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g-zeroへの道コミュの第72回皐月賞レース回顧

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確たる本命馬というよりは、各馬のレベルがそれなりに高く、粒ぞろいとなった今年の皐月賞。
前日の雨の影響も睨みつつの難解なレースとなった。

まずは、走破タイムから振り返る。

走破タイム2:01.3は、過去10年で9番目に遅いタイム。
稍重という部分を考慮しても、2010年ヴィクトワールピサが2:00.8で、0.5秒も早い。
とても褒められた走破タイムではない事が分かる。

ペース(ラップ)は、35.8-38.4。
前半の35.8は、歴代の皐月賞に良くあるペースではあるが、上がり38.4は、異例のタイム。
上がり3ハロンが36秒に達した事はなく、過去10年では、最低が35.9。
馬場の悪さを気にして各馬が極端に外を回る、ある意味、異常な競馬が生み出した上がり3ハロンタイムと言える。

上記2点から、今年の皐月賞は、例年と比較対照し辛い、特殊なレースだったと判断できる。

勝ったゴールドシップは、父ステイゴールド×母父メジロマックイーンという配合の1B馬。
3冠馬オルフェーヴルと同配合的な書かれ方を各紙で目にするが、実質的には、更に評価が下がる内容。
Princely Giftの5×5及びノーザンテーストの強調がマイナス点。
早期の活躍は期待できるが、成長力には疑問が残る。

評価通り、早期から活躍し、5戦3勝2着2回のパーフェクト連対で本番へ駒を進めた。
共同通信杯勝ちからの皐月賞勝利は、恐らくは史上初の快挙。
このローテーションでクリアーできる事自体が同馬が異端である事の証明でもある。

共同通信杯を快勝しているように、洋芝、坂、左回りに問題があるタイプでは無さそう。
問題点があるとすれば、長続きしない好調期を、如何に維持していくか?だろう。
調整としては、牝馬を管理するような感じなのかも知れない。

次は、最大の目標となる日本ダービーだが、史上初、1B評価の皐月賞馬である事、芦毛である事などから、同馬が極端な異端馬であるなら、日本ダービー馬となる要素は少なくないと見える。

鞍上の内田騎手は、皐月賞初勝利。
異様なまでに外を回る各馬をよそに、3〜4コーナーで内を突く好騎乗。
京都外回りでポケットを突くような騎乗を、コーナーの狭い中山でやってのけたセンスは本物。
さすがはダービージョッキーだ。
各馬のコース取り、そして、あの縦長の隊形。
4角先頭が理想の中山にあって、最後方で、しかもワールドエースが見える場所にいての競馬。
タイム感どころか、体全体でレースを感じ、間合いを見定めた結果。
ズバリ間に合った。
続く日本ダービーでも、安定感のある騎乗は、期待できるだろう。

期待した1A馬ワールドエースは、スタート直後に、前の馬に接触し、落馬寸前まで躓いた。
この事が影響しているようにも見えたが、レース全体を見ると、道中は、勝ち馬とほぼ並んで走っており、明暗を分けたのはコース取りだった事は、鞍上の福永騎手のコメントにも現れている。
パドック〜本馬場入場〜返し馬〜ゲート入りと徐々にテンションが上がり、返し馬付近では、力んで走っている姿が確認できた。
名馬の条件でもあるが、能力に比例して気性の荒さが表面化している点が課題だろう。
福永騎手は、一瞬の判断からのコース取り、仕掛けのタイミングにセンスを感じる騎手。
つまり、4コーナーから直線での能力という事。
馬自体やレース全体をプロデュースできるだけの能力は、まだ安定感に欠ける。
人馬共に課題が残る。

3着のディープブリランテは、体付きも良く、万全の態勢で出走。
道中も不利無く走りきっており、鞍上も含めて、実力通りの着順と見て良い。
先行して0.5秒差3着なら、展開の利を得れば逆転圏内で、今後も注意が必要。
ただ、極端にスピード能力が開花しない限り、先行馬なのに展開の助けが必要な点には不満が残る。
岩田騎手は、スタートからゴールまで、これと言ってマイナスの無い騎乗に見えた。
しかし、その騎乗で勝てるのは条件戦まで。
2つ、3つ失ってでも10を取りに行くレースができなければG1では通用しないだろう。

1番人気のグランデッツァは、外枠が大きく不利に働いた。
各馬が極端に外へ集まる競馬をする中で、そもそも大外にいては苦しい。
まともなレースができているとは言い切れず、次に期待。
懸念していた距離の問題は、スタミナ面では足りないが、気性の素直さでカバーできる。

全てのトライアルレース、そして本番と、たったの一回も良馬場で行われなかった今年の皐月賞ロード。
本来、続く大目標の日本ダービーに向けて最も参考とすべきレースだが、一概に鵜呑みにはし辛いレースだった。

コメント(4)

お疲れ様です。いつも見事な考察ですわーい(嬉しい顔)


個人的にゴールドシップに関して感じた意見ですが…今も昔も、どこまで行ってもハイペリオンが強いんだなぁと。

ご存知の様に、ノーザンテースト、プリンスリーギフト共に、ハイペリオンが強い配合ですが、この手の配合は、五十嵐理論の評価通りには、なかなかいかない印象が強いです。

サンデーサイレンスやトニービンは、明らかにこのラインです。

逆にハイペリオンが弱いのは、ブライアンズタイム〜タニノギムレットや、キングカメハメハなんかです。

ノーザンテーストやプリンスリーギフトによって、国内に蔓延した、ハイペリオンを上手く使えるのがどちらかなのかは、言うまでもないと思います。

現在、サンデーサイレンス牝馬の受け皿として、キングカメハメハがリードする生産界ですが、その隆盛も、長くないかと考えます。


ノンサンデーのハイペリオン型種牡馬が、次期リーディングの資格有りではないでしょうか?

飛躍しすぎた投稿、失礼しましたわーい(嬉しい顔)
> セルフィッシュさん

ハイペリオン強いですよね(^^)
まるでダビスタです。

ミスプロ系は、やはりサンデー系の一次凌ぎで、発展性と持続性に乏しい。

ただ、今はこれでも良い気はします。

と言うか、結構選択肢が少ないですよね。

密かにドイツ系に期待してます(^^)
> katsusan0079さん

ですね、まるでダビスタです(笑)

ドイツ系の血の有用さを考えた時に、弱点や欠陥を作らずに、最低限だけクロスする形態が、その要因のひとつだと思います。

ドイツ系=スタミナ型と認識しやすいですが、実際には軽さをプラスしているのが、現状ではないかなとわーい(嬉しい顔)

あと、10年程して血が浸透してくると、余計なクロスが作成されて、重さが強調されてくるかなと。結果、国内では長く生かされるのは、厳しいかなと、予測しています。

昔のロックフェラみたいなイメージです。

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