でも会社では生き残ります。
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コメント(235)
ドラマでは結果を知った上での脚本ですので東軍優勢に見えますが、実際はきわどい戦いだったと思っています。”烏合の衆”だったのは東軍も同様です。福島正則等、秀吉恩顧の勢は、もし秀頼が出てくれば西軍に加担または動かないでしょうし、毛利も小早川も情勢によってどちらにも靡いたと思います。陣形からは、毛利が動けば家康は絶体絶命になりかねません。吉川・小早川だけでなくかなりの大名が（三成盟友の増田長盛でさえ）家康にも意を通じていますが、決して固い絆で結ばれていたわけではありません。家康にとっても一か八かのギャンブルだったと思います。ただ家康に有利な点は、東軍の中心が最大勢力の家康本人であったこと、一方の西軍は、実質的な盟主がわずか19万石の三成で直接動かせる軍勢が少なく、全軍への威光も持たなかった点ですね。毛利輝元が実質的盟主として動くか、慶長3年の筑前・筑後の下賜を三成が辞退していなければ、情勢は大きく変わっていたと思います。ただまぁやっぱり、事前の調略はもちろんですが、自らの調略の結果を信じ、危険を冒して身を投じた決断力の差だったかも知れません。三成にはその思い切りが薄かったように思います。
>>[203]
確かにドラマ脚本ではそうかも知れません。ただこの時代この時点で、日本全土を対象として戦略を練り実行できた人物はそう多くは居なかったはずです。現代の感覚で測ると判り辛いかも知れませんが、情報の簡単に得られなかった時代です。”日本”という、それ自体を「一国」として捉えていた人の方が少数だったかも知れません。その点で、秀吉の代官として各地の情勢に通じていた三成は、戦略面では家康に次ぐ（匹敵する）知識と能力とを備えていたと思います。毛利にも上杉にもその仕事はできなかったでしょう。ただ家康は、戦略・戦術・調略、いずれにも優れた配下を抱えていました。ほとんどすべてを自ら行わなければならなかった三成はその点可愛そうでした。「三成ならば勝機は」というのは確かにそうだったかも知れませんが、三成以外に（豊家への忠義という面を他にしても）家康に対抗する策を立てられる大名は居なかったかも知れません。三成が居なければ、家康は豊臣家の筆頭大老の位置に甘んじなければならなかったかも知れません。考え方によっては、徳川政権樹立の最大の功労者は三成かも。
確かにドラマ脚本ではそうかも知れません。ただこの時代この時点で、日本全土を対象として戦略を練り実行できた人物はそう多くは居なかったはずです。現代の感覚で測ると判り辛いかも知れませんが、情報の簡単に得られなかった時代です。”日本”という、それ自体を「一国」として捉えていた人の方が少数だったかも知れません。その点で、秀吉の代官として各地の情勢に通じていた三成は、戦略面では家康に次ぐ（匹敵する）知識と能力とを備えていたと思います。毛利にも上杉にもその仕事はできなかったでしょう。ただ家康は、戦略・戦術・調略、いずれにも優れた配下を抱えていました。ほとんどすべてを自ら行わなければならなかった三成はその点可愛そうでした。「三成ならば勝機は」というのは確かにそうだったかも知れませんが、三成以外に（豊家への忠義という面を他にしても）家康に対抗する策を立てられる大名は居なかったかも知れません。三成が居なければ、家康は豊臣家の筆頭大老の位置に甘んじなければならなかったかも知れません。考え方によっては、徳川政権樹立の最大の功労者は三成かも。
>>[208]
そうですね。実際に関ヶ原に布陣していた段階では、軍勢数も布陣も西軍有利でした。ドラマでの視聴者は背後で行われていた調略も史実も知っていますので、家康優位のように見るでしょうが、現場の人間はそうはいかなかったと思います。”裏切り”が表立っているはずがありません。また、”裏切りの約束”ほど信頼ならないものもありません。義や信念ではなく”利”目当てですので、状況次第で”裏切りの裏切り”もおおいにあり得ます。それを知りながら、敢えて危険のある地域に陣を張った家康、一世一代のギャンブルに賭けたのだと思います。その点、確実性を積み上げて事を成そうとした三成には、ここ一番のギャンブル性が欠けていたように思います。
そうですね。実際に関ヶ原に布陣していた段階では、軍勢数も布陣も西軍有利でした。ドラマでの視聴者は背後で行われていた調略も史実も知っていますので、家康優位のように見るでしょうが、現場の人間はそうはいかなかったと思います。”裏切り”が表立っているはずがありません。また、”裏切りの約束”ほど信頼ならないものもありません。義や信念ではなく”利”目当てですので、状況次第で”裏切りの裏切り”もおおいにあり得ます。それを知りながら、敢えて危険のある地域に陣を張った家康、一世一代のギャンブルに賭けたのだと思います。その点、確実性を積み上げて事を成そうとした三成には、ここ一番のギャンブル性が欠けていたように思います。
