フランス語のフランス映画であり普通は英語で話される作品でみかける主役のクリスティン・スコット・トーマスを前にもフランス映画でみたことがあるような気がしたのだがそれがどれだったのか思い出せない。 それもスコット・トーマスの先輩であるシャーロット・ランプリングの「まぼろし、原題;SOUS LE SABLE 英題;UNDER THE SAND (2001)」や「スイミング・プール、原題;SWIMMING POOL (2003)」と似たような肌合いをもっているからかもしれず、それがハリウッド映画が席巻する中でときおり観るフランスの優れた映画がもつ、それぞれ似たような肌合いをも共通して感じられるからかもしれないとも思う。 それぞれある種知的な内容を含むことでも共通しているからか例えそれぞれの話が異なっていても肌合い、匂いは変わらない。 それがフランス映画というものだろう。