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天空神殿での試練コミュのアフターセッション

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セッションレポートを記載して下さい。
記載してくれた方は、次回のセッション終了時、経験点を1点追加します。

それとは別にSSやレポート、セッション中の1シーンのイラストなど、記載してくれた人には次回のセッション終了時、経験点をさらに2点追加します。
SS、レポート等は長さは問いませんが完結したモノをお願いします。

______________________

今回のセッションで、各PCの印象に残ったシーンや台詞や気になったことがあれば教えてください。自PCのところは、ここがうまくいった、この辺もっとうまくやりたかった等記載して下さい。GMに対しては、この辺のマスタリングが良かった、こうした方がよりよくセッションが進むのでは、こういう設定なのでシナリオに組み込んでくれると嬉しい等記載して下さい。
______________________

セッションレポート
第XX回 天空神殿での試練

PL名:○○

セッション全体の感想

シャルロッテ・フェアグリューン(夕希さん)への感想

ジュード・バーンズ (職人さん)への感想

テオドール=ヴァレリー (とも@CR-5さん)への感想

ビルティ・シャビット (ハカセさん)への感想

ミリアナーフ(ryuyaさん)への感想

GM(琴吹)への感想


コメント(83)


「現在住んでいるのはギルドハウスの2階北側の部屋です。ここだと本が日焼けしませんので(笑)あと片付けは【少しだけ苦手】ですので部屋の取材はNGでお願いします☆」

「お気に入りスポット…まずは図書館です。あと公の用事では優先順位的に行く事は無いのですが、動物の森にのんびりと読書をしに行くのが実は好きです。昔、霧の深い時に秘密で森に遊びに出掛けるのがとても楽しかった思い出がありますので。霧の森で遊んでいると、どれだけ遊んでもほとんど時間が経たなかったのが嬉しかったです♪あと森には秘密の友達もいましたしね☆」

「一度行ってみたいのは聖都ディアスロンドです。出来ればちゃんと神学の勉強を受けてみたいです。もう一度行ってみたいのは、前の質問に出てきた霧の中の不思議な森です。髭のおじさんとお姉さんは今もお元気でしょうか…」

「趣味は勉強…色々な事を知るのがとても楽しいです。最近は、魔術理論を自分で組み立てて強化したりしてオリジナルの魔法を作って遊ぶのが好きです♪」

「本さえあれば暇な時間はありません」

「座右の銘はありませんが、好きな言葉は『幸せ』『嬉しい』『好き』とか、心やほっぺたが温かくなる言葉です♪」

一番大切なもの…「私の周りの優しい人達…人だけじゃなくて生き物も、植物も、生きてはいなくても優しいものはたくさんあるから…『今のこの世界全て』って言うのはズルい?(笑)」

今一番欲しいもの「¨純白の秘薬¨」

「生まれ変わるとしたら、一度妖精さんになって、あのキラキラな銀色の葉っぱでいっぱいの梢と梢の間をゆったりと漂ってみたいです。あとは竜になって、図書館の奥で本に囲まれて永遠に引き込もっていたい♪」

これだけは曲げられないという信念?「今だから判る事なのですが、『自分の人生という重い荷物は、最後には必ず自分自身で背負わなければいけない』です。途中で置いて一時は逃げてみたり、置いて身軽になって周囲を見て廻るのは有りかもですが、最終的には自分で持たなくてはいけないぞ、と。あとは『信じてくれた人を裏切らないように精一杯頑張る』です」

追っ手から待てと叫ばれたら?「『何故追ってくるのですか?』と聞き返します」


自分が全くの別人になってしまった時に、他の人に私だと判ってもらう方法?「例えば、私が今研究している《プロテクション》の¨多重積層式展開および受け流しスリット付与¨による強化理論の説明をします。魔術理論の組み立て方には人それぞれの個性が入っていますので、独自の魔術理論さえ聞けば、例え姿や声が全然違っていても、その人かどうかなんて一目瞭然ですので全く問題ありませんよね♪」

近しい人が、実は自分はモンスターだと告白、どうする?「どうもしないです。その人はその人ですので」

依頼人の心からの願いと、その人の安全、優先するのは?「その願いのチャンスがまたあるようなら安全を優先、チャンスが二度とないなら全力でサポートします。あとは願いの内容によります」

24時間後に逃れられない死が待っているとしたら、その間どうする?「死を逃れる方法は必ずあると信じて、最後まで全力でその方法を探し続けます」

近しい人が人質に取られた時の一言。「卑怯者ー!!」

何でも願いが叶うなら、その願いと願いに見合う代償って?「『1万Gくらいの値段で私好みの味の美味しいケーキを貰って、代償として1万Gをあげる。送料はサービスでお願いします(笑)』少し前の私でしたら、きっとこの願いを叶えてくれる『何か』に、すがりついて真剣に助けを求めていたと思います。ですが多分、秘薬の材料や秘薬自体を現状で願った場合、まず間違いなくその代償に釣り合うのは『私自身の命』だと思います。その結果得た薬を送ったとしても友達は決して喜ばず、逆に一生悲しませてしまう事になると思います。多少は成長できたおかげで私にも、『残された者の悲しみ』に気付く事ができるようになりました。ですので私は、無理せず願いは自分の力で叶えて、生きて友達に薬を渡せるよう頑張りたいと思います」

最後の質問への回答です。

「私はブレイブフォーチュンという場所も、そこにいる人達みんなも、全て大好きです(^-^)」


アンケート楽しかったです。
どうもありがとうございました♪

3時間近く掛っちまったぜ。
もはや総経験値が1000を超えている段階で(2週間の期間で)SSの経験値を稼ぐ気力も無かったのですが、夕希さんの素敵なSS(とインタビュー)に触発されて書いてみました。




夕方の太陽が照りつける天空都市のメインストリートに、一陣の熱風が吹き抜ける。
ミリアナーフは舞い上がった砂ぼこりに目を細めた。
待ち合わせ近くのお花屋さんが打ち水をしている。その水飛沫が太陽の光を反射して煌めく。
「お待たせしました〜」
待ち合わせ場所に居たのは、新しくギルドに入ったエリーゼだった。
「お疲れ様です。今日はどんなトレーニングだったんですか?」
買い物袋を両手いっぱいに抱えたエプロン姿のエリーゼは開口一番そう尋ねた。
「今日はプールで浮いたり沈んだりしてただけ。フォークスさんが言うには、筋肉の疲労回復の日だから動いちゃダメだって。昨日までは、あんなきついハードトレーニングだったのに。動かないのも、それはそれで疲れるもんですね」
答えたミリアナーフはエリーゼの持つ買い物袋を半分貰おうとした。
「あ、いえいえ。ダメです。今日は筋力を使う事は禁じられているのでしょう? 気持ちだけで大丈夫です」
「そう・・・なの? 解った。いや、解りました」
じゃぁ行きましょうかとエリーゼが言うと、ミリアナーフは少しばつが悪そうにはにかんだ。
それに気が付いたエリーゼは
「気にする事は無いですよ。出来るだけ綺麗な言葉を使おうと気にしているだけでも立派です。それに何より重いモノを持たないと言う事もトレーニングの一環なんですから」
「う〜ん、何だか解らないけど、解った、・・・りました」
「ウフフ、宜しい。じゃぁ行きましょう」
うん、と言いかけて改めてハイと答えるミリアナーフ。
そんなミリアナーフに対し、微笑むエリーゼの様子は、彼女がエプロン姿なのもあってか、娘を見守る母のようだった。
「ねぇねぇ、これ、すごく綺麗だよ」
数歩も歩かないうちに、お花屋の店先に並んだ植木鉢に目を奪われてしまうミリアナーフ。
「サボテンの一種ですね。ドラゴンフルーツのように見えますが、お店の人に聞いてみましょうか」
花屋の店員さんに話を聞くと、案の定それはドラゴンフルーツで、一夜しか咲かない花も今夜にでも開花するだろうとの事だった。
「エリーゼさん、良く知ってた・・・いましたね」
「私の故郷では、よくこれを食べていましたからね。それにしても、よく気が付きましたね」
「えへへ〜。これ買って行ったら怒られるかな。開花する所見てみたいな」
「良いんじゃないですか。フォークスさんのお陰でギルドハウスも随分綺麗になったみたいですし。これくらいの鉢なら置けるスペースは十分あると思います。勿論、ミリアナーフさん、あなたがきちんと世話をする、という大前提があっての話ですが」
「するする。お水も毎日ちゃんとあげるから」
「私も自宅で育てた事は無いので、そう言う事なら、お店の人に詳しく育て方など伺っておきましょう」
「らじゃー!」
水のやり方、管理の仕方、食べごろ等、長々と説明を聞き出し、二人は花屋を後にした。勿論最初の荷物よりも植木鉢が一つ増えた状態で。
気が付けばカナカナカナとヒグラシの鳴き声が耳に入って来る。傾きかけ赤く染まった日が地平線へと潜り始め、先程とは打って変わって涼しい風が通りを抜けて行く。
「随分と長居をしてしまいましたね。帰りましょうか」
満足げに笑みを浮かべるミリアナーフに対し、どうかしましたか、と改めて返すエリーゼ。
「ん? ううん。ちょっとね。『帰る』って言葉をエリーゼさんが言ってくれたのが嬉しくって。ただそれだけ。帰ろう、皆のいる家に」
「ええ・・・」
正確には「皆のいる家」では無い。しかし、帰るべき道標として、目指すべき場所として、そのギルドハウスは存在するのだから、こういう言い方もあながち間違いとは言えないのだろう。
例え道を踏み外してしまったとしても、例え道に迷ってしまったとしても、帰るべき場所を持っていると言う事が、どれほど羨ましく、どれほど心強いか。
もう一度、あの頃の自分に戻れるのだろうか。
彼女と居ると、そんな不安を抱いている事が馬鹿馬鹿しくなって来る。道に迷ったら、ただ何も考えず、家に戻れば良いのだから。
こういう間違いとは言い切れない、良い意味での割り切り方をミリアナーフは良くする。強いんだな、とエリーゼは感心せずにはいられない。勇気を振り絞って、エリーゼも言い直した。
―――ええ・・・帰りましょう、皆がいる家に。

