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2012『聖華学園RPG・2学期』コミュの2学期・二日目『虐撮』

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4月25日

<参加PC>
柳流星   :Bクラス 17歳♂ 通称”写真屋(フォトショップ)”と呼ばれる少年。
姉ヶ崎羽遊葉:Bクラス 15歳♀ 見た目は小学生、中身は高校生……?
加美北風香 :Bクラス 19歳♀ 中央エリア第8学区の(気が付いたら)風紀委員会地区長。
藪不二子  :SSクラス 25歳♀ 中央第9学区校医にして、獣医学生。ランクも胸のサイズもSS。
石動徹   :Cクラス 18歳♂ 全自動巻き込まれ型勤労学生。


南地区繁華街、その裏通りをあからさまに挙動不審な少年が歩いている。
彼は周囲を警戒しながら裏通りに設置されているゴミ箱の蓋をあけた。
その裏には一通の封筒が張り付けれている。
彼はそれを剥がすと、そっと制服の内ポケットへとしまいこんだ。

「ちょっと話を聞かせてもらえるかな?」

表通りに戻ってきた彼を待っていたのは、そう言って現れた二人の風紀委員だった……。


『猥褻盗撮写真不正取引事件捜査本部』。
南地区分署に設けられた一室で、風紀委員会の緊急会議が行われていた。
近頃、この地域を中心に女生徒(正確には生徒に限らない)の猥褻盗撮写真が出回っていると言う。
その取り締まりと、出所を調査する為に、合同捜査本部が立ち上げられたのだ。

地区長として参加していた加美北風香は会議終了後、一人会議室に残っていたレベッカ分署長に声をかけられる。
曰く「この不自然な捜査本部の招集に疑問を抱かないか?」と。
これまでほぼ黙認されてきた生徒間で行われている盗撮行為を、突如として風紀委員会が取り締まり始めた理由。
また、合同捜査であることや、申告者が不明である点など。

「貴女も上に立つ者ならば、ただ使われるだけの人間にならない様に気を付けることだ」

そんなレベッカの言葉が気になった風香は事件の発端を探ろうとするのだが……。


柳流星は風紀員会によって取り調べを受けていた。
確かに過去、様々な人からの依頼によって色んな写真を撮ってきた。
それは盗撮行為と言われても仕方の無いことかもしれない。
しかし、この様な猥褻写真は断じて撮ったことはない!

「まぁみんなそう言うよね。犯人が簡単に口を割ってくれたら、俺たちも苦労しないって……」

ひとまず釈放された流星に一人の少年が声をかける。
流星と同じ様に盗撮の容疑を掛けられ、捜査から外された風紀委員のニアート薩摩だった。
彼は自分たちで身の潔白を証明しようと”写真屋”に話を持ちかける。


姉ヶ崎羽遊葉、藪不二子のもとに風紀委員が訪ねてくる。
この写真に写っているのは本人で間違いないか? と。
その写真には自分たちのあられもない姿が写っていた……。


石動のもとに和六坂ナルという少女が訪ねてくる。
学内で発売されている情報誌『聖華ウォーカー』、そこに石動が求職の為に載せていた広告があった。
「万事請け負います」
それを見て相談に来たのだと言う。
彼女もまた、猥褻写真の被害者だった。


やがて、調査が進むうちに写真は精巧に作られたコラージュであることが判明。
しかし、当事者の少女達にしてみれば自分の恥ずかしい姿であることには変わらず……。
コラージュ写真の出所を探っていくと、「ディスタンス」と言うFランクの不良集団の名前が浮上。
不良たちを問い詰めてみると、コラージュ写真の販売を行っている連中がディスタンスに
所属しているだけであり、あくまでも「ディスタンス」そのものは関係がないとのこと。

風紀委員会がディスタンスに目を付けたことにより、写真の販売を止めて身を隠そうとする実行犯たち。
しかし、一歩早く実行犯たちに辿り着いたPCたちが問答無用でしばき上げる。
そこで彼らから「写真を作ったのは渡部だ」と、渡部ワタルの名前を聞き出したPCたち。
真犯人は渡部ワタル。
鼻息も荒く、彼の部屋へと乗り込むPCたち。
しかし、そこには顔を腫らした痛々しい姿の少年がいるだけだった。

乗り込んできたPCたちの目的を察した渡部は淡々と経緯を話し始める。
元々趣味で作っていたアイコラ写真。
それはあくまでも自身の趣味であり、流出目的などは一切無かったこと。
それがディスタンスに所属する一部の不良学生たちにばれてしまったこと。
彼らがそれを使って金儲けをしようとしたこと。
拒否をしたが暴力によって強引にデータを奪われたこと……。
複雑な思いを抱えながらも、風紀委員への出頭を促すPCたちの前で自ら風紀委員へ連絡を入れる渡部。
やがてやってきた風紀委員と共に出頭していく渡部。


事件は一応の解決を迎え、和六坂ナルから謝礼を受け取る石動。
ついでに彼女が持ってきた情報誌の編集部に自分の載せていた広告の取り下げを願い出るのだが……。
編集部「これ、昨年号ですよね?」
石動&ナル「…………え?」


「情報を持っていながらそれを本部に伝えていなかった、と言うのはどういうことかね?」
「独断専行、さらには一般学生と共に捜査にあたっていたと言うではないか」
「犯人逮捕の際には犯人と共に居たと言う報告があるが、本当かね?」
事件は解決した。
しかし、風紀委員会地区長という立場にある加美北風香を待っていたのは、称讃の言葉でも労いの言葉でもなかった。
「君の処分は追って沙汰する」
自室での謹慎を言い渡される風香。
風香「あーもー、組織とか上司とかもー、めんどくさーい!」
そこにはぬいぐるみを抱えたまま、ベッドの上でゴロゴロ転がる風香の姿があった。

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