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百目のお話。コミュの野生の人間

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人類人科。

神が人間を作りました。

間が抜けた人は

魔が差して

神を作りました。


人が作った神は

ただ ただ

貴方達に都合が良くて

紙を集めるだけの

神にされました。



貴方の神はいくらですか?

コメント(62)

ー(長音記号1)他力本願ー(長音記号1)


僕がこうなったのは、
ダレソレが悪いから。


病気なら、
レイプされたなら、

そいつの罪は

免罪されて、

お涙チョーダイな物語か?

どんなに冷めていても
自分の回りだけは助けるとか、
例えば、愛してる奴は守るだとか、

そんな漠然とした希望みたいなもんはもってた。

けど、
嘘だな。

ってか嘘だった。

向けられた銃口。
確実な死。
俺はただ、取り乱した。
漫画やドラマ見たいに
殴りかかる勇気なんて
ミクロのレベルでも
出てこなかった。
法案施行日は静かに過ぎた。
大掛かりなこともなく、
ただ静かに。

まぁ大きな暴動なんてのは、
もう慣れてしまう位ざらだったし。

今現在労働者である自分には大した問題ではなかった。


ただ、
この法案が、年齢無差別だと忘れていた。
ばぁちゃんが死んだ。

性格には殺された。

なのに、『天寿全う』だと。

引き金をひく掛け声は
まるで、
正義はそこにあるかの様に、
はっきりと猛々しく響いた。


何度も言うが、
その瞬間
俺は動けなかった。

ただ、見てるだけ。


ゆっくり受け入れることしかできなかった。
〜澁谷 トキ〜

銀の祖母。
彼女の死に顔はおだやかだった。

彼女はどう考えて
どう受け入れたのだろう?
大きな流れに逆らう事はなく、

それでも懸命に生きた彼女は

この世界では
許されなかった。
ー(長音記号1)都市伝説ー(長音記号1)


誰もが寝静まった時間。

砂嵐が急に名前の羅列を

流し出す。

エンドロール見たいに。


明日の執行予定者と


最初と最後に


さらっと流し。




都市伝説って
この国の
マニュアルの事みたいだ。
ばぁちゃんの死。

それでも、仕方ないと、
俺はただ、悔しがるふり。

葬式だけは国でやってくれた。

本人の意思には関係なく、
英霊にされた気分はどんなもんか?

働かない死は罰であり、
働けない死は誉になる。

どちらにせよ、
心無い親族の
「最近ボケてきてたし、」

の後の言葉が、怖かった。
死んでいいと思われる命がこんなに身近にあったなんてな。
〜大帝国側の言い分〜


都市伝説?
自分たち以外なら、
そうあって構わない。
むしろそうなって欲しいって願望だろ?

それがお前達に降りかかってきた。
否、振り掛けてやったんだ。

物語の主人公になんて、
自分たちの力じゃなれないのだから、楽しいだろ?



ごちゃごちゃ批判だけなら、
そんなもんに傾ける耳はない。

働かない若人と
働けない老人に

無尽蔵に救いの手など、
用意できない。


それが現実。


今迄の生活が
漫画より
リアリティーのある奴が
何人いる?

ドラマや漫画に憧れただけの若人ならば
此方で編集してやるし、
ドラマや漫画だけと諦めた年寄りならば
フェードアウトするしかないだろう?




酷いだとか、
冷酷だとか、


そんなもん
とっくに気付いてる。



お前の手も二本が限界。
まずはそれに気付いてからものを言え。
ー(長音記号1)行う偽善と動かぬ善ー(長音記号1)


世の中にある必要悪。

そんなものは正義じゃないと思っていた。

けれど、
正義なんてものをかざしたやつより、

明らかな悪を掲げた奴等のほうが、
明らかにあからさまに

助けた人数が多いなんて


なんて滑稽なんでしょう?
最近夢を見る。


ハンティング。



やったことはないのだけど、
僕は銃をもち、獲物を狙う。


そんな夢。


なぁ人を殺したいと思った事あるか?