「遅かったですね。道草とは珍しい・・・って何ですか!? その鉢は?」
丁寧に謝罪するエリーゼに対し、笑いながら「フォークスさんにお土産」と言って鉢を差し出すミリアナーフ。
「ドラゴンフルーツですか。こちらでは珍しいですね。で、私にでは無く、皆さんにでしょう?」
「うん・・・ハイ。フォークスさんのお陰でここも少し片付いたので、こういった緑のモノがあるのも良いかなと思いまして、買ってきました。なんと、最終的には、これ、食べられます!」
ミリアナーフのそんな解説を聞きながら、フォークスは何故かエリーゼの表情から吹っ切れたモノを感じ取っていた。
「ふむ、まぁ良いでしょう。2階のベランダ辺りが良いですかね。世話はあなたとエリーゼさんでお願いしますネ」
植物を育てると言う事は、ペット等とは少し違うが、それに対して責任を負うと言う事だ。彼女も踏ん切りが付いたのだろう。ここで世話になっても良いものか、という迷いは消えていた。ここで世話になろうと決心したのだろう。その決意表明みたいなものか。フォークスはそう解釈する事にした。
「これがシャルロッテさんの新しい装備、こっちがビルティさんの分です」
「あい、お疲れさん。早速明日にでも試着して貰って、調整して貰うよ」
「それから、これも預かって来ました。私からよりフォークスさんからの方が良いと思って、ミリアナーフさんにはまだお話していません」
「ん? 手紙? あ、あぁ、例の母親からか。まぁそんな気にするな」
お前ももうギルドの一員なんだから、と言う事は言葉にこそしなかったが、一応エリーゼの気持ちも汲んで手紙を受け取った。
「あいつにとっては誰からだって同じだよ。おーいミリアー。待ちに待った手紙が来てるぞー」
2階のベランダに鉢植えを置きに行ったミリアナーフを大声で呼んだ。ドタドタドタと階段を下りてくる足音が響く。
「来た来た来た来た! やったやったやったやった!!」
ミリアナーフはありがとうと言ってフォークスから手紙を受け取ると、急いで封を切って中身を読み始めた。
しかし3秒後に固まるミリアナーフ。ゆっくりと顔を上げる。
「どうしよう、フォークスさん。これ、家に帰ってゆっくり読みたいけど、あの花、今晩咲くかもなんだよね」
「いや、知らねーよ!」
ミリアナーフの意味不明なボケをバッサリ斬り捨てるフォークスだが、エリーゼが助け船を出した。
「確かにドラゴンフルーツの花は、開花する所は今晩しか見られないでしょう。手紙は逃げませんし、今までもずっと待ってたのだし、一晩くらい読むのを待っても、開花するのを見てから読んでも罰は当たらないと思いますよ」
「うん、そうだよね。折角見ごろだし、あっちの花見てから読む」
手紙を開けたまま、2階に上がろうとするミリアナーフをフォークスは呼び止めた。
「どっちでも良いけど、あまり夜更かしするなよ。明日から肉体トレーニングじゃ無くてお前の苦手な分野の訓練になるからな」
「え?」
世も末なような顔をして振り返るミリアナーフ。頭脳労働ですか?と聞き返すミリアナーフ。
「まぁ近いけど、少し違うかな」
「せ・・・精鋭部隊と呼ばれる為には色んな訓練をしなきゃならないんですね〜」
ひきつった笑顔で言うミリアナーフに対しフォークスは事務的に言った。
「人ごとみたいに言うな。今回は少し迷宮の事について勉強してもらう」
フォークスから意外な言葉が出て来た事で、ミリアナーフは少し困惑したように、どういう事ですかと聞きなおした。
「いや、まぁ迷宮の事は基本的には兄貴・・・ビルティ任せで良い。ただ、時間制限つきで何か罠解除とかしなければならない時の事を想定して、その訓練だな。例えば、時限爆弾が5個セットされた部屋に行きました。爆発は1分後です。ビルティなら1個15秒で解除できます、って場合だ。この場合、4個はビルティに任せろ。お前らは1分掛っても良いからそれを発見し、お前らで1個でも時限爆弾を解除出来るようになれ、って言う事だ。解るか?」
「・・・うん・・・解った。・・・はい、解りました」
「明日からその訓練に入る。集中して出来るようにちゃんと寝ておけよ」
少し何かを考えるように沈黙があったが、すぐに元気よくミリアナーフは「はい」と返事をした。
「でも、あれ見ておかないと、もっと寝れないと思うから、花が咲く所だけは見て寝るね」
「おう!」
そんなやり取りを見ていたエリーゼは、厳しいと思いつつも、これが信頼関係なんだなと改めて羨ましく思った。
「ところで、これ、このままじゃダメですよね」
「ん? あ、あぁ、あいつめ」
置き去りにされた手紙を見て、エリーゼはその手紙を封筒に中に戻してやり、ミリアナーフの鞄の中に入れておいてやった。
ただその時に、手紙の文字が少しだけ目に入ってしまった。
見るまいと思っていても、つい目に飛び込んできてしまう。愛する娘へと冒頭に書かれたそれには・・・
―――婚姻の儀を行う王女はアリエッタでは無くレティシア王女だと言う事。
―――母親にこの街に来て貰う為にミリアナーフさんが転送石を送った事。
―――ミリアナーフさんが幼い頃、父親から虐待を受けていた事。
―――母親はそれを見て見ぬふりをしていた事。
―――懲役は恩赦で無くなったけど、もう少し時間が欲しいと。
―――贖罪の為、自分自身の為、まだ自分の娘に会う訳にはいかないと。
これを読んだら彼女はどう思うだろうか。見るまい見るまいと思っていたが、見てしまったエリーゼは、自然と何か自分に出来る事は無いかと考え込んでしまっていた。
「心配しなくても大丈夫だ。あいつはあいつなりのやり方で乗り越えるから」
まるで全てを見透かしたようにフォークスさんは言う。
・・・信頼関係か。
そうですね、と軽く答えると、
「私も心配しなくても大丈夫って思われるくらい頑張らなくっちゃ!」
腕まくりをしながら、少し大きな声で言った。
「そうこなくっちゃ! 頼りにしてるぜ、エリーゼさん!」
フォークスはそう言うと、エリーゼの背中を叩いた。
この時エリーゼは、何故だか少し強めに叩かれた背中から、勇気を貰った気がしていた。

終り。
エリーゼの回想


 敗北を覚悟した。
 少女の魔法・戦士たちの斬撃が次々と私の身体を刻む。
「もはやここまで……」
 儀式は間に合わなかった。後一歩だった。
 魔法陣の完成にはまだ血が足りない。私の命を全て削れば、彼女を呼び出す事が出来るかもしれない。
 彼女を呼び出すことが出来れば、あの子を助けることが出来る。
 神官たちはそう言っていた。あの子を助けるために、私は彼女を呼び出さなければならない。もし、ここで、冒険者に捕まってしまったら、あの子を助ける手段が無くなってしまう。
 私は、ギシリを歯を食いしばると、懐から短剣を取り出した。
 そして……。
「ビルティ!」
 騎士の声がリーダー格の軽戦士の名前を呼ぶと、軽戦士は素早い動きで腰に下げていた短剣を取り出し私に向けて、投げはなった。
 軽戦士の短剣で死ぬのも良し、自らの短剣で死ぬも良し。そう思いながら、私は短剣を自分の胸に突き刺した。

 キンッという音がした。

 気がつくと、私の持っていた短剣は軽戦士の放った短剣にはじき飛ばされていた。
 自分の命を絶つ短剣はどこにもなかった。
 軽戦士の放った短剣は、私を生かす短剣だった。

「そんなことをしても、無駄だってわかっているはずです! あなたなら!!」
 少女司祭の言葉が、私に追い打ちをかけた。
 私はがっくりと膝を折った。
 そうなのだ。この儀式の完成度だと、私一人の血では、彼女を呼ぶことは出来ない。それは分かっていた。ただ最後の望みにかけたかった。魔力の高いモノの命の代償なら、多少の無理は出来ると思っていたから。それをしてでも、私はかなえたい願いがあったから。




 邪神の儀式を施していた私に、リーダーの軽戦士は驚くべき言葉をかけてきた。
「ギルドに参加しないか?」
 さらに驚いたことはギルドメンバー全員がその言葉に賛同したことだった。
 私はかなり迷ったが、少女司祭の強い言葉に押され、そのギルドに参加を決めた。
 私を含めたメンバー全員の自己紹介の後、私を安全な場所に届ける算段をギルドメンバーは始めた。
「私たちはまだ先に進まないといけないので、これで、先に帰っていてください。ティミーさんかリンさんがいると思うので私たちのことを話せば、いろいろやってくれるはずですから」
 そう言ってミリアナーフさんが転送石を握らせてくれた。
「一筆書いて持たしてやったら良いんじゃないか」
「私、書くもの持ってますよ」
「じゃあ、ちょっと貸してもらえるか? シャル」



 邪神教団で活動していた自分にとって、人が優しさで行動してくれるを見るのは久しぶりで、そんな様子を眩しい気持ちでじっと見つめていた。



「それじゃあ、お気をつけて」
 私は、新しく仲間になったギルドメンバーに別れを告げ、転送石を握りしめた。
 瞬時に風景が変わり、どこかの神殿へ転送される。
「おかえりなさい……邪神の教徒がどうしてここに?」
 最初優しい声で出迎えてくれた女神官は、私の姿を見ると、すぐに険しい顔をして、戦闘態勢に入る。
「争う気はありません。これを」
 そう言って、リーダーから貰った一筆を女神官に見せる。
「なるほど。ブレイブフォーチュンに……。経緯はわかりました。ただ、今の状態のあなたをこの都市に招き入れるわけにいきません。力を封印させて貰います」
 私はこくりと頷いた。
 そして、神殿の儀式の間に通される。
 ティミーと呼ばれた少女侍祭が私の後に。リンと呼ばれた司祭が私の前にたち、儀式を施していく。
 天井から光が収束し、剣となる。そしてその剣は私を刺し貫いた。
 私は意識を失った。

 次に私が気がついた時、私はベッドに寝かされていた。
「ここは……」
「おお、起きたかね」
「あなたは?」
「わしは、ゴーン。万屋『山の懐』の店主じゃよ。気分はどうだね」
「力が入らない感じです」
「そうじゃろう。光の剣は、培ってきた技術を封印するモノじゃ。あなたが邪神教で培ってきた技術はすべてないと思って貰ってもかまわん。そこで培ってきた技術が大きいほど、その反動は大きかろう」
「そうですか」
「それを不便と感じるようなら、この都市で生活することは出来ないと思った方がいい。いまなら、内緒で都市の外に出してやるがどうするね」
 私は小さく首を振った。




 しばらく時がたち、私はいくつかの事を知ることが出来た。
 それは、あの子の病を治す方法が本当にあること。
 提示されたいくつかの素材を集まればあの子を直す秘薬を作ってもらえるらしい。
 もっとも、今の私がその素材を集めるのは絶望的なことなのだけど。

 そして、この都市の名が天空にあり、その都市の名が「ダグデモア」であるということ。
 私の知識を動員すると、私がいかにすごいところにいて、とんでもないギルドに所属してしまったのかを実感できる。最初にこの知識を得たときは、ただのおとぎ話だと思っていたのだが。

 ここは神の分身が住まう都市「ダグデモア」とそこにある試練の迷宮。
 試練の迷宮は正しくは神の子のための試練の迷宮なのだ。
 試練の迷宮で試練を受けていると言うことは、ギルドメンバーの誰かが神の子であるということ。それが誰なのかは私にはわからない。でも、神の子が試練を踏破したとき、子は、そのギルドメンバーは一つの選択を迫られるはずだ。
 破滅を招く邪神の一派から足を洗った私がこのギルドに所属したというもの、一つの運命なのかもしれない。

 私の色々な想いは置いておくべきだろう。私はブレイブフォーチュンのメンバーで、彼女たちをサポートする立場なのだから。
 私は彼女たちを全力でサポートする。
 彼女たちがいかなる選択をしようとしても。
 それが、あの時、そして今でも邪教の司祭だった私を温かく迎え入れてくれた、ギルドメンバーに対する、最大限の感謝の仕方だから。



FINマーク入れ損なったのでコメント。

降って沸いたギルドメンバーその2エリーゼさんのおはなし書いてみました。
本当はシナリオ書いた方が良いのだけど……せっかく前回のお話がかなり劇的だったので。今回のお話で言いたかったこと。
エリーゼさんは光の剣の影響でCLがかなり下がってます。CL想定はLV9〜LV10かなあとか。


セッションレポート
第6回 天空神殿での試練
PL名:ryuya

セッション全体の感想
CL14レベル(1名CL15の称号なので平均だと14.2)になりました。
11レベル時より底上げされて、各(データ的な)個性が強くなってきた感がありました。
テオの呪縛封印と呟きのオープニング(とミリアのパーソナルクエスト)がありましたが、短い時間での準備ありがとうございました。
戦闘イベント自体高め(キングと20のエース)でしたが、やはりPCが5人なのもあって、あんなもんでしょう。
なんとなくチャートを飛ばしても良さそうな雰囲気になってしまって、次回以降また恐る恐るになりそうですが、まぁあまり甘え過ぎるのも良くないよねと自分に言い聞かせて置きます。
ただ、やっぱり、高レベルになればなるほど、(計算も含め)処理が重くなるのも気になる所。新しいルルブが出たばかりで言うのも何ですが、ある程度マスターもプレイヤーも「慣れ」が必要になってくるのかも知れませんね。

シャルロッテ・フェアグリューン(夕希さん)への感想
パトロナイズの出番があまり無かった気もしますが、ビジテイションで大活躍だった気がします。ジョイフルジョイフルでPTの戦術の幅がグッと広がって大助かりでした。

ジュード・バーンズ(職人さん)への感想
(私の中で)模擬戦を何度もやったせいで「ダメージ馬鹿」に負けない火力を誇っていたのは知っていましたが、実際(ジョイフルジョイフル、再行動等で)為す術を与えず敵を屠って行く様子は鬼神の如きでした。今後はコストとの戦いにもなりそうですね〜。

テオドール=ヴァレリー(とも@CR-5さん)への感想
初ダメージおめでとうございます。ガチャガチャにお金入れるようにフリッターを振るう様が、なんと生き生きして見えた事でしょうか。カバーリング要員としての性能も健在で、ドラゴンライダーの攻撃は全て受けて頂く形になりました。次回もありそうな展開なので、またお願いします。

ビルティ・シャビット(ハカセさん)への感想
スティールが秀逸過ぎますネ。あれだけで10万くらい稼いでいますよね。
時間の都合もあって、脱“はだかんぼ”に対してロールする間が無かったのが悔やまれます。
また地味に一人だけドラゴンライダーの攻撃を回避していた点にも、バランスが良いなと感心していました。

ミリアナーフ(わたし)目線での話
今回は今までに比べたら、戦闘強度が少しだけ強めだったのもあって、ロールよりも戦闘に力を入れていました。
また、自分のパーソナルクエストが突然発生するとは思っておらず、(SSやオープニングイベント等)キャラクターの背景が追いついていない中での演出でした。どう魅せるのか全然準備していなかったせいもあってグダグダになってしまって・・・いや、まぁ、精進します。

GM(琴吹さん)への感想
セッション準備等お疲れさまでした。
個人イベントの処理は残す所ジュードとビルティのみでしょうか(アリスちゃんは最後の最後かな?)。なかなか楽しみになって来ましたね。
一応先に書いておけば・・・「審判の光」の命中値はともかく、純粋なダメージ量は「重力の鎖」よりも少ないので、このままでは通らない気がします。


