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遺伝統計コミュのPGx試験の現状

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お久しぶりです.
皆様のゲノム研究の調子はいかがですか?

アカデミアだけでなく,
メーカーのPGx(Phramacogenetics, 薬理遺伝学)研究でも
だいぶ動きが活発になってきたように感じます
(もちろんメーカーによりますが.)

ところでアメリカのPGx研究はというと,
当然ながら(残念ながら)日本より進んでいます.

PGx試験(PGx Test)という言葉があります.
これは患者の遺伝情報を調べ,
薬剤投与法などの治療を決定するための検査をさします.
(遺伝子検査と区別して使うことにします)
まさにオーダーメイド医療ですね.

このPGx試験を行う彼らの目的は明確で,
「生命とお金をどれだけ守れるか」
です.
効果が高く副作用の少ない医療を
個人個人に提供することはもちろん重要.
同様に医療費の削減も非常に重要な問題です.
しかもアメリカの医療制度では,
患者だけでなく病院側もできるだけ無駄な医療を提供したくないのです.

たとえば
「じょんあご病院は,患者に対して治療Aを行い,
改善が見られなかったので,治療Bを行った」
という例を考えてみましょう.
日本では治療A, B両方についての診療報酬を国から受け取れます.
(たとえ治療Aが無駄な治療だったとしても.)
ところがアメリカは1つの医療行為の中では,
一定額しか診療報酬を国からもらえません.
ですので,治療Aを行って,もし無駄な治療であったとしたら,
治療Bについてはじょんあご病院が負担しなければならない場合があります.

ですので,個人の遺伝情報から最適な医療を選択できる,
つまりゲノム研究の結果を医療に介入できる青図が書けるのであれば
積極的にPGx研究を行いたいのです.
そして,PGx試験を導入することによって医療費が削減できれば
(予想医療費を市場からある程度推定できます)
積極的にPGx試験を行いたいのです.

現在,アメリカではいくつかのPGx試験がすでに行われています.
日本でもようやく行われるようになりそうです.
(遺伝子検査はすでにやられています.)

研究の出口(やはり医療だと思います)をはっきりさせ,
再現性の高いゲノム研究をやっていかなければいけないですね.

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