キリスト教と聖書　祖父の考えコミュのキリスト教の本質７　日本のキリスト教の伝道方法についての再検討について

日本のキリスト教会の伝道方法については、再検討する時期が来ていると考えられます。
　私はペルーの人たちに塗装作業を教えたことがありました。日本人は工具を安全に使って鉄板の錆落としをして見せると、直ちに作業を始めます。しかしペルーの人たちはなぜ錆落としが必要なのか。何のために塗装が必要なのか。場所によってなぜ塗料が異なるのか。
真水のタンクにどのような塗料の成分を塗るのか。燃料タンクはなぜ亜鉛分を取り除くのか。海水タンクはなぜコールタールの塗料をぬるのか。油分をなぜシンナーで拭き取るのか。と細かに説明しないと作業に取り掛かってくれないのです。
　そして塗装作業の初めから終わりまでの工程をビデオカメラに記録するのです。帰国して家族や友人に自分が日本で何のために働いていたのか。と説明するのです。
私はヨーロッパ系国民の教育と国民性を目のあたりに見せられました。私たち日本人のキリスト者はキリスト教について、ヨーロッパの人たちのように細部に亘って、キリストの救いについて研究しているでしょうか。神様の考えておられる伝道方法はどのような方法なのか。今までの伝道方法は正しい方法なのか。
と再検討する必要があるのではないでしょうか。
聖書はどのように記しているのでしょうか。
キリスト教の救いを理解してゆくためには、特に、神様が人に魂を創造して与えられたことを知っておく必要があります。
『信仰の結果である魂の救いを得ているからです。』１ペテロ１：９。この聖句は、キリスト教の救いは魂が救われることを意味していることを記していました。
創世記１：２６に主は『我々に似せて人を造ろう。』と仰せになりました。２：７に『神である主は、土地の塵で人を形造り、その鼻に命の息を吹き込まれた。そこで人は活き者となった。（そこで人は魂をもつ者になった。英語訳。）と記されていました。
　魂と言うヘブル語の意味を、新聖書辞典を参考にして調べてみました。ヘブル語では、神様と同じ資質である神聖な霊と神聖な永遠の命と、神聖な性質と神聖な心と良心と肢体を一体として創造されたと、言う意味になっていました。
　活き者となったと言うことは、神様の役に立つことができる者となった。と言う意味でありました。
　ローマ８：２９には、御子キリストの姿に似せられて形造られることを記していました。英語では御子の姿に形造られることを、イメージと記されていました。英語ではイメージとは鋳型で同じ形と性質に造られる。という意味がありました。

　アダムは罪を犯したとき、その魂は異常な状態に変化したのです。神聖な霊は汚れたアダムから離れてゆきました。永遠の命は地上で滅びることになりました。神聖な性質と神聖な心と良心と肢体は、２４時間罪を犯す原罪の力を帯びて、罪を犯し続ける罪の奴隷となったのです。そして、良心は邪悪なものに変化したのです。
　マルチン・ルターは、「人の自由意志は、アダムの罪に支配されているので、２４時間罪の奴隷となっているのである。」と説いていました。ローマ８：２罪と死の原理＝ｌａｗと記されている聖句の解説。
　英語でｌａｗとは、２４時間働き続ける法則の力をもつものを総称していました。主なる神様と御使い、サタンと悪霊と、人の内にある罪を犯し続ける性質と心と肢体と、法律と律法と、引力の法則を意味していました。
　私たちがアダムから受け継いでいる罪は、代表者制度と言う法律が適用された結果でありました。代表者制度とは、組織の代表者が行った行為は、組織の全員に適用される。という法律でした。

　アダムは人類の祖先であり、人類の代表者でありました。アダムは人類の代表者として罪を犯したのです。その罪の行為は全人類に適用されて、罪が全人類に入り込んだのです。ローマ５：１２。尾山令仁先生の聖書の教理ｐ２２１。に記されていました。
　聖書は、創世記１〜２章と、キリストの十字架の身代わりの死と復活の御業と、アダムの復活を信じた信仰の代表者として、大祭司が年に一度至聖所に入り国民の代表者として罪の献げ物を供えた行為に代表者制度が適用されたことを記していました。