いつものごとく経験値欲しさのあまりのセッションレポートでした☆
ちょっと今回はパーソナルクエストSSを書かなきゃだな。
セッションレポート
7月15日(日)稔台市民センター/第2会議室
第6回 天空神殿での試練

PL:夕希


【セッション全体の感想】

・今回はかなりまったりな印象のセッションでした。あと自分も含め3人が方向性が大きく変わるリビルドをしましたので、戦闘の流れが今までとかなり変化していたのが面白かったです。

・エリーゼさんに必要な薬を作る為の材料がロッテの¨純白の秘薬¨と違っていたのは完全に想定外でした…


【ジュード・バーンズ(職人さん)への感想】

・リビルドしてついに双剣スタイルに。攻撃力も充分以上で更に今後はエネミーの攻撃を命中値で回避できるようになってとても攻守のバランスの良い状態だと思います。ただ1つ、高いコストの問題を心配していたのですが、称号クラスをバンガードにすると聞いて少し安心しました。CL21以降に¨春風の羽根¨を装備する予定がある場合の話ではありますけれどね(^_^;)
これからもパーティ随一の撃破役をよろしくお願いいたします♪


【テオドール=ヴァレリー(ともさん)への感想】

・ついに呪いが解けました。おめでとうございます♪そして、早速リビルドで攻撃&防御のバランスの良いスタイルに一新されているのを成長トピで確認した時にはとても驚きました(しかも20mの遠隔攻撃可!)。実際のプレイで見たダメージも結構大きく、パーティの攻撃力がグッと上がってとても頼もしい限りです♪

・今回もアラウンドカバーやインバルネラブルの出番が無く、他に取りたいスキルがある気持ちを抑える事の寂しさや歯痒さもあると思いますが、それでも非常事態発生時のパーティの¨最後の切り札¨として、これからもよろしくお願いいたしますm(_ _)m

・500G硬貨(?)を何枚も冒険の前に両替していそうなのがとても微笑ましいです☆


【ビルティ・シャビット(ハカセさん)への感想】

・相変わらずスティールはとても嬉しいです…願わくば更にもう1レベル(笑)。そして着実に、パーティのトラップ対策の専門家にして、ラウンド最初にエネミーに手痛いダメージと一緒に回避ダイスを1個奪って、戦端を有利に切り開く役目が定着してきて、素晴らしい活躍ぶりでした☆
今回は特に、回避能力の高さを凄く強く感じました♪


【ミリアナーフ(ryuyaさん)への感想】

・今回はお父さんのイベントが発生という事で、少しでも多く力になれたらと思っていたのですが、全然何の力にもなれず本当に申し訳なく思います…
ですがまだお父さんのイベントは終わった訳では無いですので、次のイベント発生時には今度こそしっかりとパーティの仲間として友達として、お父さんを助けられるように手助けを頑張りたいと思います。


【GM(琴吹 邑さん)への感想】

・GMさんがディテクターゴーグルに気が付いていなかった事には本当に驚きました。次回は闇か光の試練だと思っていましたので暗闇と隠密対策は必須と考えていて、その対策にGMさんがどんな対処をしてくるかと考えていましたので…
次回は特に対策は無しでいきたいと思っています。

・私個人としては、もっとエネミーが強くても大丈夫だと思いますよ♪
ネームドエネミーを含めて、レベル35からレベル52くらいまでで単体なら想定内です☆
ただ、ダメージが増えたりダメージやHPロスを与えたりするトラップが入ると想定外になります(^_^;)
あと問題は戦闘時間でしょうか…


【自身と自キャラ(シャルロッテ・フェアグリューン)についての反省など】

・今回はキャラロールが思うようにできませんでした…反省。

・あと今回のゲームで今後の、
『1戦闘で消費するMPから計算する戦闘可能なラウンド数』
がだいぶ見えてきましたので、特にビジテイション(+ケセドの杖の消費MP)のコスト削減をこれからは念頭においてスキルの選択をしてゆこうと思います。


それでは次回もどうぞよろしくお願いいたします♪

さらっと書いたので、さらっと・・・って前も書いたかな。
今回はこんなもんで。
次回(カシス救出後)もミリアは泣くだろう。そこまでのプロットだけは出来ているのだが・・・さて、どうなる事やら。



ジリジリと夏の太陽が全てを焼き焦がそうとしていると、そう思えるほど、その日は天気の良い日だった。
「じゃぁ、セノビーありがとうございました」
そう言ってギルドから借りていた馬を返すミリアナーフ。
「おう。何か必要なものがあったら、何でも言えよ」
マネージャーのフォークスがそう返すと、彼女は一礼をしてギルドハウスを後にした。
厩から戻ったフォークスに、洗濯物籠を持ったエリーゼが声をかける。
「あれから、もう1週間ですね。彼女、大丈夫でしょうか?」
フォークスが淡々と答える。
「あぁ、大丈夫だからこそ、ああして母親の面倒を見ようと新しく部屋を借りたんだろ」
まぁそうですけど、と納得のいかない様子のエリーゼ。それに対してフォークスは釘を刺した。
「お前の言いたい事は解る。なんてったって、ここに来た衝撃でミリアの父親が旅に出てから今までの7年間だったっけ、その記憶がぶっ飛んじまったんだからな。でもそれは、あいつの問題だ。俺達がどうのこうの云う問題じゃない。あいつが助けを求めて来た時にだけ、助けてやればいいんだ」
再び、そうですけどと言葉を濁すエリーゼは、少し違った角度で責めて見る事にした。
「でも、ミリアナーフさん、笑わなくなりましたね。私、それが少し心配で」
「いやいや。あれで今までのようにヘラヘラしてたら、逆に疑うわ。確かに記憶障害のせいで自分の母親から、娘だと認識されない事は精神的に辛いと思うよ。特にあの年齢ではな」
「そうなんですよね。彼女自身の中にも壁があるのか、そんな状態の母親に名乗れなかったのって、正直かなり辛いと思うんですよ」
「あぁ。娘のミリアナーフは父親と一緒に少しの間出かけているだけで、しばらくしたら戻って来るって…母親の方がそう思い込んでるしな。ミリアの事はシアって言う近所のお姉さんだと思ってやがる」
「はい。私も聞きました。いつか旦那さんが幼いミリアナーフさんと手を繋いで自分の元に戻って来るって信じているって…ティミーさんから」
「あいつめ、余計な事を」
「どうするんですかね、彼女。これから」
「なに、今まで通りさ。あいつ自身の問題だが時間が必要な時もある。心配する事は無い」
まだ何か言いたげなエリーゼに対し、それよりも洗濯物を早く干した方が良いと、フォークスはこの会話を打ち切った。

「何から何までありがとうね、シアちゃん」
「えぇ、他に何か必要なモノがあったら言って下さネ。あ、それから、これ、当座の生活費です」
「そんな。見ず知らずのあなたに、ここまでされたら私…」
「いえ、良いんです。カシスさんから伺っていますので。『俺が戻るまでオレンジの事を宜しく』って。その時に預かったお金ですから」
「おやおや、スマナイねぇ。本当に良くできた子だよ。私にも子供が居てねぇ。ミリアナーフって言うんだけど、これがやんちゃな子で」
「えぇ、好奇心旺盛で何でも聞きたがりなんですよね」
「ありゃりゃ。また私、同じ事言いましたか。でも、あの子も大きくなったら、あなたみたいなベッピンさんになるのかしら」
「ウフフ。そうだと良いですね」
そう言って、じゃぁ私はこれでと、急いでその場を辞した。
限界だった。
母親にこれ以上顔を見られまいと、あっけにとられる母を残し、飛び出した。
母親が見えなくなる所まで走った。目に涙を溜めながら。
そしてその勢いで人目の付かない所まで走った。気が付けば動物の森まで来ていた。


木々の緑は深みを増し、少し前までの新鮮な色は消えていた。
蝉は、賑やかに鳴いている。

―――ねぇ、シア。どうしたらいいと思う?

返事は無いとは知りつつも、内なる自分自身に語りかけて見る。
そう言えば、あの時、占い師さんが言っていたっけ。

―――ブラスドラゴン。
―――過去を変える機会。

実際前回、お父様の死に直面して、初めてその意味が判った。
ブリガンディアさんも言ってたっけ。

―――過去を変えたいと願うならば、アエマに祈りを。

あの時は訳も解らず祈ってしまった。
過去は過去。
厭な思い出も多いけど、シアの事を忘れるわけにはいかない。変えてはダメだと思っていた。
でも今はその意味が解る。
変えなければダメなんだ、と。

結局自分の都合のいいように逃げていただけなんだ。
だから、あの人が、また犠牲になった。
もう、そんなのは厭だ。

―――幸せだったあの頃に戻りたい。その中に自分がいたら、もっと嬉しい。

だと。何を甘えていたんだ。
幸せだったあの頃に、戻してやるんだ。自分の手で。
全てはそこから始まるんだ。

そう決意し、深呼吸をしたミリアは、そこで意外な人物と出会った。
テオドールだった。

「よう。どうした、こんな所で。お母ちゃんの面倒は良いのか?」
「あ、うん。はい。今の所は大丈夫だと思います」
「なんだぁ。目が真っ赤じゃないか。何かあったのか?」
「…はい。少しだけ」
「そうかそうか、少しだけ大人になったんだな、ガハハ」
「テオこそ、どうしてここへ?」
「ん? 俺か? あぁ、まぁ俺はだな、そのなんだ。魔力の集中力を高める為にだなぁ…その、なんだ…」
言いにくそうにするテオドールに対して静かに待つミリアナーフ。
「新技の特訓だよ。ぶっちゃけ」
「ふーん。お酒呑んでるだけだと思ってたけど、テオも陰で努力してるんだね」
「当たり前だろーが」
この大男と話す事で、ミリアは心の重荷が少しだけ軽くなるのを感じていた。
「で、何か言いたそうだな」
「うん、はい。あの、この前は私のせいで、余計な戦いを強いてゴメンナサイ」
テオは、ブラスドラゴンの事かと問い質した。ミリアは、その事だと肯定した。
「ばーか。そんな事、いちいち気にしてんじゃねーよ」
「でも」
「いいか。俺の呪いの事で、俺がお前らに謝った事があるか? てかお前、謝って欲しかったか?」
「え?」
「俺たちは、もう同じギルドメンバーで、もう運命共同体なんだよ。俺の事は皆の事、お前の事も皆の事だ。解るか?」
「だけど…」
ミリアはそこで言葉に詰まってしまったが、テオはミリアがちゃんと自分の言葉で話すのを、敢て待った。
「だけど…私の事で、迷惑かけられないよ」
「ガハハハ。俺もお前くらいの時があったから、その気持ちも解らんでもないがな…」
そう言ってテオは屈んで、ミリアと顔が同じくらいの高さになる様にして、ミリアの顔を覗き込んだ。
「俺の呪いの事、迷惑だったって思った事あるか?」
「え? いや、全然無いけど」
「だろ。お前が考えてる迷惑なんて、そんなもんだ」
そこまで言われても、ミリアの中には迷いがある。この人たちを巻き込んで良いものか、と。
テオは逡巡しているミリアの額を指で弾いた。つまりデコピンをした。
「お前が言うべきは、『お父さんを助けるのを手伝って下さい』か『次こそお父さんを助けて下さい』だ」
ミリアはおでこを弾かれたのにも関わらず、目の前にあるテオの顔をまじまじと見てしまった。
「俺を舐めるなよ。ブレイブフォーチュンのメンバー誰一人死なせネェ。それと同じで、次こそお前の親父も死なせネェ。あの時悔しい思いをしていたのはお前だけじゃないんだ。それに…俺の呪いの事で迷惑かけたんだ。それくらいの恩返しを俺にさせろ」
テオの目を見つめながら、ミリアの目からボロボロと涙があふれ出した。
「次こそ、助ける。お父様を助けたい! だから・・・だから・・・手伝って!!」
「よく言った。任せとけ!」
テオはすくっと立ち上がると、自分の半分程の身長の女の子の頭を撫でながら言った。
「それにしてもお前、最近涙もろくなったな」
テオはそれでミリアがポカポカ殴って来るものだと思っていたが、ミリアはただ頷くだけだった。
テオはばつが悪くなって、暫くこのまま泣かせてやる事にした。
蝉が、まるで自分の存在を主張するかのようにけたたましく鳴いていた。


