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公開前の映画情報コミュのレスラー

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「レスラー」 The Wrestler
 09年6月13日、シネマライズほか公開
 08年アメリカ・フランス  日活配給
 上映時間:109分  日本語字幕:太田直子
 監督:ダーレン・アロノフスキー
 出演:ミッキー・ローク、マリサ・トメイ、エヴァン・レイチェル・ウッド
    マーク・マーゴリス、トッド・バリー、ワス・スティーヴンス
    ジェダ・フリードランダー、アーネスト・ミラー、ディラン・サマーズ
 http://www.latigid.com/site/official/thewrestler/


かつてのセックスシンボルも、ボクシングに手を出して(といっても若い頃やってたらしいが)からは落ち目の一途。一時は安アパートの5万円の家賃支払いにも困ったほどだったというミッキー・ローク。そんな彼の起死回生の1本となった作品です。全部で54の映画賞に輝いたこの作品、ロークはアカデミー賞主演男優賞こそ逃しましたが、受賞した壇上のショーン・ペンから「彼は兄弟だ」と称えられたのは記憶に新しいです。監督はほかに「ファウンテン 永遠につづく愛」など。

<あらすじ>
人気レスラーだったランディは、スーパーでアルバイトをしながら、かろうじてプロレスを続けていたが、ある日長年のステロイド使用が祟り、心臓発作を起こしてしまう。病院のベッドで目覚めたランディは、医者にリングに立つことを禁じられる。妻とは離婚し、一人娘のステファニーとも疎遠で、ひとりになってしまったランディ。せめて娘との関係だけは修復しようとするが、冷たくあしらわれ、さらに好意をもっていた顔なじみのストリッパー・キャシディにも振られてしまう…。
(「cinema cafe.net」より引用)


いやぁ〜、ここまでストレートな浪花節映画を久々に見ました。「止めてくれるな、おっかさん、行かねばならぬ、行かねばならぬのだ〜」ってね(知らないか)。

ミッキー・ロークはほぼ画面に出ずっぱり。とにかく、まさに彼のための映画です。

主人公は一時マジソン・スクエア・ガーデンを一杯にするほどのスターレスラー。しかし、寄る年に勝てず、今やドサ回りで糊口をしのぐ毎日。普段はスーパーの荷物運びで生計を立て、貧困の象徴であるトレーラーハウスに住み、家族とも音信不通。密かに思いを寄せ、心の支えにしているのが、場末の年を食ったストリッパーというのも泣かせるじゃないですか!?

そんな彼が最後に一花咲かせようと、命を省みずリングに立つ……。栄華を極めながらハリウッドから干され、落ちぶれたミッキー・ローク自身の姿そのままです。だからこそ、悲壮感や決意に説得力がある。監督がスタジオと衝突してまで彼の起用にこだわったのもわかります。彼が演じていなければ、ここまで感動は呼ばないだろうし、話題にもならなかったはず。

そんな監督の期待に応えるかのように、ミッキー・ロークも3ヶ月の特訓でレスラーの体型と技を身につけ、生傷だらけになりながら本物のレスラー相手に奮闘しています。試合のシーンの迫力は本物顔負けだし、試合の前後に見せるレスラー同士の温かい交流シーンも微笑ましい。

ほとんど説明口調のセリフや解説がないのも好感を持ちます。娘の幼い頃の写真の裏に書かれた電話番号が、幾重にも消されては書かれている……こんなシーンでずいぶん連絡を取ってないのがわかる。そういう演出が洒落ています。

主人公が思いを寄せる女性役のマリサ・トメイは半分以上脱ぎっぱなし。そりゃ、ストリッパーだから仕方ないか。けど、44歳とは思えない若々しいお色気を振りまいています。ドロドロに熟れ切った、来週アップ予定「愛を読むひと」のケイト・ウィンスレット(33歳)とは大違いだ(笑)。

……いやぁ、やっぱり彼には主演男優賞を取って欲しかった。


私的採点:4.0点(5点満点)


                  09年3月13日 スペースFS汐留

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