ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

THE 半ば面白い話(仮)コミュの夜の密会[長文] (ボッコス)

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
吾輩は露出狂である


夜遅くに、黒いマントで体をかくして
美少女に接近し
油断したところで私の全てをさらけ出す!

最近はやりすぎて警察まで動き出した

だが時が過ぎればまた静かになるだろ

2週間が経過した

いい加減露出しなければ死んでしまう
体がうずうずして今にも目玉が飛び出しそうだ
我慢できない!時は満ちた

遠慮なくいかせてもらうぞ

私は全裸になり、それをマントで覆い隠して仮面をつけた

準備完了

1階で母と妹がまだテレビを見ていた

いい加減寝ろ!っと思ったが
寝るまで待てそうにない
この欲求を我慢すれば私はきっと犯罪者になってしまう
いや、もう犯罪者か?

YES!

私は階段を忍び足でおりた

我ながら足音一つ聞こえない完ぺきな忍び足
もう服部半蔵を抜いたな・・・

そう思った時だった
私は不覚をとった

階段の途中で自分のマントの裾を踏んだのだ

ゴロゴロゴロ!どっかーン!

そのまま私は勢いよく転がりマントもはじけ飛んだ!

当然、妹と母親は大きな物音にすぐ気付き
駆け足でこちに来た!


私「どうやら初戦敗退か・・・」

現実は初戦敗退どころではなかった

母と妹に悲惨な姿で全てを見せつけた結果
家族の縁をきるといわれ
妹に至っては口も聞いてくれなくなった
警察を呼ばれても不思議じゃないのよ!などと説教ばかりされ
父にはカウンセリングを受けさせられ
部屋に3日も監禁された

どうしてわからない!
露出の素晴らしさがどうしてわからないんだ!
もし、地球上で自分一人しかいない状況なら誰だってきっと全裸になるだろ!
そして、僕たちは所詮猿の進化だ!猿は服なんて着ない!
ほんの2時間くらい昔の姿に戻ってもいいじゃないか!

私の師匠はこういった

「全裸で何が悪い!」
これは、有名なジャニーズのグループである一員がいった名言である

私はあの日から、この人のように堂々と生きたいと思った。

なれるさ!
私なら!いや俺ならなれるだろ!真の露出狂に!
負けてたまるか!AV女優レベルの露出に負けてたまるかってんだ!

俺は自分が考案した露出の定義の書を読み直した「ダイソーで買ったノ〜トに書いた」


その1、露出に信念を持て
その2、自分に自信を持て
その3、お前は決して神なんかじゃない!お前は露出狂だ!
その4、何があっても家族を恨むな
その5、捕まったら、そん時はそん時だ!
その6、捕まるなよ俺

くぅう久しぶりに見るとやっぱり力がみなぎる

さて、第2戦の始まりだ
俺は無くなったマントの代わりにベッドのシーツを使った
少しだけ薄っすらとブツが透けているのがチャームポイントだ
それから仮面の代わりに化粧をした
その際寝ている妹の部屋に忍び込んで化粧道具を拝借したのは言うまでもない

