TDAcill1PV製作プロジェクトコミュの◆イントロダクション◆

イラストレーションを学ぶ本コースが立ち上がり、はや四年目になりました。
皆さんいかがお過ごしですか？

今は学校での学びをきっかけとして、
それぞれ自分の活躍する場所を作リ続けているかと思います。

一年という短い時間での学び得るものは、正直言えば、
触りに過ぎなかったかもしれません。
実は、卒業後からが本当の学びの時間ですね。

講師や仲間がいた時期とは違い、孤軍奮闘の日々かもしれません。
迷うこと、立ち止まることもあるかもしれません。

そんな時にふと思い出して欲しいのは、
みなさんが費やした、あの一年間。

なにがきっかけで、学校に通い出したのか。
どんな想いを託していたのか。
一年間を終えて得たものは。
今となって、思うこと。

…皆さんそれぞれに、色々あると思います。

忘れて欲しくないことは、あの日の志や思いです。
学校で築くことの出来た人との繋がりも、大切なたからもの。
今とこれからにあなたが思い描いているものも。

それらをカタチにしておきたい。
今回、それを映像で残してみようと思います。

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ぼくらには夢がある。大切に守ってきた希望がある。
あきらめないでずっと温めてきた思いがある。

現実は過酷だ。時間はすぐに過ぎていく。
日々の生活のなか、忘れてしまいそうになる、あの日の、あの想い。
満員電車に揺られて、時計を眺める。
横柄な客をあしらって、頭を下げる。
ひととぶつかって心に擦り傷を作ることもある。
カチカチカチ…
スイッチをパチンと切って、時間を止める。
夜がやってくる。

それでも、ぼくらは夢を培う。
夢は夜ひらく。昔の歌にそんなのがあったけど、
過ぎ去った時間に、うなだれて過ごすなんてつまらないんだ。
空を見上げよう。
やがてくる朝を迎えるために。

そのときのために、ぼくらは絵を描く。
こころを絵筆に託す。

ぼくらは絵を描きたい。
絵を描くことは希望をかたちにすることだから。
絵を描くことは生きることに等しいから。
絵を描くことは地面に縛り付けられた身体を解き放ち、
空に飛び立つことに等しいから。

絵筆は
夢を叶える魔法の杖、
希望を現実にする道具。
絵は
朝が来た時に、彼の地へ飛び立つための羽根。

これまでたくさんの羽根を、ひとつひとつ用意してきた。
折れた羽根もある。ちびて足りない羽根もある。
それでも、たくさん集めることで、僕らは飛べるかもしれない。
朝が来る、そのときのために、
ぼくらは絵筆をふるい、絵を描くのだ。

ぼくらは絵を描く。
そこに描かれるものは、ぼくらの希望、そして
あなたへの大切な思い。