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みんなのワールド\(^o^)/コミュの『ともちゃんと私。』

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ともちゃんは、幼稚園の頃から私の友達だ。
中学に入学して同じクラスになったのをきっかけに、私達はすごく仲良しになったんだ。ともちゃんは、優しくておっとりしていて、勉強がとてもよく出来る。
私と、ともちゃんはピクニックに行くのが好きで土曜日学校がお昼に終わると、自転車をこいで海や野原にお弁当を持って行った。
私は、梅おにぎり。
ともちゃんはハムの入ったサンドイッチ。
いつも一個ずつ交換して食べた。

生まれつき心臓が弱いともちゃんは、ゆっくりゆっくり自転車をこぐ。私は、ともちゃんのサラサラとなびく髪を見ながら、ゆっくりゆっくり後を追った。
風になびく、ともちゃんの髪の毛はいつもイチゴの甘い香りがした。



三年生になり私は、受験勉強を本格的にはじめた。私は、国語と英語は得意だったけれど、理科と数学が全くできなかった。
テストで30点取れたらいいほうだ。

ともちゃんは、塾が終わると付きっきりで私に数学を教えてくれるようになった。でも、思うように成績は上がらない。
とうとう私は、ともちゃんに申し訳なくて、そして自分の頭の悪さにいい加減うんざりして泣いてしまったんだ。
『ともちゃん、私のび太よりも大馬鹿だよ。ぜんぜん分からない。公式は覚えられても数字が頭に全く入って来ないんだ。もう、教えてくれなくていいよ。ごめんね、うぐ、うっ、うっ、うぅ。』
ともちゃんは私の手を握って
『はるちゃんは、馬鹿やない!国語と英語は得意やん、この前のフクトの偏差値63以上で先生にほめられてたやん!そうそう、黒柳徹子も数字が苦手らしいよ!でも世界不思議発見でいつも優勝しよるやん!はるちゃん、一緒に頑張ろう!』

『うん、ごめんね。ともちゃん、いつも一生懸命教えてくれてるのに、応えられなくて。でも私、頑張るよ。連立方程式だけは覚えるから!』






それから、私は、
気付くと、ともちゃんを好きになってた。






私は自分の気持ちにショックを受けた。ともちゃんは、女で私も女。気持ち悪い。考えてたら胃がムカムカして何度も吐いた。
2年半、親友のともちゃんを私は好きになってしまった。私、変態だ。変態だし馬鹿だし、もう死にたい。

そうだ、ともちゃんと距離を置こう。
でも、きっと私がいきなり距離を置いたりしたらともちゃんはきっと…きっと…すごく悲しむ。
でも絶対に、絶対に私の気持ちをともちゃんに悟られてはいけない。ともちゃんとの友情の為に。

コメント(40)

ともちゃんはというと、あるバンドのボーカルにお熱だった。CDをたくさん貸してくれたし、クリアファイルにバンドの切り抜きを集めまくってる。私も、そのバンド好きになったと伝えると、ともちゃんはとても喜んで、バンドのポスターをくれた。

ともちゃんは、バンドのボーカルと結婚したいそうだ。

私は、ボーカルに激しく嫉妬した。158センチしかないくせにっ!ともちゃんと身長変わらないじゃないかっ!キィィ〜!くそ!くそ!くそぉおおおおおおおお!

ともちゃんからもらったボーカルのポスターをダーツの的にして、夜な夜なストレスを発散させる日々を送った。
そしてともちゃんは、県で一番偏差値の高い進学校に、私はやっぱり数学と理科が駄目で県で一番下の県立高校に入学が決まった。
ともちゃんは私の高校の制服が可愛くてうらやましい、うちの高校はダサ過ぎるよぉ〜って、愚痴ってた。
卒業式の日、私はともちゃんにバンドのライブチケットをプレゼントした。いつも勉強をみてくれたお礼に。
春休み一緒にライブを見に行った。
いつもおとなしいともちゃんは、顔を真っ赤にして絶叫し、飛びはねまくってた。ともちゃんが倒れてしまうんじゃないかと、私はライブどころじゃなかったな。
その日の夜、ともちゃんに手紙をもらった。
『はるちゃんへ』

ライブのチケットありがとう。
三年間仲良くしてくれてありがとう。
いつも私の机を運んでくれてありがとう。
男子に、からかわれたとき、怒ってくれてありがとう。
花の名前をたくさん教えてくれてありがとう。

はるちゃん、大好き。
これからも ずっと親友でいてね!






