性が増して衝撃に強くなり、低温下だともろくなる。金属材料はある温度以下で急にもろくなることが知られており、その境目の温度が脆性遷移温度だ。

 原子炉圧力容器の鋼鉄は、エネルギーの大きな中性子を浴びて劣化する。多く浴びるほど衝撃に弱くなり、脆性遷移温度は上がる。事故で緊急炉心冷却システム(ECCS)が作動した場合、急激な冷却による衝撃で圧力容器が破損する危険が高くなる。

 この脆性遷移温度の変化をつかむため、電力事業者は原発の運転を始める際、原子炉圧力容器の内部に容器と同じ材質の金属片を入れ、定期的に取り出して強度を測定している。

 今年5月、佐賀県の九州電力玄海原発1号機で、2009年の脆性遷移温度の測定結果が98度だったことが明らかになった。1993年の56度から、大幅に上昇していた。

 原子炉を60年運転しても脆性遷移温度を93度未満に抑えることが、業界基準とされる。ただ、何度までが安全なのか、国の明確な基準はない。九州電力は試験片が燃料の近くに置かれていることから、圧力容器に比べて劣化のペースが速いと指摘。一方、佐賀県は先月、圧力容器の劣化を検証するため、専門家による検討会議の設置を決めた。

 県内の原発でも脆性遷移温度の上昇は進んでいる。日本原子力発電によると、昨年3月に運転開始から40年を超えた敦賀原発1号機の脆性遷移温度は運転開始前、母材、溶接金属ともにマイナス12度だった。最新の03年の測定で、それぞれ77度と67度に上昇している。今後は16年に運転を止めるまで、試験片を取り出す予定はないという。

 同じく運転開始から40年を超えた美浜原発1号機。関西電力によると、運転開始前、母材がマイナス1度、溶接金属がマイナス50度だった脆性遷移温度は、最新の01年の測定でそれぞれ74度、81度に上昇。県原子力安全対策課によると、81度は県内の原発で最も高い温度だという。

 一方、運転開始が93年と県内で最も新しい大飯原発4号機は、03年の測定でマイナス15度だった。運転開始前のマイナス30度から、10年経っても上昇幅は抑えられ、古い原発の劣化の速さが際だつ。大飯4号機は先月始まった定期検査で、3回目となる試験片の測定を予定している。

 県原子力安全専門委員会委員で名古屋大学大学院の山本章夫教授(原子力工学)は、「脆性遷移温度は高経年化(老朽化)の非常に重要な指標のひとつだ。予測値からはずれていないか、これまでと異なる変化がないか、注視している」と話す。2011年08月18日

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