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馬の映画コミュの西部開拓史

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野球界にオールスターがあるように、NBAにドリームチームがあるように、競馬界に有馬記念があるように、歌謡界に紅白歌合戦があるように、ビジネスホテルの朝食にバイキング料理があるように、キャンディー専門店に好きなお菓子詰め放題があるように(だんだんおかしくなってきたぞ)西部劇にもこの「西部開拓史」がある。
なんだかNHKのおカタいドキュメンタリー番組みたいなタイトルだが、洋題は“How the West was won”〜西部はいかに勝ったか〜みたいな、もっと傲慢で自己中なタイトルだ。そのほうが西部劇っぽい気がする。

まあとにかく出演者を見てよ。ジョン・ウェイン、ヘンリー・フォンダ、ジェームズ・スチュアート、グレゴリー・ペック、リチャード・ウィドマーク、キャロル・ベイカー、カール・マルデン、ジョージ・ペパード、デビー・レイノルズ…ってな具合に錚々たる西部劇俳優&女優がズラリと顔を並べている。
スティーヴ・マックィーン 、チャールズ・ブロンソン 、ジェームズ・コバーンといったあたりが入っていないのは、この作品の2年前(1960)に発表された「荒野の七人」に対抗意識があったからか、あるいは当時はまだ3人は小粒の若手俳優に過ぎなかったからかもしれない。

この映画のすごさはそれだけに留まらない。監督も西部劇の巨匠を揃えた。即ちジョン・フォード、ヘンリー・ハサウェイ、ジョージ・マーシャルという3人が務めている。J.マーシャルという監督を俺はよく知らないが、後の2人は超ビッグネーム。これらの監督が、ある一家3代のそれぞれの時代を担当しながら、全5部構成の大作に仕上げている。時代の流れと世相の変遷を感じながら、いつの間にか西部の歴史そのものを学んでいる。

個人的には、ここまでキャストを揃えたのなら、馬もオールスターにしてほしかった。例えば「駅馬車」を引いてた馬とか、片目のジャックが乗っていた馬とか、まだ生きている往年の名馬も集めたらカンペキだったと思う。

さらに言えば、この映画はかのシネラマ映像によって作られている。3台のカメラを同時に回して撮影し、普通サイズの画面を横に3枚つないで1つの映像にしているのだ。その映像は大きな劇場の大画面に映し出しても荒れることはなく、迫力満点のすばらしさだったと聞く。
難点は、スクリーン上につなぎ目が出てしまうことと、3つの映像の色や明るさを均一にするのが困難なこと。撮影に膨大な時間と設備がかかること。製作に莫大なお金がかかること。上映するために特殊な設備の劇場を必要としたこと等から、間もなく廃れてしまった。数少ないシネラマ作品としても貴重だ。

コメント(2)

すげー!
生きてる間に一度はシネラマを見てみたいもんです。この映画史上最もデラックスな作品ならなおさら最高ですね。

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