うん、ともちゃん。
ずっと ずっと親友だよ。

私はその夜、布団にくるまってたくさんたくさん泣いた。でも、そんなに悲しくはなかった。ともちゃんが、私を友達として大好きって言ってくれたことが嬉しかったから。
高校へ入学し、新しい環境にあたふたしながら月日は流れてた。


私は、アメリカンドラマの主人公(グッド・ルッキング・ガイ)に夢中になりともちゃんへの淡い恋は次第に消えていった。



私が女の子を好きになったのは、ともちゃんだけです。今、振り返ってみると憧れに近い感情だったのかもしれません。




そして、ともちゃんと私に最悪の事件が起きます。
季節は夏になり、高校生活にもすっかり慣れた。
そして夜はほとんど…

黒いポルシェでディランが私を迎えに来る。心配そうに私を送り出すパパとママ。
22時までには帰るから!と、両親に約束してディランのポルシェに乗り込む。
ディランは、高台へ私を連れて行ってくれた。お喋りも途切れがちになり、私の肩に腕をまわすディラン。私は、ドキドキして目を閉じる…

ディランは、高台へ私を連れて行ってくれた。お喋りも途切れがちになり、私の肩に腕をまわすディラン。私は、ドキドキして目を閉じる…


これと、火事から私を救い出すスティーブ、私を巡りディランとスティーブが大喧嘩、といったバージョンの妄想があり、私はこの豪華三本立ての気持ち悪すぎる妄想を脳内でヘビーローテーションしていた。
ある日、ともちゃんと久しぶりに帰りの電車で再会した。


ともちゃんは中学のときよりも髪の毛が伸びて少し、大人っぽくなってた。でもなんだかともちゃんは、疲れているように見えた。厳しい進学校だから勉強に疲れてるのかな。

お互いの近況報告も済みともちゃんは、ぽつり…ぽつりととても小さな声で話しだした。





ともちゃんは、ほとんど毎日電車内で痴漢にあってるらしい。




『そいつの顔、見た?』
『怖くて、後ろを振り向けないよ。』

『うん…。分かる。いざとなったら、体が動かないよね…。』
私も痴漢にあったときは、ただ下を向いて耐え、悔しい思いをするしかなったから。
『声を出そうと思っても、怖くて声が出ないの。今日こそは、今日こそは、って思うんだけど…ね。』
ともちゃんが大人しいことをいいことに痴漢は調子に乗ってるのだろう。
『そうだ!朝は無理だけど、帰りは一緒の電車で帰ろうよ!二人で帰ったら怖くないよ!』

『でも、私いつもこのくらい遅くなるから悪いよ。』

『私も部活があっていつもこの時間になるから大丈夫だよ!』

『はるちゃん部活入ってるんだぁ!意外だぁ〜。何部?』

『しめ縄部…………。地域のジジババに、しめ縄作りを教わってるんだ…ちなみに部員は私しかいないよ。フフ。』
その日からともちゃんと一緒に帰るようになったんだ。
放課後、ともちゃんと街でクレープを食べて、プリクラを撮ったりして遊んでいたら遅くなってしまった。
帰宅ラッシュの電車内はいつもより混んでいて、オジサン達の匂いでむっとしていた。私達は、つり革になんとか掴まり身を寄せあった。しばらく電車に揺られていると、ともちゃんの様子が何だかおかしい。もぞもぞ動いている。お腹痛いのかな?と思って
『ともちゃん?』

『あっ、あの、はるちゃん。』

『ともちゃん顔が赤い!大丈夫?席、譲ってもらおう?』

『大丈夫、大丈夫だから。駅に付いたら話す…。』

ふと、後ろを見ると鶴瓶に似た小太りの男が額に汗をかき、ともちゃんにピッタリとくっついてるではないか!
怪しい。
怪しすぎる。
もしかして、ともちゃんはコイツに痴漢されてるのかもしれない!



