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季刊26時コミュの連詩 第二回 タイトル未定(続き募集中!)

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第二回 連詩
(現在こちらの作品は、参加者コメントによりこの作品の「続き」を紡いで行く、というスタンスで公開しております。この作品を読んで何か書き足したくなった方は、ドシドシ追記してやってください:D)


彼女はインフルエンスで
コンテンポラリー だから
みんなふるえあがった
おんなじ服を着て
おなじ言葉を話した
いまや彼女がセンセーション
エッジのきいたデザインが
ぼくらから太陽をうばった
                    佐々木



極彩色の無個性が カラスも染める 泥水も光る
アスファルトと水の化合物
地球はつまり 蒼くなんかなかった
                    今野



芋を洗う
どうやら芋を洗うと良いらしい
川の水につけて手でこする
そうすると良いらしい
やってみるとたしかに良い
今まで思いつかなかった自分が馬鹿みたいだ
今日は海に誘われているから
そうだな
芋を持っていってみよう
                    田村



染め上げてしまおう
真っ暗なうちに
涙の色をしらないうちに
日陰を歩いてあの人たちの
デッサンを画き換えてしまおう
狂った等身に目を覚ますまで

モードが走りゆく街に雨がふりはじめた
                    佐々木



塗り潰せ 描き壊せ
ケント紙 板張り 踏みならし
布張り キャンパス 舐めまわし
土気色した笑顔を連れて
黒く流れて白紙になれ
                    今野



純粋とはつまり混沌の極限なのであった
真っ白い地球は快音を響かせると9番ボールと共に片隅の洞穴に消えてゆく
その心地よさ
肩が擦れあう
声が集合する
汗が麻薬だけを残してゆく
                    田村



―満足そうに彼女は画板をながめていた

「そんなに細くしたら折れちゃうよ」
「研ぎ澄ませることが何よりも肝心なの」
「ぼくはもうきみに触れるのがこわいよ」
「なら触らなければいいの。すべては傷つけあうの。それだけが美しいの。」

色を失った鉛筆がナイフでひたすら研がれていく
その音は盲目の人々の耳にやさしく響く
                    佐々木



最後の色は バケツにひそむ
力一杯ぶちまける
舗道の隅のガムの色
水溜りに泳ぐ虹よりひどい
                    今野



ポリフォニックボールという球技の存在を教えてもらった
いや正確に言えばそのルールを
赤色のボールは出来る限り地面から離れぬように転がし
青色のボールは出来る限り地面につかぬように弾き飛ばし続け
自チームの攻撃の時間内にどちらか乃至は両方のボールを
R陣地又はL陣地のセンターライン上を三往復させなければならないらしい
また禁則事項として両方のボールの五回以上の交差、
ライン上でのメインディフェンダーの十秒以上の停止、
相手チームの攻撃の時間内のメンバーの交代、
等が挙げられるという
全てをノートに書き付け終わった所で
試合開始のホイッスルが鳴り響いた
                    田村

「よく遊んでくれてるじゃない。これだからやめられないの」
失われたもののいっさいは
ぼくらを生みおとした
ひとりの女の四肢に宿って
ときおり その美しい肌を見せつける
「セカイは こんなにも簡単なのよ」

佐々木



ああそうだ
ひとつ 重大なことを伝えていなかった

いいかい 絶対に 混じっちゃあいけないよ
けっして 混じり合っちゃあ いけない
渦が逆巻き 水面が荒れても
形を失い 溶け合いそうでも
不可思議の画素に秘められた RとGとBの気持ち
その最後の謎だけは 自分の胸にしまっておくんだ
世界に割り込む図々しさを いつまでも忘れないように

話はそれだけ
ルールが分かったら さあ お行き
                    今野

コメント(3)

芋を洗う
それも海水で洗う
こうすると川の水で洗った時よりも旨い
海の味が芋につくのだ
息子の友人は芋を草で巻いていた
そのまた友人は芋を火にくべていた
どれも旨いらしい
そういえばこのところ
妙な形の芋を見かける
獅子の顔のような形をした芋や
三日月のような形をした芋
今朝は猫の形をした芋まであった
どうも芋が大きく成長するまでの間に
何か工夫が施されているらしい
特に味が違うわけでもないし
海水で洗えば一段と旨くなるのは変わらない
だから気になるということもないのだけれど
何だか薄気味悪いと言えば
薄気味悪いような気もする
一つとして同じ形が無いのも昔からなのだがーーー
                        田村
砥石が悲鳴をあげる
それに気づく者はいない
目を妖しく光らせながら
ただナイフの切っ先ばかりを見つめて
砥石に刃をあてこする

シラレテハナラナイ シラレテハナラナイ

真っ白い月に黒い猫の影がよぎった

                    佐々木

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