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体験型現代美術コミュの猪鼻秀一展「今」=「私」という連続進行し続ける日常的な時空間

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1:作家:多領域芸術作家 猪鼻秀一
2:日時:2012年1月30日〜2012年2月4日 10:00〜19:00

3:展覧会場所:Qギャラリー
東京都中央区銀座1−14−12 楠本第17ビル3F 
Tel&Fax 03−3535−2524 代表上田雄三 

4:作家略歴:京都造形芸術大学において学士修得
SONYアートアーティストオーディション入選、現代日本美術展彫刻部門入選
岡本太郎記念現代芸術大賞入選、POLA美術振興財団在外芸術家研修イタリア派遣
国際交流基金及びフランスセンター共同招聘芸術家企画、朝日新聞文化財団海外展覧会
助成他 黒川紀章銀座8丁目中銀カプセルタワー元住人

(趣旨)
世界に誇る伝統的な日本建築の要素を継承しながらも現代の新しい素材や哲学感覚を取り入れた実験的な現代美術作品を製作する。
     



(内容)
いつの時代も「今」=「私」という限定された時空間の中に存在する「私」は、連続進行し続ける時空間の中で常に生きている。「私」という限定された時空間に存在する「存在」について日本建築独特の家庭的な建築様式であるスライド式のスライドドア(雨戸)を用いて毎日の新陳代謝を計測してみたいと思っている。
         

15年前の夏、千葉の九十九里浜のひなびた別荘地帯を散歩していた時、一軒の平屋の大きな別荘があった。一年以上使われていなかった為か雨戸が閉め切っている状態を観て建物に新陳代謝が行われていないどんより停滞した時間の流れを感じた事があった。しかし、夏の終わりの週末にその別荘に持ち主がやって 来ていつも閉め切っていた別荘の雨戸が全て開かれ非常に解放的且つ新陳代謝を感じる事があった。たまにしか使われない別荘に限らず、一般家庭でも毎日雨戸を開け閉めしたりせず、閉め切った家というものがあり、その大半が元気のない老夫婦だったり、家事が疎かになった問題のある家だったりする。一見、何の変哲もない雨戸の開け閉めだがその家の持ち主の生活感が如実に反映されてしまうのであながち油断の持てない日常生活の行為であると思われる。



私は、これまで襖や障子を使った小迷宮装置を幾つも製作していたがある時、時代に閉塞感を強く感じた事があり、そこから抜け出す事が出来ないかと思うようになった。将来に対する明確なビジョンを持ちながら閉塞感を拭えないもどかしい気持ちに私は、「今」=「私」という限定された時空間に生きる事のもどかしさを感じるようになった。明確なビジョンがあったとしても結果の出て来る近未来は、すぐに手の届かない距離にあり、その距離感は、雨戸一枚分の距離感と感じるようになった。通常雨戸は、横に開いて行くが私は、それを押して行き、空間を広く形成してみたら面白くないだろうかと思うようになった。私は、襖や雨戸を用いた小迷宮空間を製作する事に長けた現代美術作家なので今回、雨戸を使って新陳代謝を活発にした小迷宮空間を製作したいと思っている。

                               

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