誰かじゃなくて、

ただ、人をさ。
仕事に忙殺されそうだ。

離職率はあの法案のお陰か下がっている。

命かけて、
辞める覚悟なんて、

ないって事か。


でも、自殺率はうなぎ登りだ。



求人広告に、
特別部隊の募集と
風俗の募集が踊ってる。

奪う側と奪われる側。

そんなものの差は
紙一枚文より薄いのかもしれない。


僕はどちら側なんだろう?
こんな時でも人は出会いを求める。

俺には幸いな事に彼女はいるし、
この法案が俺達の付き合いには大きな影響はなかった。


俺にはと言ったほうが正しいか。


セクハラの横行なり、
彼女側には色々あったみたいだ。


そういえば、、、。




仕事場で辞める女性がいた。
何で辞めるのかは聞けなかった。
何でこんな仕事をしてたのかも聞けなかった。

ほぼ、初めてしゃべったんじゃないかと思うが、

唐突に「私、風俗行くんだ。」と話かけられた。

今思えば、話し掛けたわけじゃなく呟きだったのかもしれないが、

俺は
「どうして?」
と聞いてしまった。


その女性は
ふいに

「じゃあ、君が助けてくれるの?」

と言って立ち去ってしまった。


多分、泣いてたと思う。


もしも、その女性が、
彼女だとしたら、
今の俺に何が出来るのか?





ー(長音記号1)命の単価ー(長音記号1)


本当に世界が平和なら、
僕達は
一律の値札で

並べられた?


誰基準だよ!
狩る側の話。
銀とは別の視点。

大帝国特殊部隊
『処分遂行部』

通称S。


先行基準なんてあってないようなもの。


ただ、人を撃ってみたい奴。
ただ、死を弄びたい奴。

ただ、命令がすべてな奴。

仕方なく、引き金をひく奴。



誰一人として、
責任など
罪悪など、考えていない。
考える事など許されない。
上は命見ず命令し、
下はやらされているだけと言い訳だけが用意される。

僕が大好き漫画に
正義無き力は無力って
あったから、

僕達には酷く見えるこの法律にも、
偉大な正義があるのだろう。

僕は正義と言い聞かせる。
S。

その通称には
皮肉と恐怖と崇拝が混じりつけられた。

サディスティック
スペシャル


スレイブ。

あえて外来語では書かないが、、、。

そのシンボルは
スカルの額にスイートなハートをあしらったもの。

『愛ある死を』

との意味があるそうだ。



僕らは常にスリーマンセルで動く。

三人一組。

文殊は何の知恵もあたえてはくれないが。


ちなみに僕の名前は標羽。
メンバーは鬼怒と出雲。

罪悪感の共同体には
なれているのだろうか?
ー(長音記号1)本音ー(長音記号1)


心が伝わればいい。

そんな事を

訳の分からない事を考えながら思う。


言葉にしないと伝わらないのに

何故


感染するのだろう?
鬼怒の本音。


僕は特別。
人を始末できる。
合法で。

犯罪を犯すなんて馬鹿な奴がする事。

僕は今まで重罪とされた殺人を許された特別な人間なのだ。

殺す前なら何をしても、
『死人に口なし』だし。




僕は誰でも構わない。
それこそ、標羽でも出雲でも。

標的がいれば構わない。



最近飽きてきてる。
点数でも、
つければ楽しめるかな?




お前は何点にしてやろうか?
出雲の本音

皆がやってるから。
僕が悪いわけじゃない。

僕はやらされてるんだ。

鬼怒にも
『ゲームと同じだろ?』
って言われたし、
指の動きだけで、殺れる。

僕は悪くない。

なのに、夢で必ず
嫌な目付きで僕を見るんだ。



僕は悪くない。




お前等が悪いんだろ?
そんな2人の考えなんて、
エスパーでもない僕に分かるわけもなく、

今日も昨日も
恐らく、明日も

仕事として『殺人』をこなさなければならない。


鬼怒が出雲に

「狩りの時間だ」

と口角を上げて言ったのを
見逃した僕には
何が見えていたのか?
ー(長音記号1)願い・ネガティブー(長音記号1)


