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公開前の映画情報コミュのガマの油

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「ガマの油」
 09年6月6日、丸の内TOEI?ほか公開
 ファントム・フィルム配給  上映時間:131分
 監督:役所広司
 出演:役所広司、瑛太、澤屋敷純一、二階堂ふみ、八千草薫、益岡徹、小林聡美
 http://gama-movie.com/


<あらすじ>
1日に何億も稼ぐ(自称)デイトレーダーの矢沢拓郎には、気立てのいい奥さん・輝美と、真面目で優しい息子・拓也がいた。ある日起きた“悲しい出来事”がきっかけで、拓也の携帯にかかってきた恋人・光からの電話に出てしまい、思わず拓也のふりをしてしまった拓郎。電話の相手を拓也と信じている光に本当のことを言えなくなり、意外な展開にあたふたしている拓郎の目の前に、子供の頃に出会った“ガマの油”売りのおじさんが現れる……。
(「goo映画」より引用)


役所広司、初の監督作品です。シリアスな演技はもちろん、黒澤清作品のホラーや近作では「パコと魔法の絵本」まで、さまざまな役をこなす役所広司がメガホンを取ったら、一体どんな作品ができるのか。興味津々で出かけたのですが……。

一応、ファンタジー風なんですけど、なーんかパッとしないデキなんですよ。TVドラマ見ているみたいな。

画面をまん真ん中で2分割して電話する2人の顔を並べたり、2人で会話するシーンで片方の後頭部越しに顔を撮ったり、といったカット割りはTVドラマでよく見られる手法。大画面でこれをやってしまうと、スケールが小さい印象になっちゃうんですよね。どこかもっさりした演出もTVドラマ風だし。

役所が「幼いころに見たガマの油の口上をもとに作った」という物語は、ありがちな「生と死」「喪失と再生」というテーマ。これもどうにもパッとしない。ありきたりな題材で撮るなら、もう少し仕掛けや工夫がほしかったなぁ。「ガマの油」が仕掛けや工夫だとしたら、ツライぞ。  

家壁の白、車の赤、庭の緑、分け入った山で咲いていた黄……といった色彩で、映像のメリハリをつけてはいるんだけど、その分け入った山で起きた出来事を見たら……予算がなかったんだろうなぁ、としみじみ同情してしまいます。

そう考えると、拓也の親友役で重要な役どころの三郎役に、セリフもロクにしゃべれないK−1ファイター(澤屋敷純一)を使った意味も判る気がする。

唯一よかったのは音楽かな。「タブラトゥーラ」(ヨーロッパの古楽器を使った84年結成のバンド)のどこか懐かしい素朴なメロディーは耳に残りました。


私的採点:1.5点(5点満点)


               09年4月20日 映画美学校第1試写室

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