おしまい。テオを勝手に使っちゃいました。ブヒブヒ。
次回の準備として気持ちを整える為に書いてみました。



動物の森の木々が僅かに赤みがかってきた。
天空都市ダグデモアのメインストリートは、夏の太陽の恵みを受けた果物を籠いっぱいに背負ったおばちゃんたちや、産卵のために戻って来た脂の乗った魚を樽いっぱいに詰めた馬車等で、今までに見た事が無いくらいに賑わっていた。
そのメインストリートの先、街の中央広場…太陽の広場でも、その賑わいは全く変わらなかった。
行商人の他にも、大道芸を行う者、似顔絵を描く者から、靴磨きをする者、音楽を奏でる者、人それぞれ様々である。
その一角にあるアーケンラーヴの白い石像の元で一心に祈りを捧げる者の姿があった。
それは少女というには少し落ち着き過ぎており、女性というには少しあどけなさが残っており、丁度そんな年頃の
感じに見えた。一心不乱に祈りを捧げる様子から、その者の回りだけ、まるで時間が止まったかのように静まり返っていた。

「暫く兆候がありませんでしたが、近いうちにゲートが開きそうです」
ブレイブフォーチュンのギルドハウスに一人の訪問者があった。アリアンロッド神殿に勤める女性、リンであった。
ギルドリーダーのビルティは軽く頷くだけだったが、隣に居たマネージャーのフォークスは「そうですか。間もなくですか」と嬉しそうに返答した。
リンは「ええ」と一つ間を置くと、続けて彼らに伝えた。
「天空神殿のように不安定なダンジョンだと、深くなればなるほど、その入り口が開くタイミングも見極めが難しくなりまして・・・でも、今度は間違いなくゲートは開きそうです」
「知らせてくれてありがとうございます。さて、忙しくなりますネ」
暫くダンジョン生活とは無縁だったメンバーに声をかける為にフォークスはリンに感謝を述べると、颯爽とギルドハウスを後にした。
「では私もこれで」
フォークスに続き、リンもブレイブフォーチュンを後にした。
リンが去った後、ビルティ同様今まで黙っていたエリーゼが口を開いた。
「兎にも角にも皆さんのスケジュールが合うと良いですね」
「まぁ、そうだな」
「占いによれば、シャルロッテさんの錬金アイテムも次回で揃いそうですし、ミリアナーフさんの件もきっと上手く行きますよ」
エリーゼの言葉に苦笑いをするビルティ。何か変な事を言ったかとエリーゼは軽く戸惑う。
「いや、そりゃプレッシャーが無いって言えば嘘になるけど、一番気になっているのはその点じゃないんだな、これが」
「え?」
「なんつーの。そろそろアンタに必要なクエストアイテムも視野に入れて動かないとなと思ってだな・・・」
「え?」
事態が飲み込めないでいるエリーゼに対して、ビルティは続けた。
「なに、自分の件が終わったテオも今、この件の為に下調べを進めているところさ」
「ビ・・・ビルティーさん」
どうリアクションしたら良いか混乱し、言葉を失うエリーゼだった。



「よう、嬢ちゃん、毎日熱心だな」
太陽の広場で祈りを捧げる者に大柄な鎧の男が声をかけた。
「あ、ジュード・・・さん。こんな所で会うなんて奇遇ですね」
「ガハハ、ミリアナーフ、お前、浮いてるぜ。辛気臭い顔しちゃって。似合わない似合わない」
そう言ってジュードはミリアナーフに果物を一つ投げてよこした。
「美味いモノを沢山喰って、備えておけ。召集が掛ったぞ」
ミリアナーフの目がみるみる丸くなる。待ちに待ったその機が来た事に、ミリアナーフは頬を紅潮させた。
「おっと。そんな息巻いてちゃ足元を掬われるぜ。ちょっと落ちつけよ」
「で、でも・・・やっとこの時が来たんだよ。もう待ちきれないよ」
「あぁ、お前がどんな思いでこの期間ゲートが開くのを待っていたか、ある程度は解る。テオからも聞いたしな」
「え?・・・そっ、それは・・・」
ミリアナーフは以前にテオに泣きついてしまった事を思い出し赤面した。
「別にそれは恥ずかしい事じゃ無い。記憶喪失の俺が云うのもなんだが、そう言う経験は若いうちにしか出来ない経験だから、もっとしておけ、ガハハ」
「で、でも・・・」
「大丈夫だ。任せておけ。お前の想いは俺達の想いでもあるんだ。その点は安心して良い」
「うん、ありがと」
申し訳なさそうに言葉を濁らせるミリアナーフにジュードは腰を曲げて同じ高さに顔を持って来た。ちょうど以前にテオドールがミリアナーフにしたのと同じ形になった。
「だけどな、お前の想いが俺たちに伝わるように、お前の焦りも俺たちに伝わっちまうんだ」
「うん、気をつける」
「そこでだ! これからアルディオンに伝わる祈りが成就するお呪いの言葉をお前に授ける!」
「え?え?」
がしっとミリアナーフの両肩を掴み、抜け目ない様子で左右を確認すると、そっとミリアナーフにある言葉を囁いた。
「え? えーっと・・・」
ミリアナーフがその言葉を復唱しようとすると、ジュードは「しっ!!」と口に人差し指を当てた。
「その言葉は言う度に効力を失って行くんだ」
そのジュードの言にミリアナーフはおずおずと頷くしかなかった。
「うん?」
「もう一度あの場所、あのタイミングに遭遇したら、その時に高らかに言ってやれ。そしたらきっと全て上手く行く。解ったか?」
「う、うん。解った、いや、解りました」
「よーし、良い子だ。じゃぁ俺は先にギルドに行ってるから、お前もサクッと準備済ませて来い」
そのお呪い自体、本当かどうか解らないし、あの場面に今度の冒険で遭遇するか解らない。その部分にはまだ迷いはある。でもミリアナーフにはジュードの言葉を信じないという選択肢は無かった。
ジュードに教えて貰った言葉を胸に、ミリアナーフは気持ちを新たにし、ギルドへ向かった。

「何を話していたんですか?」
フォークスが一足先に戻って来たジュードに聞いた。
「ん、まぁちょっとな。重くなる雰囲気を少しでも軽くしようとな、ガハハ」
「はぁ」
フォークスが間の抜けた返事をすると、ジュードは悪戯っぽく片目を瞑ってみせた。
「俺がなんて呼ばれてるか知ってるだろ。妄言使いだぜ。ガハハハハ」
その笑いを聞いたフォークスは片手で額を押さえて項垂れた。



あ・・・あれ?
アーケンラーヴ?
あれ、祈るのはアエマだったっけ?
んんんー?
まぁアーケンラーヴの部分をアエマに変えれば良いか。。。
皆さんこんばんは♪

実は今回のSSは、だいぶ前に書いてアップするのをずっと忘れていました(^_^;)
という事でセッション前日ではありますがアップしておきます♪

これでとりあえず、シャルロッテの設定は全て公開完了になります。

それでは今回も、どうぞよろしくお願いいたしますm(_ _)m



SS?「風の終焉:仮面の絆と遠い約束」

※世界設定の重大なネタバレ有り、注意


『仮面の魔女の記憶』

その日、王国から脱出する者と残る者とが最期の別れの時を迎えていた。
すでにたくさんの者達が都を離れており、この地に残っているのはもう、私のように最期にするべき何かがある者か、この地と運命を共にしようと考える者くらいであろう。

「ついに今日、世界は終わるのですね…」

王室研究院の副院長で¨黒月の魔女¨の称号を持ち常に無貌の仮面を付けている、見た目は20歳くらいの青銀色の髪の精霊魔術師。

それが私、¨仮面の魔女¨ヘカテである。

この場には、神聖王アルトリウス陛下に仕える最後の円卓の騎士マロリオン卿とアロンダイト卿、王の側近で王室研究院院長で私の敬愛する上司ペレデンネ様がいた。

「かの騎士の裏切りで受けた強い心痛からの衰弱と、その際に負った深い刀傷による炎症、更に妖魔王を倒した後に発症した正体不明の病とによって先日、アルトリウス陛下が崩御された。そしてマロリオン卿とアロンダイト卿のお2人を除いた円卓の騎士達も、陛下の病と共に障気に蝕まれて今や…」

「邪神達…ペレデンネ様をリーダーとした私達の開発チームが誤って創り出してしまったあの者達の放つ障気の影響で、都の者達は皆精神と肉体とを大罪に侵されていきました。アエマ様の敬虔な信徒であった私の双子の姉ペルセポネでさえも、神聖王陛下の病によって深い絶望に捕らわれ、結果光の神々への信仰を捨て去り今では傲慢の大罪に…」

「この世界は滅ぶ…それら全ては私達の罪。異世界の神を呼び寄せ拘束して好き勝手に変異させた挙げ句、その強大な力を己が欲望を満たす為に利用しようと考えた私達エルダの民の愚かさゆえの結末」

後悔は多数あったが、それでも私達は打てる手は全て打ち、出来る事は全てやり遂げたと思う。


「我々が開いてしまった、異界へと繋がる通路の封印は先日完了した。だが、一度開いてしまったそれは時が経てばいつかまた必ず開いてしまうだろう。その時の為にティンダージェル最後の技術者達が、その技術の粋を集めて設計しブリガンティア様とアエマ様に託した7つの砦を建造する為の設計図は、後に必ず起こるであろう異界からの侵攻に対する、文字通り人類最後の砦として未来の人間達の役に立つ筈」

「都から脱出し、無事に生き延びる事が出来たならば私は、現在の知識や技術の全てを保存しておく為の秘密の図書館を創りましょう。そしていつか、私達の技術を正しく活用できる心ある者達が現れる時をそこで待ち続けようと思っています」

各々の思いを語り終え王国からの旅立ちを告げようとしたマロリオン様を、出来るだけ失礼のないよう制して私は告げた。

「これでお別れです、我が師ペレデンネ様、マロリオン卿、そしてアロンダイト様…私は一緒には行けません。残念ながら私も発症してしまったようです、多分姉と同じ傲慢の大罪に…私はこの時代の終焉の瞬間を、この愛するティンダージェルの都と共に過ごそうと思います」

この場の全員が一緒に都から脱出するものと信じていた彼らは、唐突に発せられた私の決意に驚き、再考して一緒に都から脱出するよう私に心変わりを促す為の説得の言葉を繰り返す。
それでも私は自分の決心が変わらない事を伝えた。私が姉と同じ傲慢の大罪に侵されており、その進行度はすでに限界にきていてもう助からない事。そして、大罪を抱えた私が一緒では彼らも神々の粛清に巻き込まれてしまう事を。

そして私は、私がこの後自分が成す事を加えて説明し…納得して貰う事が無理なのは最初から分かっていたので、せめて理解だけはして貰おうと思い説得を続けた。

そして、何とか理解を得る事に成功し…この大切な人達との今生の別れを私は果たした。

(やはり何度も反対されたけど最後には渋々ながらも承知して貰えた。でもまさか再会の約束までして貰えるなんて。この後の儀式が上手くいったらの場合だけど、凄く嬉しい…きっとまた、逢いたい)

自室へと戻った時には、外はだいぶ風が強くなってきていた。

全ての準備を終え、傲慢の大罪に心の中を蝕まれながらも、気を鎮め最期の刻を1人…いや『2人』で静かに過ごしていく。


「姉は配下の者達と共に、ついにアンデッド化の儀式を行なってしまいました。その行為を私は止める事ができませんでした。その結果、今後どれほどの人達が姉の所業によって苦しむ事になるのか…
ほとんど力の残っていない今の私にできる唯一の事、それは転生と追跡の術を掛け合わせた私のオリジナルの術を用いて、姉をいつまでも追い掛け続け…そして奇跡的に姉の魔力に少しでも対抗出来る可能性を持つ事が叶った上、魂の奥深くにまで刻まれるこの傲慢の大罪にも打ち勝ち、更に信頼のおける仲間達の協力を得られたその時にこそ、邪神インディマの大司教と化した姉ペルセポネを葬り去る事が出来るでしょう。
ただ、それを成し遂げられる可能性はほぼ皆無…ですがそれが妹として、そして魔術の極意『三位の究』を封じられた魔杖トリニティアを受け継ぐ¨黒月の魔女¨ヘカテとしての、最期の……」

この魔術の儀式を行なえば自らが望むだけ転生を繰り返す事が出来るようになるだろう。ただし今までに蓄えた魔術の知識は全て失なわれ、転生する度に1から勉強しなおさなくてはならなくなる。更にその魔力もまた転生した種族の限界を越える事は出来なくなる。その結果¨神に最も近い種族エルダ¨である今の力を持ったまま存在し続ける姉と較べた場合、まともに拮抗できるような力はおろか、多少でも対抗できるような力を得る事すら奇跡に近い事であろう。
でも、他に姉を追い掛けて止められる手段は残されていない…自分もまたアンデッドになり障気を纏って邪悪に堕ちる以外には。

だから…

「さあ行きましょうトリニティア。あのとても優しかったお姉様の魂を何千年何万年掛かっても2人で必ず解き放ちましょうね。あと転生するのなら出来れば、以前のお姉様のような敬虔なアエマ様の信徒だったらいいな。温かくて懐かしい、アエマ様への祈りと共にお姉様を送れるように……」