神様が言いました。

願いを叶えましょうと


私は言いました。


「責任を伴わない自由を下さい。」



神様が私にピリオドをうってくれた日。
A型は多いから10点。
B型は嫌いだから30点。
O型は少ないから20点。
AB型は僕と一緒だから50点。

鬼怒はぶつぶつ言いながら自分ルールを纏めていた。

別にゆとり世代なんて責める気はないが、
人の物を壊したら怒られるのは世代に関係ない話だろ?



だったら綺麗ごとで
命は物じゃないなんて教えなければよかったのに。


今作られている鬼怒のルールブックには

物よりも軽い命が

書き綴られている。

今日も時間通り、
予定通りに殺戮は続く。

標羽は常にコレが今の正義と鏡の中の自分に言い聞かせる。
笑顔などいつから見ていないだろう。

鬼怒はそんな標羽に何度標的を合わせたか。

残念な事にリーダーであり、
この中で一番優秀と判断されている標羽には引き金をひく理由も
言い訳も考え付かない。


この法案とほぼ同時に、
通信手段は固定電話のみにされ、
ネットは徐々にそしてあからさまに排除されていった。

その為
携帯なんて物は
一部の階級の物しかもっていない。

だが、
携帯の内容なんてたかがしれている。
怪物を狩るゲームの人物に
標羽と名付け何もせずに怪物に殺られる様を
見てほくそ笑むのが、
鬼怒の朝一番ですること。


出雲はただ今日も生き残れる事を願う。
左手の傷を撫でながら。


左腕の傷。


これは隠された事件の証。
誰もが突きつけられた死を受け入れるわけがなく、

はなから反国の意を持つ奴らも当然いる。

標羽達が初めて実行に回された日にソレはおこった。
相手は初老の男。
思想は極めて年功序列を良しとするタイプ。

隠蔽されたその名は
武美 藤吉。

昴の祖父である。
初めての日。

標羽も出雲も
不安で一杯だった。
引き金を引けなければ、
退職=死とこの仕事についた時、つかされた時に銃口を目の前に言われていたからだ。
初めてみた銃口の中は、
信じられないくらいの闇だった。

心など容易く、
奪えそうな程に。


ただ、やはり
鬼怒だけは
満ち溢れていた。

嬉々として、
ウットリと

早く弾きたいと
ウズウズしていた。



そんな3人の初日。
ターゲットは隠居したじーさんのはずだった。


手違いなんてミスは簡単に、

些細なもんから始まる。


動向した先輩部隊長が渡し間違えただけ。



そこで、
彼ら特に出雲は祈らなければならない経験と傷を手にいれた。
ー(長音記号1)出雲ー(長音記号1)


出雲は多分
優柔不断で自己愛の人なのだろう。


間違った事だろうが、
正しい事だろうが、

誰かと一緒でなければなしえない。



それは弱いのか?


出雲は呟く。
「だって一人は怖いだろう?」

作戦は至って簡単なもの。
隠居したじーさんに引き金を引くだけ。


のハズだった。

「突入。」標羽はか弱く、
か細く、罪悪感に苛まれた声で言った。

静かな侵入。
今でこそターゲットによっては派手にぶち壊しながら突撃する鬼怒ですら、
おとなしく、静かに突入した。


が、いない。

ターゲットである人がいない。


高鳴る緊張感の中で
いるはずの標的がいない事態で
初心者など軽くパニックになる。

任務はなんだったのか?
何をすべきなのか?