　創世記１：１には、三位一体の神様の名をエローヒーム記していました。１章４節からは三位一体の神様の代表者として立てられた神様の名をヤハウエー＝主と記していました。
　三位一体の神様は代表者制度と言う法律を制定されて、ご自身と人に適用されたのです。
　創世記１章４節から代表者と立てられたキリストが天地万物の創造を行われました。その行為はヘブル文化の代表者制度の適用と言う考え方に従って解釈すると、御父と聖霊様も天地創造の御業を行われたことを記していたのです。

　聖書は、神聖な正常な魂と、異常な状態に変化した的外れの＝罪の魂があることを記していたのです。
　主は、魂を一体として造られました。従って、魂を分析して分解することはなさいません。魂の資質を入れ換えたり、改善したり改造することはありません。
　私たちは心を入れ換えたり、考え方を変えることができる。生まれ変わることができる。と思っています。
　悔い改める。と言うことは心をチエンジすればよいのだと考えている人がいます。
　キリスト教は、異常な魂を神聖な魂に入れ換えることを

（ここで文が切れていますが、一度魂を捨てて新しい魂をもつのだという様なことを話していたことがありました。）


　東洋人は良心は一つであると思っています。ヘブル１１：２２には『邪悪な良心』と記されています。キリスト教国では良心には二つの種類の良心があるというのです。日本人が「良心に従って行動しよう。」と国際会議で提案します。」と言っても、どちらの良心なのか。と反論されるのです。



　私たちは、キリストの復活を信じると永遠の命が与えられると思っています。永遠の命は魂と一体になっていますから、神聖な霊と、神聖な性質と心と良心と肢体を与えられていることを確信していなければなりません。それらが宿っている神の子としての信仰告白と信仰生活となって現れるとき、私たちは救われていると認められるのです。
　永遠の命が与えられていると信じているだけでは救われているとは言えないのです。聖書が魂の救いを説いているのですから、魂の救いについての理解を知っている必要があるのです。

　聖書は、魂の救いはキリストの十字架の死を通して与えられることを記しているのです。キリストの十字架はアダムが犯した罪を滅ぼす全能の力として働いたのです。
　アダムの犯した罪は、魂を異常なものに変化さしたのです。異常に変化した魂は滅ぼされ機能停止されたとき、私たちの内に２４時間働いていた罪は力を失ってしまいました。
　ローマ６：６に『罪の肢体が滅びて、もはやこれからは罪の奴隷ではなくなることを、私たちは知っています。』と記されている意味は異常な魂が滅ぼされて肢体の機能が停止したことを記していたのです。
　その結果、私たちは罪を犯すことができなくなったのです。罪を犯すことができなくなると、私たちの肢体は罪の奴隷ではなくなり、罪から解放されたのです。
　そして、新しい魂が創造されて与えられることになりました。古い異常な魂がキリストの死によって私たちの内で滅ぼされ、取り換えられることになったのです。
　永遠の命はキリストの十字架の死を通して与えられることになったのです。それですから、キリストの十字架の死を正しく理解していなければ、永遠の命を与えられないのです。
　私たちは、人の言い伝えだけを信じているなら信仰をもっているとは言えないのです。自分の信仰について弁明できるように聖霊様に導いていただく必要があるのです。

私たちの肢体の中には、神聖な霊が命と性質と心と良心を導く原動力と
特に原理について、詳しく解説している日本語の聖書辞典や信仰解説書は見つかりませんでした。また、英語新約聖書からキリスト教用語を解説してくださることもありました。　
　英語辞典はヘブル語やギリシヤ語のキリスト教用語を多く記しているのでとても参考になりました。
　私はアンドリュー・マーレーの「キリストの御霊」やウオッチマン・ニーの「キリスト者の標準」やチョー・ヨンギの「四次元」などで啓示が与えられることを知りました。私は聖霊様の満たしを受けてから、主の御声によって語りかけられる経験をしました。



　この経験は私の信仰を１８０°変えられることになりました。聖書を読むときは「私に必要な信仰を与えてくださるために、無学な私のために聖書の御言葉を解き明かしてください。」とお願いするようになりました。
　パウロは、１コリント２章で私たちは啓示を受けて聖書を読むように薦めていました。その方法がノーマルな聖書の読み方でありました。
　現在の日本のキリスト教会では、御霊に満たされる経験を教えることができない教職者が多いために、啓示を受けることができません。
　それは御霊に満たされることと、啓示を受けられると言う、キリスト教の本質を失っていることを意味していました。
　聖書は、御霊様に満たされた経験をもっている信徒に宛てて記されていました。クリスチャンとは聖霊様に満たされている信徒を意味していました。