ちょっとドイツ語を見たいな？コミュの予習トピック５〜活用〜

お久しぶりです。
今回は冠詞と代名詞について説明していこうと思います。
冠詞については以下の三つが代表として上げられます。

der：男性名詞に用いられる冠詞

die：女性名詞、「名詞の複数形」に用いられる冠詞

das：中性名詞に用いられる冠詞

冠詞なのでもちろん名詞の前につきます。
さて、このコミュニティでは上記のような○性について論じるとき、これらを「性別」と名づけて
記述しますのでよろしくお願いします。

名詞の性別はどのように決まっているのかについては今回はとくには触れません。
まずはボキャブラリーが少ないうちは名詞とセットで覚えてください。
なぜかというと本当はイメージや綴りといったところから性別というのは見分けることができますが、
これを覚えるだけではドイツ語はマスターできないからです。
特にイメージの部分は経験がものを言う分野です。自分のボキャブラリーにかんして正確な知識を身につけ、綴りやイメージの法則を教えられたときにより正確な理解を手に入れるためにも最初は名詞の冠詞とセットでの暗記を推奨します。

例を挙げると
der Mann ：その男　　　die Katze：その猫　　das Auto：その車
といった感じです。
実は冠詞は活用をしますが今はそれを無視しちゃってください。
この最初の三つを覚えることで主語に関してはまったく問題ありません。

次に、代名詞ですが以下の６種類を覚えてください。
１,
ich：私
イヒ（chは無声音）
２,
du：あなた
ドゥ
３,
er/sie/es：彼/彼女/それ
エア/シィー/エス（esのｓま無声音）
４,
wir：私たち
ヴィア
５,
ihr：あなたたち
イア
６,
Sie/sie：敬称の「あなた」/彼・彼女たち
ヅィー（S/sで後半の「う」の発音はしません）

これらを上から１〜６で分類します。
暗記ものです。覚えてください←
てか何でこんな形してんのって言われても理由はないと思います。偶然の賜物です。

そして代名詞と名詞の種類は動詞の活用に大きくかかわります。
ちなみに名詞はすべて「５」に分類されます。

さて、今日の例文のためにも今回は動詞の活用にも少し触れておきます。
独和辞典などで単語を探すとき、動詞はすべて原型で記述されています。
今回は「来る」という意味のkommenで活用してみましょう。
番号に対応し、活用を記述します。
原型　kommen
１：komme
２：kommst
３：kommt
４：kommen
５：kommt
６：kommen
さて、お気づきだと思いますが活用は原型の後半のenの部分が落ちてそれぞれの綴りが変わりに置き換わるようにできています。
kommenは　　komm/en　と切ることができ前半を「語幹」、後半を「語尾」と分類することができます（たしか）。

語幹は日本の古典文法のように変化しません。

動詞には残念ながら特殊な活用をする動詞も存在します。しかしその反面それ以外の動詞なら例に漏れず上記のような活用の仕方をするのでもうkommenを早口言葉で暗記して語尾のつき方を覚えちゃってください。
「en」が落ちて「e/st/t/en」のいずれかがつく
という感じです。
今回の例文は代名詞をいくつか使い分けて文章を書くのでこちらを参考に学んでみてください。

次のトピックではしばらく活用から離れて、実際によく使われるドイツ語について書いていこうと思います。
で、その中ですでに何回か見かけたものから疑問文、肯定文、否定文を取り扱っていきます。


今日の文章　〜出身を聞く・訪問するかを聞く・〜

Ａ：Woher kommst du? ：あなた（君）はどこから来たのですか？（何処出身ですか？）
ヴォーヘア　コムスト（ゥ）　ドゥ

Ｂ：Ich komme aus Japan.　：私は日本から来ました。（私は日本出身です。）
イヒ　コメ　アウス　ヤーパン

・kommstのstは無声音、つまり「スト（ゥ）」の部分は息だけで短く発音。
・ausはここでは「〜から」という意味です。

Ａ：Kommｔ er heute nach Uni? ：彼は今日大学に来るの？

Ｂ：Ja, er kommt heute.　 ：うん、今日くるよ。
Ｂ：Nein, er kommt nicht.　：いや、こないよ。


・heute(ホイテ)はeuで「オイ」という発音※eiと大きく発音が異なるので注意。
・nachはここでは「〜へ（行く）」という意味。