ファンデ―ションと口紅を塗りたくった!化粧初心者の俺にしては完ぺき出来だ

おっと、つけまつ毛忘れてた

そして俺は皆が寝るのを待って
階段を下りた

シーツを踏まないように慎重におりた
よしっここまでは順調だ

玄関まで辿り着き扉をあけて出ようとした時だった

「どこへ行くだ!」

オヤジだった・・・
完ぺきだと思われた作戦がもう少しのところで失敗に終わるとは・・・

俺「いや、ちょっとコンビニまで」

オヤジ「何度言わせる気だ!そんな姿でコンビニいけば、お前は犯罪者になってしまうぞ!」

オヤジの怒りは止められそうにない
でも、俺だってこんなところで真面目君演じて生きてくつもりはねーんだよ!
そして俺はオヤジに反論した

俺「やりたいことやって何が悪い!人に迷惑かけたわけじゃないだろ!かってに露出してるだけだ!」

オヤジ「そんなこと聞きたくないわ!警察につかまって人生棒に振るのか!このバカ息子!」

俺「ふっ外で全裸になったくらいで人生終わっちまう世界なら・・・こっちから願い下げだよ!」

オヤジ「お前が何を言っても私はお前の父として絶対に外には出さん!」

俺「俺は信念をもって露出をしてる、悪いが止められるものなら止めて見ろ!このバカ親父!」

そういって怒りが沸点までいった俺は家を飛び出した!
当然オヤジは追ってきたが
所詮は48歳のロートル、俺の敵ではない!

そのまま俺はいつもの公園へ向かった!

ああ、なんて気持ちがいいんだ、人がいればスグにでもブツを見せてやりたい!
誰かこい!誰かこい!

その時だった

俺の目の前に若いカップルが現れた!
俺はそのカップルに向かって突進した!

俺「フォオオおおーーーーー!」

彼氏「ちょっなんか変なの走ってきてる」
彼女「やだ、こわい!助けて」
彼氏「後ろに隠れてろ」

俺「やあ、こんばんわ」

彼氏「警察に通報しますよ?」

俺「まあまあまあ!落ち着いてください、べつに怪しい物ではありません」

彼氏「どう見てもあやしいだろ!」

俺「では、ご覧あれ!後ろの彼女さんもちゃんとコッチ見て!見なきゃ損だよ!」

そういって彼女さんはこっちを見た!
今だ、くらえ!

俺「ディスティニー!!!!」
シーツを放り投げ全てをさらした時に頭のネジが飛んだ

彼氏「近寄るな!ぶん殴るぞテメー!」
彼女「きゃあああああああああああああ」

俺「そのシーツはプレゼントだ!感謝しよう、君たちのおかげで一皮むけたよ」

俺は今や完全体となった
これが完全体の力なのか?今ならなんでもできそうだ!

俺は公園を何周も走り回った!

俺「これだけ走っているのに全然疲れない!シーツをとるだけでこうも違うのか!」

感動して涙まで出た
涙で化粧が落ちて本物の妖怪と化した

すると向こうの公衆便所からサラリーマンのオッサンが出てきた

俺は迷いなくオッサンに向かって全力疾走した

俺「ディスティニーーーーー!!!!!!」

オッサン「うわあああああああああああああ!たったすけてええええええええええ」

俺「私を見てどう思った!」

オッサン「けっ警察呼ぶぞお前!頭イカレとんのか!」

俺「ふっふはははは照れるでない、これが人間の究極形体だ!誇れ!そして涙しろ!貴様が失ったもの全てを思い出せ」

オッサン「ついていけん、私は明日も朝が早いんだ、悪いが帰らしてもらう」

俺「勝手にしろ!この負け犬が!」

俺は公園にあきた、そうだ山へいこう

ここから北に13キロ行けば山に辿りつける
そう思った時だった
パトカーのサイレンの音が聞こえた

いよいよか
山に辿りつけば俺の勝ち
捕まれば全て失う

行くぜ!俺は走った!

俺「うおおおおおおおおお」
すれ違うババアは2度見していた

スナックのママは尻もちついて叫んでた

イケる!今日はイケるぞ!

だが、思いもよらぬ人が私を呼びとめた

オヤジ「タケル!」

俺の名前を呼んだのは父だった
そしてその姿を見て俺は驚いた

父は黒いマントに仮面をしていた、さっきまで俺に怒鳴っていた父が

俺「おとうさん!一体どうしたんですかその姿?」

オヤジ「いいかよく聞け!お前は俺の家族だ!周りからの目なんてどうでもいい!お前が辛い目にあっていたなら、私も父親として同じ思いをする!同じだけのリスクをしょい込む!それが家族ってもんじゃねーのか!このままお前と一緒に捕まるなら、俺はそれで構わない!一人で警察なんかにいかせるもんか!」