儀式の激しい衝撃により顔を離れ宙を舞う一枚の仮面。
この世に2枚しかない、双子の姉妹の永遠の絆を表す仮面。
かつて神聖王陛下に絶対の忠誠と親愛を捧げる事を姉と誓いあった無二の証。
その艶やかな表に、主の温かな鮮血が飛び、紅く悲しく面を濡らし、舞い飛び、そして双子の姉妹の新な運命の始まりを表すかのように地に落ち砕け散る…

そして、私の意識は闇に閉ざされた。


『仮面の魔女の記憶・了』


………


強風の吹き荒れる終末の王国。

その王宮の一室の床に、夥しい量の自らの血の海に横たわる漆黒のローブの女性。

もしこの場に彼女をよく知る者がいたならば、その姿に一抹の違和感を覚えた事であろう。

物言わぬ骸と化した主のそばに、その顔を常に覆っていた仮面の欠片は見受けられる。

だがもう1つの彼女の分身ともいうべき存在、本来この場で主の身体と共に寄り添い横たわっている筈の1振りの杖の姿は何処にも存在していなかった…

この刻より、エルダの強大な魔力を持ったまま永遠の邪悪と化した姉を葬り去る為、魔女の力を失ない脆弱なただの人間になってまで追い続ける妹と、主を敬愛して約束を守り続ける1振りの杖による、とても永い旅路が始まった。


その日、神々からの要請を受けた風の精霊王ディジニの起こした突風により世界の障気は吹き払われ、1つの時代が幕を閉じた。


風の時代が終わり、新たに水の時代が始まった。

その後、魔女ヘカテの魂を受け継いだ者達は皆、かつての姉を解放する古の誓いを胸の奥に宿し、ある程度の実力を身に付けた時点で何処かより顕れる、かの魔女がかつて愛用した魔杖によって導かれ、各々の人生の最期を凄絶かつ絶望的な戦いによって終えていった。

それは水の時代、地の時代を越え、今の火の時代にまで引き継がれていく。


そして聖歴100X年、シャルロッテ・フェアグリューンという名の、歴代のヘカテの転生者達の中でも最年少の少女が今、¨魔杖トリニティア¨との『はるか遠い約束』を果たす為の運命の出逢いを迎えようとしていた。



以上です。

それでは明日もどうぞよろしくお願いいたします(^-^)

うぃー。
セッション中は恥ずかしくてロール出来ないので、こう言った形で、こんなキャラです的なアピールや、セッションとセッションの合間の時間を演出出来るのは、私にとっては助かるかな〜。
と言う事で、早速今回の顛末的なSSを。



「お帰りなさい。今回は随分速かっ・・・???」
いつものようにブレイブフォーチュンの面々の帰還を出迎えたつもりのリンは、転送石の効果で現れたパーティーの姿を見て、目をくるくるとさせた。
「えーっと」とリンが現れた彼らにどう言葉をかけようか迷っているうちに、彼らのリーダーらしき男がリンに声をかけた。
「えー、我々はグランフェルデンに拠点を置くブラックベルモットというギルドのモノです。盗賊退治の途中で妙なトラップを発動させてしまって・・・ラピュタを見たとか見ないとか、色々紆余曲折を経た挙句、ドラゴン達に襲われている所をブレイブフォーチュンと言うギルドの方々に助けて貰い、ここに来ました」
先ごろの邪神の使徒、エリーゼの件もあった為に、リンは素早く事態を察知した。
「なるほど。ブレイブフォーチュンに」
その後いくつか言葉を交わした後、
「経緯は解りました。しかし、不幸な事にここはグランフェルデンから遠く離れた地。そして残念ながらあなた方が生きていた時代から10年近く時が流れてしまっています」
リンのその話に言葉を失うブラックベルモットの面々であったが、その時、ティミーと呼ばれる少女司祭が一人の女性を連れて来た事で、さらに彼らを混乱させた。
「あなた!!」
連れて来られたというか、無理やり入って来た感も否めないが、兎に角その女性はオレンジと名乗り、ブラックベルモットのリーダーのカシスを「あなた」と呼び、続けざまに叫んだ。
「あなた! 本当にあなたなのね。あぁ良かった、カシス、無事で。シアちゃんの云った事は本当だったんだわ!!」
生きていた土地でも無く、生きていた時間でも無いと言われた直後だったので、カシス達はきょろきょろとリンの顔とオレンジの顔を交互に見た。
「お、オレンジ・・・どうしてここへ?」
「それがね、あなた。シアちゃんって言う子が、今日あたり、あなたが神殿に現れるんじゃないかって出掛ける前に言っててね、それで来てみたの。そうしたら奥からあなたの声が聞こえたから、私居ても立ってもしてられなくって・・・」
「ん?ん?」
「と、兎に角、無事帰還おめでとうございます。積もる話もあると思いますし、ここで立ち話も何ですから、一旦オレンジさんのお宅にお休みに戻ってはいかがでしょうか。詳しい事は後ほどブレイブフォーチュンの秘書を向かわせて説明させますので」
噛み合わない話をリンが上手く遮った。
ブラックベルモットのメンバーも、ポーションなどで回復はしていたモノの体力的には限界で、いち早く体を横にしたかったので、リンのその言葉を有り難く受け入れる事にした。
「そうですね、それでは皆さんどうぞこちらへ」
オレンジが嬉しそうに先導しつつ、ブラックベルモットのメンバーはその場を後にした。


「そうですか、そんな事が・・・」
オレンジの自宅を訪れたブレイブフォーチュンの秘書、エリーゼから事情を聞いたカシスは、大まかではあったが事情を飲み込んだ。
「つまり、俺がグランフェルデンを去ってから8年。5歳だったミリアナーフは13歳になって、オレンジの為に、そして俺を連れ戻す為に過去に介入したと。女房は女房で、ここに来たショックで、記憶は8年前のままってことか・・・」
事情を説明し終えたエリーゼは、彼がどう結論を出すのか、後は事の成り行きを見守る事にした。
久しぶりの来客で張りきったのか、オレンジは後片づけを終えた食卓に突っ伏してスヤスヤと寝息を立てている。
ブラックベルモットの他のメンバーたちも、久しぶりの布団で、泥のように眠りについている。
「そうか・・・あの子はシアと名乗っているのか」
カシスは天を仰ぎ、暫く沈黙した。
不意に、エリーゼにというよりも、懺悔でもするかのように訥々と喋り始めた。
「あの子が生まれる前にオレンジと良く話したもんだよ。男の子だったらシアナーフ、女の子だったらミリアナーフって名づけようって・・・オレンジの時も俺の時も・・・名乗れなかったのは辛かったんだろうなぁ・・・」
エリーゼも野暮では無かったので、その場は何も口にしなかった。
その後、再び沈黙が続いたが、突然、吹っ切れたようにカシスはエリーゼに向き直って言った。
「良い仲間に巡り合えたみたいで、あいつは幸せです。俺はあいつに後を任せ、足を洗う事にします」
「そうですか・・・」
エリーゼはその決断を受け入れ、この後すぐに「山の懐」のゴーンの所に行き、彼らがこの都市を離れられるよう手続きをしに行った。

「お帰りなさい。今回も無事で何よりです」
キューブの6面を全て埋めて帰還したブレイブフォーチュンの面々をリンが笑顔で出迎える。
報酬や、今後の指針、次回のゲートが開きそうな期間等の事務的なやり取りの後、ミリアナーフが転送石を渡したカシス一団の件も伝えた。
「本当!? 逢えたんだ、お父さんとお母さん。良かった〜」
「えぇ、それで今は、あなたが借りているオレンジさんのお宅に皆さんお邪魔している筈です。そこにエリーゼさんがケアに行っていると思います」
「ありがとうございます。それじゃ」
戦闘でボロボロになった装備にも拘わらず、そしてドロップ品の分配なども終わっていないにも関わらず、ミリアナーフは急いでオレンジ宅に向かった。
「やれやれ、これで一段落付けば良いけどな」
ジュードとテオドールはお互いに苦笑いしながら顔を見合わせた。

「カシスさんには事情を全てお話ししました」
「え、うそ・・・なんで?」
ちょうどオレンジ宅へと向かう途中に、オレンジ宅からの帰宅途中のエリーゼと出会ったミリアナーフは、エリーゼからの説明を聞いた直後に、そう言った。
「あ、いえ、事情を説明しない訳にも行きませんので。他の方々にはまだですが、カシスさんだけには全て。あ、他の方々の中にはオレンジさんも含まれていますので・・・」
落ち着いて説明すれば、それが正しい判断で、正確な処置だったのは自明の理だったが、この時ミリアナーフが明らかにうろたえていたので、エリーゼは説明を止めてしまった。
真っ青な顔をしているミリアナーフに、エリーゼは優しく語りかけた。
「オレンジお母様の幸せの為に、自分の存在がばれてはダメだと強迫観念のように思うのは、良くない事だと思います。真実は真実でネジ曲がりませんし・・・」
「お母様は私が不幸にしてしまったの! 私が傍に居たいと思えば思う程、あの人に辛い思いをさせてしまうの! 幸せになって欲しいと思う人に私の事を忘れて貰うのの何が悪いの!!!」
ミリアナーフは支離滅裂な事を叫ぶと、逃げるようにその場を後にしてしまった。


「この地を離れれば、二度とその足でこの地の土を踏む事は無くなるが、それでも宜しいかの」
「ええ、覚悟は決まっています。それに、私達はこの地に相応しくない」
山の懐の店主、ゴーンの言葉に、カシスやオレンジも含むブラックベルモットの面々は異口同音に賛同した。
それは彼らがこの天空都市ダグデモアにやって来て、この地を離れる手続きが整った数日後の事。
見送るのは、リンとゴーンと、ブレイブフォーチュンからビルティ、テオドール、ジュード、エリーゼのみであった。
「あの・・・あの時我々を助けてくれた他の方々は・・・?」
ビルティが気まずそうに答えた。
「あ、いや、まぁ、その・・・えーっと、なんつーの、野暮用? 次の準備とか準備とか準備とか?」
オレンジに身分を明かしていない自分の娘の想いを、そして8年間ほったらかしにしてしまった自分の娘の気持ちを慮って、カシスはそんな良く判らない弁明を聞き入れざるを得なかった。
あれ以来顔を見る事が出来ないでいる娘に対し、少し残念な気持ちもあったが、きっと何処かで聞いているに違いないという思いで、宣言するように大声で言った。それはオレンジに対する宣言であったかもしれない。
「私の娘はミリアナーフと言います。良くできた子ですが、私と入れ違いに冒険に出てしまいました。子ども一人ではやって行ける筈も無く、ですが、きっと良い仲間に巡り合えて、きっと何処かで楽しく冒険をしているんだと思います。私はあの子を誇りに思います。きっと大人になって帰って来てくれると信じています。故郷のグランフェルデンでいつまでもあの子の帰りを待っています。私とオレンジの二人でずっと帰りを待っていますから・・・」
「まぁあなたったら、ウフフ」
必死に叫んでしまっていたのに気が付いたカシスは、オレンジのチャチャで照れたように、「と、ミリアナーフという女の子を見かけたら伝えて下さい」と小声で締めくくった。

物陰に隠れていて出るに出れなくなってしまっていたミリアナーフの傍にシャルロッテは居た。
手で口を押さえながら、必死に嗚咽を押さえているミリアナーフに対して、
「我慢しなくても良いんだよ」
と優しく声をかける。
「で・・・でも、ばれちゃったら、お母様が・・・」
何とかそれだけ言うミリアナーフに対して、「うんうん、そうだね」と頭を撫でてやるシャルロッテ。
その時、向こうでは別れの挨拶を済ませてゲートから立ち去る数人の足音が聞こえた。
はっとして物陰から体を乗り出すミリアナーフだったが、カシスやオレンジの姿は既に消えてしまっていた。
「あ・・・」
膝を付き、その場に倒れこみそうになるのを、シャルロッテが支えた。
「私はちゃんと聞こえたよ。大人になったら戻っておいでって。今回の冒険を終わらせたら戻っておいでって・・・私には、ちゃんとそう聞こえたよ」
「うん、うん」
この日、ずっと我慢していたミリアナーフは、シャルロッテの胸を借りて、泣けるだけ泣いた。

「じゃ、今日はなんつーの。ミリアの青春に乾杯で良い?」
テオドールとジュードはビルティのこの誘いを断る筈も無く酒場に向かった。



まぁ、こんな感じでおしまいです。
セッションレポート
第7回 天空神殿での試練
PL名:ryuya

セッション全体の感想
私のCLが17レベル (他3名CL18?平均17.6?メモってない、ごめん)になりました。
2か月以上のブランクがあり、データ面やキャラ面(パーソナリティの意)で所々不安な点もありましたが、時間内に終われて何よりでした。
台風の影響もあり、帰れるうちに終えるの好判断もあって、次回プリプレイに持ち越した処理も残ってしまいましたが、それはそれで、次回頑張りましょう。
イベント自体高め(ダンジョンレベル20)でしたが、20では瞬殺でしたね。21以降のチャートは結構恐ろしい感じになっているので、今後どうなるか解りませんが、確実に処理は今以上に重くなるのでしょうね。
高レベルのデータに慣れる間が無かった気もしますので、時間管理も焦点になって来るかもしれませんね。