>>[214]
いえあの･･･。上手く真意が伝わっていないようですが、家康にはもちろん勝算はありました。ただ万全ではない。かなりの程度の危険がありながら、危険覚悟で引き返せない位置まで軍勢を進めた家康のギャンブル性に関して述べたのです。
小牧長久手でも、家康の勝利とはいえ局地戦での勝利です。大勢は秀吉有利でした。ドラマ的には家康との決戦を控えるよう進言した官兵衛の献策を良しとしていますが、必ずしもそうとは言えません。そのまま力押しすれば家康を葬り去る可能性は十分にあったと思います。結果的には、ギャンブルを避け取り敢えずの安全策を取った事が豊臣崩壊に繋がりました。石橋を叩いて渡る堅実性は必要ですが、天下取りとの大望には、時として吊り橋を走って渡るここ一番のギャンブルも必要なのだと思います。家康はそれができた、三成にはできなかった、ということです。
いえあの･･･。上手く真意が伝わっていないようですが、家康にはもちろん勝算はありました。ただ万全ではない。かなりの程度の危険がありながら、危険覚悟で引き返せない位置まで軍勢を進めた家康のギャンブル性に関して述べたのです。
小牧長久手でも、家康の勝利とはいえ局地戦での勝利です。大勢は秀吉有利でした。ドラマ的には家康との決戦を控えるよう進言した官兵衛の献策を良しとしていますが、必ずしもそうとは言えません。そのまま力押しすれば家康を葬り去る可能性は十分にあったと思います。結果的には、ギャンブルを避け取り敢えずの安全策を取った事が豊臣崩壊に繋がりました。石橋を叩いて渡る堅実性は必要ですが、天下取りとの大望には、時として吊り橋を走って渡るここ一番のギャンブルも必要なのだと思います。家康はそれができた、三成にはできなかった、ということです。
>>[217]
私の言いたかったのは「裏工作調略は確定要素にはなり得ない」ということです。ドラマは結果から遡って描きますので、家康の巧みさと三成の稚拙さとが好対照に見えてきますが、実際には家康にとっても”薄氷の勝利”だったのでは？と考えています。実戦は何が起こるか判りません。偶発的事故が戦局を左右する事もあります。考えられるだけの手を打ち、勝利を確信しても良いはずの家康にとっても、実戦で最後の一線を踏み越えるには、胃の痛くなる思いもあったと思います。それを”ギャンブル”と表現しました。”無謀”との意味は含まれません。”決断”に近い意味です。野戦に強いと言われた家康、ここ一番で「ギャンブル的決断」を成す事のできた才覚の結果と思っています。どんなに巧みな戦略・戦術を持っていても、決断力なしでは生かせません。
じんしゃんさんの発言意図は、「214も215も大差ない」との事だと思うのですが、私はどうしても「ある程度勝算は」の部分が気になってしまったのです。家康にとっての勝算は「ある程度」どころではなく、もう「確信」に近いほどだったと思います。しかし何処まで行っても勝算は勝算、皮算用にしか過ぎません。最後の一線は家康の決断力にかかっていたように思っています。
私の言いたかったのは「裏工作調略は確定要素にはなり得ない」ということです。ドラマは結果から遡って描きますので、家康の巧みさと三成の稚拙さとが好対照に見えてきますが、実際には家康にとっても”薄氷の勝利”だったのでは？と考えています。実戦は何が起こるか判りません。偶発的事故が戦局を左右する事もあります。考えられるだけの手を打ち、勝利を確信しても良いはずの家康にとっても、実戦で最後の一線を踏み越えるには、胃の痛くなる思いもあったと思います。それを”ギャンブル”と表現しました。”無謀”との意味は含まれません。”決断”に近い意味です。野戦に強いと言われた家康、ここ一番で「ギャンブル的決断」を成す事のできた才覚の結果と思っています。どんなに巧みな戦略・戦術を持っていても、決断力なしでは生かせません。
じんしゃんさんの発言意図は、「214も215も大差ない」との事だと思うのですが、私はどうしても「ある程度勝算は」の部分が気になってしまったのです。家康にとっての勝算は「ある程度」どころではなく、もう「確信」に近いほどだったと思います。しかし何処まで行っても勝算は勝算、皮算用にしか過ぎません。最後の一線は家康の決断力にかかっていたように思っています。
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2014年大河ドラマ｢軍師官兵衛｣ 更新情報
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