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We are Takahashi seminar!!コミュの春休みこんな本を読んだらどうでしょう その1

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 ゼミで授業をしてきましたが,比較文化や日英語比較についてまだまだよく分らないですよね. 新学期には,おすすめの本を紹介するつもりですが,折角の長い春休み,みなさんはいろんな本が読みたくてうずうずしているのではないかと思います.

 3年生は就活がいよいよ本番で緊張と不安でいっぱいかもしれません.しかし,卒論という大きな課題も控えていますし,学生という身分でもあるのでしっかりと勉強や読書もしてほしいなあと思います.

 これからゼミ生になる2年生は,比較文化の面白さを知ってもらいたいので,ぜひ一読をしてみてください.

 ということでこれから随時 これまでの私の読書経験の中から専門書ではなく,文庫本や新書版の本で手に入れやすい本で推薦する面白い本を紹介したいと思います.
 まずは手元にある本から今日の推薦書

 『日本美術を見る眼 東と西の出会い』 高階秀爾 著 岩波現代文庫

 比較文化という観点からは IとⅢ部を読むことをお勧めします.
 I部からの抜粋
  「第一に「うつくし」がもともと愛情表現を意味する言葉であったことから明らかなように,きわめて情緒的,心情的であるということであり,第二に「くわし」「きよし」に見られるように,日本人は,「大きなもの」「力強いもの」「豊かなもの」よりも,むしろ「小さいもの」「愛らしいもの」「清浄なもの」にいっそう強く「美」を感じていたということである.このことは,西欧の美意識の根となったギリシアにおいて,「美」が「力強いもの」や「豊かなもの」と結びついていたのと,対照的であると言ってよいであろう.」(p.5)

日本と西洋の美術作品,特に絵画,を比較して日本人と西洋人の美意識の違いを明らかにしてくれます. その美意識の違いの奥にあるものの見方の違いが,日英語の言語表現の違いにも表れていることに気がついたときにとても幸せな気持ちになったことが思い出されます.

 この春におすすめの一冊です.

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