シャルロッテ・フェアグリューン(夕希さん)への感想
ビジテイション大活躍ですね。ケセドも相俟って大助かりです。
初手エンサイクロペディア必須を何とかしたいですね〜。折角のヘイスト等、出番が中々無いですもんね。
錬金アイテムも揃った(はずな)ので、アリスちゃんがどうなるかも楽しみですね。

ジュード・バーンズ(職人さん)への感想
名前に負けない「ダメージ馬鹿」がいた!
今の所長期戦になる事が無いので、コストとの戦いも、それほど(シャル程)気にしなくても良さそうですね。
記憶喪失から記憶が戻る演出をそろそろ見たい年頃です。

テオドール=ヴァレリー(とも@CR-5さん)への感想
カバー助かりました。シャルの連発ワイドプロテクションもあるので、今後、エンゲージを離れない方が良いという可能性も考えながらコマを動かして行かねばですね。
ソニックブーム20m無属性魔法攻撃が、魔術師顔負けの威力で泣けてきます。

ビルティ・シャビット(ハカセさん)への感想
スティールご馳走様です。
ブラスドラゴン戦の分は吸引破砕機で壊されてしまいましたが、その後のクライマックスでいくら稼いでんだか。
厄災の風が連発で飛んで来た時の「俺の仕事終わっているから」的な姿勢には潔さを感じました!
リーダーには甘えっぱなしですが、師匠と戦う際には頼りにして下さい。

ミリアナーフ(わたし)目線での話
運命クラスへの突入に合わせて、フロストプリズムを獲得して、サモナーからメイジ寄りのスキル構成になったと思います。今回でアニマルパクトとはお別れ(の予定)です。フレンドベレーもお別れかな。
とりあえず、個人イベントは皆さまの力添えもあり、無事終われたので良しとしましょう!
ありがとうございました。

GM(琴吹さん)への感想
セッション準備等お疲れさまでした。
キャンペーン自体が終盤に差し掛かりました。今後は伏線の回収に力がそそがれるのでしょうか。
まぁとりあえず今回のクライマックスはやり過ぎですかね〜。
精霊という縛りのせいもありますが、客観的に見たら1レベルのパーティーに1レベルの敵を100体出したみたいなものなので、アリアンロッドっぽく無いかなという気がします。まぁその分経験値が貰えるので、マスターが面白いよりもプレイヤーが美味しいだけな気もしますね。
又、シーン攻撃対策も、シナリオ1回のスキルをリソースを割いて取っているので、そこまで目の敵にしなくてもと言う気がしてます。その分単体攻撃よりも火力は落ちているので。
とりあえず次回ダンジョンレベル30だと(現段階では)死ねる気がしますので、25くらいでお手柔らかにお願いします。


いつものごとく経験値欲しさのあまりのセッションレポートでした☆
セッションレポート
9月30日(日)馬橋東市民センター
第7回 天空神殿での試練

PL:夕希


【セッション全体の感想】

・今回は台風接近という事で早めの解散となりました。
その為、速やかなゲーム進行による短めの探索になりましたが、それでも戦闘量はそれなりで足りないという感じはありませんでした。
足りないのは危機的状況からのヒヤヒヤ感…ただこれは、ほぼ遊びの余地なく「鉄壁の防御」をコンセプトにキャラを組んだ私の責任なのですけれどね…ごめんなさい(T_T)
ですがこちらは、次回にDL21以上のチャートになれば、きっと私の今までの想定が活きてくる展開に豹変するものと信じています♪

・ラスト戦闘での所持品大量破壊は割と悪くなかったと私は思います。
ただ、「意表を衝かれてビックリした」という点での評価であって、今後出てきても苦痛なだけで楽しみはないと思いますので、再度の使用はお気を付け下さい(^_^;)

・今回でミリアナーフさんと私の個人イベントが終了しました。
次は誰のイベントか楽しみです(^-^)


【ジュード・バーンズ(職人さん)への感想】

・次からはついに精霊縛りもなくなり、強い単体エネミーが出現しそうな予感。
ジュードさんの実力の全てを見る事ができそうですね♪
HP500とか800とかのエネミーを瞬殺とか、とても楽しみです(笑)
あと、そろそろ記憶イベントも…

・帰宅後すぐの、素早いエネミーとトラップの成長点の計算とトピックへのアップ、どうもありがとうございましたm(_ _)m


【テオドール=ヴァレリー(ともさん)への感想】

・次回からはついに絶対防御や集団カバーなどナイトとしての力が必要不可欠な展開になりそうで良かったですね♪

・お金とギルドの管理、いつもありがとうございます♪

・今回もセノビーに同乗させて貰ったり、優先してカバーをして貰ったりと、テオドールさんは一番近くにいてとても心強く嬉しいです。
おかげさまで、防御力を気にせずスキル補助を重視した装備を選択できますので本当に助かっています(^-^)


【ビルティ・シャビット(ハカセさん)への感想】

・今回も先手のシーン攻撃は素晴らしかったです。
ただ今回はカバーされる事が多かった為、攻撃後の「対象にこの後リアクション-1D」の効果もほぼ乗らずに残念でした(ToT)

・スティールもう1レベル追加、どうもありがとうございました。
とても嬉しいです♪
おかげさまで、吸引破砕機の損失分の補充や高価な新装備の購入も助かります(^-^)


【ミリアナーフ(ryuyaさん)への感想】

・ヘイストなどの複数取得しているセットアップスキルを活かす為に、次回で《異才:インペレイティブ》を取得しますので大丈夫ですよ♪(←今回のryuyaさんのレポートへの回答)

・成長点や暫定収入の計算、どうもありがとうございました。
おかげで、キャラのレベルアップ作業がとても助かりました(^-^)

・お父さんのイベント無事終了、おめでとうございます。
SSを拝見させて頂きましたが、幸せな結末を迎える事ができて本当に良かったです♪
今回の解決に、私の力も些少なりとも力になれていれば良いなと思います。
あとは、この試練をみんなで乗りきって、ちゃんと無事にご両親のもとに送り届けねばと、パーティでのミリアナーフさんのお姉さん代わりとして頑張りたいと思います♪


【GM(琴吹 邑さん)への感想】

・吸引破砕機についてはレポート冒頭のとおりです♪(笑)
むしろ『トリニティアを破壊して良いかどうか』と、たくさん気を遣って頂いてしまい申し訳なく、また嬉しく思います(^-^)

・「もしかしたら次回は、ついに試練の理由や目的を知らされるような展開になるかも」などと思いとても楽しみです♪
ですので、準備の時間が少なくて大変だと思いますがチャート作り頑張って下さいね(^o^)/

・できれば次回のイベント戦闘では、キャンペーンラストに向けて必要になりそうなスキルの確認と、PC達が『世界の運命を任せられるかどうかの試練』という事の意味を実感できるようになる為にも「全滅させるつもり」くらいでよろしくお願いいたします(^-^)
できれば、「単体の強力ボス+配下の準ボスクラス複数体」との真っ向勝負だと嬉しいです♪♪


【自身と自キャラ(シャルロッテ・フェアグリューン)についての反省など】

・今回もキャラロールが思うようにできませんでした…うぅ(ToT)

・MP消費はこんなものかと…最大の支援に加え、大量の攻撃を防ぎきって50点ほど残りましたので。

・次回は超上級に突入という事で、充分に気を引き締めてゆきたいと思います。

・ついにアリスちゃんの純白の秘薬完成イベントですので、イベントのロール頑張ります(^-^)


それでは、次回もどうぞよろしくお願いいたしますm(_ _)m


セッションレポート
10月7日(日)馬橋東市民センター/和室
第8回 天空神殿での試練

PL:夕希


【セッション全体の感想】

・今回はDLが31という、前回より10も高い状況でしたが…それでも楽勝でしたね(^_^;)

・ランダムチャートの通常戦闘時には、ダイスで決定したマップをしっかり使用しての、射線の通り辛い状況での戦闘が良いかと思います。
つまり「先制して瞬時に殲滅する」を防ぐ訳です。

・イベント戦闘では、職人さんが提案していた「パーティ分断」は良い方法だと私も思います。
我々のパーティは、役割の分担が各人でほぼ完璧に分かれていますので、分断されると必要な行動が満足に取り難くなって、とても辛い状況になると思いますので(^_^;)

・今回、ラストに向けたイベントその1として、『たまたま』図書館で調べものをしていたエリーゼさんに繋がって、試練の秘密の一部を聞くというイベントがありました。
おかげで、「何故アルディオンの竜関係データが使用できないのか?」の理由が分かりました。
ずっと「西方の神様と敵対でもしているのかなぁ」などと考えていましたので、胸のつかえが取れた感じです♪
次回はどのようなお話が明かされるのか、とても楽しみです(^-^)


【ジュード・バーンズ(職人さん)への感想】

・流石の素晴らしい破壊力に加え、シーンに1回場面攻撃をできるようになって強力な撃破役に更に磨きがかかっていました♪
そしてパワーによる3回攻撃の凄まじい威力!!
その破壊力から、単体相手ならやっぱり《ジョイフルジョイフル》はジュードさんに使用するのが一番かな、と再認識(笑)
今後ネームド級のHP量の雑魚エネミーが出るようでしたら、確実な各個撃破での被害減少など、よろしくお願いいたします♪

・毎回のエネミーとトラップのレベル計算もありがとうございます(^-^)

【テオドール=ヴァレリー(ともさん)への感想】

・今回もまた防御関係のスキルはほとんど使用せずに終わってしまいましたが、次回は今回のバランスを考慮してのデータになりそうですので、お互い『味方の受けるダメージ対策のプロ』として、気を抜かずに頑張ってゆきましょうね♪

・次回からは攻撃スキルを捨てるという事で、キャンペーンのクライマックスに向けての防御や支援能力の大幅強化をされるのでしょうか?
今回一度だけ受けたダメージ量が割と多かった事が少し気になっていましたので、防御の数値などがどのくらい変化するのかなどがとても楽しみです(^-^)

・ギルドシートの管理もありがとうございます♪


【ビルティ・シャビット(ハカセさん)への感想】

・今回も安定した活躍ぶりでした♪
トラップ対策から先手を取っての戦闘の流れ作りにスティールによるドロップ品の追加など、毎回とても助かっています(^-^)

・次回からは致命的な能力のパワーを持ったエネミーも出現するかもしれませんので、シーフのみ可能な危機回避パワーの検討などもよろしくお願いいたします。
…結構な生命線かと考えておりますので(^_^;)


【ミリアナーフ(ryuyaさん)への感想】

・与えるダメージ量もトップクラスで、チートマジックでのシーン毎の場面攻撃もあり、必要な時にはジェノサイダースキルでバステ無効の相手にすら放心や威圧を与えられたりと、とても強力な攻撃魔術師に育ってきましたね。
恐いのは自分の攻撃が反射される時だけかと(^_^;)

・いつものマッパー役に、今回は直接出向いての会場押さえと、どうもありがとうございますm(_ _)m

【GM(琴吹 邑さん)への感想】

・フロア毎のイベント戦闘での手下エネミーが塊怨樹×3とかでも何だか大丈夫そうでしたね…しかも壁や通路の角などで視界から別個に外しておかないと、それすら瞬殺という状況でした。
シナリオ1回スキルを連発した結果とはいえ、ネームドエネミー2体が瞬殺されましたからね…今後ボスの瞬殺を防ぐ対策は必須かと(^_^;)
ちなみに、「手下にボスをカバーさせる」は今後はあまり効かなくな…何でもありません。

・今回もチャートやイベント作り頑張って下さいね(^-^)
ちなみにチャートについてのアイデアですが、琴吹さんはチャートを毎回作成している訳ですから、今までに使用しなかった番号や面白そうな番号などを寄せ集めて、その日に使用するイベントチャートを編集してみては如何でしょうか?