三人は言葉すら出ないほどに探す。

血眼とはこんな状態なのか。


その刹那。


出雲の腕から血が流れる。
出雲は
ただ叫ぶ。
「あついぃぃいぃぃい。」

大きな切り傷は痛みを熱さに変換する。


三人は何が起きたかすら、
理解できない。



しかし、鬼怒は
理解するより先に何かに向けて発砲する。

一歩間違えば出雲は鬼怒に処分されていた。



「浅いか。」

出雲を斬りつけた老人が呟く。
鬼怒の弾丸は方向こそあっていたが、
出鱈目な軌道を描いている。

「大6次大戦に比べれば、、、。」

そう呟きながら、
老人と言われたターゲットは老人のソレを感じさせない動きを見せる。


「イザ!」

叫んで突っ込む年寄りに
翻弄される若きスレイブ達。
武美 藤吉は軍人だった。
殺戮に慣れた者と
初めて狩りに出された者。
ハンター気取りが
鬼神と呼ばれた軍人にかなうはずがない。


藤吉は無邪気な子供が
カエルに爆竹を詰める感覚で攻め始めた。


出雲の出血で冷静を欠いた3人は一ヵ所に集まってしまった。

簡単に止めを刺されるポジション。

藤吉は笑っていた。


そして、死んだ。


頭を撃ち抜かれて。




標羽「何がおこった?」
3人は理解できない。
目の前に死体になった老人がいることも、
死体になった経緯も。


昴「大丈夫か?」

標羽「昴さん?助けに来てくれたんですか。」



標羽は正直に安堵の表情を浮かべた。


昴「見届けにきただけだ。だが、初任務で元軍人なんてあり得ないはずだか、、、。」


最早3人には聞こえていない。

標羽は次は自分たちが撃たなければならない事実に気付いているし、
喜怒は次こそ自分が撃ちたいと殺れる確信に捕らわれているし、
出雲は次等考える余裕もなく。

だから昴の
「身内はやはり厳しいな。」

なんて言葉にも気付かない。
その意味にも
重さにも。
ー(長音記号1)第6次世界大戦ー(長音記号1)


火の元と呼ばれる国があった。
かつては科学力で他の国を圧倒したが、
第3次大戦前には超個人主義の国になり、
誰も国を守らなかった国。
なくなりかけた国は過去の過ちをなぞり、
軍国として、
返り咲いた。

火の上がる国。


その技術は一度壊れた町を再生できる程に及んだ。

まるでゲームのリセットの様に。


その為大戦はその後も繰り返された。


心は再生などしていない。

武美 昴(タケミ スバル)。


繊細な心は研ぎ澄まされる。

必要悪に魅入られるのに、
あまり時間は必要なかった。


祖父の藤吉は大戦後から
おかしくなっていたと気付いていたし、
それが大戦のセイだとも理解していたし。

祖父の藤吉は人と関われない人だった。
正確には人が関わらない人だった。

ウィルス性認知症弾。

藤吉は被弾者。

当時の火の元国が制作した武器。

実際ウィルスは働かなかったが、
被弾者をその扱いにするには
十分な流言庇護を発揮した。


その為隔離されていた時期もあった。


そのウィルスはある作用を残した。

大戦後の星ぐるみのリセットでも、
記憶が残ると言う作用。

事実、
武美達は三次大戦までしか、
覚えていない。


それが今の世界のやり方。
この大帝国が何をしても許されている理由。
星ぐるみのリセット。
残る記憶は訳のわからない作り話になる。


作用は人によってマチマチの為
証明はされず。

正確には証明などするハズもする気もなく。

そんな中でも、
藤吉は昴に散々、
自国の正義を話した。

それに反発しても、
刷り込まれた正義は残った。


祖父であった対象者を始末し終えた昴。


それは昴の中にある正義の結果。


国を生かす為の犠牲。
ー(長音記号1)情ー(長音記号1)


情け。

愛でも

友でも

情けが乗っかる。


情けが残る。



斬るべき相手に残るのは
情か?
斬られるべき相手にかけたのは
情けか?
昴は死ぬ事にした。

自分は国を守る為に生きると決めた時に、

覚悟を決めた。


決めたかった。


昴は思考的には考え過ぎる節がある程考える。

銀や身内を手にかける事も想定できた。


だが、
だからこそ、

自分を殺さなければいけないと考えた。


藤吉は隔離されていたとはいえ、
元軍人であり、

昴自身が所属するまで知らなかったが

上層の人間だったようで、
すぐに軍には入れた。



入隊と同時に銀にはあの手紙を送った。


銀を斬らずに済むように。
銀が処分されずに済むように。



銀を斬るのは自分でなければならないから。
藤吉の事件は報道規制され、
処分施行者からも名前を消された。
身内による身内の処分なんて
この国にはどうでもよく、
処分されるべき対象者が
処分する側に牙を剥けたことの方が、

