３０代・４０代・男女の隠れ家コミュのたわいもない話その1

僕はマンションの28階に住んでる

数年前の話

仕事で疲れて帰宅

マンションのエレベーターに乗り込む

10階でエレベーター停止

スエット上下に野球帽にマスクの男が乗って来た

息づかいが激しい怪しい男

マンションのエレベーターで上階行き

普通は途中で乗ってくる人なんていなよね

男は僕と同じ28階で降りた

僕はエレベーターを降りて左の角部屋

男は右へ行ったがどこ部屋の住人かは確認できず

次の日

久々のデート

口説き落としたFカップをお持ち帰りに成功

いただきます～！

と、ルパン級にベットへダイブ！

「ピンポーン！ピンポーン！」

誰か来たしかもエントランスからではなく、玄関先のインターホンが鳴った

インターホン画面にはスーツ姿の若者

「はいなんすか？」

とインターホン越しに会話開始

「警察です」

と警察手帳らしき物を見せて来た

「昨夜、このマンションで事件があったんですが、何か変わったことはありませんでしたか？」

僕は昨日の男を思い出した

しかし、ベットにFカップ

「いえ、特になにも」

すると

「怪しい人は見ませんでしたか？」

あー、面倒くさい！

ここで昨日の男の話をしたら警察署まで連れて行かれて色々と聞かれるはず

「とりあえず、ドア開けてお話ししませんか？」

と若い刑事は言う

「特になにもないし、怪しい人も見てないっす」

今はこう答えるのが正解だ

若い刑事は

「わかりました何かあったら○○警察まで連絡ください」

と帰って行った

その日はFカップをたらふく食べて満腹に

次の日

仕事から帰宅するとマンション前が警察とマスコミと野次馬でごった返している

僕は昨日の事を後悔した

やっぱり、ちゃんと話しておくべきだった

警察官にマンションの住人だと告げると、事件内容を簡単に教えてくれた

10階に住む女性が殺されたが犯人は捕まったので安心してくれとのことだった

部屋に帰りテレビをつけると、ニュースでこの事件を取り上げていた

ニュースでも犯人は逮捕されたと言っている

そして、犯人の顔写真がテレビ画面に映った

僕は呆然とした

犯人は

昨日の

若い刑事

だった