ただし、装備破壊のチャートを沢山集めたりしたら本気で怒りますからね(笑)

使用する前に、皆さんに『使用の可否』の確認が必要だとは思いますが、もし利用する価値がありそうでしたらご検討下さい。

・あと前回に書きました、
【できれば次回のイベント戦闘では、キャンペーンラストに向けて必要になりそうなスキルの確認と、PC達が『世界の運命を任せられるかどうかの試練』という事の意味を実感できるようになる為にも「全滅させるつもり」くらいでよろしくお願いいたします(^-^)
できれば、「単体の強力ボス+配下の準ボスクラス複数体」との真っ向勝負だと嬉しいです♪♪】
も引き続きよろしくお願いいたしますm(_ _)m


【自身と自キャラ(シャルロッテ・フェアグリューン)についての反省など】

・更に今回もキャラロールが思うようにできませんでした…命懸けのピンチの場面とか欲しいです〜(>_<)
…とか、半分冗談です(笑)

・今回、エネミー図鑑に打ち込み忘れ(ミスリルドラゴン)があった事がとても悔しかったですので、次回までにしっかりと手持ち全てのルールブックのエネミーを再確認して、漏れがないよう万全な状態にして次回は臨みたいと思います。

・とりあえず、運命クラスのパワーなどは「いざという時の危機回避能力」を率先した結果、現状かなり地味な取得になっています(^_^;)
早く派手なパワーに手を出してみたいですね(笑)


それでは、次回もどうぞよろしくお願いいたします(^o^)/

セッションレポート
第8回 天空神殿での試練

PL名:ryuya

セッション全体の感想
DL31でしたが、事前模擬戦と、出現数を決めるダイスの目に助けられ、瞬殺コースでした。
ネームドも後で書きますが、戦闘強度的には格下だったので切り札を使いきらずに終わりましたね。
また、一応模擬戦をやって見た感じだと、DL30よりもDL31の方が戦闘強度は低めな気がします。
ランダムダンジョンなだけに、乱数(敵の出現数)に助けられた感もありますが、あれが(例えばミスリルドラゴンが)6体だったらもうちょっと頭を悩ませたかもしれませんね。
ちょうど良い数字を出すともさんのダイス目は奇跡の出目でした!


シャルロッテ(夕希さん)への感想
いつもダンジョンのギミックの用意をありがとうございます。
またビジテイション+シーリィも大助かりです。もうダメージの期待値計算をビジテイション+シーリィ込みでやってます!
地味にエンサイクロペディアも効いていて、バステ抵抗や敵の攻撃手段が判るのは、戦闘を有利に進める上でなくてはならない存在ですね〜。

ジュード(職人さん)への感想
次元断が怖すぎますネ。ローコストでチートマジックと同等の効果だもんなぁ。
称号クラスはドラグーンかルーンマスターだと思っていましたが、何気に目覚めたルーンマスターの演出はジュードっぽくて面白かったです。
破壊力も抜群になって来ましたね。これからはMPよりもフェイトとの戦いになるのかしら。

テオドール(とも@CR-5さん)への感想
ドロップ品の管理ありがとうございます。
ダンジョンの行く方向や敵の出現数の乱数が神がかっていました。ちょっとでも少なかったら美味しくなかったし、ちょっとでも多かったら厳しい戦いになっていました。
ロール方面でも、おっさんっぽさが出ていました。テオがどんどんおやじ臭くなっていく・・・。

ビルティ(ハカセさん)への感想
リーダー役と、スティール係ご苦労様です!
「ズドン」が意外な威力を発揮していました。私の方のキャラ成長も天上の喚声(だっけ?)を計算に入れつつ延ばして行く道が見えてきました。
装備を整えた事に由り、死にスキルの事を気になされていたようですが、個人的には長所の伸びしか気になりませんでした。死にスキルがあると言う事は、リビルドすれば、もっと伸びると言う事なのでしょう。師匠との対決も楽しみになって来ましたね。

ミリアナーフ(わたし)目線での話
ジュードの次元断、ビルティーの臨機応変さ、テオのカバー、シャルの範囲選択レイズを考えると、反射HPロス系も怖くなくなって来た気がします。
テオに負担がかなりかかりますが、エンゲージさえ離れなければ攻撃陣がソウルバスター等で倒れても、範囲レイズとテオのカバーで凌げる事が判りました。
これからは攻撃は最大の防御と言わんばかりに攻撃に力を注いでいきます。

GM(琴吹さん)への感想
セッション準備、開催準備等お疲れさまでした&ありがとうございました。
職人さんの言うようにレベルでは無くスキルの構成や組み合わせもありますが、簡単なバランス計算の方針として、
クライマックスのボスのレベルをX、PCのレベルをY、パーティー人数をZとした場合、
X+(X+A)÷Z+5=Y×10(Aは未知数、実はレベル合計)と言うのがあるんです。
これは単純に1回のセッションでPCのレベルを1レベル上げるような経験値を配布する為の計算式です。
要するにPCのレベルが25でPTが5人だった場合、
X+(X+A)÷5=245
6X+A=1225
A=1225-6Xとなります。
ここでクライマックスのボスのレベルを60で設定した場合、6Xの部分が360になるのでAが865になります。
この865の80%くらい=692くらいでボス以外のエネミーや罠を配置すれば適正レベルのクライマックスの戦闘強度になります。
例えば次回、クライマックスのボスを80レベルで想定した場合だとA=745、その80%なら600弱程度でカバーリング要員だったり、罠だったり、副官だったりを置いていきます。
この例だったら、50レベルの副官クラスを3匹で150、30レベルのカバーリング要員を4匹で120、その他雑魚25レベルを10匹で250、罠を80レベル弱程度分、とかであれば「適正」と判断されるという計算方法です。
前回の、クライマックスの「遭遇したエネミーのレベル合計」と「遭遇したトラップのレベル合計」と今回の「遭遇したエネミーのレベル合計」と「遭遇したトラップのレベル合計」を比べて見て下さい。この計算式に則ればあからさまに「バランス」が悪いのが判ると思います。上級クラスや運命クラスに突入している今、これが参考になるか判りませんが、迷ったら試しに使ってみる事をお勧めします。
ファースト時代の名残りものですが参考になったら幸いです。
気持ちをミリアに戻す為に、少し書いてみました。
あまり良い出来では有りませんが・・・こんなもんで



ブレイブフォーチュンのギルドハウスの2階の窓が開く。時刻は夕方。
メインストリートには相変わらず冷たい風が吹き抜けている。
紅葉の始まった動物の森が、落ちる夕陽を尚真っ赤に染めていた。
開け放たれた小さな窓を抜けて、風がミリアナーフの部屋まで入って来る。
この天空都市ダグデモアにやって来たばかりの頃には、酒場兼宿屋の「ダナン様は見てるよ〜♪」の離れで世話になっていた。暫くして、ミリアナーフの母親が転送石の効果でこの街にやって来た時には、住宅街の一角にある屋敷を借りて半分一緒に住んだ。父親を助け、母親を共に故郷へ送り返せる頃になると、ギルドハウスも増設されていて、ミリアナーフも一緒に住めるような広さは充分にあった事から、借家は引き払ってここの2階に引っ越してきた。
まだこの街に来てから1年も経っていないのに、随分と住まいを変えたモノだと、ミリアナーフは改めて感慨深く思った。
冷たい風を頬に受けながら、眼下を見下ろす。
ちょうど帰宅途中の子供と母親らしき人影が通り過ぎる。
「ねぇママ。今年のサンタさんはプレゼントを持ってきてくれるかな?」
「エミルちゃんはイイ子にしていたからきっと持ってきてくれるわよ。帰ったらサンタさんにプレゼント下さいってお手紙書いて出しましょうね」
「うん!!」
そんな微笑ましい光景を、ミリアナーフは頬杖をついて見守っていた。
―――家族、か。
この街で母親と暮らしていた時、言葉に出来ない想いで回りが見えなくなって、自分で自分自身のことですら信じ切れなくなって、未熟な自分に押しつぶされそうになってたっけ。今でも未熟だけど…。
随分と迷惑かけちゃったな。
なんであんな馬鹿な事に拘っていたんだろう。諦めていた訳では全然無いのに。
ミリアナーフは「ふう」と溜息をつくと、冷たい風を一気に吸い込んだ。
―――少しセンチになってるのかな。
そういえばダナンおばさんがこの前言ってたっけ。
ミリアナーフは、先日のアルバイト先でのやり取りを思い出していた。


次へ

「ミリアちゃん、最近元気無いみたいだけど、何かあったの?」
「あ、いえ、少し考え事を・・・えへへ、ゴメンナサイ」
「ダグも心配してるみたいだけど、おばさんで良ければ相談に乗るわよ」
「あー、おじ様にまで…」
ミリアナーフは照れたような、バツが悪いような苦笑いをすると、洗い終わった食器を片づけ始めた。
「えっと、先日までこの街にお父様とお母様がいらっしゃったんですけど、つい最近故郷に戻ったから、それでちょっと」
「あらそう、聞いてるわよ、その話」
「え?え?」
ミリアナーフは不意に自分の見られたくない部分を見られたような、そんな恥ずかしさを覚えたように赤面した。
「え?あれ?この街から出て行ったったって話」
「あ、あぁ、そっち」
「あれ?どっちの話だと思ったの?」
「え、あ、いや、もうその話はよしましょう」
「じゃぁ今度はこれ手伝って頂戴」
そう言って食器を片づけ終わったミリアナーフに女将のダナンはヒレ肉を一緒に叩くように指示した。
「これは?」
「こうやって叩くとお肉が柔らかくなるのよ」
そう言って、ダナン自身もステーキ状のヒレ肉を包丁の後ろで叩き始めた。
ミリアナーフもそれに習って肉を叩き始めた。
「そう言えば話変わるけど、ミリアちゃん」
「はい?」
「恋人でも出来た?」
「ぶ!!」
ダナンの隣で肉を叩いていたミリアナーフは、予想もしてなかった彼女の質問に思わず吹いてしまった。
とりあえず形ばかりまな板の上を拭くと
「なんですか、いきなり」
とだけ返した。
「んー、いや、ね。この街って、ミリアちゃんくらいの年齢の子って少ないけど、あなた、同年代の子と遊んだり
全然して無いんじゃないかなって」
「あ、いや、確かにそうですけど…」
「生活の為にここでアルバイトしたり、後はギルドのお仕事だっけ? あなたくらいの年齢の子はたまにはお友達と遊びに行くのも、大事な時間なんだから。そう言う事してるのかなって心配になるわ」
確かにミリアナーフは自分より年上の大人に甘える事はあっても、同年代の子供たちと遊んだ記憶は少ない、というか「無い」という方が正しい。そう言う意味では偏った子供だ。ただ、今の自分にそれが必要だとは今の所思えない。それに同年代なら「湖上の月」にエマさんがいる。遊ぶ事は無いけど…。
っていうか、そう言うのをいきなりぶっ飛ばして「恋人」って…。
「うーん」
返答に困ってミリアナーフは曖昧に答えを返した。
「まぁまだミリアちゃんには少し早い話だったかしら、ウフフ」

そんな事を思い出しながら、ミリアナーフの頬は緩んで行く。
そんな事にまで気にかけて貰って…自分はなんて果報者なんだろうかと。
でも・・・恋人どころか、好きな人さえいるのかどうかすら自分では判らない。
ギルドのメンバーは、そりゃ好きだけど…異性として好きかって聞かれたら、そんな風に思えないし。
そもそも異性という概念すら最近覚えた事だ。
そういえばシャルはそんな人いるのかな。
今後聞いてみよう。
そんな事を考えながら、ミリアナーフは自室の窓を閉めた。



ちょっと半端っぽい終わり方ですが・・・こんなもんで。
中身の割には2000文字をオーバーしていたので2分割しました<m(__)m>
セッションレポート
11月25日(日)ゆうまつど
第9回 天空神殿での試練

PL:夕希


【セッション全体の感想】

・ゲームの当日から今日まで、普段とは違う日々を送っていたせいか、1ヶ月ちょっとの期間でセッション内容のほとんどを忘れてしまっていたり…ちゃんと思い出せるか少し心配ですが頑張って書いてみます(^_^;)

・今回はパーティが分断、各々がフォーカス判定のイベントなどをクリアしながら再集結してボス戦という流れでした。
フォーカス判定は初めて体験しましたが、戦闘時間の短縮などに便利そうだと思いました。

・ボスは私の設定のペルセポネさん。
イベントにしてくれてどうもありがとうございました(^-^)

・とりあえず上記のネームドの上級魔族を撃退し、次は最深部に挑戦となりそうですが…何とかみんなで力を合わせて頑張って乗り越えたいと思います♪


【ジュード・バーンズ(職人さん)への感想】

・回を重ねる毎にその破壊力を増やしてゆきますね…1メイン1000ダメージオーバーは圧巻です(笑)
次回もその派手な数字が見られる事と、ジュードさんの記憶や将来の行方などを楽しみにしています(^-^)


【テオドール=ヴァレリー(ともさん)への感想】

・次回は最終回という事で、テオドールさんにはラストバトルが終わる時まで、パーティの守りの要としてどうぞよろしくお願いいたします。
無事今回の冒険を終えた後に、テオドールさんがどのような選択をするのかが個人的に気になります…


【ビルティ・シャビット(ハカセさん)への感想】

・リーダーの任ももう少しで終わりですね。
今までありがとうございましたm(_ _)m
気になるのは、師匠とのバトルがあるのかどうか…あった場合は一所懸命応援しますね♪