はるかに重点を置くべき事なのだから。


だが、静かに刀狩りは
始まっていた。

ナイフはおろかエアガンすら、
排除された。

法案などで騒ぐ事もなく、
静かに確実に

まるで最初からなかったかのように。


目に見える武器は

武美 昴側にある。


目に見えない武器を

澁谷 銀達が育てはじめる。



無関係を装った狩られる側に
無関心である狩りとる側が、


希望を絶てる
刃をたてる。


混じりたくて仕方がないくせに
交わりを断とうとした
友情が
矛盾と

遊びだす。
ー(長音記号1)窮鼠猫を噛むー(長音記号1)


いつの間にか猫は悪者で
強者のイメージ。


鼠は狩られる側で
弱者のイメージ。


それでも鼠に正義のイメージはないし、
猫にもそんなイメージは無い。

ただ、
正義を反転させたものが悪なら

どんなに楽だったのだろう。
銀の側の話。

銀は今日も仕事に忙殺される。

遺品回収の際の
血塗れにも馴れてきた程に。

銀の同僚に
結城 海 (ユウキ カイ)という男がいた。

いつもどこかしら、
傷を作っている。

正直かかわりたくない雰囲気の人物。

銀はこの国の流れに馴れていった。

憤りなど、一過性みたいなもので

自身の保身の前には意味をなさない。

それは銀の彼女も同じ。

金澤 瑠璃(カナザワ ルイ)
銀の彼女。

幼馴染みで銀の彼女になった。

おっとりはしているが芯が強いタイプ。

銀が、世界の嫌な事を考えるより彼女を優先するのは、
当たり前な事。


それが無くなったなら、
壊れるのは容易い事だろう?
それは唐突だった。

事故に似た様な。

銀は瑠璃と久々に2人で過ごした。
会話は時世をなぞり、
誰が死んでしまったとか、
あまり明るいものではなかったが、

2人には充分な幸せを感じれる時間。


それを奪ったのは、

ただの流れ弾。

銀と瑠璃の間を男が駆け抜けた。
恐らくそいつを狙った玉は
奇しくも瑠璃の左胸を撃ち抜いた。

銀は何が起こったか理解できない。

Sのメンバーが近づくも
眼中にない。

彼等も必死にターゲットを追っている最中なのだ。

銀はSのメンバーにしがみついた。

ガムシャラだった。
本来なら彼女の状態を見て
救急車等と思うだろうが、今のこの国には入院を必要とした者を救う様な機関等とうにない。

ならばその状態を作った者に怒りを向けるくらいしか自我を取り繕う方法はない。


しかし、
銀は殴られ、蹴られ、
IDを照合され

「お前はリストにない」

とだけ言われ

Sメンバーは走り去っていった。



「瑠璃はリストにあったのか!」


そんな叫びは彼等には関係無い。
無かった事にされる。

それが、
どんなに個人で重要でも


何度でも言おう。

この国では個人の死など問題ではなく、
国の体面だけが問題なのだ。


銀は銃口を突き付けられ、
意識が無くなる程痛めつけられ、

両親を掛け合いにだされ、

彼女の死をなきものにされた。


いや、なきものにしたのだ。


そして、
銀の心は確実に壊れていく。
人が壊れる。

それは意外と簡単なこと。

ただ、壊れ方は様々。

壊れた先は正義だとして、
殺人衝動はどこにむくのか?

すべての間違いの束が、
重なって重なって

最悪の偶然で

真実を見せてくれる。

舌を噛むなら現実逃避。

下唇を噛んだなら?

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