あっ………



鶴瓶に似た小太りの男が大胆にも、ともちゃんの腰に手を当てた!

ともちゃんは真っ赤になって俯いたままだ。



鶴瓶に似た小太りの男は、身長も高くがっちりデブ体型。耳が餃子だからきっと柔道か何かしてるんだろう。

怖い。
チビでガリの私なんかワンアタックで殺られそう。
でも、ともちゃんに痴漢する奴は許せない!見て見ぬふりは絶対に出来ない!
今こそ、今こそ、私がともちゃんを助けるんだ!

意を決して私はくるりと回転し、ともちゃんのお尻らへんにある痴漢の太ももに、名札のピンを勢いよくぶっ刺した!
痴漢は『ぎゃあ!』と悲鳴をあげ、後ろに後退。ザワつく電車内。
ちょうど電車が駅に到着し、ドアが開いた。私は、ありったけの力で痴漢にタックルし、ホームに落とすことに成功。無様にコロコロ転がる鶴瓶に似た痴漢野郎。
『この人、痴漢です!助けて下さい!』私が叫ぶと、人が集まり駅員さんもすぐに駆けつけてくれた。
はるかさん、すごい頑張りましたね(^-^)/

続き、楽しみに待ってます。
ザワザワ。ザワザワ。
駅員さんが、
『どうしたんですか!?大丈夫ですか。』

『私、見たんです!この人が痴漢してました!』

『ち、違うんです!!!』
鶴瓶に似た痴漢は叫ぶ。
私は、ブチ切れた。怒りで立ってられないくらいブチ切れた。
『何が違うんだぁああああああああああああああ〜〜あああああああああ!!!鶴瓶が、鶴瓶がっ!!!ともちゃんに痴漢してましたっ!』

『は、は、は、はるちゃん。違う、違うの。』

『いや、この人だよ!ともちゃんにいつも痴漢してたのは!私見た、』

『この人、中西君は、私の彼氏なの…』






『えっ、うえぇぇぇ〜!?』



ザワザワ ザワザワ。


うわー!!!
気になるー♪ヽ(´▽`)/
中西くーん!!!
> ますちゃんさん

読んで頂いてありがとうございます(o^-^o)もうちょい続くのでよろしくお願いします。
りえさんへ

ありがとうございます♪誤字脱字が多くて読みづらいと思いますが、最後まで読んで頂けたらめっちゃ嬉しいですヾ(VεVヽ*)



こここさんへ
こここさんに、読んで頂いて感激です☆初トピ、初めての回想日記なのでコメント頂いて、テンション上がりました!ありがとうございます♪
うそーん!なんじゃそりゃー!
続きが気になりますっ!
絶対「グッジョブ指でOK」だと思ったのに・・・
まさかの彼氏( ̄□ ̄;)!!

続きが気になりますあせあせ(飛び散る汗)
姉ちゃんへ
応援ありがとう(泣)
当時の日記を見ながらゆっくり書いていくねハート



まどりんさん
コメントありがとうございます((* VωV艸)
当時のことを思い出すと今でも『うわぁあああ!』ってなっちゃいますたらーっ(汗)
ますちゃんさんへ
わたしも…絶対そう思ってました(T_T)うぅ…。



●こげ●さんへ
めっちゃ長文なのに読んで頂いてありがとうございます
(pTωTq)ハート
気が付くと、私は誰かにおんぶされていた。
大きくてあったかい…このままずっと背負われてたい…。優しいお父さんの背中みたいだ。
だんだんと意識がはっきりしてきて、私は自分のしでかしたことを思い出した。

薄目を開けると、ともちゃんが
『はるちゃん、大丈夫かねぇ。』
と心配している。


ヤバい、私はあのまま奇声をあげて倒れちゃったんだ!