【ミリアナーフ(ryuyaさん)への感想】

・お父さんとお母さん関係のキャライベントが終わって、「彼女は、これからは両親と平和に暮らしてゆくのか、それとも更なる目的を持って苦難の道を歩き続けるのか」などと、やはりみんなと同様に今後の行方が気になります。
あと、大変かと思いますが、攻撃属性の対処(まずはマジオペ?)も頑張って下さいね(^o^)/


【GM(琴吹 邑さん)への感想】

・前回の帰り際に「作りましょうか?」とお話した、各クラス毎の
「スキルマスター&スーパーマスターの必須取得スキル、簡易バージョン」
ですが、既に琴吹さんが白竜のデータを組み上げているようですので必要はなくなったかと思いますので、私は作成せずにおきます。
…正直、今回作成する余裕がありませんでしたので助かりました(^_^;)

・前回までここで言っていました私の希望の、
「単体ボスとの真っ向勝負と、最終戦前のプレイヤーへの必要スキルの確認」
あと、
「ペルセポネさんのイベント」
どうもありがとうございましたm(_ _)m
次回はビルティさんの師匠さんとの対決イベント楽しみにしています。
あとはやっぱり、ラスボス戦闘が楽しみです♪
メガテンか世界樹のボス戦なみの緊迫のバトルを楽しみにしています(^-^)


【自身と自キャラ(シャルロッテ・フェアグリューン)についての反省など】

・次回は最終回ですので、ラストくらいはでしゃばり過ぎを控えようと思います。

それでは、次回もどうぞよろしくお願いいたしますm(_ _)m


今年の描き納めとして、キャンペーン最後のイラストが完成しました。
…シャルロッテ最終装備バージョン(笑)

という事で、今年最後のアップをしておきます(^o^)/


セッションレポート
1月6日(日)稔台市民センター
第10回(最終回) 天空神殿での試練

PL:夕希


【セッション全体の感想】

・ついに最終回を迎える事となりました。
という事で、最後のセッションレポートを書きたいと思います。

・今回は最終回という事で、今までの謎は全てが解けました。
白き竜ケテルと話し合って自分達の主張を認めて貰い、そして神様達には
「自分達は世界の新たな粛清を望まない」
と伝えて、人間達の代表としての長かった試練は終了しました。

結果、今回の冒険によって、新たな火の粛清の危機を回避でき、全員無事帰還というエンディングを迎える事ができました。


【ジュード・バーンズ(職人さん)への感想】

・ジュードさんは主に単体のエネミーへのダメージ量がパーティで一番高い為、ボス戦での私のジョイフルジョイフルによる再行動の対象はほぼ全てをジュードさんにしようと決めていました。
という事で最終回、体調が悪い状態の職人さんには、とても申し訳なく思いつつも…鬼のようにこき使ってしまいました。
本当にすみませんでしたm(_ _)m
ですが、おかげさまで今回もとても助かりました。
どうもありがとうございますm(_ _)m

もう体調は大丈夫でしょうか。
現在も体調が戻っていないようでしたら、ゆっくりと休んで養生して下さいね。

今まで、本当にどうもありがとうございましたm(_ _)m


【テオドール=ヴァレリー(ともさん)への感想】

・一緒にパーティの背中を守ってくれていたテオドールさんは、みんなを優しく見守るパーティのお父さんのような存在でした。

あと結果的にほとんど(もしくは全く)使用ませんでしたが、アラウンドカバーやインバルネラブルなどの防御スキル類をしっかりと取得していて貰えた事は、私にとってとても心強かったです。

最後までパーティの背中を守る役目を一緒にして頂いて、本当にどうもありがとうございましたm(_ _)m


【ビルティ・シャビット(ハカセさん)への感想】

・一年間のパーティリーダー、お疲れ様でした。

師匠さんとのバトルですが、後の展開を考えて回数限定スキルなどを温存する為に一騎打ちをしたい気持ちを抑えてくれてどうもありがとうございました(^-^)

いつもパーティの事を第一に考えてのスキルの取得や行動は、本当にリーダーの鏡のようでした♪
…ハカセさんのように献身的なリーダーは多分私には無理です(笑)
ハカセさんがリーダーで本当に良かったと思います。

今まで本当にありがとうございましたm(_ _)m


【ミリアナーフ(ryuyaさん)への感想】

・毎回、本当に色々な事を考えてきている様子がよく見えて、そのゲームに対する強い姿勢と努力は本当に凄いとずっと思っていました。
「いつも準備に気合い入ってるなぁ」と♪

ミリアナーフさんが「少しずつ大人になってゆく様子」は、ryuyaさんがしっかりと計画を立て準備をし丁寧に演じてきた成果として、最後まで見続けて思いましたが本当に見事でした(^-^)

そして、SSやレポートを書く際にはryuyaさんが大抵の場合には早く仕上っていましたので、「自分も頑張ろう」と、とても励みになりました。

本当にどうもありがとうございましたm(_ _)m


【GM(琴吹 邑さん)への感想】

・私が好き勝手に書いていた設定から、たくさんのイベントを立てて貰えて、どうもありがとうございました。
今までに参加したキャンペーンでは私の作った設定をGMさんが使ってくれる事はまずありませんでしたので、今回のキャンペーンは本当に幸せでした。

あと、琴吹さんは今までに見てきたGMさん達の中で一番、プレイヤーの気持ちを考慮して舞台の設定やゲームやシナリオの展開などを用意してくれる方だったと思います。

1年の間、アリアンロッド2Eでのとても幸せな場を与えて頂きまして、本当にどうもありがとうございましたm(_ _)m


【自身と自キャラ(シャルロッテ・フェアグリューン)についての反省など】

・今までに何度かキャンペーンに参加してきましたが、実は最後まで演じきったキャラクターはシャルロッテが初めてだったりします…大抵はエンディングの前に人間関係の崩壊や環境の変化が原因で途中で終わってしまっていましたので(^_^;)

今回久しぶりのキャンペーンという事で、気合いを入れ過ぎてしまった結果、たくさんの設定を作ってしまいました。
ですので、ちゃんと実際のゲームに活かす事ができるのかどうかがとても心配だったのですが、GMの琴吹さんがたくさんのイベントを用意してくれたり、プレイヤーの皆さんからの数々の協力のおかげで、何とか最後までキャラクターが破綻する事なく、シャルロッテという『だいぶ変わった生い立ちの女の子』を演じきる事ができました。
皆さんからの暖かな協力がなかったらと思うと…皆さん、本当にどうもありがとうございましたm(_ _)m

できればまた、シャルロッテのように深い設定のキャラクターを作っても、ちゃんと参加している皆さんに分かってもらえるような、そんな暖かな場に巡り会えると嬉しく思います(*^-^*)



それでは最後にもう一度、皆さん今回のキャンペーンでは大変お世話になり、本当にどうもありがとうございました。

これからも、松戸チャンプルーなどでどうぞよろしくお願いいたしますm(_ _)m


追伸。
掲載は少し後になると思いますが、シャルロッテとアリスの真実を語る最後のSSを準備しています。
皆さんが忘れかけた頃(1ヶ月以内くらい?)にアップできると思いますので、もしよろしければ、見付けた際にはどうぞよろしくお願いいたします(^-^)



夕希

私なりのけじめとしてかいてみました。
経験値にはならないけど。



雪の降る夜のグランフェルデンを、黒い服を着た夫婦が、仲良さそうに手を繋いで歩いている。
自宅への帰宅途中。
こんな夜になってしまったのはミサに参加していた為。
「今年ももう年の瀬になってしまいましたわね」
「そうだな」
「神父様もしきりにあの子の帰りを待ち望んでいるみたいだったけど・・・元気でやっているかしら」
「そう心配するな。毎年近況報告の手紙を送って来てくれているじゃないか。確かに今年はまだ来ていないが」
「そうなのよね。だからなのか、ちょっと心配は心配だわぁ」
夫の方が、繋いでいた手の指を絡ませて、ギュッと握り直した。
「あの子なら大丈夫だ。私達が思っている程弱くないよ。私達が信じてあげなきゃ、信じて待っていてあげなきゃ、な」
「そう、ね」
妻の方は暗くなった空を見上げた。雪が妻の頬に当たって溶ける。
「でも、心配するくらいは良いんじゃない? あの子の親なんだもの。親としては心配して当然よね」
「そうだな」
夫は妻の真似をして、空を見上げた。
ずっと遠くの世界で頑張っているであろう娘の事を想って。その娘の無事を祈って。そして、娘の顔を少しでも早く見る事が出来る事を願って。
「さ、早く帰りましょう」
妻の吐く息が白く曇っている。夫は促されるまま先を急いだ。
暫く歩き、自宅の前に到着する。入り口の門をギィと開ける。
「オレンジ、そこ、滑るから気をつけて」
「ありがとう、キャッ!」
「あっはっは、言わんこっちゃ無い。早くうちの中に入って温まろう」
それは、明日から再び始まる日常の1ページの些細な出来事の筈だった・・・。

次へ
翌日。
「うぅぅぅ、今朝も寒いな」
「そうね、あなた。はい、コーヒー」
「ありがとう。それにしても結構積もったな」
「そうね。私もさっき起きた所だけど・・・外は真っ白ネ。あ、トースト、もうちょっとで焼き上がるから」
「サンキュ」
その時、来客を告げるノックが鳴った。
「あらま、こんな朝早く誰かしら?」
恐る恐る妻の方が玄関に出る。玄関で「あらまぁ!」と頓狂な声が上がる。
夫はコーヒーを啜りながら、焼き上がったトーストにバターをぬり始めた。
この家のダイニングには、一際大きな絵が飾られていた。
妻に導かれて入って来たのはマティーニ神父だった。急いでやって来たのか、頬が上気している。
「昨日はどうも。ところで、もうこれはご覧になりました?」
「?」
神父がこれと差し出したのは一通の手紙だった。
「え、まだ来ていないですか? まぁ私も今朝これが投函されているのを見て、慌ててこちらに伺ったので・・・」
まさかと言う思いで、夫は自宅の郵便受けを確認しに行った。手に一通の手紙を持って戻って来た。
「あぁこちらにも来ていましたか。娘さんから・・・ですよね」
「えぇ、えぇ」
慌てて封を切る。中身を確かめる。妻の方も早く中身が知りたくて、夫が開いた手紙を覗き見る。
「恐らく中身は同じような感じでしょうネ。あの子らしく、今年は手紙が遅れて申し訳ないって事と、それから今年中にこっちに一回戻って来れそうだって事と・・・」
「し・・・信じられない・・・こんな事って・・・」
妻の方が、嬉しさの為か、手で口を押さえ絶句している。
夫の方が神父に向き直った。
「毎年毎年、中々帰れなくてって事じゃ無くて・・・今年こそ帰れるって・・・こんな、こんな嬉しい事って・・・」
娘の帰宅は、この夫婦の数年来の悲願だった。
信じて待ち続けると誓って、そして毎年毎年、娘本人とでは無く、娘から送られて来た絵の中の娘を見て過ごして来た。
もう帰って来てはくれないモノだと半ば諦めかけた時期も有った。
でも。
「い、今更どんな顔をして会えば良いのか」
夫婦は予期しない事態にうろたえた。娘の帰宅を願っていたのは確かだ。しかし実際その機会がやって来たとなると、願ってやまない時間が長過ぎたせいもあり、心の準備に時間がかかる。
神父が優しく、そして厳しく、夫婦に語りかけた。
「あなた方も娘を想っても全く会えなかった事は辛かったでしょう。でも、お二人がいらっしゃらなかった時、あの子は、寝る所も食べるものも無く、こんな日の様な寒空の下で、一人ぼっちで生きていました。その時のあの子の辛さを想えば、もう2度と、あの子にそんな想いはさせまいと思えば、あの子がこの家に帰って来るまでにかかった時間も理解してあげられる事でしょう。帰ったら、抱きしめてあげて下さい」
「えぇ、えぇ」
夫婦は半分涙目になりながらも、「今年中に・・・若しかしたら手紙が届く頃と一緒くらいの時期に帰宅します」の文字を何度も何度も見返した。
その時、外からギィと入り口の門を開く音がした。
はっとして我に返る二人。
外からキャッっと言って雪で滑っている若い女性の声。
夫婦はお互いを見つめあって、ふっと微笑んだ。
そして玄関まで、ザッザッザッと雪を踏みしめる足音。
夫婦は、これから訪れるであろう喜びに手が震えていた。神父も久しぶりに再会する子の事を想い、夫婦に感化されたのか涙目になっていた。
扉を開ける方にも心を準備する必要があったのだろう、一つ間があった。
その間が待ち切れず、中の3人はゴクリと固唾を飲んだ。
扉が勢い良く開き、元気な声が聞こえた。
「ただいまーーー!!」と。
夫婦と神父の3人は口を揃えて行った。
「お帰り、ミリアナーフ!」と。



なぜか2000文字をちょっとだけ超えるのは仕様だね。
とりあえず、これでここでのミリアのお話はおしまいです。
おつきあいありがとうございました。

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