俺は、いや私は後悔した
俺のせいでオヤジまで巻き込んで家族に辛い目あわせてしまうなんて!迷惑かけてないつもりだったのに、結局いろんな人困らせんじゃねーか!
こんな所でオヤジを犠牲にするわけにはいかねー!妹のサヤと母のユウコを守っていく義務があんたにはある!
絶対にオヤジを助ける!私の闘争心に火がついた

私「おとうさん!おかげで目が覚めた!家にかえるよ!」
オヤジ「タケル!」
私「けど家までかなり離れたし、もう警察も動きだしてる、だから!僕についてきて!」

その時の息子の目を見て私は感じた
信じよう、例えどんな結果になってもこの子を信じよう

オヤジ「わかった!一緒に家に帰るぞ!タケル!」
私「ああ、とうさん」

それから私達は人気の少ない裏道から家に向かった

途中でスナックのママとすれ違った
スナックのママは気絶していた

おばあちゃんともすれ違った
おばあちゃんは入れ歯を落としていた

サラリーマンともすれ違った
サラリーマンは道端で吐いていた

ようやく公園付近まで来た

遠くから公園を見ると
警察官が2人ほど捜索していた

この公園を通ることができれば、家まではあと400メートルといったところだ

私「とうさん!ここから四つん這いで移動するよ! 」
オヤジ「ああ!」

私がさきに四つん這いになって父が後に続いた
その間私の肛門はずっと父を睨んでいたが
父は何も言わずについてきた

そのまま二人は突き進んだ!
公園を何とか抜けて残りは400メートルの直線だ
いつもは当たると興奮する街灯が今日は憎い
直線を普通に走れば警官はきっと私達に気付く
私は決心した

私「とうさん、家までの帰り道はわかるね?」
オヤジ「もちろんだ」
私「僕が囮になって警察を撒くから、その間に父さんは家まで走って!」
オヤジ「それではお前が捕まる!囮はわたしがやる! 」
私「父さんじゃ囮にもならなんだ!大丈夫!僕を信じて!」

父は何かを決断した顔でいった

オヤジ「わかった、絶対に捕まるなよ!」
私「うん」

私は作戦を父に伝え父と逆の位置に回った
そして叫んだ!

私「ディスティにーーーー!!!!!!!」

警官は驚いてこっちを見た!
そして鬼の形相で追ってきた!

警官A「あいつだ捕まえろおオオおおおおおお」
警官b「おk、今無線で全員に伝える」

まっすぐ走る父の後ろ姿を確認して私も走った!

私「わああああああああああああ!」

警官は足が速かった!でも私はもっと速かった!

そのまま遠回りで家を目指した
途中民家に侵入して犬にほえられたりもした
柵をよじ登って身を隠したりもした!
その間父が家に無事に着いたか心配した
泥だらけになりながら必死に走った
走って走って走って

そして

私は家に着いた
家のカギはかかってなかった

玄関を開けると

そこには父がいた

私「よかった、本当によかった!」
オヤジ「タケル! 」

二人は抱き合った
まさか、裸で父と抱き合うとは夢に思わなかった

その夜は風呂に入ってすぐに寝た

次の日

このことを父は怒ると思った
当然家族皆にも知れ渡っていた
母はどなり散らし
妹は白目むいて沈黙
しかし父はいった

オヤジ「サチコ!タケルはもう大丈夫だ!タケルはもう・・・大丈夫だ!そうだよなタケル?」
私「ああ、もう二度とこんなことはしないと誓うよ」

その姿を見て母は黙り込んだ

それからというもの
家族の関係は回復した
妹とも話すようになったし
母も前と同じように接してくれる
変わったといえば
父が前より優しくなったことかな

おしまい








コメント(5)

露出狂スタートからどうやって和み系家族話に着地したのかスロー再生で見直してもわからんわ!!wwwww
すごい面白かったです!
ニヨニヨし過ぎて心配されました(#^.^#)

お父さんが優しくなって良かったです。

ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

THE 半ば面白い話(仮) 更新情報

THE 半ば面白い話(仮)のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。