『ともちゃん、ごめんね。中西さん、もう大丈夫ですから。下ろして下さい。』

『あっ、起きましたか?もうすぐ家ですから、このままおぶってますよ。』

『重いし…二人に…謝りたいので…。』
私は、声が出なくてやっと絞りだした。

『ともも、よく倒れるんですよ。類は友を呼びますね。』

『いえ、本当に大丈夫です。』

私は中西さんの背中からジャンプして降りた。


『はるちゃん、気にしないで。私が、あのときに言えばよかった。だいたい中西君が、鶴瓶に似てるのがいけないんだよぉ〜!』

『中西さん、ともちゃん、本当にごめんなさい!中西さん、本当に何て謝ったらいいか…。中西さん怪我はありませんか?ピンで刺してしまって…どうしよう。』

『柔道で鍛えてますから!ピンで刺されたときはさすがに痛かったけど、こんなもん、唾つけて寝ればよくなりますよ!ハハハ!』

私が、土下座しようとすると、二人は必死にとめた。
『女の子がそんなことしては駄目です!駄目ですよ!僕がいけないんです、はるかさんが痴漢に間違うのも無理ないです!』

『本当に、本当にごめんなさい…。』
私は、ぐちゃぐちゃ泣きながら謝り続けた。

ともちゃんの彼氏、中西さんは、この日ともちゃんと私が一緒にいた為、恥ずかしくてとてもじゃないけれど話しかけられなかったと言う。
しかし、怪しい動きをする男がいた為、ともちゃんにピッタリとくっついてボディーガードをしていたらしい。
中西さんと、ともちゃんに謝まり続けた。
優しい二人は『はるちゃん、気にしないで!』と繰り返し、繰り返し言ってくれた。
しかし、もう…
私は、二人に会わす顔などなくなってしまった。私の顔を見たら中西さんも不愉快になるだろうし、私はともちゃんにだんだんと連絡しなくなってしまった。
ともちゃんはいつも通りメールして来てくれたけど…私は自分を許せなくてだんだんと距離を置いていってしまった。

私は、どうしようもない弱虫。
虫けら以下だ。
ともちゃんを痴漢していた奴が捕まった。そいつは私と同じ町内で二つ上の高校生。受験勉強へのストレスから痴漢を繰り返していたらしい。

しかも、変態痴漢野郎はうちの近所に住んでおり、ばあちゃんのキャベツ畑の入り口にいつも原付バイクを置いていた。何度も、ばあちゃんが邪魔だから退けて欲しいって言ってるのに何日かするとまた置くを繰り返す。

そんなある日の夕方、豚の糞を発酵させた肥料を私は、えいさほいさとキャベツ畑に運んでいた。
畑の入口に変態痴漢野郎のバイクがキラっと光る。そこには、バイクに隠れてエロ漫画を読みふける変態痴漢野郎がいた。

『すみません、邪魔なんでバイクのけてくれませんか?』

「あぁ?」

『だから、バイク邪魔なんで退けて下さい。ここうちの畑の入口なんです。』

「うっせーんだよ、ブス。ばばあ共々、バイクでひいて…」

『こ●すぞ、変態痴漢野郎がぁぁああああああああ゛〜くそったれぇええええええええ!』

私は絶叫しながら豚の糞を変態痴漢野郎の顔面に投げつけた。
『これはばあちゃんの分、そしてこれは…これはともちゃんの分だぁ!豚糞、くらえっっっ!』
「やめろやめろ、うわっ!くっせぇ〜あばば…」
みたいになってると、犬の散歩のおじさんがやってきたので、私は『バイクでひくとかあの人に言われたんですぅぅ!』と、被害者ぶった。


おじさんは変態痴漢野郎をげんこつして、連行してった。

その後、変態痴漢野郎は学校を無期停学となり、バイクは二度とばあちゃんの畑に置かれることはなくなった。


でも、ともちゃんとはそのまま何だか微妙な距離のままで、どんどん時だけが過ぎて行ったんだ。
ちょ〜笑えましたうまい! なかなか人に糞をかける勇気はないわぁ〜ぴかぴか(新しい)ぴかぴか(新しい)ぴかぴか(新しい)  おじさんも糞まみれの男を連れて行ってくれて偉かった!!  女の子なのに男に向っていったダッシュ(走り出す様)はるかちゃんはもっと偉かったね指でOK  
> かず∞さん
ありがとうございますハード普段はあまり怒らないんですけどねぇ〜その時は怒りで覚醒しました///
> 北野金貸さん
アゲて下さってありがとうございます(o^-^o)るんるん
> 夏ママさん
嬉しいです(ρ_;)すごく励みになりますハート

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